ヨーロッパとアジアが交差するトルコであなたが出会う幻想的な10のおすすめスポット

ヨーロッパと中東の文化が入り混じった神秘的でエキゾチックな雰囲気を感じることができる国「トルコ」。日本の約2倍の広大な面積を持つトルコは、イスタンブールなど有名な観光地をめぐる西部はもちろん、大自然が魅力の知られざる東部、謎のリキア文明に迫る南部など、多彩な魅力に溢れています。今回は、そんな魅力溢れるトルコの絶景スポットをご紹介いたします。

2023年02月20日更新



1.世界で最も美しい青いモスク「スルタン・アフメト・ジャミィ(ブルーモスク)」

世界で最も美しいモスクと言われイスタンブールを代表するモスク「スルタン・アフメト・ジャミィ」。スルタン・アフメト・ジャミィは、名前の通りオスマン帝国第14代皇帝「スルタン」アフメット1世が、有名な建築家ミマール・シナンの弟子の建築家メフメット・アーに指示し、1609年から1616年にかけて建てられました。

内部の壁は16世紀末から17世紀初めにイズニックで作られた21,043枚の青を基調にしたタイルが敷き詰めてあり、その素晴らしさから「ブルーモスク」の名で呼ばれ愛されています。

2.歴史が物語るビザンツ建築の最高傑作「アヤソフィア」

イスタンブールでブルーモスクと並び高い人気を誇るスポットが「アヤソフィア」。
かつては、キリスト教の大聖堂として使われていましたが、オスマン帝国時代に入ると、ミナレットなどが加えられイスラムモスクとして姿を変えた建造物です。

内部には聖母子のモザイク画やアラビア語で書かれている歴代カリフの名前なども見られ、まさにこの地の歴史の深さを感じることができます。

3.トルコ史上最高の建築家が設計したモスク「スレイマニエ・モスク」

イスタンブールの旧市街にある7つの丘のひとつの頂上に位置するモスク「スレイマニエ・モスク」。スレイマニエ・モスクは、オスマン帝国を最盛期に導いたスレイマン大帝のために造られた1557年に完成したモスクです。

オスマン建築の最高傑作と言われており、高さ53m、直径26.5mの大ドームを戴く礼拝所は、華美な装飾が抑えられ、多くの窓、ステンドグラスからはたくさんの光が差し込んできます。

4.自然が生み出した不思議な奇岩群「カッパドキア」

トルコの中央アナトリアの南北約50kmにわたってさまざまな見どころが点在する「カッパドキア」。カッパドキアは、地質学上も世界に類を見ない不思議な景観が広がっていて、1985年に「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」として世界遺産に登録されました。

火山の噴火により堆積した凝灰岩や溶岩層が長い年月をかけて浸食されてできた奇妙な形をした岩が見渡す限り広がっており、その風景はまさに絶景という名にふさわしい景観が広がっています。

5.100以上も連なる不思議な石灰棚「パムッカレ」

トルコ南西部のデニズリ州にある雪のように白い棚田の奇観「パムッカレ」。
自然の造り上げた頑丈な縁のある蓮の葉状の白い水盤が続くこの地は、昔から綿の産地であったことに加え、雪のように白い大きな石灰棚が広がっていることから、トルコ語で「綿の城砦」を意味するパムッカレと呼ばれています。

炭酸カルシウムを含んだ温泉が山肌を流れ落ち、長い年月をかけて沈積してできた100以上もの石灰棚が、昼間は空の色を反射して青く輝き、落日の頃には茜色に染まります。

6.古き良きトルコが残っている小さな街「サフランボル」

トルコの首都アンカラから北150kmの山間に広がる街「サフランボル」。
かつて香辛料のサフランが群生していたことからその名がついた小さな街で、旧市街全体が1994年に世界遺産に登録されています。

シルクロードの中継点で、オスマン帝国時代は宿場町として栄え、石畳の道を歩くと、白い土壁に木組みの窓枠、赤レンガの屋根が特徴的な古民家が軒を連ね、モスクやハマム、イスラム教の神学校など、どこか懐かしい雰囲気が街全体に広がっています。

7.オスマン帝国繁栄のシンボル「トプカプ宮殿」

ボスポラス海峡と金閣湾とマルマラ海が展望できるイスタンブール旧市街の半島の先端に位置する丘の上にある「トプカプ宮殿」。トプカプ宮殿は、オスマン帝国のメフメト2世が15世紀半ばに建造した宮殿で、オスマン帝国繁栄のシンボルとされてきました。

現在は博物館となっていて、宮廷の女性たちの生活の場であったハレムや、ダイヤモンドやエメラルドなどの宝石をあしらった豪華や宝飾品や美術工芸品の数々などを見学することができます。

8.イスタンブールの建築のランドマーク「ガラタ塔」

イスタンブールのカラキョイ地区にある石造りの塔「ガラタ塔」。塔の高さは約67メートルで、9階建てになっており、最上階のテラスからは、ボスフォラス海峡とイスタンブールの街の絶景を望むことができます。

テラス階にはレストランがあり、食事をしながら旧市街の美しい眺めも楽しむことができます。

9.ビザンツ帝国時代の巨大貯水池「イスタンブル地下宮殿(バシリカ・シスタン)」

イスタンブールにある東ローマ帝国の大貯水槽「バシリカ・シスタン」。長さ140m幅70mの空間に、高さ8mの336本の大理石柱が、28本ずつ12列に立ち並ぶ様子が、さながら宮殿のようであったため、地下宮殿と名付けられました。

地下宮殿の地上入口から階段を降り一足中に踏み入れると、湿気と冷やりとした風が肌に触れ、薄暗中にライトアップされた柱が水面から何本も立つ姿は幻想的で正に別世界。中世にタイムスリップし冒険をしている様な気分になることでしょう。

10.エーゲ海岸にあった古代ギリシャの植民都市「エフェソス」

トルコのエーゲ海地方の中央に位置する古代都市「エフェソス」。エフェソスは、シェイクスピアの題材にもなったクレオパトラとアントニウスが、ローマ時代に束の間の平穏を過ごした地ともいわれおり、2000年もの歴史が残る都市遺跡は、2015年に世界遺産に登録されてから、世界中から多くの観光客が訪れます。

世界七不思議のひとつであるアルテミス神殿、聖母マリアの家、世界三大図書館に数えられるセルシウス図書館など、ヘレニズム時代・ローマ帝国時代・初期キリスト教時代の貴重な遺跡を数多く見ることができます。

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