メキシコは豊かな文化と美しい自然で人気の観光地ですが、治安面では注意が必要です。主要観光地では比較的安全ですが、地域によって治安状況が大きく異なります。外務省は…

ベネズエラの治安は?危険な場所や知っておきたい準備事項と注意点
ベネズエラは南米で最も危険な国の一つとされており、治安状況は非常に深刻です。経済危機や政情不安により、強盗や誘拐などの犯罪が頻発しています。特に首都カラカスや国境地域は要注意です。しかし、世界遺産や大自然など魅力的な観光地も多く存在します。旅行の際は、危険地域を避け、夜間の外出を控えるなど細心の注意が必要です。また、現地の最新情報を常に確認し、緊急連絡先を把握しておくことが重要です。適切な準備と対策を講じれば、ベネズエラの魅力を安全に楽しむことができるでしょう.
2024年09月13日更新
ベネズエラの治安状況

ベネズエラ旅行前に準備したいポイント

ベネズエラの犯罪の特徴

ベネズエラでの犯罪対策
ベネズエラでの犯罪対策として、以下の点に注意を払うことが重要です。早朝や夜間の外出は極力控え、やむを得ない場合は複数人で行動しましょう。公共交通機関の利用は最小限に抑え、信頼できるタクシー会社や知人の車を利用することをお勧めします。貴重品の管理を徹底し、多額の現金や高価な装飾品、電子機器類は必要以上に持ち歩かないようにしましょう。また、パスポートは安全な場所に保管し、コピーを別に持ち歩くことが賢明です。ホテルのセーフティボックスも積極的に活用してください。さらに、現地の緊急連絡先を事前に把握し、万が一の事態に備えることも大切です。これらの対策を講じることで、犯罪被害のリスクを軽減し、より安全な滞在を心がけることができます。ベネズエラで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

カラカス中心部のペタレ地区・カティア地区
カラカス首都区に隣接するミランダ州スクレ市のペタレ地区は、カラカス首都圏最大の貧民街(スラム街)として知られており、殺人、強盗、誘拐などの凶悪犯罪が日常的に発生しています。同様に、カラカス中心部のカティア地区も貧困率が高く、ギャング抗争や麻薬取引が頻繁に行われ、銃撃戦も珍しくありません。これらの地域では警察の統制が及ばず、犯罪の温床となっているため、観光客は絶対に近づかないよう強く警告されています。万が一迷い込んでしまった場合は、速やかにその場を離れることが重要です。国境付近の都市
ベネズエラの国境地域、特にコロンビアとの国境付近の都市は、極めて危険な地域として知られています。これらの地域では、武装ゲリラ勢力やベネズエラの過激派組織、一般の凶悪犯罪者グループの活動が確認されており、身代金目的の誘拐事件や麻薬関連犯罪が頻発しています。特に注意が必要なのは、スリア州、タチラ州、ボリバル州の一部地域(州北東部の「アルコ・ミネロ」鉱業地帯及びブラジルとの国境地帯)、アプレ州の一部地域(コロンビアとの国境地帯)、およびアマゾナス州の一部地域(コロンビアとブラジルとの国境地帯)で、これらの地域は外務省により「レベル3:渡航は止めてください」に指定されています。また、国境沿いの地域では、みかじめ料を払わない商店等に爆発物を投げ込む事案も散発的に発生しているため、これらの地域には近づかないことが強く推奨されます。ボリバル州の違法採掘地帯アルコ・ミネロ
ボリバル州北東部に広がる「アルコ・ミネロ」鉱業地帯は、ベネズエラで最も危険な地域の一つとして知られています。この地域では、金やダイヤモンドなどの違法採掘が横行しており、犯罪組織や武装グループが実効支配しています。外務省は、アルコ・ミネロ地帯を含むボリバル州の一部地域に対して「レベル3:渡航は止めてください」という警告を発出しています。この地域では、違法採掘に関連した暴力事件や誘拐、強盗が頻発しており、地元住民や外国人労働者も被害に遭っています。また、環境破壊や水銀汚染などの深刻な問題も引き起こしています。観光客はもちろん、ビジネス目的であっても、この地域への立ち入りは極めて危険であり、強く避けるべきです。
もしベネズエラで犯罪の被害にあってしまった時の対応方法

被害後は速やかに日本大使館に連絡し、支援を求めることが重要です。パスポートを盗まれた場合は、大使館で再発行の手続きを行います。また、クレジットカードや携帯電話を盗まれた場合は、すぐに利用停止の手続きを取りましょう。
犯罪被害の際は、抵抗すると危険が増す可能性があるため、生命の危険を感じた場合は抵抗せず、犯人の要求に従うことが賢明です。被害後は、警察や大使館への報告、医療機関での診察(必要な場合)、保険会社への連絡など、適切な事後対応を取ることが重要です。常に緊急連絡先を携帯し、万が一の事態に備えておくことをお勧めします。