世界には数々の魅力的な建造物が点在しています。歴史的な背景から生まれた古代の遺跡、宗教的な価値を持つ壮麗な寺院や教会、近代的な技術で築かれた摩天楼など、それぞれ…
映画好き必見！世界にある一度は行ってみたい映画のロケ地になった絶景12選
2023年10月10日更新
映画は、私たちを異なる時代や場所、そして宇宙まで連れて行ってくれる魔法のような存在です。画面を通して見るその美しい景色や都市、歴史的な場所は、実際に存在する場所での撮影が多いのをご存知でしょうか。世界各地には、多くの名作映画の舞台となったロケ地が点在しており、それらは観光地としても多くの人々に愛されています。映画を通して見るその場所と実際に足を運ぶことで、映画のシーンが蘇り、まるでその物語の中に入り込んでいるかのような感覚を味わうことができます。そこで今回は、そんな映画のロケ地になった世界の絶景を紹介いたします。
世界の映画ロケ地のおすすめ12選
ペトラ（インディージョーンズ／最後の聖戦）
1989年公開のインディージョーンズ／最後の聖戦の名シーンで登場する神秘的な場所「ペトラ」は、ヨルダンに実在する古代都市です。映画の中で「聖杯の神殿」として描かれるペトラの「アル・カズネ（宝物館）」は、赤い岩肌をくり抜いて造られた壮麗な建築物として知られています。紀元前3世紀にナバテア人によって建てられたこの都市は、映画公開後に多くの観光客の注目を集めました。アル・カズネの緻密な彫刻や壮大なファサードは、映画の舞台としてのみならず、世界の歴史と文化遺産としても非常に価値が高い場所です。クアロア・ランチ（ジュラシック・ワールド）
1993年公開の「ジャラシックパーク」は、恐竜が甦る冒険映画として多くの人々を魅了しました。その壮大な自然のシーンの多くは、ハワイのオアフ島にある「クアロア・ランチ」で撮影されてます。このランチは、緑豊かな山々や広大な草原、壮大な海岸線を持つ絶景の地で、映画の中の恐竜が生息する島の景色として完璧でした。映画の iconic なシーン、例えばT-レックスが車を襲うシーンやギャラミムスの大群が走るシーンなどもここで撮影されています。映画公開後、クアロア・ランチは「ジャラシックパーク」のロケ地として世界中からの観光客を引きつけるスポットとなっています。トンガリロ国立公園（ロード・オブ・ザ・リング）
2001年公開の「ロード・オブ・ザ・リング」は、J.R.R. トールキンの名作を映像化した大ヒット映画シリーズです。物語の中の壮大な景色は、実際にニュージーランドの各地で撮影されています。特に「モルドール」として登場する荒涼とした地帯のシーンは、トンガリロ国立公園で撮影されたものです。公園内にそびえ立つトンガリロ山は、映画の中で恐ろしい「ドゥームの火山」として描写されています。ノッティングヒル（ノッティングヒルの恋人）
1999年公開の「ノッティングヒルの恋人」は、普通の男ウィリアムとハリウッド女優アンナの恋愛を描いたロマンティックコメディです。この映画の名前となったロケ地「ノッティングヒル」は、実際にロンドン西部に位置するカラフルで魅力的な地域です。映画の中でウィリアムが経営する書店や、アンナとウィリアムが出会うマーケット、青いドアの家など、多くの場面でノッティングヒルの街並みが登場します。映画のファンはもちろん、英国らしい伝統的な雰囲気を楽しむことができるノッティングヒルは、ロンドン訪問の際の見逃せないスポットの一つとなっています。シチリア島（ニュー・シネマ・パラダイス）
1988年公開の「ニュー・シネマ・パラダイス」は、映画愛に溢れる感動的な物語として多くの人々の心をつかんだ作品です。物語の舞台となるのは、美しいイタリアのシチリア島。映画の中で主人公トトが育った村の風景は、シチリア島の魅力的な町や自然に囲まれて描かれています。シチリア島は、地中海に浮かぶイタリア最大の島で、豊かな歴史と文化、そして美しい海岸線が魅力です。映画では、その古びた映画館や石畳の街並み、地元の人々の暮らしを通じて、シチリアの情緒豊かな日常が再現されています。
ベルサイユ宮殿（マリー･アントワネット）
2006年公開の「マリー・アントワネット」は、フランス王妃マリー・アントワネットの生涯を描いた映画です。物語の主要な舞台となるのは、フランス、パリ郊外に位置する壮麗な「ベルサイユ宮殿」。この映画で、宮殿の豪華な内部や広大な庭園が多くのシーンで登場し、当時の王室の華やかさや豪奢な生活を感じさせています。ベルサイユ宮殿は、フランス絶対王政の象徴として建てられ、その建築やガーデンは世界遺産にも登録されています。映画公開後、マリー・アントワネットが過ごした部屋や映画で見たシーンの舞台となった場所を訪れるファンが増えました。ザルツブルグ（サウンド・オブ・ミュージック）
1965年公開の「サウンド・オブ・ミュージック」は、トラップ家の実話をもとにしたミュージカル映画で、その多くのシーンはオーストリアの美しい都市「ザルツブルク」で撮影されました。ザルツブルクは、古き良きヨーロッパの風情を残す歴史的な都市で、映画の中でもその魅力が存分に表現されています。映画内で主人公マリアが子供たちと歌いながら駆け回る市内の広場や、山々の中で歌う「Do-Re-Mi」のシーンなど、多くの名場面がザルツブルクの名所で撮影されました。ザルツブルクの街並みやアルプスの絶景は、映画の美しいバックドロップとして観る者を魅了します。アニック城（ハリーポッター）
1997年に初めて公開した「ハリーポッター」シリーズは、世界中に多くのファンを持つ魔法の冒険物語です。この映画シリーズの中で、魔法学校ホグワーツの一部として登場するのが「アニック城」。この城は、イギリス、ノーサンバーランドに実在する歴史的な建築物で、シリーズの初めの方、特に「賢者の石」でホグワーツの外観や中庭として使用されました。アニック城は、中世の雰囲気を色濃く残す壮麗な城で、映画の魔法の世界にぴったりのロケーションとして選ばれました。映画公開後、多くのハリーポッターのファンがアニック城を訪れるようになり、映画のシーンを思い出しながら実際のロケ地を巡ることができます。グリフィス天文台（LA LA LAND）
2016年公開の「LA LA LAND」は、ロサンゼルスを舞台にした音楽と恋愛をテーマにした映画で、多くの観客を魅了しました。その中で特に印象的なシーンの一つに、「グリフィス天文台」でのダンスシーンがあります。この天文台は、ロサンゼルスの丘の上に位置し、市内や夜空の星々を一望できるスポットとして知られています。映画では、主人公のミアとセバスチャンが天文台での魔法のようなダンスを披露し、その背景に広がるLAの夜景がロマンチックに映し出されます。このシーンは、都市の喧騒から離れた場所で二人が紡ぐ特別な時間を象徴しています。モンマルトル（アメリ）
2001年公開の「アメリ」は、パリのモンマルトル地区を舞台に、一人の少女アメリが日常の中で小さな奇跡を起こす物語です。映画の中で、彼女の暮らすモンマルトルは、古びたカフェや石畳の坂道、アーティスティックな雰囲気が魅力の地域として描かれています。モンマルトルは実際にもパリの北部に位置し、サクレ・クール寺院が聳え立つ丘の上のエリアです。映画では、アメリが働くカフェや彼女の家、友人たちとの出会いの場としてモンマルトルの風景が多く登場します。スコペロス島（マンマ・ミーア！）
2008年公開の「マンマ・ミーア！」は、ABBAの楽曲を使用したミュージカル映画で、美しい海と自然に囲まれた島が舞台となっています。そのロケ地として選ばれたのは、ギリシャの「スコペロス島」。映画の中で煌めく青い海や白い建物、陽光に照らされた自然の風景が、物語の背景として観る者を魅了しています。スコペロス島は、エーゲ海に浮かぶ穏やかな雰囲気の島で、映画の中のダンシング・クイーンのシーンなど、多くの名場面でその美しい風景がフィーチャーされています。アレッツォ（ライフ・イズ・ビューティフル）
1997年公開の「ライフ・イズ・ビューティフル」は、第二次世界大戦下のヨーロッパを背景に、家族の愛と希望を描いた感動の作品です。映画の初めの部分で登場するのは、イタリアの町「アレッツォ」。この歴史的な町は、石畳の通りや古風な建築物が魅力の場所として知られています。映画内で、主人公のグイドが恋人ドラとの出会いや愛を育む日常が、アレッツォの美しい街並みと共に描かれています。アレッツォの中心部の広場や、古い教会などが映画の背景として用いられ、物語に深みと風情を与えています。映画のロケ地に行ってみよう！
映画は私たちを異なる時代や場所へ連れて行く魔法のツールですが、その舞台背景となるロケ地が実際に存在すると知ると、その魅力はさらに増します。インディージョーンズのペトラ、ジャラシックパークのクアロア・ランチ、ロード・オブ・ザ・リングのトンガリロ国立公園、そしてハリーポッターのアニック城。これらのロケ地は、映画のシーンを現実に感じることができる特別な場所として、多くのファンに愛されています。映画を通じて知るこれらの場所は、物語の世界に一歩足を踏み入れるかのような非日常の体験を提供してくれます。そして、それは映画の魔法と現実の交差点での、新たな冒険の始まりと言えるでしょう。これからも、映画にインスパイアされた旅は、私たちの心に深い足跡を残し続けることでしょう。関連記事
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