一生に一度は見てみたい世界の魅力的な建造物10選!

世界には数々の魅力的な建造物が点在しています。歴史的な背景から生まれた古代の遺跡、宗教的な価値を持つ壮麗な寺院や教会、近代的な技術で築かれた摩天楼など、それぞれの地域や文化が息づいています。これらの建造物は、人々の生活や信仰、技術の進展など、時代の足跡を刻んでおり、訪れる者に感動と共感を与えてくれます。そこで今回はそんな世界の美しい建築物をご紹介いたします。

2023年08月08日更新



世界の美しい建築物10選

イマーム・モスク(イラン)

イランのイスファハーンにある、サファヴィー朝のアッバース1世によって建設された美しいモスク「イマーム・モスク」。青色のタイルで装飾されたドームを持ち、イラン建築の粋と称されています。かつて「王のモスク」として知られ、1979年のイラン革命以降「イマームのモスク」と改称されました。イスファハーンは「世界の半分」と称されるほど繁栄し、このモスクはその歴史的な都市の象徴として、今もその美しさと歴史を訪れる人々に伝えています。

リンカーン大聖堂

イングランド東部リンカンシャー州リンカンに位置し、イングランド国教会リンカン司教区の司教座が置かれている「リンカン大聖堂」。1072年にウィリアム1世の命令で建設が始まり、1095年に最初の聖堂が完成しましたが、火事や地震で崩れる被害に遭いました。1185年の地震後に大幅に建て直され、現在の形になりました。中央の塔は1311年に完成し、尖塔を含めると160mの高さがありました。当時、リンカン大聖堂は世界で最も高い建築物で、ギザの大ピラミッドを抜いていましたが、1549年の嵐で尖塔は吹き飛ばされ、現存していません。その後も長らく高さ世界一の記録を保持していました。この歴史的な建築物は、その美しい構造と歴史で訪れる人々を魅了しています。

聖ワシリイ大聖堂(ロシア)

ロシアの象徴的な「聖ワシリイ大聖堂」は、カラフルで独特な外観で知られ、世界中から観光客を引きつけています。8つの塔にタマネギ型のドームがあり、屋根はレンガ製になっています。中央の主聖堂を8つの小聖堂が囲む形状で、17~19世紀に現在の外観に塗り替えられました。名前は聖愚者ワシリイに由来し、彼のお墓の上に聖堂が増設されています。屋根の形はクーポルと呼ばれ、ろうそくの灯を表し、ロシアの他の聖堂にも見られる特徴で、この美しい外観はおもちゃのようで、奥深い神聖な意味を持つ建築物として、ロシアの文化と信仰の象徴になっています。

グランド・リスボア・ホテル(マカオ)

マカオのランドマークであり豪華な53階建てのカジノホテルで、高さ261mの金色に輝く高層ビルが特徴の「グランド・リスボア」。マカオのどこからでも見えるこのホテルは観光の目印としても使われ、その構造は下のドーム部分が巨大なカジノホール、上層部は蓮の花をイメージしたホテル棟になっています。マカオのカジノ市場は世界一の売り上げを誇り、ラスベガスを抜いて急成長しています。グランド・リスボアはその中心となる場所で、日夜、一攫千金を賭けた勝負が展開されており、その華やかな雰囲気と壮麗な外観で、多くの観光客とギャンブラーを魅了しています。

ローマ浴場博物館(イギリス)

イギリスのバースに位置し、西暦65年ごろに建設されたローマ時代の一大温泉保養施設「ローマ浴場博物館」。バースはイギリスで唯一温泉源泉が湧出し、ローマ支配下で温泉の町として発展しました。源泉には療養効果があるとされ、神の力によるものと考えられており、博物館内には入浴はできませんが、ローマ式床暖房やサウナなどを完備していた当時の様子が垣間見られます。約2000年間土の中に眠っていた大浴場の大部分は埋没しましたが、石の貯水槽などの驚くべき事実も明らかになっており、当時の建築技術の高さが伺えます。

フラットアイアンビル(アメリカ)

ニューヨークにある、1902年に竣工された22階建ての三角形のビル「フラットアイアンビル」。
最も細い部分は1メートル弱しかなく、当時のニューヨークで最も高い建築物の一つでしたが、世界一の高さを誇ったことはありません。この珍しい形状のビルは、鋳鉄製の衣類用アイロンに似ていることから名付けられました。設計はダニエル・バーナムによるもので、ニューヨークで最も古い摩天楼とも呼ばれることがあります。そのユニークな外観と歴史的背景から、観光の目印としてもよく使われ、多くの人々に親しまれています。

トランスアメリカ・ピラミッド(アメリカ)

サンフランシスコの象徴「トランスアメリカ・ピラミッド」は、高さ260m、46階建ての超高層ビルで、ウイリアム・ペレイラによって設計されました。1969年に着工し、1972年に完成。当初はデザインへの反対があったものの、今では市のランドマークとして親しまれています。地震の多い地域を考慮した耐震設計が施され、1989年の大地震でも無傷でした。一時期ミシシッピ川以西で最も高いビルでしたが、2018年に他のビルに抜かれました。27階の展望台はテロ事件以後閉鎖されています。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン)

スペインのビルバオにある、チタニウムの皮膜で覆われた外観が特徴で、ネルビオン川に浮かぶ船のような形状が美しい美術館「グッゲンハイム・ビルバオ美術館」。1997年開館以降、観光名所として人気で、年間100万人以上が訪れています。無規則に生成されたファサードは迫力があり、魚の鱗のような表面が光を反射して独特の陰影を作り出し、隣接するサルベ橋と共にビルバオのランドマークとなっており、その巨大な美術館は街で非常に目立っています。この美術館の存在によって、かつての工業都市ビルバオは観光都市へと変貌を遂げました。

メヘランガール城塞(インド)

インドのジョードプルに位置する「メヘランガール城塞」は、タール砂漠の玄関口にある壮大な城で、1459年にラオ・ジョーダ王によって建設されました。高さ120mの岩山の上に立つこの城塞は、歴代王によって増築された豪華な宮殿や寺院が連なります。現在は地方領主が所有し、博物館として公開されておりう、見どころとして、花の宮殿フール・マハルや、金箔と螺鈿を使った真珠の宮殿モティー・マハルなどがあります。城塞からは、ブルーシティとも呼ばれる町並みの絶景が望め、ライトアップされた城塞の夜景も素晴らしいとされています。

クラック・デ・シュヴァリエ(シリア)

シリア西部の山中に位置する「クラック・デ・シュヴァリエ」は、高さ650mの丘に築かれた十字軍時代の城で、「騎士の砦」を意味します。12~13世紀に聖ヨハネ騎士団が拡張し、アラビアのローレンスは「世界で最も美しい城」と評しました。この城とサラディン城は、世界遺産に登録された城砦跡で、11~13世紀の中東の要塞建築の進化を示す代表作です。クラック・デ・シュヴァリエは1031年に築かれ、1271年に陥落しました。現在は美しい遺跡として親しまれていますが、2013年にシリア内戦で一部が破壊される被害を受けました。



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