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バリ島のおすすめ観光スポット12選!世界遺産から絶景スポットまで紹介
インドネシア共和国に所属する小さな島バリ。インドネシアの宝石とも言えるバリ島は、その多彩な魅力で訪れる人々を虜にします。美しいビーチリゾートや、バリ・ヒンドゥー教の荘厳な寺院、南国の風情を感じる市場など、見どころは数え切れません。そこで今回はそんなバリ島のおすすめ観光スポットをご紹介いたします。
2024年06月25日更新
バリ島の魅力
バリ島は、その豊かな自然と文化で多くの観光客を魅了しています。美しいビーチはもちろん、風光明媚な山々や心癒される田園風景が広がり、訪れる人々に忘れられない体験を提供します。例えば、バトゥール山では魅惑的な日の出を楽しむことができ、テガラランの棚田では静かな散策を楽しむことができます。また、ウブドのモンキーフォレストなどの緑豊かな森も見逃せません。さらに、バリ島の文化は伝統舞踊や祭りを通じて息づいており、旅行者にとって心に残る体験となるでしょう。バリ島は、自然と文化が見事に融合した魅力あふれる観光地です。バリ島の気候とベストシーズン
バリ島は、年間を通じて温暖な気候が魅力です。熱帯性モンスーン気候に属し、乾季(4〜10月)と雨季(11〜3月)に分かれます。気温は年間を通じて約28度で、乾季は湿度が低く、マリンスポーツを楽しむのに最適です。特に7〜9月は晴天が多く、絶好の観光シーズンと言えます。一方、雨季は湿度が高く蒸し暑いですが、トロピカルフルーツが旬を迎えるため、美味しいフルーツを楽しみたい方には最適です。1月中旬以降は観光客も少なく、ゆったりと過ごせるのが魅力です。バリ島を訪れる際には、季節に合わせた計画を立てて、最高の旅をお楽しみください。月 | 最低気温(℃) | 最高気温(℃) | 降水量(mm) |
---|---|---|---|
1月 | 25 | 31 | 285.2 |
2月 | 25 | 31 | 229.8 |
3月 | 25 | 31 | 124.5 |
4月 | 25 | 31 | 86.4 |
5月 | 25 | 30 | 45.0 |
6月 | 24 | 30 | 29.1 |
7月 | 24 | 29 | 23.8 |
8月 | 24 | 29 | 10.1 |
9月 | 24 | 30 | 19.4 |
10月 | 25 | 31 | 65.6 |
11月 | 25 | 31 | 101.0 |
12月 | 25 | 31 | 188.0 |
バリ島のおすすめ観光スポット12選
壮大な景観を楽しむ「ジャティルウィ」
ジャティルウィは、バリ島の中でも特に魅力的な観光スポットの一つです。2012年に世界遺産に登録されたこの地は、バトゥカル山保護区のスバックという水利システムを活用した広大な棚田で有名です。その名の通り「本当に素晴らしい」という意味を持ち、目の前から遠くまで見渡す限り広がる棚田の風景は圧巻です。南国らしいヤシの木々が点在し、まさに絵画のような景色が広がります。欧米人には、田んぼのあぜ道を歩くトレッキングが人気ですが、時間がない方でも美しい景観を眺めながらのランチタイムを楽しむだけで十分に満足できるでしょう。ウブドから車で約1時間30分の場所に位置し、テガラランの棚田とは一味違った魅力を持つこの大パノラマをぜひ体感してみてください。美しい夕日を堪能「クタビーチ」
クタビーチは、バリ島で最も人気のある観光スポットの一つです。サーフィンやショッピングの楽しみだけでなく、絶景のサンセットを楽しむことができることで知られています。ビーチは多くの人々で賑わい、地元の人々とも交流できますが、静かな場所を求めるならパンタイクタ通りの端まで歩くのがおすすめです。ここでは、比較的静かな雰囲気を楽しむことができます。サンセットを眺める際には、浜辺に座るのも良いですし、ドリンクを購入してラウンジチェアに腰掛けるのも一興です。クタビーチは、バリ島の美しい夕日が目の前に広がる最高のスポットです。また、クタビーチ沿いには、多数のレストランがあり、美味しい食事と共にサンセットを楽しむことができます。特にビーチの目の前に位置するボードウォークレストランは、サンセット鑑賞にぴったりの場所です。クタビーチを訪れる際は、ぜひこの絶景をお楽しみください。
歴史と文化が息づく「タマンアユン寺院」
タマンアユン寺院は、バリ島で最も美しいと称される寺院の一つです。「美しい庭」を意味する名前の通り、広大な庭園に囲まれています。整然と並んだ10基のメル(塔)の姿は非常にフォトジェニックで、その中でも11層のメルは特に高く、壮観です。境内には観光客は入れませんが、周囲からの眺めや写真撮影は自由です。芸術的な彫刻が随所に施された境内も見どころの一つです。タマンアユン寺院は、バリヒンドゥの造形美を体現した建築で、その美しさは圧巻です。世界遺産にも登録されており、その価値は世界的に認められています。寺院内部には、バリヒンドゥの神々を祀る多くの祭壇があり、訪れる人々に静寂と平和を提供します。寺院周辺では地元の人々が日々の生活を営んでおり、バリ島の生活文化を垣間見ることができます。タマンアユン寺院は、その美しさと静けさで、訪れる人々に深い印象を与えることでしょう。
神秘的な岩の寺院「タナロット寺院」
タナロット寺院は、バリ島の中部タバナンエリアに位置する、美しいサンセットで有名な寺院です。この寺院は海の上に建てられた大きな岩の上にあり、干潮の時には歩いて渡れますが、満潮になると渡ることができなくなります。海に浮かぶように見えるその姿は、絵葉書や多くのメディアで取り上げられるほどフォトジェニックです。タナロット寺院の近くには、他にも4つのお寺があります。特に、波で岩が丸く削られた岩の上に建つバトゥ・ボロン寺院は、その独特の形状で訪れる人々を魅了します。タナロット寺院は夕日の名所としても知られており、インド洋に沈む夕日と浮かび上がる寺院の姿はまさに絶景です。多くの観光客が夕方のサンセットを狙って訪れるため、時間には余裕を持って計画を立てることをおすすめします。
バリ島中心部から北西に約20kmの場所に位置し、アクセスにはタクシーまたはカーチャーターを利用します。寺院周辺には流しのタクシーがほぼいないため、必ず往復で手配するのが賢明です。タナロット寺院は、その美しい景観と力強い姿で、訪れる人々に深い感動を与える場所です。
絶景の棚田を散策「テガラランの棚田」
テガラランの棚田は、バリ島でも特に美しい景観を誇る観光スポットです。青々と茂る稲や黄金色の穂が風にそよぐ姿はまるで絵画のようです。バリ島では一年を通して稲作が行われているため、ほとんどの時期にこの美しい棚田の風景を楽しむことができます。ただし、稀に稲刈りの後で何もない棚田になることもありますので注意が必要です。棚田の中に入って、田んぼのあぜ道を散歩するのが人気ですが、日差しが強いので帽子や日焼け止めの準備を忘れずに。のんびりと棚田を眺めながらランチを楽しむのも素晴らしい体験です。棚田を背景に写真撮影にぴったりなオブジェが置いてあるレストランもあります。
ウブドからテガラランに向かう道中では、バリ雑貨の問屋が多く立ち並び、ショッピングも楽しめます。テガラランの棚田は、その美しさと静けさで訪れる人々を魅了し続けています。バリ島を訪れた際には、ぜひこの絶景を堪能してみてください。
浄化の聖地「ティルタエンプル」
ティルタエンプルは、聖なる泉の湧く池が非常に有名な寺院で、その神聖な泉を引いた沐浴場は観光客にも人気です。沐浴は神聖な儀式であり、興味本位でもマナーを守って行うことが求められます。沐浴場の中心には、透明な水面の下で砂が微妙に動く様子が見られ、これが泉の湧き出る場所です。この清らかな泉はいつまで見ていても飽きることがありません。ティルタエンプルを訪れる際には、泉の中を見るだけでも心が洗われるような感覚を味わうことができます。また、見学後に駐車場へ戻る道中には、多くのお土産屋さんがあります。ここでは他では見つけることのできないお土産品が、交渉次第で安く手に入ることもあります。ティルタエンプルは、その神聖な雰囲気と美しい泉で、訪れる人々に深い感動を与えるスポットです。
バリ文化の中心地「ウブド王宮」
ウブド王宮(プリ・サレン)は、ウブドの中心地に位置する歴史的な王宮で、今でも王族の子孫とその親族が暮らしています。王宮内には見事な割れ門や、精緻な彫刻が施された壁があり、その美しさには目を見張るものがあります。王族の住まいには立ち入ることはできませんが、見学が許されている場所でも十分にその壮麗さを感じることができます。見学エリアには、ガムランの一式が布を掛けられて置かれていたり、お供え物を持った家人の姿が見えたりと、興味深い光景が広がっています。見学できる範囲が限られているため、短時間で気軽に訪れることができるのも魅力です。さらに、王宮では定期的にバリ舞踊の公演が行われ、バリの伝統文化を間近で感じることができます。
ウブド王宮へのアクセスは、ングラ・ライ国際空港から車で約1時間15分、プリ・ルキサン美術館からは徒歩でわずか5分と便利な立地です。ウブド王宮でバリの伝統と文化を感じ、一生の思い出を作ってみませんか。
自然と共生する「モンキーフォレスト」
モンキーフォレストは、ウブドの南端に位置する広大な自然保護区で、鬱蒼と茂る大木と静かな雰囲気が特徴です。ここでは、母猿が子猿の世話を焼く微笑ましい姿を間近で見ることができます。入口では猿に与えるバナナなどが売られていますが、イタズラ好きな猿もいるので注意が必要です。帽子やカメラ、メガネを猿に取られないように十分注意してください。また、携帯電話をヒップポケットに入れておかないことも大切です。赤ちゃん猿を抱いている母猿は神経質になっている場合があるので、近付き過ぎないように注意してください。モンキーフォレスト内には、死者を祀るとされるダラム・アグン・パダントゥガル寺院もあります。モンキーフォレスト通りの突き当たりにあり、自然保護区となっているこの森には約200匹の猿が暮らしています。遊歩道をのんびり散歩しながら猿にバナナをあげることができますが、いたずら好きな猿に持ち物を取られないように注意してください。
モンキーフォレストは、自然と動物の生態を間近で観察できる貴重な場所で、訪れる人々にバリの自然の美しさと神秘を感じさせるスポットです。
湖畔の美しき寺院「ウルンダヌバトゥール寺院」
ウルンダヌバトゥール寺院は、バトゥール山のカルデラを見下ろす位置に建つ巨大な寺院で、バトゥール湖の守護神である女神デウィ・ウルン・ダヌを祀っています。この寺院はキンタマーニ高原に位置し、バトゥール山とバトゥール湖の大パノラマの絶景を楽しむことができるため、多くの観光客に愛されています。ウルンダヌバトゥール寺院は、世界文化遺産にも登録されており、その美しさと神聖さが評価されています。特に珍しいのは、寺院の中に中国仏教のお寺も建立されていることです。寺院を訪れる際には、腰巻布(サロン)を巻き、スレンダン(帯)を着用する必要があります。膝が出ることは禁止されているため、長ズボンやロングスカートを着用し、スレンダンを巻くだけで良いでしょう。
寺院の周辺には、自然豊かな景勝地や伝統を守る美しい村、大自然を体感できる滝など、様々な観光地が点在しています。寺院内部には複雑な彫刻が施され、その美術的価値も高いとされています。訪問時には、地元の料理を楽しむランチタイムや、近くの温泉で観光の疲れを癒すのもおすすめです。ウルンダヌバトゥール寺院は、その美しさと神聖さ、そして周辺の自然と文化を楽しむことができる、バリ島を訪れた際にはぜひ訪れたいスポットです。
断崖絶壁の寺院「ウルワツ寺院」
ウルワツ寺院は、70メートルの断崖絶壁の上に建つバリヒンドゥー教の最も由緒ある寺院の一つです。天気が良い日には、インド洋に沈む雄大なサンセットが見られるスポットとしても有名で、多くの観光客に人気があります。外国人観光客だけでなく、他の島から訪れるローカル観光客にも絶大な人気を誇る場所です。寺院の程近くにはすり鉢型の野外劇場があり、毎晩18:00からケチャダンスが上演されます。観光シーズンになると観覧席が満席になるほどの人気なので、良い場所の席を確保するためには早めに座席取りをすることをおすすめします。また、ウルワツ寺院の周りにはイタズラ好きな猿が多くいますので、持ち物には十分注意が必要です。
ウルワツ寺院はその壮大な景観と文化的な価値で、訪れる人々に深い感動を与えるスポットです。バリ島を訪れる際には、ぜひこの美しい寺院を訪れてみてください。
アクティブな冒険「バトゥール山」
バトゥール山は、標高1,717メートルの巨大なカルデラを持つ火山で、バリ島でも特に人気のある観光スポットの一つです。麓には美しいバトゥール湖が広がり、その湖畔には最近再び話題となっている公共温泉「バトゥールホットスプリング」があります。温泉からは、大自然の中でバトゥール湖を眺めながらリラックスすることができ、旅行者にも非常に人気があります。ただし、温泉は必ず水着を着用して入ってください。バトゥール山ではトレッキングや登山も楽しむことができますが、登山道は意外に険しいため、軽い気持ちで装備なしに登山を試みるのは危険です。過去には他の島から来たローカルが遭難したケースもありますので、しっかりとした準備が必要です。バトゥール山はその美しい景観とアクティビティで訪れる人々を魅了します。
神秘的な自然の湖「バトゥール湖」
バトゥール湖は、キンタマーニ高原に位置する美しい湖で、バリ島の水源として重要な役割を果たしています。この湖の楽しみ方は二通りあります。一つは、眺めの良いぺネロカンのレストランからバトゥール湖を見下ろす方法です。ここからは、湖とその背後にそびえるバトゥール山とアバン山の雄大な景色を一望できます。もう一つの楽しみ方は、実際に湖畔まで車で降りて行く方法です。しかし、路面状態の良くない坂道を走る必要があるため、注意が必要です。湖畔まで降りるのが難しい場合でも、ぺネロカンからの景色を楽しむことができます。バトゥール湖は、その美しい自然環境と壮大な風景で訪れる人々を魅了します。バリ島を訪れた際には、この絶景をぜひ体験してみてください。
観光中、道路などで物売りが声をかけてくることもありますが、興味がない場合は目を合わせずに「No thank you」とハッキリ断るのがベストです。