北欧の美しい街、ヘルシンキ。フィンランドの首都であり、バルト海に面したこの都市は、歴史と現代が調和する魅力的な場所です。古い街並みと最新のデザインが共存し、訪れ…

フィンランドの代表的な料理16選!定番料理・伝統料理からスイーツまで
フィンランドは、豊かな自然と四季折々の風景だけでなく、独自の食文化でも知られています。フィンランド料理は、シンプルながらも素材の味を活かした料理が多く、北欧の自然が育んだ新鮮な食材をふんだんに使用しています。この記事では、フィンランドを訪れた際にぜひ味わってほしい代表的な料理16選を紹介します。伝統的なスープやシチュー、心温まる家庭料理から、フィンランドならではのスイーツまで、幅広く取り上げています。これらの料理は、フィンランドの風土や歴史を感じさせる一品ばかりで、現地の人々の暮らしや文化を垣間見ることができます。フィンランドの美食を堪能するためのガイドとして、ぜひ参考にしてください。
2024年07月08日更新
フィンランドの食文化
フィンランドの食文化は、厳しい北国の気候と豊かな自然に根ざした素朴でシンプルな特徴を持ちます。主食はライ麦パンを中心としたパン類で、根菜、魚、ベリー類、きのこ、乳製品が重要な食材となっています。料理は素材の味を活かし、塩胡椒以外の香辛料はあまり使わず、乳製品やハーブで風味づけをする傾向があります。フィンランド人の食生活は1日4〜5食が一般的で、早い時間の夕食後に軽い夜食を取ることも珍しくありません。また、スウェーデンやロシアの影響を受けつつも、グラービロヒのような生魚を食べる独自の食文化も発展させています。フィンランドのおすすめ料理16選
クリーミーなサーモンの温かさ「サーモンスープ」

ジューシーで香ばしい「ミートボール」

ディルが香るマリネサーモン「グラーヴィロヒ」

ビーツが彩るフィンランド風サラダ「ロソッリ」

心温まる伝統のエンドウ豆スープ「ヘルネケイット」

優しい風味の魚介スープ「ロヒケイット」

柔らかいトナカイ肉のシチュー「ポロン・カリストゥス」

家庭の味を感じるミートボール「リハプッラ」

キャベツのロールキャベツ「カーリカーリュレート」

風味豊かな発酵ニシン「ハパンシラッカ」
ハパンシラッカは、フィンランド語で「酸っぱいニシン」を意味する伝統的な発酵魚料理です。この料理は、ニシンを塩漬けにして発酵させることで独特の風味を生み出します。発酵の程度によって味わいが変化し、シュワシュワとした食感が特徴的です。ハパンシラッカは、スウェーデンの有名な発酵魚「シュールストレミング」に似ていますが、発酵の程度がやや控えめで、酸味もそれほど強くありません。フィンランドの食文化において、この発酵ニシンは独特の風味を楽しむ珍味として位置づけられており、地域の食文化の多様性を示す一例と言えます。カリッと焼き上げた小魚「パイステットゥ ムイック」

香ばしいライ麦のパイ「カレリアパイ」

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カレリアパイ(Karjalanpiirakka)は、フィンランドの伝統的なソウルフードとして知られる香ばしいライ麦のパイです。薄いライ麦の生地で牛乳粥やジャガイモなどのフィリングを包み、オーブンで焼き上げます。このパイは、朝食や軽食として人気があり、フィンランドのクリスマスの食卓にも欠かせない一品です。カレリアパイの特徴は、甘くない食事系の軽食であることで、フィンランド語ではカルヤランピーラッカとも呼ばれています。調理時間は約50分程度で、家庭でも手軽に作ることができます。カレリアパイは、フィンランドの食文化において重要な位置を占め、その素朴な味わいと実用性から、日常的に楽しまれている伝統料理です。
風味豊かな魚とベーコンのパイ「カラクッコ」

濃厚なフィンランドのチーズ「レイパユースト」

シナモン香るフィンランド風ロール「コルヴァプースティ」

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。フィンランドの「フィーカ」と呼ばれるコーヒーブレイクの時間に欠かせない人気のおやつです。生地には牛乳、イースト、塩、砂糖、カルダモン、小麦粉、バターなどが使用され、手でこねて作ります。スウェーデンのシナモンロールとは形が異なり、フィンランド独自の巻き方で作られるのが特徴です。コルヴァプースティは、その香り高い風味と独特の形状から、フィンランドの食文化を代表する菓子の一つとして広く親しまれています。
甘酸っぱいブルーベリーパイ「ムスティッカピーラッカ」
