中南米は多様な文化と自然の宝庫で、世界中の旅行者を魅了してきました。アンデス山脈の雄大な山々、アマゾンの神秘的な熱帯雨林、古代文明の遺跡、そしてカリブ海の透き通…
インカ古代文明に彩られたペルーで訪れるべき7つの絶景
恵まれた自然と圧倒的な存在感の遺跡が魅力の国「ペルー」。マチュピチュ遺跡、ナスカの地上絵、インカ帝国の首都であったクスコ、リマの歴史地区など、数々の世界遺産が点在しており、観光立国としても世界中から毎年数多くの旅行者が訪れている魅力あふれる国です。その自然や文化は高い評価を受けていて、南アメリカ大陸の中ではブラジルに次ぐ数の世界遺産を誇ります。今回は、そんなペルーのおすすめの観光スポットをご紹介します
2024年06月25日更新
#1 大地に描かれた地上絵「ナスカの地上絵」
ペルーの中南部に広がる乾燥した平原地帯の大地に描かれた「ナスカの地上絵」。ナスカの地上絵には、700以上の幾何学模様と、ハチドリやコンドルなど、約70の動植物の絵が描かれています。地上絵の多くは、紀元前2~後7世紀にナスカ文化の人々が描いたと考えられているが、この巨大で精巧な図を描くためには、高度な測量技術と数学的な知識が必要とされるが、その制作方法や目的は、現在も謎となっています。#2 砂漠のオアシス「ワカチナ」
ペルー南西部、首都リマから約5時間ほどのイカ県にある人口100人程度の小さな村「ワカチナ」。砂漠にぽつんと残された湖を中心にリゾートホテルやレストランが並び、砂丘の上から臨む景色はまさに砂漠のオアシスという名にふさわしい光景が広がっています。#3 レインボーマウンテン(ビニクンカ山)
ペルーの観光地クスコから約140km南東に位置する場所にある虹色の山「レインボーマウンテン」。その名の通り、虹のように鮮やかな模様が美しい山で標高5100mから見下ろす景色はまさに絶景。大地に含まれる鉱物の変化によって地層が何色にも重なった結果、このような虹色になったそうです。#4 インカ帝国の黄金郷「クスコ」
ペルーの南東部、アンデス山脈の標高3,399mに位置する「クスコ 」。現在のコロンビアからチリの範囲をインカ帝国が統治していた時代には首都として栄え、今もなおインカ帝国時代の石組みや建造物が残っています。#5 標高3800mを越える天空の湖「チチカカ湖」
南米アンデス山中のペルー南部とボリビア西部にまたがる澄んだ静かな淡水湖「チチカカ湖」。汽船が運航できる湖のうち、世界で最も高い場所にある湖で、どの角度から見ても美しく、トトラ葦を主とした豊かな植生に囲まれています。インカ帝国の初代皇帝が現れた場所として神秘の湖、聖なる湖と呼ばれ、人々に今でも崇められています。湖畔では、神秘的な雰囲気を味わうことができます。
#6 謎につつまれた天空都市「マチュピチュ」
南米ペルーのアンデス山脈、標高約2450mの尾根に位置する古代インカ帝国の遺跡「マチュピチュ」。ケチャ語で「年老いた峰」という意味を持つこの地は、15世紀半ばのインカ帝国時代に築かれ1911年、偶然に発見されるまで、深い密林に覆われていました。そのため神殿、大広場、段々畑、墓地、水路や通路が巡らされた住居跡などがそのままの状態で残されています。山裾から遺跡の存在が確認できないことから、「空中都市」「インカの失われた都市」などと称されています。