フィンランドってどんな国?基本情報からおすすめ観光スポット・物価・気候・治安まで解説

フィンランドは、北欧に位置する自然豊かな国で、「世界一幸福な国」として知られています。国土の約75%が森林に覆われ、湖沼も多く存在する美しい国です。首都ヘルシンキは、デザインと建築の都市として有名です。フィンランドは、サウナ文化やオーロラ観賞、サンタクロース村など、独自の魅力的な観光スポットが多数あります。気候は四季がはっきりしており、夏は白夜、冬は極夜を体験できます2。物価は日本よりやや高めですが、治安は非常に良好です。この記事では、フィンランドの基本情報から、おすすめの観光地、物価事情、気候、治安まで詳しく解説していきます。

2024年10月18日更新


フィンランドってどんな国?

フィンランドは、世界幸福度ランキングで5年連続1位に選ばれる北欧の福祉国家で、人口約550万人の小国ながら、一人当たりGDPが高く、教育や社会保障、男女平等において先進的な取り組みを行っています。国土の約75%が森林で、18万以上の湖を有する豊かな自然環境に恵まれ、教育費無料の高度な教育システムや手厚い社会保障が整備されており、ノキアに代表される技術革新やサウナ文化、女性の社会進出もフィンランドの特徴です。

フィンランドの基本情報

項目 情報
公用語 フィンランド語、スウェーデン語
首都 ヘルシンキ[
宗教 フィンランド福音ルーテル派教会 (78%)、フィンランド正教会 (1.1%)、その他の宗教と無宗教 (20.9%)
通貨 ユーロ (EUR)
ビザ 日本国籍保有者は90日以内の滞在であれば不要(シェンゲン協定加盟国)
日本との時差 -7時間(夏時間: -6時間)
気候 冷涼な気候。夏は比較的涼しく、冬は寒冷[5]
治安 比較的良好
物価 北欧諸国の中では比較的高め
交通手段 鉄道、バス、タクシー。主要都市では公共交通機関が発達
インターネット環境 整備されており、多くの公共施設で無料Wi-Fiが利用可能
電源プラグ・コンセント Cタイプ(230V、50Hz)
飲水 水道水は安全に飲用可能
トイレ 洋式トイレが一般的

フィンランドへの日本からのアクセス方法・行き方

日本からフィンランドへのアクセスは、東京(成田・羽田)、大阪(関西)、名古屋(中部)、福岡からヘルシンキ・ヴァンター国際空港への直行便が便利で、フィンエアーや日本航空(JAL)が運航しています。飛行時間は約10時間で、地図上の距離よりも短く感じられます。ヘルシンキ空港から市内へはバスや電車で約30分とアクセスも良好です。ヨーロッパ主要都市を経由する便も選択肢となり、北欧旅行のハブとしても利用できます。

フィンランドの歴史

フィンランドの歴史は、12世紀から19世紀までのスウェーデン支配と、その後ロシア帝国の大公国としての時代を経て、1917年に独立を果たすまでの長い外国支配の影響が特徴です。独立後、第二次世界大戦ではソ連やドイツとの戦争を経験し、戦後は中立政策を採用しました。1995年にはEUに加盟し、2002年にユーロを導入、さらに2023年にはNATOに加盟することで、国際的な地位を強固なものにしました。この歴史を通じて、フィンランドは独自の文化と強い国民性を形成しました。

フィンランドの気候と旅行中の服装は?

フィンランドの気候は季節ごとに大きく変わり、特にルハンカのような地域では気温や湿度、風速も頻繁に変動します。フィンランド旅行時には、防水性や防風性のある外套、重ね着できる薄手の衣類、快適な靴、そして雨具を持参することが重要です。冬季には厚手のコートや手袋、帽子、マフラーが必須となります。サウナ文化に備え、水着も持参しておくと便利です。
季節 平均気温
1月(冬) -6°C
2月(冬) -7°C
3月(冬) -3°C
4月(春) 2°C
5月(春) 9°C
6月(夏) 15°C
7月(夏) 18°C
8月(夏) 16°C
9月(秋) 10°C
10月(秋) 5°C
11月(秋) 0°C
12月(冬) -4°C

フィンランドの旅行費用

フィンランド旅行の費用は滞在期間や旅行スタイルによって異なりますが、一般的に3泊5日で約20万円〜28万円、5泊7日で約26万円〜34万円、1週間で約38万円〜48万円が目安です。これには往復航空券、宿泊費、食費、交通費、観光・アクティビティ費用が含まれます。物価は日本より高めですが、スーパーマーケットの利用や公共交通機関の活用で節約も可能です。オーロラ観賞やサンタクロース村の訪問など、特別な体験には追加費用が必要です。

フィンランドの治安・住みやすさ

フィンランドは世界で最も安全な国の1つとされ、2022年の世界平和指数で「安全とセキュリティ」カテゴリーで世界7位にランクインしています。犯罪率が低く、夜間でも安心して外出できる環境や、高い誠実性により紛失物が戻るケースが多いことが特徴です。また、汚職が少なく、社会保障制度も充実しています。ただし、観光シーズンにはヘルシンキなどの都市部で置き引きやスリなど軽犯罪に注意が必要です。高い生活水準が住みやすさを支えています。

フィンランドの物価

フィンランドの物価は日本より全般的に高く、特に外食やアルコールが顕著です。ランチは10〜15ユーロ、ディナーは20ユーロ以上、ビール1缶は3〜4ユーロと高額ですが、パンやパスタ、じゃがいもなどの食料品は比較的安価です。公共交通機関は学生割引が充実しており、移動費の節約が可能です。また、高品質な水道水を無料で飲めるため、ペットボトル水の購入は不要です。24%の消費税率が物価の高さに影響していますが、スーパーマーケットの利用や自炊で節約ができます。

フィンランドの見どこころ・観光スポット

フィンランドは自然の美しさと文化的魅力が融合した観光地として人気です。首都ヘルシンキでは、ヘルシンキ大聖堂やテンペリアウキオ教会、スオメンリンナ要塞島などの歴史的建造物が見どころです。ラップランドではサンタクロース村やオーロラ観賞が楽しめ、ナーンタリのムーミンワールドやヌークシオ国立公園で自然体験も可能です。また、伝統的なサウナ体験やポルヴォーの古い町並み、トゥルク城といった歴史的な街並みも魅力です。訪問時期に応じて観光プランを立てることをおすすめします。

フィンランドの名物・有名なもの

フィンランドには、独特の食文化と伝統的な製品が多くあります。代表的な料理には、ライ麦の生地にお粥を包んだカレリアンパイや、塩漬けサーモンのグラーヴィロヒ、サーモンスープのロヒケイットがあります。フィンランドのシナモンロール、コルヴァプースティはコーヒーと一緒に楽しまれ、塩味のリコリス菓子サルミアッキも特徴的です。ファッションブランドのマリメッコはカラフルな花柄デザインで知られています。ベリーやトナカイ肉、サウナ文化、ムーミンキャラクターもフィンランドならではの魅力です。

フィンランドのことを知って旅行しよう!

フィンランドは、豊かな自然と独特の文化が魅力の北欧の国です。首都ヘルシンキやオーロラが見られるラップランドなど、観光スポットも多彩。物価は日本と比較してやや高めですが、北欧特有のデザインや食文化も楽しめます。四季の変化がはっきりしており、夏は涼しく冬は厳しい寒さが特徴。治安は非常に良く、女性や家族連れでも安心して旅行が可能です。フィンランドの魅力を感じられる旅をぜひ計画してみてください。

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