フィンランドの物価事情を徹底解説!日本より高い?安い?実際の物価や節約術なども紹介

フィンランドの物価事情に興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。北欧の国として知られるフィンランドは、一般的に物価が高いイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。本記事では、フィンランドの物価を日本と比較しながら詳しく解説していきます。食費、交通費、住居費など、生活に欠かせない費用の実態や、観光時にかかる費用についても触れていきます。また、フィンランドで生活や旅行をする際の賢い節約術もご紹介します。フィンランドへの留学や旅行を考えている方、あるいは単純に物価事情に興味がある方にとって、有益な情報をお届けします。

2024年07月23日更新


フィンランドの物価は日本と比べて高い

フィンランドの物価は全般的に日本より高いと言えます。特に外食や宿泊費が顕著で、レストランでの食事は日本より割高になります。例えば、ディナーで一人4,000~5,000円程度かかることが一般的です。また、消費税(VAT)が24%と高いことも物価を押し上げる要因の一つです。しかし、野菜や果物、日用品など一部の品目は日本より安いものもあります。公共交通機関の料金も比較的リーズナブルで、ヘルシンキ市内のトラム1回券は2.90~4.50ユーロ(約470~720円)程度です。フィンランド旅行では、自炊や公共交通機関の利用など工夫次第で出費を抑えることができます。

フィンランドの物価は都市によっても異なる

フィンランドの物価は都市によって大きく異なります。首都ヘルシンキが最も物価が高く、東京と比較して約14%安い程度です。一方、タンペレやオウルなどの地方都市では、ヘルシンキよりもさらに物価が低くなり、東京と比べて22-26%安くなります。特に家賃の差が顕著で、ヘルシンキでは東京の18%安ですが、オウルでは45%も安くなります。食品や交通費もヘルシンキより地方都市の方が安い傾向にあります。ただし、全体的にフィンランドの物価は日本より高いため、旅行や留学の際は都市による違いを考慮しつつ、予算を立てることが重要です。

日本とフィンランドの物価を実際の商品で価格比較

日本とフィンランドの物価比較表

項目 商品 フィンランド 日本
日用品 ペットボトルの水(500ml) 約150円 約120円
シャンプー(1リットル) 約1,500円 約1,000円
洗剤 約700円 約500円
トイレットペーパー(4ロール) 約400円 約300円
ティッシュペーパー(一箱) 約250円 約200円
生鮮食品 パン(1斤) 約181円 約250円
卵(10個) 約219円 約250円
牛乳(1リットル) 約116円 約150円
肉(1kg) 約1,500円 約1,000円
スターバックス ホットコーヒー(グランデ) 約702円 約500円
フラぺチーノ(グランデ) 約800円 約600円
キャラメルマキアート(グランデ) 約800円 約600円
カフェラテ(グランデ) 約700円 約500円
マクドナルド ハンバーガー 約400円 約250円
コーラ(500ml) 約150円 約120円
ビッグマック 約1,164円 約400円
チキンマックナゲット5ピース 約700円 約300円
マックフライポテト(Mサイズ) 約400円 約250円

日本とフィンランドの日用品の価格比較

フィンランドの日用品の価格は品目によって日本と比較して異なります。一部の食料品は日本より安価で、例えば卵1パック(10個)は1.69ユーロ(約219円)、牛乳1パックは1.29ユーロ(約167円)程度です。一方、お米1kgは3.5ユーロ(約455円)とやや高めです。日用品全般では、フィンランドの物価は東京と比べて13-19%程度安いとされています。ただし、衣類はヘルシンキでは東京より5%高く、他の都市でもほぼ同等か若干安い程度です。全体的に見ると、フィンランドの日用品の価格は日本と比べてやや安い傾向にありますが、品目や都市によって差があるため、詳細な比較が必要です。

日本とフィンランドの生鮮食品(パン・卵・牛乳・水・肉など)の価格比較

フィンランドの生鮮食品の価格は、日本と比較して品目によって異なります。パンは日本より安く、500gの食パンが約1.39ユーロ(181円)で購入できます。卵は10個入りで1ユーロ(130円)程度と非常に安価です。牛乳は1リットルあたり0.89ユーロ(116円)で、日本とほぼ同等の価格です。肉類については、鶏肉ミンチ400gが2.98ユーロ(382円)程度で、日本より若干安い傾向にあります。野菜や果物の種類は日本の一般的なスーパーと比べて豊富だとされています。全体的に見ると、フィンランドの生鮮食品の価格は日本と同等か若干安い傾向にありますが、都市や店舗によって価格差があるため、比較購入することで節約が可能です。

日本とフィンランドのマクドナルドの価格比較

フィンランドのマクドナルドの価格は日本と比べて高めです。例えば、ビッグマックセットの価格を比較すると、日本では約700円ですが、フィンランドでは約8.95ユーロ(約1,164円)と、1.6倍以上の価格差があります。チーズバーガーは日本の130円に対し、フィンランドでは1.20ユーロ(約156円)です。ただし、北欧諸国の中ではフィンランドのマクドナルドの価格は比較的安いとされています。日本と比べると割高ですが、現地の物価水準を考慮すると、フィンランドでもマクドナルドは比較的リーズナブルな外食オプションと言えるでしょう。

日本とフィンランドのスターバックスの価格比較

フィンランドのスターバックスの価格は日本と比較して高めです。「THE STARBUCKS INDEX 2019」によると、フィンランド(ヴァンター)でのトールラテの価格は5.40ドル(約702円)で、世界76カ国中3位の高さでした。一方、日本のスターバックスの価格は世界的に見ると中程度です。この価格差は、フィンランドの全体的な物価の高さを反映しています。例えば、ヘルシンキの物価は東京と比べて約14%安いものの、他の北欧諸国と同様にコーヒーチェーンの価格は高めに設定されています。スターバックスの価格比較は、両国の生活費や購買力の違いを示す一つの指標となっています。

日本とフィンランドのランチの価格比較

フィンランドのランチ価格は日本と比べるとやや高めですが、大きな差はありません。ヘルシンキの一般的なレストランでは、平日のランチセットが10ユーロ(約1,300円)前後で提供されています。 これは、日本の1,000円前後のランチとほぼ同等の価格帯です。
ただし、フィンランドには日本のような安価な牛丼チェーンやカレースタンドはほとんどありません。 そのため、格安でランチを済ませるのは難しいかもしれません。
 
一方、フィンランドのランチは比較的ボリュームがあり、スープ、サラダ、パン、ドリンクなどがセットになっていることが多いです。 健康的でバランスの取れた食事を楽しめるのがフィンランドランチの特徴と言えるでしょう。
総じて、フィンランドのランチ価格は日本と同程度かやや高めですが、リーズナブルな価格で栄養バランスの良い食事が楽しめます。旅行者にとっては、現地の食文化を体験する良い機会になるでしょう。

フィンランドでショッピングを楽しむ方法・節約術は?

フィンランドでショッピングを楽しみながら節約する方法がいくつかあります。まず、Kirppisと呼ばれる中古店を利用すると、家具や日用品を安く購入できます。また、tori.fiというウェブサイトやFacebookの地域グループでも中古品の売買が可能です。スーパーマーケットでは、無料のレジ袋がないため、自分で袋を持参するか購入する必要があります。支払いは主にデビットカードやクレジットカードを使用し、現金は避けるのが便利です。
 
北欧雑貨を探すなら、マリメッコのアウトレットやイッタラの店舗がおすすめです。ハカニエミ・マーケットでは、地元の食材や雑貨を手に入れることができます。また、ストックマンというデパートでは、様々な商品が揃っており、特にデリカテッセンコーナーが人気です。
 
節約のコツとしては、公共交通機関を利用することで交通費を抑えられます。ヘルシンキ市内のトラムは1日券が9ユーロ(約1,490円)で利用でき、効率的に観光できます。全体的に物価が高いフィンランドですが、これらの方法を活用することで、楽しくショッピングしながら賢く節約することができます。

フィンランドの物価は日本より高い!賢く節約してフィンランド旅行を満喫しよう

フィンランドの物価は全般的に日本より高いものの、品目や地域によって差があることがわかりました。外食や宿泊費は割高ですが、一部の食料品や公共交通機関の料金は比較的リーズナブルです。旅行者は自炊や公共交通機関の利用、中古店の活用など工夫することで出費を抑えられます。また、都市によって物価に差があり、ヘルシンキが最も高く、地方都市ではより安くなる傾向があります。フィンランド旅行を計画する際は、これらの物価事情を考慮し、予算を立てることが重要です。現地の価格を比較しながら購入し、フィンランドならではの体験を楽しみつつ、賢く節約することで、充実した旅行が可能となるでしょう。

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