歴史と絶景に彩られた太陽の国「メキシコ」。チチェンイッツァ、パレンケ、テオティワカン等マヤやアステカ文明の古代遺跡やピンクラグーン、アグアアスル、セノーテ等の大…

メキシコの物価事情を徹底解説!日本より高い?安い?実際の物価や節約術なども紹介
メキシコの物価事情は、一見すると日本より安いように思えますが、実際はそれほど単純ではありません。野菜や果物、公共交通機関、博物館の入場料などは確かに日本より安価ですが、レストランでの食事やショッピングでは意外とお金がかかることもあります。新卒の初任給が約7000ペソ(約4万円)という経済状況の中で、メキシコの人々はどのように生活しているのでしょうか。本記事では、メキシコの実際の物価を詳しく解説し、日本との比較を行います。また、メキシコ滞在中の効果的な節約術についても紹介します。物価上昇に直面するメキシコの現状も踏まえながら、旅行者や長期滞在者にとって役立つ情報をお届けします。
2024年07月19日更新
メキシコの物価は日本と比べて安い?高い?
メキシコの物価は全般的に日本より安いですが、品目によって差があります。食料品や公共交通機関は特に安価で、タコス1個が約140円、地下鉄運賃が約35円程度です。一方、クラフトビールなどの一部の嗜好品は日本と同程度か高くなることもあります。賃金水準の違いが主な要因で、メキシコの平均月給は約11万7000~17万5500円と日本より低くなっています。ただし、近年の円安の影響で、以前ほど安く感じられなくなっている点にも注意が必要です。メキシコの物価は都市によっても異なる
メキシコの物価は都市によって大きく異なります。例えば、グアダラハラは比較的安価で、手のひらサイズのタコス1個が約141円、コーヒー1杯が約290円程度です。一方、観光地として人気のトドスサントスでは、同じタコスが約332円、コーヒーが約498円と、グアダラハラの2倍以上の価格になっています。また、メキシコシティやカンクンなどの大都市や観光地は、地方都市と比べて物価が高い傾向にあります。このような都市間の物価差は、観光需要や経済活動の規模、地域の特性などが影響しているため、旅行や留学の際は滞在先の物価水準を事前に確認することが重要です。日本とメキシコの物価を実際の商品で価格比較
日本とメキシコの物価比較表
| 項目 | 商品 | メキシコ | 日本 |
|---|---|---|---|
| 日用品 | ペットボトルの水(500ml) | 約35円 | 約120円 |
| シャンプー(1リットル) | 約1,200円 | 約1,000円 | |
| 洗剤 | 約500円 | 約500円 | |
| トイレットペーパー(4ロール) | 約250円 | 約300円 | |
| ティッシュペーパー(一箱) | 約150円 | 約200円 | |
| 生鮮食品 | パン(1斤) | 約70円 | 約250円 |
| 卵(12個) | 約140円 | 約250円 | |
| 牛乳(1リットル) | 約105円 | 約150円 | |
| 肉(1kg) | 約700円 | 約1,000円 | |
| スターバックス | ホットコーヒー(グランデ) | 約515円 | 約500円 |
| フラぺチーノ(グランデ) | 約650円 | 約600円 | |
| キャラメルマキアート(グランデ) | 約650円 | 約600円 | |
| カフェラテ(グランデ) | 約600円 | 約500円 | |
| マクドナルド | ハンバーガー | 約150円 | 約250円 |
| コーラ(500ml) | 約50円 | 約120円 | |
| ビッグマック | 約450円 | 約400円 | |
| チキンマックナゲット5ピース | 約350円 | 約300円 | |
| マックフライポテト(Mサイズ) | 約200円 | 約250円 |
日本とメキシコの日用品の価格比較
メキシコの日用品の価格は、多くの場合日本より安価ですが、品目によって差があります。例えば、賃貸アパートの家賃は日本の約3分の1程度で、1ヶ月あたり約2万1千円ほどです。また、公共交通機関の料金も安く、地下鉄は日本の約5分の1の価格で利用できます。一方で、輸入品や特定のブランド製品は日本と同程度か高くなることもあります。これらの価格差は、両国の賃金水準や物流コストの違いが主な要因となっています。ただし、近年の円安の影響で、以前ほど安く感じられなくなっている点にも注意が必要です。メキシコ旅行を計画する際は、これらの物価情報を参考に予算を立てることが賢明でしょう。日本とメキシコの生鮮食品(パン・卵・牛乳・水・肉など)の価格比較
メキシコの生鮮食品価格は、全般的に日本より安価です。例えば、パン1斤は約70円、卵1パック(12個)は約140円、牛乳1リットルは約105円程度で購入できます。水1.5リットルのペットボトルは約35円と非常に安価です。肉類も比較的安く、鶏肉1キロが約350円、牛肉1キロが約700円程度です。一方、日本からの輸入食品は高価で、例えば日本産の牛肉は主要な輸入品目の一つとなっています。メキシコの食品市場では、スーパーマーケットが生鮮食料品売上げの約45%を占めていますが、伝統的な屋台や市場も依然として重要な役割を果たしています。これらの価格差は、両国の賃金水準や物流コストの違いが主な要因となっています。日本とメキシコのマクドナルドの価格比較
メキシコのマクドナルドの価格は日本と比べて全般的に安価です。例えば、チーズバーガーセットは約230円、その他のバーガーセットは420〜700円程度で提供されています。一方、日本のマクドナルドでは同様のセットメニューが670〜1000円程度であることから、メキシコの方が3割から5割ほど安いと言えます。ソフトクリームに至っては、メキシコでは約60円で購入できるため、日本と比べて非常に安価です。これらの価格差は、両国の賃金水準や原材料コストの違いが主な要因となっています。ただし、近年の円安の影響で、以前ほど安く感じられなくなっている点にも注意が必要です。日本とメキシコのスターバックスの価格比較
メキシコのスターバックスの価格は、日本と比較してやや安い傾向にあります。2022年10月時点で、メキシコのスターバックスではGrandeサイズのラテが62ペソ(約515円)で提供されています。一方、世界76都市のスターバックス価格ランキングでは、メキシコシティは73位と比較的安価な部類に入っています。ただし、メキシコのスターバックスは現地の一般的なカフェよりも価格が高めに設定されており、また近年の円安の影響で、以前ほど安く感じられなくなっている点にも注意が必要です。メニューの種類は日本とほぼ同じですが、店内での飲食でも紙コップが使用されるなど、サービス面で若干の違いがあります。日本とメキシコのランチの価格比較
メキシコのランチ価格は一般的に日本より安価です。メキシコの一般的なタコス店では、1個約140円のタコスを3~4個食べてランチとすることができ、合計で420~560円程度で済みます。一方、日本のメキシコ料理店では、タコスプレートのランチセットが1320円程度で提供されており、メキシコ本国と比べて割高になっています。メキシコの地域差も大きく、観光地のトドスサントスではタコス1個が約332円と、グアダラハラの約141円の2倍以上になっています。ただし、近年の円安の影響で、以前ほど安く感じられなくなっている点にも注意が必要です。メキシコ旅行の際は、地域や店舗によって価格が大きく異なることを念頭に置き、予算を立てることが賢明でしょう。メキシコでショッピングを楽しむ方法・節約術は?
メキシコでショッピングを楽しみながら節約するには、地元の市場やティアンギス(露店市)を利用するのが効果的です。これらの場所では新鮮な果物や野菜、手工芸品などを安価で購入できます。また、大型スーパーマーケットでは定期的にセールが行われるため、これらを活用することで更に節約が可能です。観光地では価格が高くなる傾向があるため、地元の人々が利用する店舗を選ぶことをおすすめします。公共交通機関を利用することで交通費を抑えられ、メトロの料金は一律5ペソ(約35円)と非常に安価です。食事に関しては、地元の人気店や屋台を利用することで、美味しくて安価な食事を楽しむことができます。ただし、近年の円安の影響で以前ほど安く感じられなくなっている点にも注意が必要です。これらの方法を組み合わせることで、メキシコでのショッピングを楽しみながら効果的に節約することができます。
























