イタリアの人気の都市であり水の都として人々を魅了し続ける魅惑の街「ヴェネチア」。トーマス・マンの『ベニスに死す』やシェイクスピア『ベニスの商人』、そしてゲーテの…
世界遺産と共存する美しい街ローマであなたが訪れるべき10の観光スポット
「永遠の都」とも称されるイタリアの首都「ローマ」。紀元前からローマ帝国として栄えていたため、ローマ帝国が残した数多くの歴史的遺産が、街中に息づいています。 石畳の道、薄茶色の遺跡、ところどころでふと現れる彫刻、美しい建築の教会など。 昔の姿をそのままに残しつつ、現代の生活とうまく調和しているローマは魅力に溢れています。今回は、そんなローマのおすすめの観光スポットをご紹介します。
2024年06月25日更新
2000年前に建てられた円形の闘技場「コロッセオ」
イタリアの首都ローマの中心部にある、古代ローマ帝国時代の巨大な円形闘技場の遺構「コロッセオ」。ローマのシンボルともいえるコロッセオは、約2000年前に建てられた円形の闘技場で、まずその大きさに圧倒されます。剣闘士がここで戦いを繰り広げる様は度々映画の舞台にもなっています。周囲527m、高さ48m、収容人数約5万人という巨大建造物はまさに永遠の都ローマを代表する遺産です。
ローマ市民の広場「フォロ・ロマーノ」
古代ローマの政治・経済・宗教活動を司る機関が建ち並ぶ遺跡群「フォロ・ロマーノ」。ローマの起源とされる7つの丘の中心、パラティーノの丘とカンピドリオの丘の中間にある東西約300m、南北約100mほどの広さのエリアで、聖なる道に沿って、神殿、凱旋門、記念塔など、さまざまな規模の遺跡があります。
ローマの名所のなかでも、街並みそのものが遺跡となっているだけあって、その壮大なスケールは圧巻です。
ローマの休日でお馴染みとなった「真実の口」
イタリアの首都ローマのサンタマリアインコスメディン教会の外壁にある石造の円盤「真実の口」。1953年制作の映画『ローマの休日』で一躍有名となり、嘘や偽りの心をもつ人間が手を入れると手を噛み切られてしまうという伝説を持つ世界的にも有名な観光スポットです。もともとは古代ローマ時代のマンホールの蓋だったそうで、浮き彫られているのは、うねるような髪と髭におおわれている大河の神「オケアノス」の顔になっています。
世界最大級の美術館「バチカン美術館」
ヴァチカン市国にあり、歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館「バチカン美術館」。16世紀末に教皇ユリウス2世により創設されたこの美術館は、ベルヴェデーレの中庭の大部分を占めており、世界で最も大きな美術品コレクションの一つであり、歴代の教皇が蒐集した美術品の膨大なコレクションを展示しています。ローマで最も美しい広場「ナヴォーナ広場」
ローマ中心街の少し西側に紀元前に造られた美しい芸術的な広場「ナヴォーナ広場」。古代ローマ時代の競技場跡に造られた歴史ある広場で、広場の中心にはランドマークとなっている四大河の噴水があり、待ち合わせ場所として親しまれています。
映画「ローマの休日」のロケ地にもなった「スペイン広場」
映画「ローマの休日」でオードリーヘップバーンがジェラードを食べた名シーンで有名なイタリア・ローマの代表的な観光名所「スペイン広場」。スペイン広場で有名なのは、オードリーがジェラートを食べるシーンで有名な「スペイン階段」。フランチェスコ・ディ・サンクティスにより設計された137段の階段で、波打ったバロック様式のデザインがとても象徴的です。ローマ神を奉る万神殿「パンテオン」
ローマ市内のマルス広場に建造された2000年ほど前に建てられた神殿「パンテオン」。パンテオンとはギリシア語のPan (パン)”全ての”、theos(テオス)”神”より由来し、”全ての神々の神殿”という意味で、様々な神々を祀る万神殿でした。現存する石造り建築としては世界最大の規模を誇り、宗教的な意味合いだけではなく建築や歴史的な価値も併せ持つ建築物として有名です。
コインを泉へ投げ入れると願いが叶う「トレヴィの泉」
ローマにある最も巨大なバロック時代の人工の泉「トレヴィの泉」。有名なコイン投げの由来についてはあまり語られていないのですが、昔から大小たくさんの噴水があるローマで、噴水にむかってコインを投げること自体が神聖なる行為で、そこに祭られた神の気を鎮めるとされていた風習に由来すると言われています。現代では、1枚投げればまたローマに来られる、2枚だと好きな人と一生一緒にいられる、3枚だと嫌いな夫や妻と別れられる、というおまじないになっています。
歴代皇帝の霊廟「サンタンジェロ城」
ローマ市内テベレ川右岸、バチカン市国の手前に建つ城「サンタンジェロ城」。元々は紀元139年にハドリアヌス帝が霊廟として建てたのが紀元で、その後も、ローマ史上に残る暴君として知られる「カラカラ帝」の時代まで歴代皇帝の霊廟として使用されました。現在、国立博物館なっており、内部見学する事ができます。