ポルトガルは漢字で「葡萄牙」と表記されます。この漢字表記は、広東語の発音「ポウトウガー」に由来し、19世紀の中国南部で生まれて日本に伝わりました12。「葡萄牙」…

ポルトガル・リスボンのおすすめ観光スポット10選!定番から穴場まで紹介
ヨーロッパ最西端に位置するポルトガルの首都リスボンは、歴史と文化が息づく美しい港町です。七つの丘に広がる街並みは、色鮮やかなタイル装飾の建物や石畳の路地が魅力的で、どこを歩いても絵になる風景が広がります。また、世界遺産の修道院や古城、伝統的なトラム、市場やグルメスポットなど、見どころが満載。さらに、少し足を延ばせば美しいビーチや絶景スポットも楽しめます。そんなリスボンには、初めて訪れる人にもリピーターにもおすすめの観光地が多数あります。そこで今回は、そんなポルトガルのリスボンのおすすめ観光スポットをご紹介します。
2025年02月17日更新
リスボンの魅力とは?
ポルトガルの首都リスボンは、歴史と現代の魅力が融合した美しい街です。7つの丘の上に広がる街並みには、古代ローマ時代から続く多様な文化の影響が息づいています。世界遺産のジェロニモス修道院やベレンの塔などの歴史的建造物が点在し、アルファマ地区の石畳の路地とパルケ・ダス・ナソエンス地区の近代建築が見事なコントラストを描きます。新鮮な海産物料理や名物スイーツパステル・デ・ナタも外せません。年間を通じて温暖な気候と、テージョ川や大西洋を望む絶景も魅力。リスボンは、訪れる人を魅了し続ける唯一無二の都市です。リスボンの基本情報
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 正式名称 | リスボン(Lisboa) |
| 面積 | 100.05 km² |
| 人口 | 約54万人(2021年) |
| 首都 | ポルトガルの首都 |
| 時差 | 日本より-9時間 |
| フライト時間 | 約16〜18時間(乗継便) |
| 公用語 | ポルトガル語 |
| 通貨 | ユーロ(EUR) |
| 物価 | 日本と同程度かやや安め |
| 電源プラグ | タイプC・F(電圧230V・周波数50Hz) |
リスボンへのアクセス方法・行き方
リスボンへのアクセスは主に空路が一般的で、市内中心部から約6kmに位置するリスボン・ポルテーラ空港が玄関口となります。ヨーロッパ各地から直行便が運航されており、日本からはフランクフルトやロンドン経由が一般的です。空港から市内へは、地下鉄(約21分/€1.4)、アエロバス(€3.5で乗り継ぎ可能)、タクシー(約€17~23)、UberやBoltといった配車サービスなど、便利な移動手段が揃っています。特にタクシーは定額制バウチャーを利用すると安心です。アクセスの良さも、リスボン観光を快適にするポイントの一つです。リスボンのおすすめ観光スポット10選
歴史的なエレベーターで街を一望「サンタ・ジュスタのエレベーター」
サンタ・ジュスタのエレベーターは、1902年に完成した高さ45メートルのネオゴシック様式の鉄製エレベーターで、エッフェル塔の設計者の弟子によって設計され、低地のバイシャ地区と高地のバイロ・アルト地区を結ぶ交通手段として長年親しまれ、レトロな木製キャビンに最大29人が乗車できるほか、最上階の展望台からはリスボンの街を360度一望できる絶景が広がり、国の重要文化財に指定され現在も現役で稼働し、リスボアカードを利用すれば無料で乗車でき、上からアクセスすると待ち時間を短縮できる裏技もある、リスボンを象徴する観光スポットの一つです。大航海時代の栄光を伝える世界遺産「ジェロニモス修道院」
ジェロニモス修道院は、ポルトガルの大航海時代の繁栄を象徴する壮麗な建造物で、1502年にマヌエル1世の命によりヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓を記念して建設され、海洋をモチーフにした繊細な装飾が特徴的なマヌエル様式の最高傑作とされ、純白のレース細工のような美しい回廊やヴァスコ・ダ・ガマの棺が安置された聖母マリア聖堂、24体の聖人像が並ぶ壮麗な南門、海や船、動植物の彫刻が施された内部装飾など見どころが豊富で、1983年にはベレンの塔とともに世界遺産に登録され、ポルトガルの航海技術と開拓精神を今に伝える貴重な文化遺産となっています。テージョ川に面した壮麗な広場「コメルシオ広場」
コメルシオ広場は、リスボンの中心部に位置し、テージョ川に面した壮大な広場で、1755年のリスボン大地震後にマルケス・デ・ポンバル首相の指導のもと再建され、ポルトガルの商業と繁栄の象徴となり、中央にはドン・ジョゼ1世の堂々とした騎馬像が立ち、南端には「商人の門(アルコ・ダ・ルア・アウグスタ)」と呼ばれる象徴的な凱旋門がそびえ、18世紀の壮麗な建物に囲まれた均整のとれた建築美を誇るほか、1974年の「カーネーション革命」の舞台としても歴史的意義を持ち、カフェやレストランが軒を連ねる憩いの場として観光客や地元の人々に親しまれています。テージョ川の公女と呼ばれる要塞「ベレンの塔」
ベレンの塔は、リスボンのテージョ川河口に位置する16世紀の要塞で、「テージョ川の公女」とも称される優美な建造物として知られ、1515年から1521年にかけてマヌエル1世の命によりリスボンの防衛と船舶の監視を目的に建設され、海洋モチーフの装飾が施されたマヌエル様式の建築が特徴で、高さ約35メートルの6層構造の内部には大砲や水牢が残され、要塞としての歴史を今に伝え、1983年にはジェロニモス修道院とともに世界遺産に登録され、塔の上からはテージョ川の絶景を望むことができるなど、ポルトガルの大航海時代の繁栄と探検精神を象徴する重要な歴史的建造物として、多くの観光客を魅了し続けています。黄金色の街並みを望む絶景スポット「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」
サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台は、リスボンの「バイロ・アルト」地区にある人気の絶景スポットで、赤レンガ屋根が連なる街並みや青いテージョ川、リスボンの象徴であるサン・ジョルジェ城を一望でき、特に夕暮れ時には黄金色に輝く街並みと川のコントラストが美しくフォトスポットとしても有名で、緑豊かな公園内に併設されたカフェで休憩ができるほか、グロリア線ケーブルカーの終点からすぐの便利な立地にあり、某テレビCMの撮影地としても知られ日本人観光客にも人気が高く、入場料無料で24時間いつでも訪れることが可能な魅力的な展望台です。リスボンを見守る古城「サン・ジョルジェ城」
サン・ジョルジェ城は、リスボンの最高地点に位置する歴史的要塞で、10〜11世紀にイスラム教徒によって建造され、1147年にポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケスによって奪取され、14世紀から16世紀にかけて歴代ポルトガル王の王宮として使用された歴史を持ち、城壁の上を歩きながらテージョ川やオレンジ色の屋根が広がる街並みを360度見渡せる絶景スポットとして人気があり、城内には考古学博物館が併設され古代からの遺跡が展示されているほか、敷地内には美しい野生の孔雀が放し飼いにされており、歴史と自然が融合したリスボン屈指の観光名所となっています。迷路のような石畳の街並み「アルファマ地区」
アルファマ地区は、リスボンの旧市街として知られ、1755年のリスボン大地震の被害を免れたことで古い街並みが今も残り、狭い石畳の路地や階段が迷路のように広がり、テージョ川からサン・ジョルジェ城までの丘陵に独特の景観を形成し、イスラム文化の影響を受けた曲がりくねった路地やアズレージョと呼ばれる装飾タイルが彩る建物が点在し、サンタ・ルシア展望台やポルタス・ド・ソル広場からの絶景を楽しめるほか、ファドを楽しめる伝統的な酒場やレストラン、リスボン大聖堂などの歴史的建造物もあり、観光客と地元の人々の生活が共存するリスボンらしい魅力が詰まったエリアとなっています。リスボン最古の聖堂「リスボン大聖堂」
リスボン大聖堂は、1147年に建設が始まり、1240年に完成したポルトガル最古の聖堂の一つで、正式名称は「サンタ・マリア・マイオール・デ・リシュボア大聖堂」といい、ロマネスク様式を基調とした要塞のような外観が特徴で、正面には二つの壮大な塔と美しいバラ窓が配置され、内部には14世紀の聖母マリア像や16世紀の聖ビセンテ祭壇などの貴重な芸術作品が保管され、ロマネスク、ゴシック、マヌエル様式が混在する建築美を楽しめるほか、展望台からはリスボン市内の美しい眺望を堪能でき、前を走る路面電車との風景はリスボンを象徴する絶好の撮影スポットとしても人気が高い歴史的名所です。新鮮な魚介が並ぶ市民の台所「リベイラ市場」
リベイラ市場は、1892年に開設されたリスボンの歴史ある市場で、2014年の大規模リニューアルにより伝統的な生鮮市場とモダンなフードコートが融合した人気スポットとなり、市場内には約50店舗が並び、新鮮な魚介類や野菜、果物などの地元産品を朝早くから購入できるほか、有名シェフの店舗も出店するフードコートではポルトガル料理や国際料理を楽しめ、特にタコやバカリャウ(干しタラ)などの海鮮料理が絶品と評判で、雑誌社「TimeOut」と市の共同プロジェクトによる運営のもと、入場無料で10:00〜24:00まで営業し、地元客や観光客に親しまれています。現代的なショッピングの殿堂「ヴァスコダ ガマ ショッピング センター」
ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターは、リスボンのオリエンテ駅に直結する大型商業施設で、約170のショップと33の飲食店が入居し、ZaraやH&M、Bershkaなどのファストファッションブランドや書店、コスメショップ、大型スーパー「コンティネンテ」など多彩な店舗が揃い、3階にはフードコートがあり多様な飲食オプションを提供するほか、6スクリーンの映画館も併設されており、オリエンテ駅や周辺の観光スポットへのアクセスも便利なことから、買い物だけでなくリスボンの現代的な雰囲気を楽しめる人気スポットとなっています。リスボン観光に必要な日数
リスボン観光を存分に楽しむには最低2~3日間の滞在がおすすめです。短期間なら市内の主要観光スポットを巡る駆け足の旅が可能ですが、3日あればアルファマ地区の散策や名物グルメもゆっくり堪能できます。4日以上滞在できるなら、世界遺産の街シントラやリゾート地カスカイスへの日帰り旅行もプランに加えると、より充実した旅になるでしょう。リスボンは坂道が多いため、効率的なルート計画も重要。余裕があれば、リスボンを拠点にポルトやコインブラなどポルトガル各地を巡るのもおすすめです。リスボン観光のベストシーズン
リスボン観光のベストシーズンは春(3月下旬〜5月)と秋(9月〜11月)です。この時期は気温が20度前後と快適で、街歩きに最適。特に春は花々が咲き誇り、リスボンの美しさが一層際立ちます。秋は穏やかな気候で観光客も比較的少なく、ゆったりと観光を楽しめるのが魅力です。一方、夏(6月〜8月)は30度を超える暑さと観光地の混雑が特徴。冬(12月〜2月)は温暖ながら雨が多めなので、服装に注意が必要です。また、6月にはサントス・ポプラーレス祭りが開催され、賑やかなリスボンの文化を体験する絶好のチャンスです。リスボン観光のモデルコース
| 時間 | スポット名 | 楽しむこと |
|---|---|---|
| 08:00 | カフェ「パステイス・デ・ベレン」 | 名物エッグタルトで朝食 |
| 09:00 | ジェロニモス修道院 | 荘厳な世界遺産を見学 |
| 11:00 | ベレンの塔 | リスボンのシンボルを訪れる |
| 12:30 | リベイラ市場 | ポルトガル料理のランチ |
| 14:00 | アルファマ地区 | 石畳の街並み散策 |
| 16:00 | サン・ジョルジェ城 | リスボンの絶景を楽しむ |
| 18:00 | バイロ・アルト地区 | 伝統的なファド音楽を楽しむ |
| 20:00 | ロシオ広場周辺のレストラン | ディナーで新鮮なシーフード |

























