オーストラリアの物価事情を徹底解説!日本より高い?安い?実際の物価や節約術なども紹介

オーストラリアは、広大な自然と多文化社会で知られる魅力的な国です。しかし、旅行や留学を考える際、多くの人が気になるのが物価事情ではないでしょうか。「オーストラリアは物価が高い」というイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?日本と比べて本当に全てが高いのか、それとも意外と安い面もあるのか?この記事では、オーストラリアの物価について徹底的に解説します。食事、交通、宿泊、日用品など、様々な面から実際の物価を紹介し、日本との比較を行います。また、オーストラリア滞在中に使える実践的な節約術もお伝えします。旅行者はもちろん、ワーキングホリデーや留学を考えている方にも役立つ情報が満載です。それでは、オーストラリアの物価事情に迫っていきましょう。

2024年06月28日更新



オーストラリアの物価は高い!

オーストラリアに物価は日本と比較してどのくらい高い?

オーストラリアの物価は平均して日本の2~3倍ほど高いとされています。例えば、コカ・コーラの2Lペットボトルは日本では200円未満で購入できるのに対し、オーストラリアでは3.5~4.5AUD(336~432円)が相場です。外食費の差も顕著で、マクドナルドのビッグマック単品は日本で約450円なのに対し、オーストラリアでは7.55AUD(724円)もします。ただし、乳製品や米などの一部の食品はオーストラリアの方が安い傾向にあります。物価の高さの主な理由として、高い人件費や輸送費が挙げられますが、オーストラリアの平均賃金も世界トップクラスであり、2022年4月時点での最低時給は21.38AUD(2,031円)と日本の約2倍となっています。

オーストラリアの物価が高いと言われる理由

オーストラリアの物価が高い主な理由は、輸送コストの高さ、競争の少なさ、そして高い人件費です。広大な国土と低い人口密度のため、商品の輸送効率が悪く、コストがかさみます。また、人口が少ないため企業間の競争が限られ、価格が高止まりしやすい状況にあります。さらに、最低賃金が時給23.23AUD(2,230円)と日本の約2倍であることから、人件費も物価上昇の要因となっています。これらの要因が重なり、オーストラリアの全般的な物価の高さにつながっているのです。

オーストラリアの物価は都市によっても異なる

オーストラリアの物価は都市によって大きく異なります。一般的に、シドニーやメルボルンなどの大都市ほど物価が高く、地方都市の方が比較的安価です。例えば、シドニーは家賃や生活費が最も高い都市の一つですが、アデレードやブリスベンなどはより手頃な物価となっています。ただし、ケアンズやゴールドコーストといった観光地では、レストランの価格が大都市よりも1~2割ほど高くなる傾向があります。都市選びの際は、物価だけでなく、就労機会や生活環境なども考慮することが重要です。

日本とオーストラリアの物価を実際の商品で価格比較

日本とオーストラリアの物価比較表

項目 商品 オーストラリア 日本
日用品 ペットボトルの水 A$2.00 ¥100
シャンプー(1リットル) A$7.00 ¥600
洗剤 A$5.00 ¥400
トイレットペーパー A$6.00 ¥500
ティッシュペーパー(一箱) A$3.00 ¥200
生鮮食品 パン A$3.50 ¥300
卵(12個) A$4.50 ¥200
牛乳(1リットル) A$2.50 ¥180
肉(1kg) A$15.00 ¥1000
スターバックス ホットコーヒー(グランデ) A$4.50 ¥400
フラぺチーノ(グランデ) A$6.50 ¥590
キャラメルマキアート(グランデ) A$5.50 ¥520
カフェラテ(グランデ) A$5.00 ¥450
マクドナルド ハンバーガー A$2.00 ¥130
コーラ A$1.50 ¥100
ビッグマック A$6.00 ¥390
チキンマックナゲット5ピース A$4.00 ¥200
マックフライポテト A$3.00 ¥150


日本とオーストラリアの日用品の価格比較

オーストラリアの日用品価格は、多くの場合日本より高くなっています。例えば、シャンプー(500ml)はオーストラリアで約147円、日本では400g詰め替え用で388円と、オーストラリアの方が安価です。一方、歯ブラシはオーストラリアで約196円、日本で75円とオーストラリアの方が2倍以上高くなっています。トイレットペーパー(12ロール)は、オーストラリアで約432円、日本で315円と、オーストラリアの方が約1.4倍高価です。これらの価格差は、オーストラリアの高い人件費や輸送コストが主な要因と考えられます。ただし、商品や購入場所によって価格差は異なるため、現地での賢いショッピングが重要です。

オーストラリアの生鮮食品価格(パン・卵・牛乳・水・肉など)

オーストラリアの生鮮食品価格は、日本と比較して一部の品目では安価ですが、全体的にはやや高めです。パンは食パン(750g)が約4.90AUD(480円)、卵(12個入り)が3~5.95AUD(270~535円)、牛乳(2L)が2~4.98AUD(180~449円)で販売されています。肉類は比較的安価で、牛肉100gが1.60~2AUD(144~180円)、鶏むね肉100gが0.8~1.4AUD(72~126円)程度です。野菜は、にんじん1kg(8~10本)が1.60~2.80AUD(144~252円)、玉ねぎ1kg(4~5個)が2~2.9AUD(180~261円)となっています。ただし、マーケットで購入すると、スーパーよりも3分の2程度の価格で生鮮食品を入手できることがあります。

日本とオーストラリアのマクドナルドの価格比較

オーストラリアのマクドナルドの価格は、日本と比較して約1.5〜3倍高くなっています。具体的には、ハンバーガー(単品)がオーストラリアで3.45AUD(328円)に対し日本では170円、チーズバーガー(単品)がオーストラリアで4.5AUD(428円)に対し日本では200円となっています。ビッグマック(単品)はオーストラリアで7.75AUD(736円)、日本では450円で、約1.6倍の差があります。特にドリンク類の価格差が顕著で、アイスコーヒーSサイズはオーストラリアで4.6AUD(437円)、日本では120円と約3.6倍の開きがあります。この価格差の主な要因は、オーストラリアの高い人件費や輸送コストにあると考えられます。

日本とオーストラリアのスターバックスの価格比較

オーストラリアのスターバックスの価格は、日本とほぼ同等か若干高めです。トールサイズのラテは、オーストラリアで5.30AUD(約516円)、日本で490円とほとんど差がありません。しかし、オーストラリアではスターバックスの店舗数が少なく、約60店舗しかありません。これは、オーストラリアのカフェ文化が発達しており、より安価で美味しいコーヒーが容易に入手できるためです。メルボルンでは、スターバックスのトールラテが4.5AUD(約340円)で提供されており、地域によって価格差があることも注目すべき点です。


日本とオーストラリアのランチの価格比較

オーストラリアのランチ価格は日本と比較して大幅に高く、平均的なランチの相場は約2,000円で、日本の約2倍となっています。オーストラリアの学校給食は一般的ではなく、多くの生徒は自宅から弁当を持参するか、学校のカフェテリアで購入します。カフェテリアのメニューは高カロリー、高塩分、高糖分の傾向があり、栄養バランスの面で課題があります。一方、日本の給食システムは栄養バランスが考慮されており、比較的安価で提供されています。この価格差は、オーストラリアの高い人件費や食材コストが主な要因と考えられます。

オーストラリアでショッピングを楽しむ方法・節約術は?

オーストラリアでのショッピングを楽しみながら節約するには、いくつかの効果的な方法があります。まず、大手スーパーマーケットチェーンのColes、Woolworthsなどのセールやキャンペーンを活用することが重要です。また、LCC(格安航空会社)を利用して航空券を購入したり、乗り継ぎ便を選択することで渡航費を抑えられます。現地での保険加入も検討の価値があり、日本から加入する場合よりも安価な場合があります。
 
住居費を抑えるには、シェアハウスが最も効果的な選択肢の一つです。食費の節約には、地元のマーケットで生鮮食品を購入することがおすすめで、スーパーよりも3分の2程度の価格で入手できることがあります。また、Social soupアプリを利用すると、無料で商品を試すチャンスがあります。
 
交通費の節約には公共交通機関の利用が効果的で、多くの都市では定期券や割引カードが提供されています。さらに、ガソリン価格比較アプリを活用してガソリン代を節約したり、洗剤を大容量で購入するなど、日常生活での小さな工夫も重要です。これらの方法を組み合わせることで、オーストラリアでの生活費を効果的に抑えながら、充実した滞在を楽しむことができます。

オーストラリアの物価は日本より高い!賢く節約してオーストラリア旅行を満喫しよう

オーストラリアの物価は、確かに日本より高い面もありますが、分野によっては意外とリーズナブルな側面も見られます。重要なのは、事前に物価事情を把握し、自分の予算と滞在目的に合わせて計画を立てることです。この記事で紹介した節約術を活用すれば、より効率的にお金を使いながら、オーストラリアの魅力を存分に楽しむことができるでしょう。
高級レストランでの食事も、スーパーマーケットでの自炊も、公共交通機関の利用も、適切な選択で費用を抑えられます。また、自然を楽しむアクティビティなど、お金をかけずに楽しめる魅力も豊富です。
適切な準備と知識があれば、オーストラリアは決して「高すぎる」国ではありません。素晴らしいオーストラリア滞在になることを願っています。

       

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