カンボジアは、歴史的・文化的な魅力が詰まった美しい国です。その中でも、世界遺産として認定されたスポットは訪れるべき必見の場所です。本記事では、カンボジアに存在す…

カンボジアの治安は?危険な場所や知っておきたい準備事項と注意点
カンボジアは美しい遺跡や豊かな文化で知られる人気の観光地ですが、治安面では注意が必要です。近年改善傾向にあるものの、日本と比べると治安は良くありません。特に都市部では観光客をターゲットにしたスリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪が報告されています。外務省は現在、カンボジア全土に対して「レベル1:十分注意してください」の危険情報を発出しています。安全に旅行を楽しむためには、現地の治安状況や注意すべきポイントを事前に把握し、適切な対策を講じることが重要です。この記事では、カンボジアの治安状況や危険な場所、旅行前の準備事項、滞在中の注意点などについて詳しく解説します。
2024年09月13日更新
カンボジアの治安状況

カンボジア旅行前に準備したいポイント

カンボジアの犯罪の特徴
カンボジアで最も頻繁に発生する犯罪は、スリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪です。特に外国人観光客を狙ったケースが多く、プノンペンやシェムリアップなどの観光地で多発しています。ひったくりは、バイクに乗った犯人が歩行者やトゥクトゥクの乗客から貴重品を奪う手口が一般的です。また、いかさま賭博や詐欺なども報告されています。より深刻な犯罪として、銃器を使用した強盗事件も時折発生しており、過去の内戦時代に持ち込まれた武器が使用されることがあります。犯罪の多くは金銭目的であり、抵抗しないことで被害を最小限に抑えられる可能性があります。特に注意が必要な時期として、クリスマスや旧正月前後は犯罪が増加する傾向にあります。カンボジアでの犯罪対策

カンボジアで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

プノンペン
プノンペンは、カンボジアの首都として多くの観光客が訪れる都市ですが、治安面で注意が必要なエリアがいくつか存在します。特に危険とされるのがリバーサイド地区で、トンレサップ川沿いに位置するこのエリアは夜遊びのスポットとして知られています。多くの観光客が集まることから、ひったくりや強盗などの犯罪が多発しています。また、ナイトマーケットも犯罪率が高いエリアの一つです。夜間は特に注意が必要で、スリや置き引きの被害に遭うリスクが高まります。プノンペン在住者によると、トゥクトゥクでの移動中にスマートフォンを操作していたところ、信号待ちの際にバイクに乗った人物に奪われるという事件も報告されています。安全対策として、夜間の一人歩きを避け、貴重品の管理に十分注意を払うことが重要です。シェムリアップ
シェムリアップは、アンコールワット遺跡群で有名な観光地であり、カンボジアの中では比較的治安が良いとされています。しかし、観光客が多く集まる場所では依然として注意が必要です。特に危険度が高いエリアとしては、オールドマーケット、パブストリート、アンコールナイトマーケットが挙げられます。これらの場所では、スリやひったくりなどの軽犯罪が頻発しています。特に夜間は酔っ払いも多く、トラブルに巻き込まれる可能性が高まります。また、アンコールワット遺跡周辺でも、物売りの子供たちに囲まれるなど、観光客を狙った軽犯罪に注意が必要です。安全対策として、貴重品の管理に気を付け、夜間の一人歩きを避けることが重要です。シアヌークビル
シアヌークビルは近年、急速な開発と中国資本の流入により大きく変貌を遂げ、治安状況にも影響が出ています。かつてはバックパッカーに人気のビーチリゾートでしたが、現在は中国語の看板が目立ち、中国系マフィアによる治安悪化が指摘されています。特に、カジノや建設途中で放棄されたビルが多く、環境破壊や治安悪化が懸念されています。麻薬密売、交通事故、人身売買などの問題も報告されており、カンボジア政府も対策に乗り出しています。2023年3月から4月にかけて、5つのオンライン詐欺拠点が摘発され、2,000人以上が逮捕されるなど、治安維持に向けた取り組みが行われています。観光客は中心街や主要ビーチエリアに滞在し、夜間の一人歩きを避けるなど、十分な注意が必要です。もしカンボジアで犯罪の被害にあってしまった時の対応方法
