マレーシア旅行を計画中の皆さん、旅行の予算をしっかり把握することは非常に重要です。この記事では、マレーシア旅行の費用について詳しく解説します。航空券、宿泊費、食…
ブルネイのおすすめ観光スポット10選!定番から穴場まで厳選して紹介
ブルネイは、東南アジアに位置する小さな国ですが、その魅力は尽きることがありません。豊かな自然、壮麗な建築物、そして独自の文化が融合したこの国は、観光客にとってまさに隠れた宝石です。イスラム文化が色濃く反映されたモスクや、伝統的な水上集落、近代的なショッピングモールまで、幅広い見どころが揃っています。また、豊かな自然環境はエコツーリズムにも最適で、国立公園や夜市など、様々な楽しみ方ができます。そこで今回はそんなブルネイのおすすめ観光スポットをご紹介します。
2024年07月08日更新
ブルネイの魅力とは?
ブルネイは、豊かな自然と独特の文化が融合した魅力的な観光地です。国土の7割を占める熱帯雨林では、テングザルや天然のドクターフィッシュなど、希少な動植物に出会えます。また、黄金に輝くモスクや世界最大の水上集落「カンポン・アイール」など、独特の建築物も見どころです。イスラム文化を体験できるラマダン期間中の訪問も魅力的で、地元の人々の温かいもてなしや伝統的な工芸品に触れることができます。さらに、治安の良さや衛生状態の良さも特筆すべき点で、安心して観光を楽しめます。天然資源に恵まれた豊かな国でありながら、自然と調和した生活様式を維持しているブルネイは、東南アジアの隠れた宝石と言えるでしょう。ブルネイの基本情報
項目 | 情報 |
---|---|
正式名称 | ブルネイ・ダルサラーム国 |
面積 | 5,765平方キロメートル |
人口 | 約43万人 |
首都 | バンダルスリブガワン |
時差 | 日本より1時間遅れ |
フライト時間 | 約6時間 |
公用語 | マレー語 |
通貨 | ブルネイドル (BND) |
物価 | 日本と同程度かやや高め |
電源プラグ | Type G (イギリス型) |
ブルネイへのアクセス方法・行き方
ブルネイへのアクセスは、主に空路を利用します。2019年春より成田空港からロイヤルブルネイ航空の直行便が就航しましたが、2024年現在は運休中です。現在は、クアラルンプールやバンコクなどの周辺国を経由する乗継便が主な選択肢となっています。フライト時間は約9時間で、乗継時間によって異なります。ブルネイに到着後の国内移動には、公共バス、タクシー、水上タクシーなどが利用できます。公共バスは最も経済的な選択肢で、主要な観光地を結んでいます。タクシーは快適ですが、道路でつかまえるのは困難なため、電話予約が推奨されます。また、スマートフォンアプリを使用したカーシェアリングサービス「ダーツ」も利用可能です。水上タクシーは、川沿いの移動や水上集落へのアクセスに便利で、料金は距離に応じて1〜5ブルネイドルです。
ブルネイの人気の観光エリア
ブルネイの人気観光エリアの中心は首都バンダル・スリ・ブガワンです。ここには、国のシンボルとして知られるスルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールドモスク)があり、その黄金の屋根と豪華な内装が観光客を魅了しています。また、ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク(ニューモスク)も人気のスポットで、その壮大な建築様式が注目を集めています。市内中心部では、ヤヤサン・コンプレックスやロイヤル・レガリア(王室博物館)など、ブルネイの文化や歴史を学べる施設も充実しています。さらに、世界最大の水上集落カンポン・アイールや、ナイトマーケットでのB級グルメ体験など、多彩な観光スポットが集中しており、効率的に観光を楽しむことができます。ブルネイのおすすめ観光スポット10選
ブルネイの象徴的モスク「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」
スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンにある王立モスクで、通称「オールドモスク」として知られています。1958年に第28代スルターンの命により建設され、イタリア人建築家の設計によるこのモスクは、イタリアの大理石、中国の御影石、英国のステンドグラスやシャンデリアなど、世界中から集められた高価な素材を使用しています。人造の潟湖に面し、金色のドームと50メートルの尖塔(ミナレット)を持つ壮麗な外観は、ブルネイのシンボルとして広く知られています。アジア太平洋地域で最も素晴らしいモスクの一つとされ、ブルネイの人々の誇りとなっています。威風堂々たる美しさ「ジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク」
ジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスクは、ブルネイ国内最大級のモスクで、通称「ニューモスク」として知られています。1994年に完成し、現国王ハサナル・ボルキア国王の即位25周年を記念して建設されました。アジア最大級のモスクとも言われ、その規模と豪華さで多くの観光客を魅了しています。伝統的な様式を踏襲しながらも近代的な要素を取り入れた建築は、29の金色のドームと4本のミナレットを特徴とし、夜間にはライトアップされて幻想的な景観を作り出します。モスク内部の見学は可能ですが、礼拝時間を避け、適切な服装で訪れる必要があります。水上に広がる伝統集落「カンポンアイール」
カンポンアイールは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンに位置する世界最大級の水上集落です。1000年以上の歴史を持ち、かつては25,000世帯が暮らしていたとされています。現在でも約9,000人が水上生活を送っており、電気・水道などのインフラが完備され、モスクや学校も存在します。伝統的な暮らしを守りつつ、ボートづくりや織物などの産業が継承されています。観光客は水上タクシーで集落を訪れ、地元の家庭を訪問することができます。政府は美観や衛生面から陸地での生活を推奨していますが、多くの住民は伝統を守るために水上生活を続けています。王室の歴史と栄光を感じる「ロイヤル・レガリア」
ロイヤル・レガリアは、ブルネイの王室の歴史と栄光を体感できる博物館です。1992年に現国王の即位25周年を記念して開設され、王室の豪華な調度品や宝飾品、儀式用具などが展示されています。中でも、現国王の戴冠式で使用された黄金の玉座や、ダイヤモンドで飾られた王冠は圧巻の展示物です。また、歴代スルタンの肖像画や写真、ブルネイの歴史を紹介する展示も充実しており、国の発展と王室の関わりを学ぶことができます。入場は無料で、館内は写真撮影禁止ですが、王室の栄華を目の当たりにできる貴重な機会となっています。ブルネイ王室の「栄光」と「歴史」を感じられる重要な観光スポットとして、多くの観光客を魅了しています。子供も大人も楽しめる「ジュルドンパーク」
ジュルドンパークは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンにある人気のレジャー施設です。広大な敷地内には、プール、映画館、ボーリング場など様々な娯楽施設が揃っており、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめます。特に注目すべきは、複数ある広大なプールです。プールは非常に広く、カヌーに乗ることもできます。また、子供向けのキッズプールやすべり台も設置されており、家族連れに人気です。施設の規模が大きいため、ほとんど人がいない状態でプールを独占できることも多く、贅沢な体験ができます。
ジュルドンパークは、ブルネイの豊かさを象徴する施設の一つであり、観光客にとっては国の繁栄を実感できる場所となっています。ただし、クレジットカードが使えない場合があるため、現金の準備が必要です。ブルネイ観光の際には、リラックスや家族での楽しい時間を過ごすのに最適なスポットとして、ぜひ訪れてみることをおすすめします。
冒険心をくすぐる自然の楽園「ウル・テンブロン国立公園」
ウル・テンブロン国立公園は、ブルネイの飛び地テンブロン地区に位置する手つかずの熱帯雨林を誇る自然の楽園です。バンダルスリブガワンの桟橋から高速船で約45分で到着し、豊かな生態系を体験できます。公園内では、地上43mの高さから熱帯雨林を見渡すキャノピーウォークが人気のアトラクションで、大自然を間近に感じることができます。また、トレッキングコースも整備されており、熱帯雨林の中を歩きながら希少な動植物を観察する機会も提供されています。ウル・テンブロン国立公園は、ブルネイの豊かな自然を満喫したい冒険心旺盛な観光客にとって、魅力的な目的地となっています。地元の風情を味わう「キアンゲマーケット」
キアンゲマーケットは、ブルネイの地元の人々の日常生活を垣間見ることができる活気あふれる市場です。新鮮な魚介類、果物、野菜、そしてローカルフードが豊富に並び、ブルネイの食文化を肌で感じられる場所となっています。市場内を歩けば、色とりどりの商品や活気ある声が響き、まるで昔ながらの商店街を歩いているような懐かしい雰囲気を味わえます。地元の人々と触れ合いながら、ブルネイの伝統的な食材や料理を発見できるのも、このマーケットの魅力です。特に、新鮮な海産物や地元で栽培された果物は必見です。また、ブルネイの伝統的なスナックや軽食を試すこともでき、地元の味覚を楽しむことができます。キアンゲマーケットは、ブルネイの日常生活と食文化を体験したい観光客にとって、欠かせない訪問スポットとなっています。
未来を見据える技術展示「マレーテクノロジーミュージアム」
マレーテクノロジーミュージアムは、ブルネイの科学技術の発展を紹介する施設です。この博物館では、ブルネイの伝統的な技術から最新のイノベーションまで、幅広い展示が行われています。特に石油・天然ガス産業に関する展示が充実しており、ブルネイの経済を支える主要産業について学ぶことができます。インタラクティブな展示や体験型のアトラクションも多く、子供から大人まで楽しみながら学べる工夫がされています。マレーテクノロジーミュージアムは、ブルネイの過去、現在、そして未来の技術発展を一望できる貴重な場所であり、国の発展と技術革新への取り組みを理解するのに最適なスポットとなっています。ショッピングの中心地「ヤヤサン・コンプレックス」
ヤヤサン・コンプレックスは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンにある主要なショッピングセンターで、地元の人々や観光客に人気の買い物スポットです。このコンプレックスは、現代的な商業施設と伝統的な市場が融合した独特の雰囲気を持ち、ブルネイの商業の中心地として機能しています。施設内には、地元の手工芸品や伝統的な織物、宝飾品などを扱う店舗が多数あり、ブルネイならではのお土産を見つけることができます。また、現代的なファッションブランドの店舗も入居しており、幅広いショッピングニーズに対応しています。食事処も充実しており、地元の料理から国際的な料理まで様々な選択肢があります。
ヤヤサン・コンプレックスは、単なるショッピングセンターではなく、ブルネイの文化と現代性が交差する場所として、観光客にとって魅力的な目的地となっています。地元の人々との交流や、ブルネイの日常生活を垣間見ることができる貴重な機会を提供しています。
夜のブルネイを彩る「ガドン・ナイトマーケット」
]ガドン・ナイトマーケットは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンにある人気の夜市で、地元の食文化を体験できる魅力的なスポットです。毎日16時から23時頃まで開催され、多くの屋台が並び、様々な地元料理や軽食を提供しています。清潔で整備された環境で、炭火で焼かれた肉や魚、焼きそばなどの屋台料理を楽しむことができます。特に、ラム肉の串焼きやピリ辛の焼き魚などが人気です。イスラム教国であるブルネイの特徴を反映し、豚肉料理や酒類の販売は禁止されています。ナイトマーケットは地元の人々や観光客で賑わい、ブルネイの夜の食文化を体験する絶好の機会となっています。
ブルネイ観光に必要な日数
ブルネイ観光に必要な日数は、主要な観光スポットを巡るなら2泊3日から3泊4日程度が一般的です。市内の主要な観光地を巡るだけなら1泊2日でも十分ですが、より充実した体験を望むなら追加の日数が推奨されます。効率的な観光プランとしては、金曜日朝に出発し月曜日朝に帰国する2泊3日の週末利用がおすすめです。この日程で、オールドモスクやヤヤサン・コンプレックスなどの市内観光、カンポン・アイールでの水上集落体験、ナイトマーケットでのB級グルメ堪能など、ブルネイの主要な魅力を楽しむことができます。さらに、エンパイアホテルでの宿泊やマングローブツアーなどの自然体験を含める場合は、3泊4日程度の滞在がより適しています。ただし、個人の興味や旅行スタイルによって最適な日数は変わるため、訪れたい場所や体験したいアクティビティを考慮してプランを立てることが大切です。
ブルネイ旅行費用の目安は2泊3日で約11万円、3泊4日で約13万円
ブルネイ旅行費用の一覧表。2泊3日~4泊5日まで一覧でチェック
項目 | 2泊4日 | 3泊5日 | 4泊6日 |
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往復航空券 | ¥70,000 | ¥70,000 | ¥70,000 |
宿泊代 | ¥30,000 | ¥45,000 | ¥60,000 |
食費代 | ¥10,000 | ¥15,000 | ¥20,000 |
Wi-Fi・通信費 | ¥2,000 | ¥3,000 | ¥4,000 |
お土産代 | ¥5,000 | ¥5,000 | ¥5,000 |
合計 | ¥117,000 | ¥138,000 | ¥159,000 |
ブルネイ観光のベストシーズン
ブルネイの観光ベストシーズンは、乾季にあたる2月から8月です。この時期は降水量が少なく、晴れの日が多いため、屋外での観光に適しています。特に2月から4月は最も雨が少なく、観光に最適な時期とされています。年間を通じて高温多湿な気候ですが、乾季は湿度が比較的低く、最高気温は33度前後で過ごしやすいです。ただし、7月15日のスルタン誕生日など、特定のイベント時期は混雑が予想されるため、旅行計画時に考慮する必要があります。また、1月から3月は旅費が比較的安くなる傾向がありますが、中華圏の春節の影響を受ける可能性もあるので注意が必要です。月 | 平均気温 (℃) | 降水量 (mm) |
---|---|---|
1月 | 26.6 | 244.0 |
2月 | 26.8 | 158.0 |
3月 | 27.4 | 211.0 |
4月 | 27.8 | 247.0 |
5月 | 27.9 | 284.0 |
6月 | 27.6 | 236.0 |
7月 | 27.3 | 215.0 |
8月 | 27.2 | 244.0 |
9月 | 27.2 | 273.0 |
10月 | 27.0 | 309.0 |
11月 | 27.0 | 293.0 |
12月 | 26.8 | 287.0 |
ブルネイ観光のモデルコース
ブルネイの観光モデルコースは、通常2日間で主要スポットを効率的に巡ることができます。1日目は、まずスルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールドモスク)を訪れ、その豪華な建築を堪能します。続いて、世界最大の水上集落カンポン・アイールを訪れ、地元の生活を体験します。夕方にはナイトマーケットで現地の屋台料理を楽しみます。2日目は、ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク(ニューモスク)を見学し、その後ロイヤル・レガリアで王室の歴史を学びます。時間に余裕があれば、マングローブツアーでテングザルを観察するのもおすすめです。このコースは、ブルネイの文化、歴史、自然を効率的に体験できる内容となっています。ブルネイ旅行の治安・観光時の注意点
ブルネイは東南アジアの中でも治安が良好な国として知られています。敬虔なイスラム教徒が多く、犯罪発生率が低いため、女性一人旅でも比較的安全に過ごせます。しかし、近年では銀行やATM周辺、ホテル、ショッピングモールなどの人が多く集まる場所でスリやひったくりの発生が報告されているため、油断は禁物です。観光時の注意点としては、イスラム教国であることを念頭に置き、適切な服装や行動を心がけることが重要です。また、公共の場所での飲酒は禁止されているため、アルコールに関する規制にも注意が必要です。レストランやホテルでの置き引きにも警戒し、貴重品は常に身につけるか、安全な場所に保管しましょう。
ブルネイは全体的に安全な国ですが、一般的な海外旅行と同様に、基本的な注意を払うことで、より安心して観光を楽しむことができます。