完成までには300年以上を要すると言われていたスペイン随一の絶景スポット「サグラダ・ファミリア」。ラテン語で、サグラダは「聖なる」、ファミリアは「家族」を意味し…
バルセロナであなたが訪れるべきおすすめの観光スポット10選!
スペインを代表する観光都市「バルセロナ」。バルセロナといえば、市内に点在する世界遺産ガウディ建築が特徴的です。サグラダ・ファミリアやグエル公園、カサ・バトリョ、カサ・ミラなど見どころが満載です。ガウディ建築以外でも、サン・パウ病院やカタルーニャ音楽堂など、"芸術の町"バルセロナならではの奇抜で美しい建築物があちこちに点在しています。今回は、そんなスペイン・バルセロナのおすすめの観光スポットをご紹介します。
2024年06月25日更新
#1 ガウディ建築の代表格「サグラダ・ファミリア」
スペインのバルセロナにある世界有数の観光名所「サグラダ ファミリア教会」。ラテン語で、サグラダは「聖なる」、ファミリアは「家族」を意味し、イエス・キリストと聖母マリア、そしてマリアの夫でイエスの養父ヨセフに捧げる教会として、1882年に着工されました。
天才建築家アントニ・ガウディの作品として有名で、1882年の着工以来、完成までに300年は必要とされていましたが、ガウディ没後100年となる2026年に完成する予定と発表されています。外観をじっくり眺めるだけでも十分見ごたえありますが、内部もステンドグラスや彫刻の美しさに見とれてしまいます。
#2 ガウディが夢みた幻の英国風の庭園式住宅地「グエル公園」
スペインバルセロナ北部にある、建築家アントニ・ガウディによる作品が楽しめる世界遺産「グエル公園」。グエル公園は、施主であったエウゼビ・グエイ伯爵とアントニ・ガウディの夢が作り上げた分譲住宅で、1900年から1914年の間に建造されました。
敷地内には波のように曲線を描くベンチや、タイル装飾を施したオブジェの数々が出迎え、独特のセンスあふれる世界が広がります。また、ガウディの当時の暮らしを再現した博物館も公開されており、有名芸術家のイマジネーションに触れられる場として親しまれています。
#3 バルセロナで最も格式が高い教会「バルセロナ大聖堂」
スペイン・バルセロナの旧市街に建つ古い教会「バルセロナ大聖堂」。およそ150年の歳月を費やして建設された荘厳な教会は、街のシンボルとしてバルセロナ市民はもちろん、世界中の観光客に愛されています。
立派なファサードをくぐると、正面にはステンドグラスで囲まれた煌びやかな祭壇があり、そのほかにも聖堂内には、28つの礼拝堂や美しい彫刻が施された聖歌隊席、エウラリアが眠る地下礼拝堂、中庭と見どころがたくさんあります。
#4 ガウディが作ったアパートメント「カサ・ミラ」
バルセロナのグラシア通りにある建築家アントニ・ガウディによる作品「カサ・ミラ」。スペインの実業家ペレ・ミラとその妻ルゼー・ヤギモンの邸宅として1906年から1912年に建築され、カサはスペイン語で家・邸宅を意味する為カサ・ミラは「ミラ氏の家」という意味になります。
直線部分が全くなく、波打つような外観と彫刻のようなバルコニーの欄干が目を引きます。世界遺産に登録されている建築物ですがアパートメントになっていて、なんと現在も4世帯が居住中です。
#5 芸術性と機能性を兼ね備えたガウディが作った家「カサ・バトリョ」
バルセロナの大商人バトリョ氏の依頼でガウディが改築を請け負ったモダンな邸宅「カサ・バトリョ」。外観の淡い色合いのデコレーションとユニークな形のバルコニーが特徴的で、外観を飾る破砕タイルやガラスは、なんと地元の会社の廃棄物を利用していたりもします。芸術性と機能性を兼ね備えたこの建築物は、ガウディらしいデザインだけではなく、当時は最先端構造の住宅とも言われていました。
#6 バルセロナが誇る世界屈指のモデルニスモ建築「カタルーニャ音楽堂」
ガウディと並びカタルーニャを代表する建築家のリュイス・ドメネク・イ・ムンタネーの最高傑作と言われているコンサートホール「カタルーニャ音楽堂」。バルセロナの旧市街、ゴシック地区に位置し、20世紀初頭を代表するモデルニスモ建築として有名です。建物正面の有名作曲家の胸像や、ミケル・ブライの彫刻によるモデルニスモ時代の象徴カタルーニャの守護聖人サン・ジョルディ像も素晴らしく、赤レンガに花模様のタイルで装飾された建物の威風堂々たる姿には圧倒します。
ドーム型のエントランス、その上にパイプ型の美しい柱が配されたバルコニー、上にはモザイク画がぎっしりという3層構造で、中ほどにある有名作曲家の彫刻の堂々たる姿も魅力的です。
#7 バルセロナで最も重要な美術館「カタルーニャ国立美術館」
モンジュイックの丘の上に建つバルセロナの国立美術館「カタルーニャ国立美術館」。カタルーニャ国立美術館では、中世から20世紀までのカタルーニャ美術を中心としたロマネスク美術・ゴシック美術・バロック美術などのコレクション、19世紀および20世紀の美術コレクション、さらにモダンアートコレクションなどが展示されています。
展示品の中で特に有名なのが、ロマネスク時代の教会壁画「全能のキリスト」。現存するロマネスク絵画のなかでも最高傑作として美術書に必ず紹介され、スペインの近代絵画の3巨匠とも言われる、ピカソ、ダリ、ミロらもこの絵に大きな影響を受けたほどです。
#8 バルセロナのヘソ「ランブラス通り」
「バルセロナのヘソ」として知られるカタルーニャ広場からコロンブスの塔まで続いているバルセロナを代表するメインストリート「ランブラス通り」。この大通りにはカフェ、レストラン、土産店、花屋などが並び、観光客から地元の人たちまで多くの人で終日ごったがえしています。カタルーニャ広場から海へと続くこの並木道では、ストリートパフォーマーたちが観光客の目を楽しませてくれ、また周辺にはヨーロッパ屈指のオペラ劇場として有名なリセウ劇場、色とりどりの食材が並ぶサン・ジョセップ市場があり、バルセロナ観光に欠かせないスポットとなっています。
#9 バルセロナの台所「ボケリア市場」
ランブラス通り沿いにあるサンジョセップ市場はバルセロナを代表する市場「ボケリア市場」。「バルセロナの台所」と呼ばれており、鮮魚・肉・野菜・フルーツ・お菓子・調味料など、ありとあらゆる食材が彩も鮮やかに並び、いつも多くの人で賑わっています。美味しいお酒を飲みながら様々な種類のおつまみが楽しめるバルも人気で、本場のスペイン料理やカタルーニャ料理を気軽に楽しむことができます。
#10 FCバルセロナのホームスタジオ「カンプ・ノウ」
世界的なサッカーチームでバルセロナをホームタウンにしているFCバルセロナのスタジアム「カンプ・ノウ」。収容人員数9万8,000人とヨーロッパ最大級の規模を誇るスタジアムで、世界中の人々を熱狂するスペインサッカーを生で観戦することができます。
またスタジアム観戦ツアーも行われており、クラブの歴史や実際に選手達が座るベンチ座って写真を撮る体験もできます。