東側がスペイン国境、西側には大西洋が広がるユーラシア大陸最西端の国「ポルトガル」。ポルトガルは、ヨーロッパで最も古くアジアと交流を持った国であり、大西洋に面した…
ポルトガルのお菓子・スイーツおすすめ人気8選!お土産や日本で買えるものなども紹介
ポルトガルは、その豊かな歴史と文化の中で、数多くの美味しいお菓子やスイーツを生み出してきました。独特の風味や食感を持つポルトガルのスイーツは、多くの人々を魅了しています。この記事では、ポルトガルで人気のあるお菓子・スイーツを8種類厳選してご紹介します。それぞれのスイーツの特徴や魅力、お土産としても喜ばれるポイント、日本で手に入れる方法などを詳しく解説します。ポルトガル旅行を計画中の方や、ポルトガルの美味しいスイーツを味わいたい方にとって、参考になる情報が満載です。さあ、ポルトガルの甘い世界へと足を踏み入れてみましょう。
2024年07月03日更新
ポルトガルのお菓子・スイーツの特徴は?
ポルトガルのお菓子・スイーツの最大の特徴は、卵、特に卵黄を贅沢に使用していることです。これにより、多くのポルトガルのスイーツは鮮やかな黄色を呈し、濃厚で甘い味わいが特徴となっています。また、修道院で発祥したお菓子が多いことも特筆すべき点です。例えば、「パステイシュ・デ・テントゥガル」という卵黄クリームを薄いパイ生地で包んだ菓子や、「カスターニャス・デ・オヴォス」という卵黄と砂糖だけで作られた栗型の菓子などが挙げられます。さらに、アーモンドや白インゲン豆を使用した菓子も多く、素朴ながら深い味わいを持つのもポルトガルスイーツの特徴と言えるでしょう。ポルトガルのお菓子・スイーツの魅力は?
ポルトガルのお菓子・スイーツの魅力は、その豊かな歴史と文化に根ざした多様性にあります。伝統的なレシピを忠実に守り続けながらも、日常生活に深く溶け込んでいる点が特徴的です。ポルトガル人は老若男女問わずスイーツを愛し、朝食にケーキを楽しむなど、お菓子が日常的に親しまれています。また、クリスマスなどの特別な日には、家族や友人と様々な種類のお菓子を分かち合い、絆を深める文化があります。さらに、エッグタルトのように世界中で愛される菓子を生み出し、グローバルな影響力も持っています。素朴な材料で作られながらも、濃厚で甘美な味わいを持つポルトガルのスイーツは、その国の歴史と人々の温かさを体現しているといえるでしょう。ポルトガルのお菓子・スイーツおすすめ人気8選
パリッと香ばしいカスタードタルト「パステル・デ・ナタ」
パステル・デ・ナタは、サックサクのパイ生地に卵黄たっぷりのカスタードが入った、ポルトガルを代表するスイーツです。高温で短時間焼き上げることで、パリッとした食感のパイ生地とトロトロのクリームが特徴的です。このお菓子は、かつて修道院で余った卵黄を活用するために生まれたとされています。日本では1999年にマカオがポルトガルから中国に返還された際にエッグタルトとしてブームになり、現在でもスーパーなどで「エッグタルト」として販売されています。パステル・デ・ナタは日持ちしないため、できたてを楽しむのがおすすめです。ふんわりしっとり、伝統のスポンジケーキ「パン・デ・ロー」
パン・デ・ロー(Pão de Ló)は、ポルトガルの伝統的なスポンジケーキで、卵、砂糖、小麦粉を主な材料として作られます。日本のカステラの元祖とも言われるこのケーキは、しっとりとした食感と濃厚な卵の風味が特徴です。通常のスポンジケーキとは異なり、絶妙なしっとり感を残すために固い形状にはせず、やや甘めの味わいとなっています。パン・デ・ローは、その豊かな卵の風味と贅沢な口当たりから、ポルトガルの菓子文化を代表する一品として親しまれています。甘美な濃厚エッグクリーム「オヴォシュ・モーレシュ」
オヴォシュ・モーレシュ(Ovos Moles)は、ポルトガルのアヴェイロ地方の銘菓として知られる伝統的なスイーツです。貝や魚の形をした白い最中のような薄い皮の中に、濃厚な卵黄クリームが詰められた甘美なお菓子です。シンプルな材料で作られているにもかかわらず、その濃厚さと甘さは特筆すべきものがあり、ポルトガル人に深く愛されています。オヴォシュ・モーレシュは、ポルトガルの豊かな菓子文化を象徴する一品であり、その独特の形状と味わいは、訪れる人々の記憶に深く刻まれる逸品といえるでしょう。チーズとシナモンの絶妙コンビ「ケイジャーダ」
ケイジャーダ(Queijada)は、ポルトガルの伝統的なチーズタルトで、クリームチーズと生クリームを贅沢に使用し、シナモンの香りが絶妙なバランスを生み出す人気のスイーツです。柔らかな生地とプルンとした食感が特徴的で、濃厚な味わいながらも爽やかさを感じられます。ポルトガルのシントラ地方が発祥とされ、現在では日本でも入手可能になっています。ケイジャーダは、ポルトガルの豊かな菓子文化を代表する一品として、その独特の風味と食感で多くの人々に愛されています。具だくさんの贅沢ポルトガル風サンドイッチ「フランセジーニャ」
フランセジーニャは、ポルトガルのポルト発祥の贅沢なサンドイッチです。ポルトガル語で「フランスの女の子」を意味するこの料理は、ハム、リングィーサ、生ソーセージ、ステーキなどの肉をパンに挟み、メルトチーズをのせ、トマトとビールを原料とするスパイシーなソースをかけて仕上げます。1953年にダニエル・ダ・シルヴァによって考案され、クロックムッシュをポルトガル人の味覚に合わせて改良したものです。フランセジーニャは非常にボリューミーで、通常フライドポテトを添えて提供されます。この料理は、ポルトの名物として広く知られ、現在ではポルトガルの他の地域でも人気を集めています。クリーミーな層が魅力のデザート「セラドゥーラ」
セラドゥーラ(Serradura)は、ポルトガル語で「おがくず」を意味し、バニラクリームと砕いたビスケットを層状に重ねた魅力的なポルトガルのスイーツです。マカオでも人気のあるこのデザートは、たった4つの材料で作ることができる簡単なレシピが特徴です。クリーミーな食感と、ビスケットの食感が絶妙に調和し、アイスタイプやチーズケーキタイプなど、バラエティ豊かなアレンジも楽しめます。セラドゥーラは、東西の文化が融合するマカオの街を象徴するような、ポルトガルの伝統と現地の味覚が融合したデザートとして、多くの人々に愛されています。ふわっとした食感がたまらない揚げドーナツ「マラサダ」
マラサダは、ポルトガル発祥でハワイで人気となった揚げドーナツです。外はカリッとし、中はふわふわな食感が特徴で、ほんのりとした甘さが魅力です。ポルトガル語で「丸い形」を意味するマラサダは、通常粉砂糖をまぶして提供されますが、最近ではカスタードやチョコレートなどのクリーム入りバリエーションも人気です。ドーナツと似ていますが、マラサダは発酵生地を使用し、空気をあまり含ませないことでもっちりとした独特の食感を生み出しています。日本でも専門店が増えており、きなこやあんこを使用した和風アレンジも楽しめます。豪華絢爛、クリスマスの王道ケーキ「ボーロレイ」
ボーロ・レイ(Bolo Rei)は、ポルトガルの伝統的なクリスマスケーキで、「王様のケーキ」という意味を持ちます。このリング型のイースト菓子は、クリスマスイブから1月6日の「王様の日」まで、ポルトガルの家庭の食卓に欠かせません。ボーロ・レイは、ドライフルーツやナッツが豊富に入った生地に、砂糖漬けの果物を飾り付けた華やかな外観が特徴です。伝統的には、中に小さなおもちゃや豆が隠されており、それを見つけた人に幸運が訪れるとされています。この豪華絢爛なケーキは、ポルトガルのクリスマスと新年の祝祭を象徴する、文化的にも重要な菓子となっています。ポルトガルのお菓子・スイーツはどこで買える?
ポルトガルのお菓子・スイーツは、現地では街中のカフェやパティスリー、専門店で容易に入手できます。日本でも、東京・茅場町の「BOA NATA(ボア・ナタ)」や御茶ノ水の「DOCE ESPIGA(ドース イスピーガ)」などのポルトガル菓子専門店で本場の味を楽しむことができます。また、長崎県では約450年前に伝わったポルトガルの伝統菓子のレシピを忠実に再現した商品を提供する店舗もあり、日本国内でもポルトガルスイーツの魅力を体験できる機会が増えています。ポルトガルのお菓子・スイーツを通販で購入するときは「送料」や「出荷元」をチェック!
海外のお菓子を通販で購入する際には、商品の価格だけでなく送料にも注意が必要であり、注文を確定する前に送料の有無と金額を確認することが大切です。また、異なる販売店から複数の商品を購入するとそれぞれの出荷元から発送されるため送料が複数回かかることがあるため、同一の出荷元からまとめて購入することで送料を節約できます。さらに、楽天や他の通販サイトでは「2000円以上の注文で送料無料」などのキャンペーンを実施している場合があるため、複数の商品を購入する際にはこのようなキャンペーンを活用し、品揃えの豊富な販売店で一括して購入することをおすすめします。また、海外からの商品には関税や輸入税がかかる場合があり、これらの追加費用が発生するかどうかを購入前に確認しておくことも重要です。さらに、他の購入者のレビューを参考にして商品の質や味、梱包状態などについて事前に知ることで、満足のいく買い物ができるでしょう。