世界の中でも「観光で訪れたい街」に常にランクインするなど、世界中の人を魅了しているイギリスの首都ロンドン。荘厳で優美なバッキンガム宮殿に、ゴシック様式が素晴らし…
イギリス旅行の費用はどれくらい?安い時期は?3泊5日・4泊6日など宿泊日数ごとに予算を解説
イギリス旅行は、歴史ある建築物や美しい自然、美術館や博物館など多彩な観光スポットが楽しめる魅力的な旅行先です。しかし、イギリス旅行の費用はどれくらいかかるのでしょうか?この記事では、3泊5日や4泊6日といった宿泊日数ごとに予算を詳しく解説します。また、イギリス旅行の費用を抑えるために知っておきたい、安い時期についても紹介します。計画を立てる際の参考にして、イギリスの魅力を存分に味わえる旅をお楽しみください。
2024年06月27日更新
イギリス旅行のベストシーズンは?いつが安い?
イギリス旅行のベストシーズンは6月から8月の夏季です。この時期は気候が穏やかで過ごしやすく、日照時間も長いため観光に最適です。特に6月は梅雨前の晴天が多く、旅行者にとって理想的な時期と言えるでしょう。一方、イギリス旅行の航空券が最も安い時期は2月です。この時期、ブリティッシュ・エアウェイズや日本航空(JAL)、全日空(ANA)の直行便は往復で10万円から11万円ほどで購入できます。 11月から2月の冬季は大きなイベントが少なく静かな時期のため、ホテル代も比較的安く抑えられる傾向にあります。 ただし寒さが厳しいので、防寒対策は必須です。
イギリス旅行費用の目安は3泊5日で約31万円、4泊6日で約34万円
イギリス旅行費用の一覧表。2泊4日~4泊6日まで一覧でチェック
項目 | 2泊4日 | 3泊5日 | 4泊6日 |
---|---|---|---|
往復航空券 | ¥200,000 | ¥200,000 | ¥200,000 |
宿泊代 | ¥30,000 | ¥45,000 | ¥60,000 |
食費代 | ¥40,000 | ¥50,000 | ¥60,000 |
Wi-Fi・通信費 | ¥2,000 | ¥3,000 | ¥4,000 |
お土産代 | ¥10,000 | ¥15,000 | ¥20,000 |
合計 | ¥282,000 | ¥313,000 | ¥344,000 |
イギリス旅行費用の内訳と各費用の目安
イギリス旅行の航空券代
イギリス旅行の航空券代は、出発地や到着地、時期、旅行期間などによって大きく異なります。一般的にローシーズンは往復20万円から30万円、ハイシーズンは往復30万円から45万円ほどが目安です。 直行便より乗り継ぎ便の方が安くなる傾向にあり、1箇所経由するだけでなく2箇所経由にするとさらに安くなります。 日本からイギリスへの直行便を運航しているのは、ブリティッシュ・エアウェイズ、日本航空(JAL)、全日空(ANA)で、成田空港と羽田空港からロンドン・ヒースロー空港へ就航しています。 格安航空券を探すなら、スカイスキャナーなどの価格比較サイトを活用するのがおすすめです。イギリス旅行の宿泊費
イギリス旅行の宿泊費は、ホテルのランクや立地によって大きく異なります。ゲストハウスは1泊1人8,000円から10,000円程度、一般的なホテルは1泊1人15,000円から25,000円程度が目安です。 リゾートホテルや高級ホテルになると、1泊1人20,000円から50,000円ほどかかります。 ロンドン中心部のホテル相場は、リーズナブルなシティホテルで1泊1室2人分が15,000円から20,000円前後、スタンダードホテルで20,000円から30,000円前後、高級ホテルになると40,000円から100,000円前後と高額になります。 宿泊費を抑えたい場合は、ロンドン中心部から少し離れたエリアのホテルを探すのがおすすめです。イギリス旅行の食費
イギリス旅行の食費は、1日あたり10,000円から12,000円程度が目安です。 イギリスの食事代は日本と比べて高めで、レストランで食事をする場合は消費税20%とサービス料10%程度が上乗せされます。 食費を抑えるには、地元のスーパーやマーケットで食材を買って自炊したり、ランチタイムやプリフィックスメニューを利用するのがおすすめです。 昼食代の目安は5ポンドから15ポンド、夕食代は25ポンドから40ポンドほどです。イギリス旅行の交通費
イギリス旅行の交通費は、1日あたり約1,500円から2,000円が目安です。 イギリスでは、ロンドン市内を含めほとんどの場合、バスでは現金での乗車が不可能なため、オイスターカードやタッチ決済のできるクレジットカードの所持が必須です。公共交通機関を中心に利用して観光する場合は1日あたり約1,500円、タクシー中心での移動の場合は1日あたり約2,000円と考えておくと安心でしょう。 出発前にあらかじめ現地での主な移動方法を決めておき、空港到着後早めにオイスターカードを入手するのがおすすめです。
イギリス旅行のお土産費用
イギリス旅行のお土産代の目安は、1日あたり5,000円から1万円程度です。 ハイブランドのバッグやアクセサリーなどの高級品から、スーパーで手軽に買える紅茶や雑貨まで、イギリスには様々なお土産が揃っています。人気のお土産としては、「TWININGS」などの英国紅茶が定番です。1箱800円程度とリーズナブルに購入できます。 また、イギリス王室御用達ブランドのホームウェア商品も人気で、上品なデザインの皿やカップなどが比較的手頃な価格で手に入ります。
お土産選びを楽しみつつも、あれこれ買いすぎると帰国時の荷物の重量オーバーに注意が必要です。 予算と相談しながら、軽くてかさばらないお土産を選ぶのがおすすめでしょう。
イギリス旅行のWi-Fi・通信費用
イギリス旅行中のインターネット接続には、Wi-Fiルーターのレンタルがおすすめです。1日あたりのレンタル料金は500円から1,000円程度で、複数のデバイスを同時に接続できるため、家族旅行などの団体旅行に適しています。 一方、SIMカードやeSIMは1日あたり200円から500円程度と低コストですが、デバイス1台のみの接続に限られます。 イギリスの主要都市部では無料Wi-Fiスポットも多数ありますが、セキュリティ面に不安があるため、レンタルWi-Fiの方が安心して利用できるでしょう。イギリス旅行の海外保険費用
イギリス旅行の海外保険費用は、旅行期間や補償内容によって異なりますが、6日間の旅行で1人あたり約5,000円から10,000円程度が目安です。 海外旅行保険は、病気やケガ、盗難、物損事故などの備えとして必要不可欠です。イギリスの医療費は高額で、初診料だけで16,200円から27,000円かかります。 入院や手術が必要になると数百万円の費用がかかるケースもあるため、十分な補償額の海外旅行保険に加入することが重要です。
また、イギリスでは盗難や紛失のリスクも比較的高いため、携行品損害補償も充実した保険を選ぶのがおすすめです。 海外旅行保険は安い保険料で高い補償が得られるので、旅行前に必ず加入しておきましょう。
イギリス旅行の観光・アクティビティ費用
イギリス旅行の観光・アクティビティ費用は、訪れる場所や体験内容によって大きく異なります。ロンドンの有名観光スポットであるロンドンアイやロンドン塔の入場料は、大人で30ポンド(約6,200円)、子供で24ポンド(約5,000円)ほどです。 一方、大英博物館など多くの美術館・博物館は入場無料のため、費用をかけずに楽しむことができます。ストーンヘンジの入場料は大人23.50ポンド(約4,900円)、子供14ポンド(約2,900円)、バース市内観光バスは大人15ポンド(約3,100円)、子供7.50ポンド(約1,600円)が目安です。 観光地やアクティビティを選ぶ際は、事前にオンラインでチケットを購入すると割引になる場合があります。 無料の観光スポットと有料の人気スポットをバランス良く組み合わせることで、1日あたりの観光・アクティビティ費用を2万円から3万円程度に抑えられるでしょう。
イギリスの物価とキャッシュレス状況は?現金はどれくらい必要?
イギリスは世界有数のキャッシュレス先進国で、デビットカードによる非接触型決済が広く普及しています。 2016年にはカード決済率が現金決済率を超え、10人に1人は財布を持たずにデビットカードやクレジットカードだけで生活しているほどです。 特に25歳から34歳の若者層では77%がタッチ決済を利用しており、65歳以上のシニア世代でも半数以上が活用しています。キャッシュレスの普及により、イギリス旅行で現金が必要になる場面は少なくなっています。 観光地によっては現金のみ対応の店舗もあるため、5万円から10万円程度を細かい紙幣で両替しておくと安心です。 50ポンド札は使用を断られることが多いので注意が必要です。
イギリスツアー費用の目安は?格安で行くならパッケージツアーがお得
イギリスツアーの費用は、パッケージツアーを利用すると比較的リーズナブルに抑えられます。東京発のイギリスツアーは一般的に30万円から60万円程度が相場です。 添乗員同行のツアーは高めの傾向にありますが、フリープランだと金額が安くなることもあります。一方、個人手配の場合、航空券とホテル代だけで40万円から50万円ほどかかります。 これに加えて、現地での交通費や食費、観光費用などが必要になるため、トータルの旅行費用は60万円から80万円以上になることも珍しくありません。
格安でイギリス旅行を楽しむなら、パッケージツアーを上手く活用するのがおすすめです。ツアー代金に含まれるサービス内容をよく確認し、自分の旅行スタイルに合ったプランを選びましょう。 早割やセール期間を狙って予約すると、通常よりも安い価格でツアーを申し込めることがあります。