北欧にはまるで絵本から抜け出したようなメルヘンでカラフルな景観を楽しめる街がたくさんあります。色鮮やかな建物が続く街並みは、日本の都市ではなかなか見ることができ…
息を飲む美しさが広がるヨーロにある世界の美しい村10選
ニョーヨークやパリなどの世界の大都市巡りも魅力的ですが、美しい自然に囲まれた田舎町の旅は格別です。その国独特の文化が色濃く残り、他では得られない喜びがあります。またガイドブックには載っていない素朴な魅力に満ちた村々で、先祖代々受け継がれた文化が息づいています。ヨーロッパには未知の美しい光景が広がっており、絵葉書のようなフォトジェニックな写真が撮れること間違いなしです。そこで今回は世界中にある美しい村をご紹介いたします。
2023年08月04日更新
世界で最も美しい村10選
イア地区(ギリシャ・サントリーニ島)
ギリシャのサントリーニ島北西部に位置する「イア地区」。イア地区は、白い建物とブルーのドームの教会が美しい小さな街です。街自体はコンパクトで、お散歩感覚で気ままにぶらぶらと歩くのに最適で、中心部のフィラよりも静かで、ゆっくりとした時間が楽しめます。夕陽が見える大人気スポットで、「世界一」と称される夕陽を見るために多くの観光客が訪れます。メインストリートには洗練されたオシャレなレストランやカフェ、可愛らしい雑貨のお土産屋さんが並び、メルヘンな雰囲気が漂っています。断崖絶壁の上に立ち並ぶ白壁の家々が、絶景を作り出しています。
リクヴィール(フランス)
フランスのアルザス地方にブドウ畑に囲まれた牧歌的な小さな村「リクヴィール」。リクヴィールはアルザス・ワイン街道の中でも特に魅力的な場所の一つです。カラフルな壁の家々が並ぶメインストリート、グラン・リュは、おとぎの国のような雰囲気を醸し出しています。観光客が多いものの、一歩裏通りに入ると静かな村の風情が感じられます。村は標高230mから936mにかけての山岳部に築かれ手織り、防御上の理由で斜面に村が造られました。村の形は長方形で、一番長い直径も300mほど。この人口1200人の町には、毎日数千人の観光客が訪れ、ワイン畑が広がる美しい風景を楽しんでいます。コルマール(フランス)
フランス東部のアルザス地方に位置する中世の景観が残る美しい村「コルマール」。木組みの住宅と石畳の道が特徴で、旧市街には温かみのある建物が点在しています。第二次世界大戦での戦禍を免れ、貴重な街並みが現存しており、アルザスワインも世界的に有名です。ドイツとフランスの文化が融合した街並みは、馬車での観光も楽しめ、メルヘンな雰囲気が広がっています。アニメ「ハウルの動く城」や「美女と野獣」のモデルにもなったコルマールは、そのカラフルで魅力的な世界観で、多くの観光客を引きつけています。ゴルド(フランス)
フランスのプロヴァンス地方にある「鷲の巣」のように佇む絵葉書のような村「ゴルド」。ゴルドは、リュベロン自然国立公園の山々を眼下に、ヴォクリューズ山地の丘の頂上に位置し、緑の木々と畑が織りなすモザイク模様に囲まれた美しい景観が広がっています。石造りの家々と岩肌が見事な調和を見せ、特有の曲がりくねった石畳の坂道を登ると、ゴルド城前の広場で人々が泉の周りで会話を楽しんでいます。このロマンティックな光景が広がるゴルドは、「フランスの最も美しい村」の一つにも選ばれ、人気の観光地となっています。オルタ・サン・ジューリオ(イタリア)
イタリア湖水地方に位置する美しいオルタ湖の東岸に静かに佇む魅力的な村「オルタ・サン・ジュリオ」。湖に浮かぶ幻想的なジュリオ島と、世界遺産に登録される丘の上の礼拝堂群が人々を魅了しています。この地域は「神の水彩画」と称賛され、完全な調和の風景が広がります。湖畔の町オルタ・サン・ジュリオには、世界遺産の聖地サクロ・モンテの礼拝堂群があり、ミシュラン二つ星のレストランも人気です。ジュリオ島には12世紀の教会があり、壁一面に描かれた見事なフレスコ画が残るなど、歴史と自然の美しさが共存する、感動的な景観が楽しめる場所になっています。