アメリカキャンピングカーレンタルを徹底比較!車種・料金・費用なども解説

いつかはアメリカをキャンピングカーで周ってみたいと思うけど、海外でキャンピングカーを借りる方法がわからない・そもそも英語が得意じゃないから不安で.....という方も多いはず。そこで今回は、私たちが実際にアメリカでキャンピングカーをレンタルした際に色々調べたレンタカー会社や費用・価格相場などを比較しながら紹介したいと思います。ぜひ、参考にしてみてください。

2024年06月25日更新


キャンピングカーレンタルとは?

キャンピングカーのレンタルは、キャブコンやバンコンなど車中泊専用車両を手軽に借りられるサービスです。購入に比べて費用が抑えられるため、初心者でもオートキャンプを気軽に楽しめます。多様な車種が用意されており、自分の好みや目的に合わせて選べる点も大きな魅力。さらに、アウトドア用品やカメラ、チャイルドシートなどのオプションレンタルが可能なサービスもあり、宿泊用の道具を自分で揃えなくても、必要なものを一式レンタルできるのが便利です。

日本とアメリカのキャンピングカーの違い

日本とアメリカのキャンピングカーには、そのサイズと機能性に大きな違いがあります。アメリカでは広大な土地を活かし、全長10mを超える大型モデルが主流ですが、日本では狭い道路に対応した「軽キャンパー」が人気を博しています。これは、軽自動車をベースにした、必要最低限の装備を備えたタイプです。また、日本のキャンピングカーは、夏の暑さや冬の寒さに対応する装備が特徴的で、機能性を絞り込んで特化している点も、日本ならではの特徴と言えるでしょう。
トラベルガイド
shin_skywalker
アメリカのキャンピングカーはとにかくでかいです。家族4〜6人なた全長8m〜10mくらいあるので最初は運転が不安でしたが、アメリカは道も大きく、一本道を走ることも多かったので運転も走っているうちに慣れてくるはず。

キャンピングカーの種類

アメリカにおけるキャンピングカーは、そのサイズと装備で大きく三つのクラスに分けられます。「クラスA」は最も大型で豪華な設備を備えたモデルで、大型観光バスを思わせるサイズと快適な居住空間が特徴です。一方、「クラスB」はワゴン車程度のコンパクトなサイズでありながら、独創的な設計により生活に必要なアメニティを凝縮しています。そして、「クラスC」はその中間に位置し、小型トラックをベースにしたサイズで、居住空間と機能性をバランス良く備えています。特に「クラスA」は快適な居住環境を提供し、「クラスB」は機動性と効率性に、「クラスC」は使い勝手の良さとコストパフォーマンスに優れている点が魅力と言えるでしょう。これらのキャンピングカーは、アメリカの広大な土地を自由に旅するための理想的な選択肢となっています。

居室空間広がる「スライドアウト」が特徴的なアメリカのキャンピングカー

「スライドアウト」は、車両の居住空間を一時的に広げるアメリカ発の独創的な装備です。停泊時には後部や側面が押し出され、居室が約50cm拡張することで、室内が驚くほど広々とします。この機構により、キッチンやリビングエリア、寝室などが大幅に広がり、車内にいながらにして家庭と同等の快適さを享受できます。特にクラスAのキャンピングカーでは、スライドアウトの効果は顕著で、両側スライドで部屋が左右に1mも広がる場合もあります。これにより、車内での生活がより豊かで快適なものに変わります。
トラベルガイド
shin_skywalker
日本のキャンピングカーではあまりみられない特徴がこのスライドアウトです。私たちが借りたキャンピングカーはスライドアウトの機能がなかったですがRVパークではたくさんのスライドアウト式のキャンピングカーがありました。50cm左右に広がるだけで部屋が一気に広く見えます!

アメリカでキャンピングカーレンタルに必要な免許

アメリカでキャンピングカーをレンタルする際には、日本の普通免許を基にした国際免許証が必要です。この国際免許証は、各都道府県の免許センターで簡単に取得でき、手続きに必要なのは証明写真とパスポート、運転免許証のみです。費用も2000〜3000円程度とリーズナブルです。また、レンタル会社によってはDLT(運転免許翻訳フォーム)を発行している業者もあり、これを持っている場合は、これが国際免許証の代わりとなり得ます。アメリカでのキャンピングカーレンタルは、このように日本の普通免許があれば比較的容易に可能ですが、事前の準備を忘れずに行いましょう。
トラベルガイド
shin_skywalker
私たちも国際免許証は取得せずに、日本で事前にDLT(運転免許翻訳フォーム)を発行していきました。旅中にとくに問題はなかったので、DLTで十分だと思います。

アメリカのキャンピングカーレンタル業者の選び方

重視する点や目的に合わせて車の種類を選ぶ

アメリカでキャンピングカーレンタル業者を選ぶ際は、目的や必要な快適さに合わせて車種を選ぶことが重要です。本格的な旅行や広い居住空間を求める場合は、「キャブコン」がおすすめ。一方で、日常使いの利便性とキャンピング機能を兼ね備えた「バンコン」は、走行性能に優れ汎用性が高い選択肢です。そして、気軽に車中泊を楽しむなら、運転しやすくリーズナブルな「軽キャンパー」がうってつけです。各車種の特性を理解し、自分の旅のスタイルに合ったものを選ぶことが、快適なキャンピングカーライフへの第一歩となります。

レンタル拠点と返却場所を確認する

アメリカのキャンピングカーレンタルを計画する際には、レンタル拠点と返却場所の確認が必須です。広大なアメリカでは、旅のスタート地点と終点が異なる場合が多いため、異なる場所での返却が可能かどうかを事前に確認することが大切です。一部のレンタル業者では、異なる場所での返却に追加料金が発生することもありますので、料金体系も含めて慎重に選ぶ必要があります。この点をクリアにしておくことで、旅の計画がよりスムーズに、かつ予算内で行えるようになります。

予算内に収まるか料金をチェックする

アメリカでキャンピングカーレンタルをする際には、予算内で収まるかどうか料金を事前にチェックすることが重要です。料金は車種だけでなく、平日・週末、シーズンによっても変動し、レンタル時間によっても異なります。平均的な料金相場を知っておくことで、予算を超えることなく計画を立てることができます。また、長期レンタルの場合は割安になることもあるため、連泊を予定している場合は長期プランが提供されているかも確認しましょう。これにより、予算内で最適なキャンピングカーをレンタルすることが可能になります。

車両以外のオプション内容も確認する

アメリカでキャンピングカーをレンタルする際には、車両以外のオプション内容もしっかりと確認することが重要です。アウトドア用品や寝具、キッチン用品のオプションの有無などのレンタルが可能な業者を選べば、自分で全てを準備する必要がなく、気軽にオートキャンプを楽しむことができます。海外でキャンピングカーをレンタルする際は、日本から持ち込むのも大変なので、これらのオプションが付いている業者を選ぶと快適に過ごすことができます。
 
また、ペットと一緒に旅行を計画している場合は、ペット同乗可のサービスを提供している業者を選ぶことで、家族全員での思い出づくりが可能になります。これらのオプションを事前にチェックし、自分のニーズに合ったレンタルプランを見つけましょう。

アメリカでおすすめのキャンピングカーレンタル会社3選

ここからは実際に私たちがアメリカでキャンピングカーをレンタル際に検討したレンタル会社を3つご紹介いたします。それぞれレンタル会社によって特徴が異なるので、ご自身の旅行のスタイルなどに合わせてぜひ、検討してみてください。

エルモンテRV(EL MONTE RV)

「エルモンテRV」は、アメリカのキャンピングカー大国において、1970年の創業以来50年以上の長い歴史を持つ、有数の老舗レンタル会社です。創業者ケニス・スコークによってロサンゼルス郊外のエルモンテ市で始められたこの会社は、アメリカ国内において最大規模のキャンピングカー専門レンタル会社に成長しました。北米の主要都市に支店や営業所を約30カ所展開し、ロサンゼルス、ラスベガス、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨークなど、アメリカ到着後にアクセスしやすい便利な立地に位置しています。特に、ロサンゼルス、ラスベガス、サンフランシスコ、ダラス、オーランドでは、空港や宿泊ホテルから営業所間の移動に無料のシャトルバスサービスを利用できる点が大きな利点です。
 
エルモンテRVジャパンは、日本国内で唯一、エルモンテRV米国本社が認定する総代理店として、日本人旅行者向けに特化したサービスを提供しています。近年は日本からの利用者も急増しており、日本語マニュアルの整備や、出発前のサポートなど、日本人に合わせた各種サービスの拡充に力を入れています。エルモンテRVジャパンを通じての予約では、日本国内での手続きや情報提供、各種サポート業務を受けられるため、安心してアメリカやカナダでのキャンピングカーレンタルを楽しむことができます。
トラベルガイド
shin_skywalker
私たちがアメリカをキャンピングカーで旅していた時はエルモンテRVで予約しました。エルモンテRVは日本に代理店があり、やり取りが日本語でできるので予約までとくに問題なくスムーズにできました。

営業所 ロサンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガス、バンクーバー、ニューヨーク、オーランド(フロリダ)、フェニックス、サンディエゴ、アルバカーキ、デンバー、ソルトレイクシティ、ダラスフォートワークス、マイアミ
提供車種 ● C-22(定員4名)
● C-25(定員5名)
● C-28(定員6名)
● FS-31(定員7名)
● AF-34(定員6名)
基本設備 ●車両レンタル費
●Prep Fee(出発前の清掃、ガソリン満タン等)
●SLI(対人対物保険)
●VIP ADDED VALUEプラン(車両保険に相当するEl Monte RV独自のプラン)
●走行距離500マイルパック
●日本語車両取扱マニュアル
オプション ●キッチンキット($130.00/trip)
●走行距離500マイルパック(事前購入分)($160.00)
●発電機使用無制限設定($10.00/night)
●GPS(カーナビ)($95.00/trip)
●DLT(運転免許証翻訳フォーム)(¥1,100/人)
●PAD(朝出発)($295.00/trip)
●乗り捨て
費用・料金 ● C-22 $1,308~
● C-25 $1,343~
● C-28 $1,399~
● FS-31 $2,043~
● AF-34 $1,658~
※2023年10月25日~2023年11月1日(7泊8日)、ロサンゼルス貸出/返却でご利用の場合
※最低泊数は7泊
保険・補償 ● 対人・対物:最高限度額100万$
● 自損(VIP保険):ぶつかってしまったときに直すための保険、免責1,000$
サポート体制 ・日本人スタッフによる現地サポート
日本語対応 あり

クルーズアメリカ(Cruise America)

クルーズアメリカは、1972年に創業し、全米最大のモーターホームレンタル会社です。全米No.1の保有台数を誇り、現在は4,000台以上のCタイプ(キャブコン)モーターホームを保有しています。日本での予約業務は30年以上前に始まり、エルモンテRVと同様に人気のあるレンタル会社です。またクルーズアメリカは、初心者でも安心して利用できる充実したサポート体制を整えているのも人気の秘訣です。出発前の車両操作説明や24時間日本語対応のトラベラーズ・アシスタンスによるサポートがあり、安心してアメリカの道を旅することができます。

営業所 ● アメリカ40か所
● カナダ5か所
提供車種 ● C-19(定員3名)
● C-21(定員4名)
● C-25(定員5名)
● C-30(定員7名)
基本設備 パワー・ステアリング、パワー・ブレイキ/ABSシステム、パワー・ウィンドウ、パワー・ドアロック、パワー・ミラー、クルーズ・コントロール、オートマティック・トランスミッション、ダッシュボード・エアコン、ルーフ・エアコン、三口コンロ(T17,C19,C21は二口コンロ)、電子レンジ、AM/FMラジオ、冷蔵庫、冷凍庫、シャワー、水洗トイレ、発電機(カナダではC30のみ搭載、)リア・デュアルタイヤ(C19, C21はシングルタイヤ)、後輪駆動
オプション ● ワンウェイ(乗り捨て)
● キッチンキット
● 個人用キット
● 発電機
● EBDS(アーリーバード・ディパーチャー・スペシャル)
費用・料金 最低拍数7泊
● C-19 98〜187US$(1泊あたり)
● C-21 103〜133US$(1泊あたり)
● C-25 98〜138US$(1泊あたり)
● C-30 93〜192US$(1泊あたり)
※ロサンゼルスの場合
※長期レンタルの場合は価格下がります
保険・補償 ● 自動車損害賠償保険(対人・対物)
● 追加自動車損害賠償保険 (SLI)補償額上限$1,000,000
● VIP補償(車の損傷・盗難1件につき自己負担額上限$2,500)
サポート体制 24時間日本語対応の「トラベラーズ・アシスタンス」
日本語対応 あり

トラベルデポ(Travel Depot)

「トラベルデポ」は、アメリカとカナダでキャンピングカー旅行を専門に扱う日本唯一の旅行会社です。多くのレンタル会社と提携しており、安心のサポートを提供しています。特に、免責範囲が「ゼロ」になる保険プランが人気で、高い評価を得ています。また、11月から3月にかけては乗り捨て料金が無料になる特別プランも魅力的です。
 
現地での充実したサポート体制も特徴で、日本人スタッフが丁寧な説明やトラブル時のサポートを提供。レンタルキャンピングカーの操作方法の説明から、日本語の操作・運転マニュアルの提供、さらには生活用具やパーソナル用具キットがレンタル代に含まれており、準備から旅行中のサポートまで、お客様を全面的にバックアップしています。

営業所 ロサンゼルス、ラスベガス、サンフランシスコ、フェニックス、ニューヨーク、シアトル・バンクーバー、ソルトレイクシティ、デンバー、アトランタ、ワシントンDC、ダラス、アルバカーキ、オーランド、マイアミ
提供車種 ● C-19(定員3名)
● C-25(定員5名)
● CS-25(定員5名)
● CS-30(定員7名)
● AS-32(定員4名)
● AF-34(定員6名)
● FS-31(定員7名)
基本設備 ●乗車人数分のコンビニエンスキット(寝具、食器、タオル各種)
●ビークルキット(各種調理器具類)
●ハウスキーピングキット(箒、モップ、ちりとり、バケツ)
●発電機の無制限使用・走行距離無制限
●モーターホームの使い方マニュアル
オプション ●日本語ナビ(15,000円/trip)
●炊飯(3,000円/trip)
●チャイルドシート($10/trip)
●トースター($8/trip)
●コーヒーメーカー($10/trip)
●折りたたみいす($12/trip)
●スノーチェーン($20/trip)
●アイロン&アイロン台($10/trip)
費用・料金 ● C-25 270〜375US$(1泊あたり)
● CS-30 310〜415US$(1泊あたり)
● AS-32 330〜430US$(1泊あたり)
※料金は1泊2日の料金となります。(ミニマムレンタル期間は4泊5日からです。) 
※3週間 ~ (20泊21日 ~ 26泊27日) ・・・ 5.0%引き
※4週間 ~ (27泊28日以上  ) ・・・ 7.5%引き
保険・補償 ●対人・対物100万ドル(約1億1,100万円:アメリカ補償最高限度額)
●最高限度額の車輌保険(免責1ヶ所につき$1,000:11,000円)
サポート体制 ・日本人スタッフによる現地サポート
日本語対応 あり

私たちが実際にレンタルした会社はこちら

今回、アメリカでのキャンピングカー旅行に際し、数あるレンタル会社の中から最終的に「エルモンテRV」を選択しました。選択過程では、「クルーズアメリカ」との間で大いに迷いましたが、いくつかの決め手がありました。
 
まず、日本の代理店が存在し、日本語でスムーズに予約や見積もりが可能だった点が大きな安心材料でした。加えて、エルモンテRVが提供するキャンピングカーは新しいモデルが多く、内装やトイレ、電子レンジなどが非常に清潔で綺麗だったことも魅力の一つです。
 
また、実際にアメリカをキャンピングカーで旅している多くのブログを参照したところ、圧倒的にエルモンテRVを利用している人が多かったことから、その人気と信頼性を感じ取ることができました。さらに、今回の旅行がラスベガス往復であったため、エルモンテRVのサポートが受けられること、そして営業所の数はクルーズアメリカに劣るものの、必要十分な対応をしていたことが決め手になりました。
 
最後に、同じCクラスのキャンピングカーを比較した結果、コストパフォーマンスの面でエルモンテRVが一番お得だったことが、私たちがエルモンテRVを選んだ最も大きな理由です。これらの理由から、エルモンテRVでのレンタルを決定し、安心してアメリカの道を旅する準備が整いました。


まとめ

本記事では、アメリカでのキャンピングカーレンタルについて、その基礎から具体的なレンタル会社選びまで幅広く解説しました。日本とアメリカのキャンピングカーの違い、必要な免許、そしておすすめのレンタル会社を紹介し、私たちの実際の選択も共有しました。この情報が、アメリカ大陸を自由に旅する際の参考になれば幸いです。キャンピングカーでしか味わえない、無限の自由と冒険が皆さんを待っています。

新着の動画

キーワード

       

人気記事

札幌おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介
カンボジアのビザ取得ガイド!申請方法から必要なもの、注意点まで徹底解説
沖縄おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介
鎌倉おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介
新潟おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介
箱根おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介

おすすめ記事

沖縄おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介
タイ・バンコク旅行の子連れにおすすめの観光スポット20選!家族で楽しめる定番から穴場まで紹介
タイ・バンコクのおすすめナイトマーケット10選!グルメやショッピングを楽しもう!
ドンムアン国際空港を解説!バンコク市内へのアクセス方法なども紹介
京都おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介

トラベルガイド記事

カンボジアのビザ取得ガイド!申請方法から必要なもの、注意点まで徹底解説
タイ・バンコク旅行の子連れにおすすめの観光スポット20選!家族で楽しめる定番から穴場まで紹介
山中湖でワカサギ釣り!ベストシーズン・時期やおすすめのドーム船などを紹介
山中湖のおすすめAirbnb(エアビー)9選!ホテルより安い&おしゃれ&カップル向けや大人数向けなども
タイ・バンコクのおすすめナイトマーケット10選!グルメやショッピングを楽しもう!