エメラルドの島と呼ばれるヨーロッパ屈指の緑あふれる自然の国「アイルランド」。アイルランドは、イギリスの西側、アイリッシュ海を挟んだアイルランド島に位置し、穏やか…
アイルランドの物価事情を徹底解説!日本より高い?安い?実際の物価や節約術なども紹介
アイルランドは美しい自然と豊かな文化で知られる魅力的な国ですが、物価の高さも有名です。この記事では、アイルランドの物価事情を詳しく解説し、日本との比較を通じてその実態に迫ります。食費、住居費、交通費など、生活に欠かせない費用の具体的な金額を紹介し、旅行者や留学生が直面する実際の出費について明らかにします。物価が高いと言われるアイルランドですが、賢い計画と工夫次第で節約も可能です。お得な旅行時期の選び方や、現地での効果的な節約術など、アイルランド滞在をより手軽に楽しむためのヒントもお伝えします。この記事を参考に、アイルランドでの生活や旅行をより充実したものにしていただければ幸いです。
2024年08月22日更新
アイルランドの物価は日本と比べて高い?安い?
アイルランドの物価は全体的に日本よりも高めですが、品目によって差があります。食品や日用品は比較的安く、スーパーマーケットでの食材購入は日本より安価です。例えば、ジャガイモ1kgが約64円、パン800gが約90円で購入可能です。一方、外食や住居費は日本より高額です。レストランでの食事は1人前2,000〜10,000円程度かかり、ダブリンの平均家賃は月額約37万円にもなります。アルコール類や光熱費、交通費も高めです。ただし、地方都市ではダブリンよりも物価が低く、生活費を抑えられる傾向にあります。物価の高さは都市部や観光地で顕著ですが、自炊や地方滞在など工夫次第で生活費を抑えることも可能です。アイルランドの物価は都市によっても異なる
アイルランドの物価は都市によって大きく異なります。首都ダブリンは国内で最も物価が高く、特に住居費が顕著です。ダブリンの平均家賃は月額約2,300ユーロ(約37万円)に達し、他の都市の2倍以上になることもあります。一方、ゴールウェイやコークなどの地方都市では物価が比較的安く、予算を抑えたい留学生やワーキングホリデー渡航者に人気があります。食費や交通費も地方の方が安い傾向にありますが、その差は住居費ほど大きくありません。ただし、アルコール類や光熱費は全国的に高めで、特に近年のインフレの影響で価格上昇が顕著です。都市選びの際は、これらの物価差を考慮し、自身の予算に合わせた選択が重要です。日本とアイルランドの物価を実際の商品で価格比較
日本とアイルランドの物価比較表
項目 | 商品 | アイルランド | 日本 |
---|---|---|---|
日用品 | ペットボトルの水 (500ml) | 約200円 | 約150円 |
シャンプー (1リットル) | 約1,000円 | 約1,000円 | |
洗剤 | 約600円 | 約500円 | |
トイレットペーパー (1ロール) | 約250円 | 約150円 | |
ティッシュペーパー (一箱) | 約350円 | 約250円 | |
生鮮食品 | パン (1斤) | 約350円 | 約300円 |
卵 (10個) | 約500円 | 約350円 | |
牛乳 (1リットル) | 約250円 | 約200円 | |
肉 (1kg) | 約2,000円 | 約1,800円 | |
スターバックス | ホットコーヒー(グランデ) | 約700円 | 約500円 |
フラペチーノ(グランデ) | 約900円 | 約700円 | |
キャラメルマキアート(グランデ) | 約850円 | 約650円 | |
カフェラテ(グランデ) | 約800円 | 約600円 | |
マクドナルド | ハンバーガー | 約300円 | 約200円 |
コーラ (中サイズ) | 約180円 | 約150円 | |
ビッグマック | 約600円 | 約390円 | |
チキンマックナゲット 5ピース | 約450円 | 約350円 | |
マックフライポテト (中サイズ) | 約350円 | 約300円 |
日本とアイルランドの日用品の価格比較
アイルランドの日用品価格は日本と比較して全般的に高めですが、品目によって差があります。トイレットペーパーや洗剤などの生活必需品は日本より2〜3割ほど高価です。特に、日本の100円ショップで購入できるような雑貨類は、アイルランドでは2〜3倍の価格になることもあります。一方で、衣類に関しては、ZARAやH&Mなどのヨーロッパブランドが日本より安く購入できます。また、PenneysやPrimarkといった現地の低価格ブランドでは、留学生にも手頃な価格で衣類や日用品を入手できます。食品については、スーパーマーケットの自社ブランド商品を利用することで、比較的安価に購入することが可能です。ただし、物価は都市によっても異なり、ダブリンは特に高額となる傾向があります。日本とアイルランドの生鮮食品(パン・卵・牛乳・水・肉など)の価格比較
アイルランドの生鮮食品の価格は、日本と比較して品目によって差があります。パンは比較的安価で、800gのパンが約90円で購入可能です。卵や牛乳も日本より安い傾向にあり、地元産の新鮮な乳製品が手頃な価格で入手できます。一方、肉類は日本より高めで、特に牛肉の価格が高くなっています。アイルランドは牛肉の主要輸出国であり、高品質な牛肉が国内でも流通しています。水道水は安全に飲用できるため、ペットボトルの水を購入する必要性は低くなっています。野菜や果物の価格は季節によって変動しますが、地元産の野菜は比較的安価です。ジャガイモは特に安く、1kgあたり約64円で購入できます。全体として、スーパーマーケットでの食材購入は日本より安価である傾向が見られますが、都市部や観光地では価格が上昇する傾向があります。日本とアイルランドのマクドナルドの価格比較
アイルランドのマクドナルドの価格は日本と比較してやや高めです。アイルランドでは、マクドナルドのセットメニューが約10ユーロ(約1,600円)で提供されています。一方、2024年1月時点の日本のビッグマック価格は450円(3.04ドル)となっており、世界的に見ても日本のビッグマックの価格は安い水準にあります。ビッグマック指数によると、アイルランドを含むユーロ圏のビッグマック価格は5.39ユーロ(約868円)で、アメリカドルに対して3.12%高い評価となっています。この価格差は、両国の物価水準や為替レートの違いを反映しており、アイルランドの全体的な物価の高さを示す一例となっています。日本とアイルランドのスターバックスの価格比較
アイルランドのスターバックスの価格は、日本と比較してやや高めです。ダブリンでのトールサイズのラテは約3.91ユーロ(約660円)で、世界76都市中32位の価格となっています。一方、日本(東京)のトールサイズのラテは409円で、76都市中36位に位置しています。アイルランドのスターバックスでは、トールサイズのラテが日本より約250円ほど高く、全体的に10〜20%程度価格が上回る傾向があります。この価格差は、アイルランドの高い消費税率(23%)や物価水準の違いを反映しています。ただし、両国ともスターバックスの価格は世界的に見て中程度であり、極端な高価格ではありません。日本とアイルランドのランチの価格比較
アイルランドのランチ価格は、日本と比較して全般的に高めです。ダブリンでは、一般的なランチの価格帯が15ユーロ(約2,400円)前後となっており、日本の平均的なランチ価格を上回っています。一方、日本では1,000円から2,000円程度でランチを楽しむことができます。アイルランドの外食価格は、特に都市部で高くなる傾向があります。例えば、ダブリンのレストランでの食事は1人前2,000〜10,000円程度かかることもあり、日本と比べてかなり高額です。ただし、地方都市ではダブリンよりも価格が抑えめになる傾向があります。
節約したい場合は、スーパーマーケットで食材を購入し自炊することで、食費を大幅に抑えることができます。アイルランドのスーパーマーケットの食材価格は比較的安く、日本よりも安価に購入できる品目も多いです。