【体験レポート】沖縄古宇利島にオープンした海洋プラスチックアート工房「TRUE BLUE OKINAWA」に実際に行ってきた!

昨今、SDGSなどの活動に注目が集まっているが、今回沖縄の古宇利島に新しくオープンしたのが海洋プラスチックゴミを利用したアート工房「TRUE BLUE OKINAWA」。古宇利大橋を渡って車で1分 目の前は絶景のオーシャンビューが自慢の工房になっています。そこで今回は、実際にTRUE BLUE OKINAWAを訪れてきたのでその様子をレポートしたいと思います。

2023年11月02日更新


TRUE BLUE OKINAWAとは?

TRUE BLUE OKINAWAとは、沖縄県今帰仁村・古宇利島にオープンしたアート工房です。
海洋プラスチックごみにフォーカスし、海洋ごみを再利用して製作したアクセサリーの販売、ワークショップ体験を提供しています。


同団体の高橋歩代表と、共同代表で静岡県浜松市出身の玉村めぐみさんが「100年後も美しい海を残したい」との思いから取り組む活動の一環として出店しているそうです。
階建ての工房の1階は「ファクトリー」で、拾ってきた海洋ゴミを粉砕、洗浄、色分けや分別を行い、2階では、海洋ごみを使ったワークショップ「アクセサリー作り体験」(ピアス・イヤリング、4,000円)や、「ランプシェード作り」(5,000円 ~)などを展開しています。

そもそもアップサイクルとは?

アップサイクルとは、廃棄物や不要物を再利用し、新たな付加価値の高い製品や素材を作り出すことを指します。従来のリサイクルとは異なり、アップサイクルでは素材や製品の品質を向上させ、デザイン性や機能性を高めた製品を生み出します。アップサイクルは、持続可能な社会を実現するために注目されており、環境負荷の低減や資源の有効活用につながることから、さまざまな分野で取り入れられています。

海洋汚染の原因となっている海洋プラスチックごみとは?

海洋プラスチックごみとは、プラスチック製品が海に流れ込み、漂流することによって発生するごみのことを指します。主な原因としては、捨てられたプラスチック製品の不適切な処理や、プラスチック製品の使用量の増加が挙げられます。海洋プラスチックごみは、海洋生物や海洋環境に悪影響を与えるだけでなく、漁業や観光業などの海洋産業にも影響を与えています。特に、プラスチックごみが海洋生物の体内に取り込まれることで、生物の健康被害や生態系の破壊が懸念されています。海洋プラスチックごみは、国際的な問題として注目されており、世界的な取り組みが求められています。

書籍「TURE BLUE 美しい海を、永遠に。」出版

TRUE BLUE(トゥルー・ブルー) 美しい海を、永遠に。【電子書籍】[ 玉村めぐみ ]
TRUE BLUE(トゥルー・ブルー) 美しい海を、永遠に。【電子書籍】[ 玉村めぐみ ]

沖縄は遠くてなかなかいけないという人のためにアップサイクルに関連した書籍も同時に発売されています。

本には、「私にできることって、なんだろう?」という想いを胸に、日本中で素晴らしい活動をしている8人のアーティストへのインタビューや美しい海を守るためのアクションなどが紹介されています。TRUE BLUEはもちろん、環境問題やアップサイクル、SDGSなどに興味がある人はぜひ手にとっていただ期待一冊です。

実際にTRUE BLUEに行って体験してきた!

実際に沖縄にあるTRUE BLUEを訪れ、ワークショップを体験してきました。古宇利島への橋を渡ってから横道を進み、無事にTRUE BLUEに到着しました。Googleマップを使用していましたが、誤った場所に連れていかれてしまい、少し道に迷いました。


TRUE BLUEの看板は非常におしゃれでした。この建物はもともと小さな工場だったようですが、オーナーたちが自ら手を加えてリノベーションしたとのことで、建物自体もとてもおしゃれでした。


体験を始める前に、まずは座学で海のゴミについてや取り組みに関しての説明がありました。説明は非常にわかりやすく、子供たちも真剣に話を聞いていました。


説明が終わると、私たちは1階に降りて実際に海洋プラスチックが集められている場所に移動しました。海で集められたプラスチックゴミは粉砕機を使って小さく砕かれ、その後、手作業で色に分けられる作業が行われています。カラフルに集められたプラスチックはまるで宝物の山のようでした。


私たちが体験したのは、プラスチックゴミを使ったランプシェードの作り方でした。好きな色のプラスチックを選び、重さを測りました。色とりどりで可愛らしいプラスチックたちでした。


色が決まったら、プラスチックを圧縮機に綺麗に並べます。そこでプラスチックを溶かし、冷やす作業を繰り返します。


溶けたプラスチックが完全に冷えたら、円錐形に丸めて形を整えます。すると、捨てられていたゴミがおしゃれなランプシェードに生まれ変わりました。

最後に

体験を通じて、私は海洋ゴミの量の多さに再度驚かされました。ある程度は海のゴミの問題を認識していましたが、その現実を目の当たりにすると、ゴミの量の増加や特に小さなマイクロプラスチックが海洋生物の死亡や環境汚染にどのようにつながるかを知ることになり、なんだか悲しい気持ちになりました。

しかし、今回の体験を通じて、1度はゴミになったものがアイデアを通じて新しいものに生まれ変わることを実際に体験しました。このような活動が増えれば、非常に良い循環が回るのだろうと思いました。

一人ひとりの小さなアクションかもしれませんが、全員がアクションを起こせば、それは大きな変化につながります。アップサイクルという体験を通じて、子供たちにも考える機会を与えることができたことが一番良かったです。

沖縄を訪れる際は、ぜひTRUE BLUEを訪れてみてください。そこでの体験は心に深い印象を残すことでしょう。

TRUE BLUEは、海洋ゴミ問題への意識を高めるだけでなく、実際の取り組みを通じて解決策を見つけようとしている素晴らしい場所です。私たちはこのような活動を支援し、地球環境の保護に貢献することが重要です。

私たち一人ひとりの努力が、美しい自然環境を守り、未来の世代に引き継いでいくために必要な一歩となるのです。ぜひ、私たちの行動を通じて持続可能な未来を築くために、一緒に取り組んでいきましょう。

この記事の商品一覧

TRUE BLUE(トゥルー・ブルー) 美しい海を、永遠に。【電子書籍】[ 玉村めぐみ ]

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¥1,650 税込

       

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