標高2400mの尾根に造られた、15~16世紀に繁栄した南米最大の大帝国インカの空中都市「マチュピチュ」。正確に切り出された石を積んで建造されたこの都市は、山や…
歴史と絶景に彩られた太陽の国メキシコであなたが訪れるべき10のスポット
歴史と絶景に彩られた太陽の国「メキシコ」。チチェンイッツァ、パレンケ、テオティワカン等マヤやアステカ文明の古代遺跡やピンクラグーン、アグアアスル、セノーテ等の大自然の絶景、植民地時代に形成されたコロニアル都市グアナファトなどメキシコにはたくさんの絶景スポットがあります。今回は、そんな魅力溢れるメキシコのおすすめ観光スポットをご紹介します。
2024年06月25日更新
#1 美しすぎる聖なる泉「グランセノーテ」
メキシコにあるセノーテの中でも世界的に有名なセノーテが「グランセノーテ」。セノーテとはスペイン語で地下水が溜まった天然の井戸や泉のことで、グランセノーテではどこまでも透き通った水と鍾乳洞が幻想的な雰囲気を作り出し、世界中の人々を魅了しています。訪れる時間によって水面の色が新緑から澄んだ青に変わる様もまた心を惹きつけ、その光景はダイビングやシュノーケリングなどでも味わうことができます。
#2 メキシコシティ郊外の高原にそびえる巨大な遺跡群「テオティワカン」
メキシコの首都メキシコシティ北東約50キロの地点にあり、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市遺跡「テオティワカン」。遺跡の中の太陽のピラミッドは、高さ65m、底辺の1辺が225mと世界有数のスケールを誇るピラミッドになります。 また多くの謎に包まれており、何のために建てられたか、なぜ滅んでしまったかなど、まだまだ分からないことだらけの神秘的な遺跡です。
#3 神が降臨するマヤの神殿「チチェン・イッツァ」
メキシコのユカタン半島に残されたマヤ古典期最大の都市遺跡「チチェン・イッツァ」。広大なジャングルの中に戦士の神殿、天文台など、さまざまな時代に建てられた壮大な遺跡の数々が今も残され、当時の栄華を彷彿とさせます。遺跡は南側の旧チチェンと、北側の新チチェンに分けられ、中でも階段状の神殿ピラミッド「ククルカン神殿」は、春分・秋分の日の夕方になると、階段上にヘビのようなジグザグの影ができることで有名です。
#4 宝石箱のようなカラフルな街並み「グアナファト」
童話のような中世の風景が残る世界遺産都市「グアナファト」。周囲を山に囲まれた標高2,040mの小さな街ですが、1546年に銀が発見され、以来200年以上にもわたり世界の3割以上の銀を産出しています。また「メキシコで一番美しい街」とも言われており、スペイン植民地時代のコロニアル建築と石畳が続く街並みは、毎年多くの観光客を惹き付けています。ディズニー映画「リメンバー・ミー」に登場する“死者の国”は、グアナファトの色どり豊かな街並みをモデルにしており、世界で最もカラフルな街としても人気です。
#5 カリブ海に浮かぶ女神の住む島「イスラ・ムへーレス」
カンクンより船で30分、女神の島という意味を持つ、美しいビーチに囲まれた島「イスラ・ムへーレス」。何処までも広がるカリビアンブルーの海に囲まれたメキシコの田舎町で、隠れたダイバースポットとなっています。日本の海の家に似たカラフルなお土産店や島の住民ののどかさが心を温めてくれます。
#6 ピンク色に輝く塩湖「ピンクラグーン」
メキシコ・ユカタン半島のラスコロラダスという小さな港町にあるピンク色をした塩湖「ピンクラグーン」。その名の通りピンク色に染まった湖は、天然の色とは思えないほど鮮やかでまさに絶景という名にふさわしい景観が広がっています。湖の水をピンクに染めているのは、湖に生息する赤い色素を持つ藻類と微生物で、かつて塩田として使用されており、白い塩田に光が射すことで、湖水のピンク色がより際立ち、美しい自然のアートを生みだしているそうです。
#7 カリブ海を見下ろす大神殿「トゥルム遺跡」
メキシコ・ユカタン半島にあるマヤ文明末期に栄えた城壁都市の遺跡「トゥルム遺跡」。風の神殿と海の神殿の2つの神殿はカリブ海を望む崖の上に建てられており、建物自体の魅力はさることながら、カリビアンブルーの海、真っ白なビーチ、そしてグレーがかった遺跡とのコントラストが圧倒的なインパクトを与えます。
遺跡からはビーチに降りることもでき、海水浴ができる世界遺産としても知られています。
#8 世界一に選ばれたカラフルで中世の趣を残す街「サン・ミゲル・デ・アジェンデ」
メキシコ中部にある街全体が世界遺産として登録されている美しい街「サン・ミゲル・デ・アジェンデ」。ンデ。1542年に修道士サン・ミゲルによって創設された標高1870メートルに位置する小さなコロニアル都市で、多くの建物が18世紀頃のもので、細い石畳の道が続く街並みやメキシコらしいカラフルな色使いが街全体に広がっています。「旅行者が選ぶ世界の街ランキング」では2年連続1位を獲得していたり「魔法の町」とも呼ばれています。
#9 水が湧き出す古代サポテカ族の聖地「イエルベ・エル・アグア」
メキシコ南東部の観光都市・オアハカ近郊の大自然のなかにある「イエルベ・エル・アグア」。スペイン語で“沸騰する水”という名を持つこの地は、大自然が造り出した圧巻の景色を堪能できる場所として人気があります。イエルベ・エル・アグアの最大の見どころは、まるで滝のように見える石の滝。炭酸カルシウム含有量の高い湧き水が、何千年もの年月をかけて石灰分を運ぶことで、不思議な造形を生み出しています。
#10 中世の街並みを残すメキシカンバロックな街「サカテカス歴史地区」
メキシコ中央高原の北側にある街「サカテカス」。標高約2000m、狭い谷の急な斜面に造られた町は素晴らしい景観をもち、最も繁栄した16世紀~17世紀に銀で巨大な富を築いた人々が寄進した建築物が数多く残っています。1730~60年にかけて造られたスペインのバロック様式とメキシコ先住民の様式が融合したメキシカンバロックの装飾や絵画が印象的で、現代のメキシコの文化や芸術の原点を垣間見ることができます。