「花の都」「芸術の都」と称され、「屋根のない美術館」と呼ばれるほど旧市街を中心に歴史建築物や世界に名だたる芸術品が集まっているイタリアにある街「フィレンツェ」。…
ヴェネチアであなたが訪れるべき10のおすすめ観光スポット
イタリアの人気の都市であり水の都として人々を魅了し続ける魅惑の街「ヴェネチア」。トーマス・マンの『ベニスに死す』やシェイクスピア『ベニスの商人』、そしてゲーテの『イタリア旅行』など数多くの古典名作の舞台にもなっており、昔から夢のような都市として人々を魅了してきました。そこで今回は、そんなヴェネチアのおすすめの観光スポットをご紹介します。
2024年06月25日更新
黄金のモザイクで輝く聖堂「サンマルコ寺院」
守護聖人マルコに捧げられたヴェネツィアで最も有名な大聖堂「サンマルコ寺院」。832年に建立され、その後1度焼失していますが、幾度もの改修を経て17世紀には現在の姿になったと言われています。建物内は黄金にきらめく壁や天井と、祭壇には2,000個もの眩い宝石が埋め込まれた黄金の衝立があります。ベネチアを代表する宮殿「ドゥカーレ宮殿」
7世紀末から18世紀末まで続いたヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁として使われた「ドゥカーレ宮殿」。ドゥカーレ宮殿は独特なアーチ形の柱が特徴的です。大理石で作られた壁面は、かつての栄華を誇るように豪華な雰囲気を醸し出しています。レースのような細やかな装飾がなされ、イスラム建築のような雰囲気も感じられます。宮殿内部には、15世紀から16世紀に活躍したベネチア派の画家たちの壁画や天井画が施されており、ベネチアの繁栄や黄金期の栄光を感じることができます。
シェークスピアの「ベニスの商人」の舞台になった橋「リアルト橋」
カナル・グランデにかかる4つの橋のうち最も有名で大きな橋「リアルト橋」。大運河に架かる4本の橋の中で最古のもので、長さ48m、幅約22mあり、別名は「白い巨像」と言われるほどの立派な橋で、ベネチアの有名観光スポットのひとつとなっています。橋の名前は、昔この町で一番商業の栄えていた広場があったサン・ポーロの地域、リアルトから付けられており、商取引の人がよく通ることから、「富の橋」とも呼ばれています。
今も語られる伝説の橋「溜め息の橋」
ドゥカーレ宮殿の裏側にあり、ドゥカーレ宮殿内部の階段を降りる場所にある伝説の橋「溜め息の橋」。囚人がこの橋の小さな窓から最後のヴェネツィアの景色を見て、この世に別れを惜しみながら溜め息をついたことからそう呼ばれています。また、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されると言われています。
世界で最も美しい広場「サンマルコ広場」
ヴェネツィアの中心で玄関口となっており、サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、コッレール博物館時計塔などに囲まれた広場「サン マルコ広場」。サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、コッレール博物館、新政庁、時計塔に囲まれたこの広場は世界で最も美しい広場ともいわれ、世界から観光客が集まります。季節によって、特に冬の季節は高潮の影響で広場が浸水することがあり、橋桁が渡されます。
普段は広場周りを取り囲むバールやレストランのオープンな席が用意され、音楽の生演奏が行われています。
色鮮やかな家が可愛い「ブラーノ島」
大小118の島と400以上の橋、約170の運河からなる、美しい水の都「ヴェネチア」。そんなヴェネチアから船で45分ほどの距離にあるカラフルでポップな街並みが特徴的な島が「ブラーノ島」です。人口3000人程の小さな島ですが、どの家も色鮮やかでまるでおとぎの国に迷い込んだかのようなカラフルな光景が目の前に広がります。
ブラーノ島は霧が出やすい地域であり、海に出た漁師が帰ってきた際に家をすぐに見分けられるようにカラフルにペイントしたと言われているそうです。
ヴェネチアにあるリゾート島「リド島」
ヴェネチア本島の南に横たわる全長約12kmの細長い島「リド島」。アドリア海に面して続く海岸には高級リゾートが並び、並木道を走る自動車など本島とは異なる雰囲気が漂います。ベネチア国際映画祭の会場としても知られており、映画「ベニスに死す」の舞台でもあります。