キューバは美しいビーチ、歴史的な建築物、そして音楽で知られる魅力的な国ですが、その料理も見逃せません。キューバ料理は、多様な文化が融合したユニークな食文化を持ち…
キューバのおすすめ観光スポット11選!定番から穴場まで紹介
キューバは、カリブ海に浮かぶ魅力的な島国で、豊かな文化遺産と美しい自然が融合した独特の魅力を持つ観光地です。コロニアル様式の建築が並ぶハバナ旧市街、真っ白な砂浜が広がるバラデロビーチ、革命の歴史を感じる革命広場など、見どころが満載です。音楽とダンスが溢れる街角、カラフルなクラシックカー、そして情熱的な人々が、訪れる人々を魅了します。。そこで今回は、そんなキューバのおすすめ観光スポットを紹介します。
2024年07月12日更新
キューバの魅力とは?
キューバの魅力は、その独特な文化、歴史、そして人々の温かさにあります。「カリブ海の真珠」と呼ばれるこの国は、社会主義国でありながら、陽気で活気に満ちた雰囲気を持っています。色鮮やかなファッション、サルサやソンなどの情熱的な音楽、そして植民地時代の建築が残る街並みが、訪れる人々を魅了します。また、キューバは物資不足にもかかわらず、人々が創意工夫を凝らして日々の生活を楽しむ姿勢が印象的です。さらに、美しいカリブ海のビーチ、世界遺産のハバナ旧市街、そして文豪ヘミングウェイゆかりの地など、多様な観光スポットも魅力の一つです。キューバは、ノスタルジックな雰囲気と現代が融合した、他にはない独特の魅力を持つ国なのです。キューバの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
正式名称 | キューバ共和国 |
面積 | 約109,884 km² |
人口 | 約1,130万人 |
首都 | ハバナ |
時差 | 日本より-14時間 |
フライト時間 | 約14~16時間(経由便) |
公用語 | スペイン語 |
通貨 | キューバ・ペソ(CUP)、コンバーチブル・ペソ(CUC) |
物価 | 日本と比較して安い |
電源プラグ | タイプA、B(電圧:110V) |
キューバへのアクセス方法・行き方
キューバへの直行便は現在運航されていないため、日本からの渡航には経由便を利用する必要があります。最も一般的なルートは、メキシコシティやトロントを経由する方法です。アエロメヒコ航空を利用してメキシコシティ経由で行く場合、乗り継ぎ時間を含めて約18〜21時間かかります。エア・カナダでトロント経由の場合、トロントからハバナまで約3時間半で、乗り継ぎ時間は2〜3時間程度です。料金は時期によって変動しますが、往復で10〜14万円程度から始まります。渡航の際には、キューバ入国に必要なツーリストカードの取得も忘れずに準備しましょう。キューバの人気の観光エリア
キューバには魅力的な観光エリアが数多く存在します。首都ハバナは、コロニアル建築が並ぶ世界遺産の旧市街や革命広場など歴史的な見どころが豊富です。カリブ海に面したバラデロは、美しい白砂のビーチと透明な海が広がる人気のリゾート地として知られています。また、ヘミングウェイゆかりの地コヒマル村や、世界遺産に登録されたトリニダーの古い町並み、タバコ畑で有名なビニャーレス渓谷なども見逃せません。これらの地域では、キューバの歴史や文化、自然を存分に体験できるでしょう。さらに、プラヤパライソやアレハンドロ・デ・フンボルト国立公園など、美しい自然を楽しめるスポットも人気です。キューバのおすすめ観光スポット11選
時が止まった街並み「ハバナ旧市街」
ハバナ旧市街は、1982年にユネスコ世界文化遺産に登録された歴史的な街区で、16世紀にスペイン人によって建設されました。約3時間の徒歩ツアーで、コロニアル時代の建築物や魅力的な街並みを楽しむことができます。オビスポ通りは旧市街で最も活気のある通りの一つで、観光客で賑わっています。カピトリオの階段からは、ガルシア・ロルカ劇場をはじめとする旧市街の眺望を楽しむことができ、ラ・アバーナ・ビエハ地区には歴史的に興味深いスポットが点在しています。ハバナ旧市街は、スペイン統治時代の面影を色濃く残し、時が止まったかのような雰囲気を醸し出しており、訪れる人々を魅了し続けています。カリブ海の楽園「バラデロビーチ」
バラデロは、キューバ最大のビーチリゾートとして知られ、約28キロにわたる半島に美しい白砂のビーチが広がっています。透明度の高いカリブ海の青い海と白い砂浜が特徴で、多くの高級ホテルが立ち並んでいます。ほとんどのホテルがオールインクルーシブプランを提供しており、滞在中の食事や飲み物が無料で楽しめます。バラデロは、1900年代初頭からアメリカ人富裕層に人気のリゾート地として知られるようになり、現在では世界中からの観光客を魅了しています。ハバナからは約3時間のバス移動でアクセスでき、カリブ海の美しさを存分に堪能できる楽園のような場所です。キューバの歴史を感じる「革命広場」
革命広場は、キューバの首都ハバナにある歴史的に重要な場所で、キューバ革命の象徴的なスポットとして知られています。広場の中心には、キューバの国民的英雄ホセ・マルティを称える高さ109メートルの塔があり、その頂上からはハバナ市内を一望できます。広場を囲む政府庁舎の壁面には、革命の英雄チェ・ゲバラとカミロ・シエンフエゴスの巨大な肖像画が描かれており、訪れる人々の目を引きます。かつてフィデル・カストロが演説を行った場所でもあり、現在でも重要な政治集会や式典が開催される場所として使用されています。革命広場は、キューバの近代史を象徴する場所であり、キューバ観光の中でも欠かせない重要なスポットの一つとなっています。コロニアルな雰囲気を楽しむ「トリニダー」
トリニダーは、キューバ屈指の観光名所として知られる小さな町で、16世紀のスペイン植民地時代の面影を色濃く残すコロニアル様式の建造物群が特徴です。世界遺産に登録されているトリニダーの旧市街は、カラフルな建物や石畳の通りが織りなす独特の雰囲気を醸し出しています。マヨール広場を中心に広がる町並みには、サンシティシマ教会やスペイン時代のコロニアル建築が立ち並び、静かで美しい景観を楽しむことができます。また、革命博物館やお土産屋など、キューバの歴史と文化を体感できるスポットも点在しており、訪れる人々を魅了し続けています。ハバナの象徴「エル・カピトリオ」
エル・カピトリオ(El Capitolio)は、ハバナの象徴的な建造物の一つで、旧国会議事堂として知られています。1929年に完成したこの建物は、ワシントンD.C.の米国議会議事堂をモデルにしており、その壮大な外観はハバナの街並みを特徴づけています。ラ・アバーナ・ビエハ地区とセントロ・アバーナ地区の境に位置し、その巨大なドームと階段は遠くからでも目を引きます。かつては政府機関として使用されていましたが、現在は博物館として一般公開されており、キューバの歴史や文化を学ぶことができます。エル・カピトリオは、キューバの植民地時代から革命後までの複雑な歴史を象徴する建築物として、多くの観光客を魅了し続けています。夕陽が美しい散歩道「マレコン通り」
マレコン通りは、ハバナの海岸沿いに約8キロにわたって続く散歩道で、地元の人々や観光客に人気のスポットです。特に夕暮れ時には、カリブ海に沈む美しい夕陽を眺めることができ、多くの人々が訪れます。通りに沿って並ぶカラフルな建物や古い要塞が、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。夜になると、マレコン通りは地元の若者たちの集まる場所となり、音楽や会話を楽しむ人々で賑わいます。朝日も美しいとされており、早朝に訪れる価値があります。マレコン通りは、ハバナの魅力を存分に感じられる場所であり、キューバ観光の際には欠かせないスポットの一つです。自然の美しさに癒される「ヴィニャーレス渓谷」
ヴィニャーレス渓谷は、キューバ西部に位置する世界遺産で、独特のカルスト地形と豊かな自然が魅力の観光スポットです。この地域は、ピナール・デル・リオ州にあり、ハバナから約180km離れています。渓谷内には、モゴテと呼ばれる奇岩が点在し、その独特な景観は訪れる人々を魅了します。また、この地域は世界最高品質のタバコの生産地としても知られており、広大なタバコ畑が広がっています。観光客は、馬に乗って渓谷を巡るツアーや、地元のタバコ農園を訪れることができます。さらに、先史時代の壁画が残る洞窟や、美しい自然を楽しめるハイキングコースなど、多様な体験ができることも人気の理由です。ヴィニャーレス渓谷は、キューバの自然と文化を同時に体験できる貴重なスポットとして、多くの観光客を惹きつけています。白砂のビーチでリラックス「プラヤパライソ」
プラヤパライソは、白砂のビーチと透明な海水が織りなす絶景が自慢のリゾート地です。穏やかな波音に包まれながら、ゆったりと過ごせる癒しの空間が広がります。ビーチでは、日光浴やのんびりした散歩を楽しめるほか、マリンスポーツも充実。透明度抜群の海は、シュノーケリングや水泳に最適です。
周辺には地元の味を楽しめるレストランやカフェが点在し、新鮮な海産物料理を堪能できます。夕暮れ時には、美しいサンセットを眺めながらカクテルを楽しむのもおすすめです。
自然の美しさと快適な施設が調和したプラヤパライソは、日常から離れてリラックスしたい方に最適な楽園です。
南部の宝石「シエンフーゴス」
シエンフーゴスは「南部の宝石」と称されるキューバの美しい都市です。フランス植民地時代の影響を受けた街並みは、独特のエレガンスと魅力を放ちます。市内には19世紀の建物が立ち並び、特に中央公園周辺の建築は圧巻です。マレコン通りでは海岸線に沿ってのんびりと散策が楽しめ、カリブ海の美しい景色を満喫できます。また、シエンフーゴスは音楽とダンスの街としても知られ、地元のライブ音楽や伝統的なダンスパフォーマンスは必見です。歴史的な背景と豊かな文化が融合したシエンフーゴスは、キューバ旅行のハイライトとなることでしょう。歴史と景観を楽しむ「サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城」
サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城は、キューバのサンティアーゴ・デ・クーバに位置する壮大な要塞で、「歴史と景観を楽しむ」スポットとして知られています。17世紀にスペインによって建設されたこの要塞は、海賊からの防衛を目的とした堅固な構造が特徴です。城からはカリブ海の絶景が広がり、その眺望は訪れる者を魅了します。要塞内部には博物館があり、歴史的な展示物や資料を通じて当時の防衛戦略や生活を学ぶことができます。ユネスコの世界遺産にも登録されているこの城は、キューバの歴史と美しい景観を堪能するのに最適な場所です。絶景を望む「モロ要塞」
モロ要塞はハバナ湾を見下ろす位置にある壮大な要塞で、「絶景を望む」観光スポットとして多くの旅行者に愛されています。16世紀にスペインによって建設されたこの要塞は、かつてハバナを防衛する重要な役割を果たしました。要塞からはハバナ市内とカリブ海の広大なパノラマビューを楽しむことができ、その美しい景色は訪れる人々を魅了します。また、夕方には要塞から眺めるサンセットが特に美しく、写真愛好家にとって絶好の撮影スポットとなっています。歴史的な背景と絶景を同時に楽しめるモロ要塞は、キューバ旅行の際にぜひ訪れてほしい場所です。キューバ観光に必要な日数
キューバ観光に必要な日数は、一般的に5日間から1週間程度が推奨されています。首都ハバナだけを観光する場合は3日程度で十分ですが、キューバ全体を楽しむためには少なくとも5日間は必要とされています。これは、ハバナまでの直行便がないため、現地でゆっくり過ごすための時間を確保する必要があるからです。より充実した旅行を楽しむなら、7日間程度の滞在がおすすめです。この期間があれば、ハバナの歴史的な街並みやバラデロのビーチリゾート、トリニダードやバヤモなどの世界遺産の街、さらにはバルデス半島での自然体験など、キューバの多様な魅力を十分に堪能することができるでしょう。ただし、個人の旅行スタイルや興味によって適切な日数は変わるため、現地の情報を確認しながら柔軟に計画を立てることが大切です。キューバ観光のベストシーズン
キューバ観光のベストシーズンは11月から4月の乾季です。この時期は雨が少なく、気温も快適で過ごしやすいため、観光に最適です。年間を通して比較的温暖な気候ですが、乾季の平均気温は約21℃と涼しく、観光やビーチでの滞在を楽しむのに適しています。一方、5月から10月の雨季は湿度が高く、スコール性の雨が多くなります。特に9月と10月はハリケーンの可能性もあるため、注意が必要です。ただし、雨季でも一日中雨が降り続くことは少なく、観光は可能です。また、2月から3月にかけては「ハバノス・フェスティバル」や「国際ブックフェア」などのイベントも開催されるため、文化的な体験を求める旅行者にとっても魅力的な時期となっています。月 | 平均気温 (℃) | 降水量 (mm) |
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1月 | 22 | 40 |
2月 | 23 | 35 |
3月 | 24 | 40 |
4月 | 25 | 60 |
5月 | 26 | 100 |
6月 | 27 | 160 |
7月 | 28 | 150 |
8月 | 28 | 160 |
9月 | 27 | 160 |
10月 | 26 | 140 |
11月 | 24 | 70 |
12月 | 23 | 50 |
キューバ観光のモデルコース
キューバ観光の典型的なモデルコースは、首都ハバナを起点に、カリブ海のリゾート地バラデロ、そして世界遺産の街トリニダードを巡る7日間の旅程です。ハバナでは、世界遺産のハバナ旧市街を散策し、革命広場やマレコン通りを訪れます。その後、美しいビーチで知られるバラデロに移動し、カリブ海でのんびりと過ごします。最後に、植民地時代の面影を残すトリニダードを訪れ、歴史的な街並みを楽しみます。時間に余裕があれば、タバコ畑で有名なビニャーレス渓谷や、カヨ・ラルゴ・デル・スールの美しい島々も訪れることをおすすめします。このコースでは、キューバの歴史、文化、自然を幅広く体験できます。日程 | 観光スポット | 活動内容 |
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1日目 | ハバナ旧市街 | コロニアルな街並みを散策、カテドラル見学 |
2日目 | エル・カピトリオ | ハバナの象徴的建物を見学、歴史を学ぶ |
3日目 | バラデロビーチ | 白砂のビーチでリラックス、ウォータースポーツを楽しむ |
4日目 | ヴィニャーレス渓谷 | 自然の美しさを堪能、タバコ農園を見学 |
5日目 | シエンフーゴス | フランス植民地時代の建築を散策、マレコン通りを歩く |
6日目 | トリニダー | コロニアルな街並みを探索、地元の音楽とダンスを楽しむ |
7日目 | サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城 | 歴史的な要塞を見学、カリブ海の絶景を楽しむ |
8日目 | モロ要塞 | ハバナ湾を見渡す絶景を堪能、夕陽を鑑賞 |