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ドンムアン国際空港を解説!バンコク市内へのアクセス方法なども紹介
バンコクには2つの国際空港があり、そのうちのひとつがドンムアン国際空港です。バンコク中心部から北へ約20kmに位置するこの空港は、主にLCC(格安航空会社)の近距離国際線や国内線が発着します。市内へのアクセス方法は、SRTダークレッドライン、国鉄、エアポートバス、路線バス、タクシーなど多様な選択肢があります。特にSRTダークレッドラインはバンコク中心部まで約20分と最速で、タクシーは300バーツ程度で30〜40分かかります。また、もうひとつの空港であるスワンナプーム国際空港とは無料シャトルバスで結ばれており、航空券があれば利用可能です。
2024年11月08日更新
ドンムアン国際空港とは?
ドンムアン国際空港は、1914年に開港したアジア最古の国際空港で、バンコク中心部から北に約20km離れたドンムアン地区に位置しています。主にLCC(格安航空会社)や国内線の拠点として機能し、特にタイ・エアアジアやノックエアなど多くのLCCが拠点を構えています。空港には国際線用の第1ターミナルと国内線用の第2ターミナルがあり、利用者がスムーズに移動できるよう配慮されています。2015年にはLCC旅客数で世界最多を記録した実績もあり、観光やビジネスで多くの人が利用する人気の空港です。また、24時間営業の「Magic Food Garden」など飲食やショッピング施設も充実しているため、早朝や深夜のフライトでも快適に過ごすことができます。さらに、2つの滑走路の間にゴルフ場があるというユニークな特徴も持ち、訪れる人を驚かせます。ドンムアン空港は、歴史ある空港でありながら、LCCの利便性と多彩な施設を兼ね備え、バンコク旅行の玄関口として最適なスポットです。
ドンムアン国際空港のターミナルは2カ所!
ドンムアン国際空港は、国際線と国内線それぞれに特化した2つのターミナルで構成されています。第1ターミナルは主にタイ・エアアジアXやタイ・ライオンエアなどのLCCが使用する国際線専用で、4階建ての構造です。1階が到着フロア、3階が出発フロア、4階には人気のフードコート「Magic Food Garden」があり、フライト前後に利用者が快適に過ごせる環境が整っています。第2ターミナルは国内線用で、タイ・エアアジアやノックエアなどの国内線が発着しています。同じく4階建てで、2階には「Magic Food Park」というフードコートがあり、国内旅行者にも便利です。さらに、両ターミナルは徒歩5分で移動可能な連絡通路で接続されており、4階には24時間営業のレストランやカフェが集まっているため、乗り継ぎの際にも便利に利用できます。
ドンムアン国際空港からバンコク市内へのアクセス方法
メータータクシー
ドンムアン空港からバンコク市内へのアクセス方法として、メータータクシーは多くの旅行者に人気のある選択肢です。タクシー乗り場は第1ターミナル1階の8番出口付近にあり、24時間利用可能で便利です。市内までの基本料金は約300バーツに加え、空港使用料として50バーツがかかります。さらに、高速道路を利用する場合は追加で50〜75バーツが必要です。移動時間は通常30〜40分ですが、交通状況によって変わることもあります。安全に利用するために、空港内の公式配車カウンターを通じてタクシーを手配することをおすすめします。ただし、特に深夜には女性一人での利用を避けるなど、安全面の配慮も重要です。
エアポートバス
ドンムアン空港からバンコク市内への移動に便利なエアポートタクシーは、通常のメータータクシーとは異なり、事前に料金が固定されているため、料金交渉の煩わしさがありません。エアポートタクシーの乗り場は第1ターミナル1階の9番出口付近にあり、24時間いつでも利用できます。料金は目的地によって異なりますが、通常500〜700バーツ程度で、高速道路料金が含まれているため、追加費用の心配もありません。また、英語を話すドライバーが多く、車両も比較的新しく清潔で、大きな荷物を持つ旅行者や深夜・早朝の到着時には特におすすめです。予約は空港内のカウンターで簡単に行え、クレジットカード決済にも対応しているため、利便性も抜群です。ただし、通常のメータータクシーに比べると料金はやや高めなので、その点を考慮して選ぶとよいでしょう。
BMTA BUS
BMTAバスは、ドンムアン空港からバンコク市内への経済的な移動手段として便利で、A1、A2、A3、A4の4路線がそれぞれ異なるエリアをカバーしています。A1はBTSモーチット駅経由でモーチットバスターミナル行き、A2は同じくBTSモーチット駅経由で戦勝記念塔行き、A3はプラトゥーナムやBTSラーチャダムリ駅を経由してルンピニー公園行き、A4はカオサン通り近くの王宮前広場行きとなっており、料金はそれぞれ30〜50バーツです。バス停は第1ターミナル1階の6番出口前にあり、各路線は早朝から深夜まで運行しているため、便利に利用できます。初めての利用者は、目的地に近いバス停を事前に確認しておくと安心です。BMTAバスはリーズナブルでバンコク市内へのアクセスに最適な選択肢です。Limo Bus
Limo Busは、ドンムアン空港からバンコク市内へ快適に移動したい方におすすめの選択肢です。料金は150バーツで、BMTAバスより高めですが、全席指定制のため、座席が確保されており、ゆったりと過ごせます。シーロム、サイアム、カオサン通りなどの観光エリアを経由し、途中下車が可能なので、観光名所やショッピングエリアへのアクセスも便利です。運行時間は9:30〜24:00で、20〜30分間隔で運行しており、乗り場は第1ターミナル1階の7番ゲート、第2ターミナル2階の14番ゲートにあります。快適性と利便性を重視する旅行者に向いていますが、渋滞時には所要時間が延びることがあるため、時間に余裕を持って利用するのが良いでしょう。
路線バス
ドンムアン空港からバンコク市内への最も経済的な移動手段として、路線バスの利用があります。特に29番のバスは、BTSモーチット駅、サイアム、フアランポーン駅を経由するため、多くの観光スポットにアクセス可能です。料金は約20バーツと非常に安価ですが、所要時間は約1時間かかり、渋滞の影響も受けやすいため、時間に余裕がある場合におすすめです。バス停は空港ターミナル前のウィパワディーランシット通り沿いにあり、乗車の際は大きな荷物があると乗車を拒否される可能性があるため注意が必要です。また、案内はタイ語が主流なため、初めての訪問者には少し難しいかもしれません。地元の人々と触れ合える体験ができる反面、荷物の多い旅行者にはエアポートバスや他の交通手段をおすすめします。
国鉄
ドンムアン国際空港からバンコク市内へアクセスする手段として、2021年に開通したタイ国鉄のSRTダークレッドラインが便利です。ドンムアン駅は空港の国内線ターミナル2階と直結しており、バンスー駅まで約17分でアクセス可能です。バンスー駅ではMRTブルーラインに乗り換えることで、市内中心部への移動が簡単になり、料金もドンムアン駅からバンスー駅までわずか33バーツと手頃で、渋滞の影響も受けないため安心です。注意点として、国際線到着の場合は国内線ターミナルまで徒歩で移動する必要があり(約5分)、また、バンスー駅でのMRT乗り換えが必要です。運行時間は早朝から深夜までで、具体的なスケジュールは確認がおすすめです。駅内の案内表示には英語も使用されており、比較的利用しやすく、快適な移動手段として旅行者に適しています。
ドンムアン国際空港の免税店
ドンムアン国際空港の免税店は、出国審査後のエリアに位置しており、旅行者に便利なショッピング体験を提供しています。主な免税店「King Power Duty Free」では、化粧品、香水、お酒、タイのお土産など、旅行者に人気の商品が揃っています。特に、24時間営業のため、早朝や深夜のフライト利用者でもゆっくりと買い物を楽しめます。ハイブランド品の取り扱いは一部に限られますが、タイならではのタイシルク製品を扱う「ジムトンプソン」の店舗もあり、タイ特有のお土産を購入するのに最適です。スワンナプーム空港と比べると規模は小さいものの、必要なアイテムは揃っているため、最終的なショッピングに利用するのにぴったりの場所です。
ドンムアン国際空港からスワンナプーム空港へのアクセス方法
ドンムアン国際空港とスワンナプーム国際空港を結ぶ最も便利な移動方法は、無料シャトルバスの利用です。このシャトルバスは、早朝5:00から深夜24:00まで、30分間隔で運行しており、所要時間は約45分から1時間(交通状況により変動)です。バスの乗り場はドンムアン空港第1ターミナル1階の5番出口付近にあり、利便性が高いサービスです。シャトルバスの利用には、スワンナプーム空港発の航空券またはeチケット控えをAOTカウンターで提示する必要があります。バスは快適で、大型スーツケースも積み込み可能ですが、乗り継ぎには余裕を持って、4時間以上の間隔を空けることが推奨されています。タクシーも選択肢に入りますが、費用がかかるため、コストを抑えたい方にはシャトルバスがおすすめです。