「西洋の驚異」として称された海岸から1km離れた沖合の砂地に浮かぶ神秘の島「モンサンミッシェル」。モンサンミッシェルは、1979年よりユネスコ世界遺産に登録され…
フランス旅行の費用はどれくらい?安い時期は?3泊5日・5泊7日など宿泊日数ごとに予算を解説
フランスは、多くの観光スポットと美しい景観を持つ魅力的な旅行先ですが、その費用について考えると計画が難しく感じられることもあります。本記事では、3泊5日や5泊7日などの宿泊日数ごとに、フランス旅行の予算を詳しく解説します。また、旅行費用を抑えるための安い時期についてもご紹介します。フランス旅行を計画中の方は、ぜひ参考にしてください。これから、フランス旅行の費用や最適な旅行時期を詳しく見ていきましょう。
2024年06月25日更新
フランス旅行のベストシーズンは?いつが安い?
フランス旅行のベストシーズンは、目的によって異なります。美術館巡りやグルメを楽しむなら、人が少なく気候が安定している秋(9月〜11月)がおすすめです。夏のバカンスシーズン(7月〜8月)は休業する店が多いので避けた方が良いでしょう。 一方、スキーを楽しみたい場合は12月〜2月の冬がベストです。ただし、山岳地帯では氷点下になることもあるので、防寒対策が必須です。 旅費を安く抑えたい場合は、オフシーズンの春(3月〜5月)や秋(9月〜11月)を狙うのがおすすめ。 この時期は観光客が少なく、航空券やホテル代が比較的安くなります。 ただし、イースターやクリスマスなどの休日は旅行者が増えて価格が高騰するので注意が必要です。フランス旅行費用の目安は3泊5日で約24万円、5泊7日で約27万円
フランス旅行費用の一覧表。3泊5日~5泊7日まで一覧でチェック
項目 | 2泊4日 | 3泊5日 | 4泊6日 | 5泊7日 |
---|---|---|---|---|
往復航空券代 | ¥180,000 | ¥180,000 | ¥180,000 | ¥180,000 |
宿泊代 | ¥20,000 | ¥30,000 | ¥40,000 | ¥50,000 |
食費代 | ¥15,000 | ¥20,000 | ¥25,000 | ¥30,000 |
Wi-Fi・通信費 | ¥2,000 | ¥2,500 | ¥3,000 | ¥3,500 |
お土産代 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 |
合計 | ¥227,000 | ¥242,500 | ¥258,000 | ¥273,500 |
フランス旅行費用の内訳と各費用の目安
フランス旅行の航空券代
フランス旅行の航空券代は、直行便の場合、東京からパリまでの往復で15万円から20万円程度が相場です。 乗り継ぎ便の場合は、直行便よりもやや安くなります。 現在、日本とフランスの間を飛んでいるLCCはないため、JALやANA、エールフランスなどのフルサービスキャリアを利用する必要があります。航空券を安く購入するコツは、旅行予定の3ヶ月から6ヶ月前に予約することです。 また、中東経由の便を選ぶと、費用を抑えられる場合があります。 ただし、移動に丸1日かかることもあるので、旅行日数と相談しながらフライトを検討するのがおすすめです。
フランス旅行の宿泊費
フランスのホテル代は、宿泊するホテルのタイプや星の数によって大きく変動します。一般的に、1つ星クラスのゲストハウスでは、1泊あたり約5,000円から、2つ星クラスのスタンダードなホテルでは1泊あたり約1万円から、3つ星クラスのスーペリアホテルでは1泊あたり約3万円から、4つ星クラス以上のラグジュアリーホテルでは1泊あたり約6万円からとなります。パリ市内はホテル数が多いため、予算に合ったホテル選びがしやすいエリアです。ただし、モンマルトルより北の地区は治安が不安定なので、特に女性だけの旅行の場合はおすすめしません。 フランス旅行のホテル代を抑えるなら、数人で1部屋をシェアする「ホステルタイプ」のホテルを視野に入れてみるのも良いでしょう。
フランス旅行の食費
フランス旅行の食費の目安は、1日あたり6,000円から1万円程度です。 朝食は1,000円から1,500円、昼食は1,500円から2,000円、夕食は3,000円から1万円が相場となります。 美食の街パリでは、外食費は高めです。カフェなどカジュアルな食事場所でも、前菜とメインのセットで15ユーロから20ユーロ(約2,500円から3,400円)ほどかかります。 比較的カジュアルなフランス料理店のコース料理は3,000円から1万円で、お酒を追加する場合は少なくとも2万円程度の予算が必要でしょう。 フランスの代表的な人気グルメには、ガレット、クロック・ムッシュ、ラタトゥイユ、ムール貝の白ワイン蒸し、カスレ、タルタルステーキ、シュークルート、フォアグラなどがあります。 これらの料理を味わうことで、フランスの食文化を深く理解することができるでしょう。フランス旅行の交通費
フランス国内の交通費は、主に電車、地下鉄、バスを利用することになります。パリ市内の地下鉄は1回1.9ユーロ(約320円)、バスは1回2ユーロ(約340円)が基本料金です。 複数回利用する場合は、10枚綴りのカルネを購入すると割安になります。 また、パリ近郊を旅行する際は、イル・ド・フランス1日乗車券を利用すると電車やバスが1日乗り放題になるのでおすすめです。長距離移動の際は、TGVと呼ばれる高速鉄道が便利です。パリからリヨンまでは最短1時間40分、マルセイユまでは最短3時間でアクセスできます。 TGVの料金は、乗車日や購入タイミングによって大きく変動します。 早割を利用すれば、通常料金の半額程度で乗車できる場合もあります。 フランス国内の移動は、事前に経路を確認し、割引チケットを活用することで交通費を節約できるでしょう。
フランス旅行のお土産費用
フランス旅行のお土産費用の目安は、5,000円から3万円程度です。 定番のお土産としては、ボンヌ・ママンのレモンタルト、チーズ、ゲランドの塩、フランスワイン、ラ・メール・プラールのクッキー、エシレバター、マルセイユ石鹸、オーガニックコスメ、マッサージオイルなどがあります。 また、パリのブティックで見つけた一点ものアクセサリーや有名ブランドの小物なども喜ばれるでしょう。 ただし、お土産選びは旅行の楽しみの一つである反面、予算をオーバーしてしまうこともあるので、事前に予算内で計画的に購入するのがおすすめです。フランス旅行のWi-Fi・通信費用
フランス旅行でのWi-Fi・通信費用は、利用方法によって大きく異なります。主な選択肢としては、現地のフリーWi-Fiスポットを利用する方法、海外用のWi-Fiルーターをレンタルする方法、国際ローミングを利用する方法などがあります。フリーWi-Fiスポットは、カフェやホテルのロビー、観光案内所などで無料で利用できますが、セキュリティ面のリスクがあるため、重要な情報のやりとりは避けた方が良いでしょう。 一方、海外用のWi-Fiルーターレンタルは、1日あたり500円から1,000円程度で、安定した高速通信が可能です。 ただし、1日の通信量に制限があるプランが多いため、動画の視聴などのデータ通信量の多い利用には向きません。
国際ローミングは、自分のスマートフォンをそのまま利用できる点が魅力ですが、通信料金が高額になりがちなので注意が必要です。 海外パケットし放題などのオプションサービスを活用すれば、一定の料金で安心して利用できます。
クルーズ船内のWi-Fiは、衛星通信を利用しているため、通信速度が遅く、料金も高額です。 クルーズ旅行では、Wi-Fiの利用を最小限に抑え、オフラインで楽しめるコンテンツを準備しておくのがおすすめです。
フランス旅行の海外保険費用
フランス旅行の海外旅行保険の費用は、旅行期間や年齢、補償内容によって異なります。一般的に、10歳から64歳までの方の7日間の旅行の場合、個人プランで約2,600円から3,150円程度が目安となります。 家族3人で7日間の旅行の場合は、約6,150円から7,570円程度が相場です。フランスでは、医療費が高額になる可能性があるため、治療費用の補償額が1,000万円以上の保険プランを選ぶのがおすすめです。 また、盗難などのトラブルに備えて、携行品損害の補償にも加入しておくと安心です。 実際に、フランス旅行中にバッグから中身を盗まれ、約78,000円の損害が発生したケースもあります。
海外旅行保険は、出発当日でも加入できるプランが多いですが、余裕をもって出発前に手続きを済ませておくのが賢明です。 保険料は、ネット経由で簡単に比較・契約できるので、自分の旅行スタイルに合った補償内容とリーズナブルな価格の保険を選びましょう。
フランス旅行の観光・アクテビティ費用
フランス旅行の観光・アクティビティ費用の目安は、1日あたり約5,000円から1万円程度です。 有名な美術館の入場料は2,000円ほどかかりますが、外から眺めるだけなら無料で楽しめます。 パリからモンサンミッシェルへの日帰りバスツアーは2万円程度が相場ですが、電車とバスを乗り継いで自力で行くこともできます。 その場合、片道3〜4時間かかりますが、時間に余裕があるなら1泊するのがおすすめです。 モンサンミッシェルは時間帯によって雰囲気が変わるので、ゆっくり滞在することでその魅力を堪能できるでしょう。 また、ワイナリーツアーやセーヌ川クルーズなどのオプショナルツアーに参加すると、より深くフランスの文化を体験できます。 ただし、これらのツアーは1万円以上する場合が多いので、予算と相談しながら計画的に参加するのがおすすめです。フランスの物価とキャッシュレス状況は?現金はどれくらい必要?
フランスの物価は、日本と比べるとやや高めです。特に、パリなどの大都市では外食費や交通費が高くつきます。一般的なレストランでの食事は、1人あたり2,000円から3,000円程度が相場です。 また、地下鉄やバスの料金は、1回あたり約300円から400円かかります。一方、フランスではキャッシュレス化が徐々に進んでおり、クレジットカードやデビットカードが広く普及しています。特に、Visaカードと Mastercardのデビットカードは、多くの店舗で利用可能です。 ただし、郊外の小売店などでは、まだ現金払いのみに対応している場合もあります。
したがって、フランス旅行では、クレジットカードやデビットカードを主な支払い手段としつつ、現金も1日あたり5,000円から1万円程度は持っておくのがおすすめです。 現地ATMで必要に応じて引き出すことで、多額の現金を持ち歩くリスクを避けられます。
ただし、フランスの人々は、スリや置き引きのリスクを避けるため、あまり多額の現金を持ち歩かない傾向にあります。 1万円から2万円程度をいくつかに分けて持ち歩き、残りはホテルの金庫に預けるなどの工夫をすると良いでしょう。
フランスツアー費用の目安は?格安で行くならパッケージツアーがお得
フランスのパッケージツアーの費用は、出発地や旅行期間、利用するホテルのグレードなどによって大きく異なります。一般的に、6泊7日のツアーの場合、1人あたり20万円から30万円程度が相場です。 これには、航空券、ホテル代、空港と市内間の送迎、一部の食事が含まれています。パッケージツアーを利用すると、個人手配に比べて格安で旅行できる場合があります。 特に、大型連休前などに開催されるセールでは、通常よりもかなりお得な価格のツアーが登場することも。 例えば、5泊6日のパリ旅行が15万円を切る価格で販売されることもあります。
また、添乗員が同行するツアーでは、言語面でのサポートや緊急時の対応など、安心して旅行を楽しめるメリットがあります。 一方、フリープランのツアーでは、現地での行動をより自由に決められるので、自分のペースで観光を楽しみたい方におすすめです。
ツアー価格を安く抑えるコツは、旅行会社のセールを狙うことです。 航空券とホテルがセットになったツアーは、個別に手配するよりも割安になる傾向にあります。 旅行の計画が決まったら、各社のセール情報をこまめにチェックしてみましょう。