イタリアのシチリア島の南に位置する地中海の小さな島国「マルタ共和国」。 マルタ島には、城塞に囲まれた街が丸ごと世界遺産の首都ヴァレッタ、ショッピングや食事が楽し…
マルタの物価事情を徹底解説!日本より高い?安い?実際の物価や節約術なども紹介
マルタ共和国は、地中海に浮かぶ美しい島国として知られていますが、その物価事情はあまり広く知られていません。実は、マルタの物価は他のヨーロッパ諸国と比べてかなりリーズナブルなのです。日本と比較すると、全体的にやや安い程度ですが、食事や交通費などの主要な生活費は特に安く抑えられます。 この記事では、マルタの物価を日本と比較しながら詳しく解説していきます。食費、交通費、住居費などの具体的な金額を紹介し、マルタでの生活をイメージしやすくします。また、現地での節約術や留学時の費用削減のコツなども紹介するので、マルタ留学や旅行を考えている方は必見です。マルタの魅力的な物価事情を知って、より充実した滞在計画を立ててみましょう。
2024年08月22日更新
マルタの物価は日本と比べて高い?安い?
マルタの物価は全体的に日本よりやや安い傾向にありますが、項目によって差があります。食費や交通費は日本より安く、特にローカルマーケットでの新鮮な魚や果物は手頃な価格で購入できます。一方で、衣料品や一部の輸入品は日本より高くなることがあります。家賃は日本の都市部より安い傾向にありますが、近年上昇しています。医療費や歯科治療費は非常に安く、一般的な修理サービスも手頃な価格で利用できます。ただし、マルタの平均賃金は日本より低いため、現地の人々の購買力を考慮すると、実質的な物価感覚は日本とそれほど変わらない可能性があります。マルタの物価は都市によっても異なる
マルタの物価は都市や地域によって大きく異なります。首都バレッタやリゾート地であるスリーマ、セントジュリアンなどの観光地では物価が高い傾向にあります。これらの地域では、レストランやホテルの価格が他のエリアよりも高くなっています。一方、島の内陸部や小さな町では比較的物価が低くなっています。例えば、住宅費は地域によって大きく異なり、観光地や主要都市では家賃が高めですが、内陸部では比較的安く住むことができます。ただし、マルタ全体としては他のヨーロッパ諸国と比べて物価が安い傾向にあり、特に食費や交通費は手頃な価格で利用できます。留学や長期滞在を考えている場合は、滞在地域の選択が生活費に大きく影響することを念頭に置くことが重要です。日本とマルタの物価を実際の商品で価格比較
日本とマルタの物価比較表
項目 | 商品 | マルタ | 日本 |
---|---|---|---|
日用品 | ペットボトルの水 (500ml) | 約120円 | 約150円 |
シャンプー (1リットル) | 約900円 | 約1,000円 | |
洗剤 | 約500円 | 約500円 | |
トイレットペーパー (1ロール) | 約150円 | 約150円 | |
ティッシュペーパー (一箱) | 約200円 | 約250円 | |
生鮮食品 | パン (1斤) | 約250円 | 約300円 |
卵 (10個) | 約300円 | 約350円 | |
牛乳 (1リットル) | 約200円 | 約200円 | |
肉 (1kg) | 約1,400円 | 約1,800円 | |
スターバックス | ホットコーヒー(グランデ) | 約600円 | 約500円 |
フラペチーノ(グランデ) | 約700円 | 約700円 | |
キャラメルマキアート(グランデ) | 約750円 | 約650円 | |
カフェラテ(グランデ) | 約650円 | 約600円 | |
マクドナルド | ハンバーガー | 約200円 | 約200円 |
コーラ (中サイズ) | 約150円 | 約150円 | |
ビッグマック | 約450円 | 約390円 | |
チキンマックナゲット 5ピース | 約350円 | 約350円 | |
マックフライポテト (中サイズ) | 約300円 | 約300円 |
日本とマルタの日用品の価格比較
マルタの日用品の価格は、日本と比較してやや高めの傾向にあります。特に、文房具や電池、キッチン用品などは日本より割高です。例えば、単4電池4本入りで5〜6ユーロ(約650円〜780円)程度かかります。シャンプーは約4ユーロ(約640円)、歯磨き粉は約2.2ユーロ(約350円)と、日本より少し高くなっています。ティッシュ1箱は約1.6ユーロ(約210円)で、日本の高級ティッシュ並みの価格です。一方で、マルタには100円ショップのような店舗がないため、日本では安価で購入できる便利グッズや小物類は高価になりがちです。ただし、パスタやワインなどのイタリアからの輸入品は比較的安く入手できるため、品目によって価格差があることに注意が必要です。日本とマルタの生鮮食品(パン・卵・牛乳・水・肉など)の価格比較
マルタと日本の生鮮食品の価格を比較すると、多くの品目でマルタの方が安価です。パンは1斤あたり約1.5ユーロ(約200円)とリーズナブルで、卵は10個入りで約2ユーロ(約260円)と日本より安価です。牛乳は1リットルあたり約1ユーロ(約130円)で、日本の半額程度です。水は500mlのペットボトルで約0.5ユーロ(約65円)と、日本よりやや安い傾向にあります。肉類は品質にもよりますが、鶏肉1kgあたり約7ユーロ(約910円)、牛肉1kgあたり約15ユーロ(約1,950円)程度で、日本より安く購入できます。ただし、マルタは島国のため、一部の輸入食品は高価になる場合があります。日本とマルタのマクドナルドの価格比較
マルタのマクドナルドの価格は、日本と比較してやや高めです。マルタでは、ビッグマックの価格は約4.42ユーロ(約633円)となっています。一方、日本のビッグマックは450円(3.04ドル)で、マルタの方が約40%高価です。マルタのマクドナルドでは、平均的なコンボセットが約8ユーロ(約1,150円)かかります。これは日本の価格と比べると高めですが、マルタの他の外食オプションと比較すると依然としてリーズナブルな選択肢となっています。ただし、マルタのマクドナルドは店内のデザインにも気を配っており、より洗練された雰囲気を提供している点も価格差の一因となっている可能性があります。日本とマルタのスターバックスの価格比較
マルタのスターバックスの価格は、日本と比較してやや高めの傾向にあります。マルタでは、トール・ラテの価格が約3.57ユーロ(約570円)となっており、これは日本の価格とほぼ同等です。しかし、マルタの物価全体が日本よりやや安い傾向にあることを考慮すると、相対的にはマルタのスターバックスの方が高価に感じられる可能性があります。マルタではスターバックス以外のカフェも多く、基本的にコーヒーの値段は日本よりかなり安いため、スターバックスは比較的高級なカフェとして位置づけられています。ただし、マルタのカフェ文化は発達しており、スターバックスのようなチェーン店以外にも、地元の老舗カフェや様々な国の影響を受けたカフェが多数存在し、多様な選択肢があります。日本とマルタのランチの価格比較
マルタのランチ価格は、日本と比較してやや高めの傾向にあります。カジュアルなレストランでのランチは約15-17ユーロ(約2,400-2,700円)程度で、日本の一般的なランチよりも高価です。ファストフード店でも約8ユーロ(約1,300円)かかり、日本のファストフードチェーンよりも割高です。一方、マルタのローカルな食堂やカフェでは、10ユーロ(約1,600円)前後でランチを楽しむことができます。マルタでは自炊が比較的安く済むため、多くの留学生や長期滞在者は外食を控えて食費を抑える傾向にあります。ただし、マルタの食材は新鮮で品質が高く、特に魚介類や地中海料理は味わい深いため、時折の外食は旅行者にとって貴重な経験となるでしょう。マルタでショッピングを楽しむ方法・節約術は?
マルタでショッピングを楽しみながら節約する方法はいくつかあります。まず、地元のマーケットを活用することが重要です。日曜日に開かれる露店マーケットでは、新鮮な食料品や衣服、アクセサリーなどがスーパーマーケットよりも割安で販売されています。特に、新鮮で大きな魚が丸ごと1匹安く売られていることがあり、自炊の食費を大幅に抑えることができます。次に、大型スーパーマーケットよりもLidlなどのディスカウントスーパーを利用することで、日用品や食料品を安く購入できます。また、多くのスーパーマーケットでは、一定金額以上の買い物をすると無料で水のペットボトルがもらえるサービスがあります。
さらに、バーやレストランではハッピーアワーを利用することで、飲み物を安く楽しむことができます。長期滞在の場合は、ネットスーパーを活用して重い商品や大きな商品を配送してもらうことで、労力を節約できます。
最後に、観光地や主要都市よりも内陸部や小さな町で買い物をすることで、より安価に商品を入手できる可能性があります。これらの方法を組み合わせることで、マルタでのショッピングを楽しみながら効果的に節約することができます。