美しい自然と完成された都市のハーモニーが楽しめるカナダの都市「バンクーバー」。2016年にはアメリカの旅行雑誌『コンデ・ナスト・トラベル』で世界で最も魅力的な都…
カナダ豊かな自然と四季折々の表情が魅力のカナダで出会う10の観光スポット
雄大な自然と街が美しく溶け合い穏やかな時が流れる国「カナダ」。カナディアンロッキーやナイアガラの滝に代表されるダイナミックな大自然や、オーロラで有名な北極圏のイエローナイフ、ヨーロッパ風の美しい街並みが多い都市などカナダにはたくさんンの魅力的な観光スポットがあります。今回は、そんなカナダのおすすめの観光スポットをご紹介します。
2024年06月25日更新
#1 カナダが誇る世界遺産「カナディアン・ロッキー」
カナダとアメリカにまたがって存在するロッキー山脈のうち、カナダのアルバータ州、ブリティッシュコロンビア州、ユーコン準州を通る「カナディアン・ロッキー」。4つの国立公園と3つの州立公園があり、これらのカナディアンロッキー山脈自然国立公園群は、世界自然遺産に登録されています。3000メートル級の山々が見せる雄大な姿や、時間帯や季節によって色を変える美しい湖など、数々の絶景を体感できるカナダ有数の観光スポットです。
#2 世界三大瀑布の一つ「ナイアガラの滝」
カナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州とを分ける国境にある世界三大瀑布の1つ「ナイアガラの滝」。ナイアガラの滝はアメリカとカナダの国境地帯を流れるナイアガラ川にあり、アメリカ滝、ブライダルベール滝、カナダ滝の3つで構成されています。滝の名前の由来は、「轟く水」という意味の先住民の言葉で、その名の通り滝に近づくと轟音が響き渡り、大自然の雄大さと圧倒的なスケールの大きさを感じることができます。
#3 カナダの国旗のシンボルにもなっている「メープル街道」
カナダ東部、ケベックからナイアガラの滝に至るまでの全長約800km にも及ぶセントローレンス川沿いに走る「メープル街道」。沿道にカナダ国旗のデザインにもなっているカエデの木が多いことから名づけられ、秋の紅葉の時期は特に美しいことで知られています。メープル街道の紅葉シーズンは9月中旬から10月中旬。木の葉に含まれている色素の分解によって色が変わり、緑、黄、橙、赤など色鮮やかな景色が魅力的です。
#4 世界屈指のオーロラ遭遇率の街「イエローナイフ」
カナダ北西部ノースウェスト準州の州都である「イエローナイフ」。北極圏に近く冬の天候が安定していることや、オーロラが多く発生するオーロラベルトの真下に位置していることから、世界屈指のオーロラ遭遇率を誇る街として知られています。イエローナイフのオーロラは質が高いことでも有名で、月に数回、ブレークアップと呼ばれるオーロラの爆発現象が発生します。四方八方から色とりどりのオーロラが現れ、天空で光が破裂したかのような絶景が広がります。
#5 北米最古の運河「リドー運河」
カナダの首都オタワとオンタリオ湖畔の古都キングストンを結ぶ、全長約202kmの長い運河「リドー運河」。1832年に開通した北米最古の運河で、水門システムには19世紀初期のヨーロッパの技術が採用され、現在も機械を使わず当時と同じ手動システムで稼働していることが高く評価され2007年に世界遺産に登録されています。#6 世界で一番美しい湖「モレーン湖」
カナダ・アルバータ州のレイク・ルイーズ近郊、標高1,884mに位置する氷河湖「モレーン湖」。モレーン湖は氷河の氷が解け出した水が溜まってできる氷河湖で、6月以降の雪解けのシーズンになると満々と水を湛える綺麗な湖となります。その水は不思議なほど深いきれいな青い色で、これは氷河から解け出した水の中に含まれる微量の鉱物の粉が原因で、鉱物の粉に太陽の光が反射して深い青い色に見えるそうです。
#7 自然が生み出した絶景アイスバブル 「アブラハム湖」
カナダ・アルバータ州のカナディアンロッキーにある「アブラハム湖」。アブラハム湖は、1972年、ビッグホーンダムの建設に伴ってできたアルバータ州で最大の人工湖で、アイスバブルと呼ばれる湖が全面凍結した際に現れる幻想的な気泡のアートが有名です。このアイスバブルは、湖底に生息する植物が発生したメタンガスが断層状に凍結したもので、湖の凍結が表面から底にかけて凍る度に発生するメタンガスが凍っていき、それが積み重なり何層にもなることで作られます。
#8 北米のパリと呼ばれた「ケベックシティ」
ダイヤモンド岬と呼ばれる絶壁の上に築かれた北米で唯一現存する城壁都市「ケベックシティ」。北米カナダにありながらも、フランス文化が色濃く残ることから「北米のパリ」とも呼ばれており、フランス文化が色濃く残り、四季折々に異なる風情を楽しめる東部カナダで最もロマンチックな街です。石畳の美しい街並みが特徴の旧市街にはシンボルの「シャトー・フロンテナック」がそびえ、クラシックな雰囲気を作りあげています。
#9 カナダの最大都市「トロント」
カナダの最大都市「トロント」。カナダ経済の中心であり、アメリカを含む北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴと続き、4番目の規模を有します。約500万人の市民は、世界各国にルーツをもつ人々で、トロントだけで100以上の民族が集まるというマルチカルチャーの街になっています。それぞれが自国の伝統や文化を大切に守りつつ共存していることから、しばしば「人種のモザイク」として表現されています。
#10 名作赤毛のアンの舞台になった「プリンス・エドワード島」
カナダの東海岸に位置するセントローレンス湾に浮かぶ島「プリンス・エドワード島」。名作”赤毛のアン”の舞台にもなった島で、高い山がなく平坦な丘陵地帯が多く、草花も豊富で「セントローレンス湾の庭園」とも言われています。島の象徴となる緑あふれる田園と青い海の風景があり、穏やかな時間がこの島には流れています。コントラストが美しいこの島は写真家たちの憧れの地となっているほどです。