激動の歴史を辿ってきたポーランドであなたが訪れるべき10の観光スポット

ヨーロッパの中央に位置する豊かな歴史と伝統を持つ美しい国「ポーランド」。7つの国に囲まれており、その立地から激動の歴史を歩み、一時、世界地図からの消滅さえも経験した国とした知られています。地理的にも文化的にも東西ヨーロッパの影響を受け、多くの歴史遺産が残る美しい旧市街を歩いてみれば、まるで中世にタイムスリップしたかのような楽しい時間を過ごせることでしょう。 今回は、そんなポーランドのおすすめの観光スポットをご紹介します

2024年06月25日更新




#1 街全体が復興した「ワルシャワ歴史地区」

ポーランドのワルシャワにある最古の歴史地区「ワルシャワ歴史地区」。「北のパリ」と呼ばれたこともある洗練された美しい街でしたが、第二次大戦中、ほとんどの建造物が跡形もなく破壊されたという歴史を持ちます。

旧市街に広がる一見古い町並みは、大戦終了後にワルシャワ市民達が過去の絵や写真、生き残った住民の記憶を元に「壁のひび1本にいたるまで」蘇らせたことが評価され世界遺産に登録されています。


#2 世界最大規模のゴシック様式の城「マルボルク城」

ポーランド北部マルボルクにあるドイツ騎士団の城「マルボルク城」。ノガト川に臨む世界最大規模のゴシック様式の城であり、欧州100名城にも選ばれています。
赤レンガのゴシック様式の城には、礼拝堂だけでなく、武器庫や大砲を製造する場所なども完備。要塞としての役割だけでなく修道院と両方の機能を持ち合わせていました。中層には400人収容できる大食堂があり、古いフレスコ画や豪華な装飾はマルボルクの富を象徴しています。


#3 ポーランドの山岳リゾート「タトラ国立公園」

ポーランドとスロバキアにかけて位置している公園「タトラ国立公園」。100つ以上の氷河湖や美しい自然があり、また野生動物も多く生息しています。1992年にはユネスコ生物圏保護区に認定されました。他にも公園の中にある原生林、「ビャウォヴィエジャの森」は1979年にユネスコ自然世界遺産に認定されています。


#4 ポーランドの京都「クラクフ」

「ポーランドの京都」とも呼ばれかつてポーランド王国の首都として繁栄した街「クラクフ」。その旧市街は今もなお、中世の頃の街並がそのままに残り、ヨーロッパで最も美しい都市のひとつに数えられています。
第二次世界大戦時には、クラクフもナチスに支配されましたが奇跡的に大きな打撃を受けることがなかったためクラクフ歴史地区がある旧市街には、数多くの建物が残る歴史的な街並みとして人気です。


#5 歴代国王の居城「ヴァヴェル城」

古都クラクフ旧市街から南、ヴィスワ川のほとりに佇む城「ヴァヴェル城」。
敷地内には大聖堂や旧王宮、王の墓など歴史的な建造物が多く、旧王宮内には、調度品や美術品、宝飾品、武器などが展示されています。大聖堂には歴代の王の棺が安置され、フランドル産のタペストリーなどの展示も見どころです。


#6 築年数数百年の木造教会「マウォポルスカ南部の木造聖堂群」

ポーランド南部マウォポルスカ地方の農村地帯にあり、15~17世紀に建てられた木造教会「マウォポルスカ南部の木造聖堂群」。築年数百年を超える木造の正教教会やカトリック教会が点在しており、建築技術の素晴らしさと内装の鮮やかな多彩色画が評価され、6つの教会が世界遺産に登録されています。
この地方の聖堂はゴシック様式でありながら木造建築であることから、石やレンガで出来たゴシック建築とは印象も大きく異なるのが特徴的です。


#7 大量虐殺が行われた強制収容施設「アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館」

第二次世界大戦中にナチスによって造られた大量虐殺が行われた強制収容施設「アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館」。ナチスの強制収容所として、ヨーロッパ中から150万人以上の人々が移送され殺害された場所と言われる人類の負の遺産です。
人種差別による理不尽極まりない無慈悲な行為による残忍な過去の過ちを、負の歴史を二度と繰り返してはならない、目を背けてはならない、という事を目的に現在は博物館として無料で公開されています。


#8 歴史を刻んできたカラフルな街「グダニスク」

ポーランド北部バルト海に続くモトワヴァ運河沿いの街「グダニスク」。10世紀末に誕生してから、ポメレリア、ドイツ騎士団、ポーランド、プロイセン、再びドイツと、さまざまな政権の支配を受け、激動の歴史を刻んできた街として知られています。

北ヨーロッパ独特のパステルカラーに彩られた家々がずらりと建ち並ぶ姿は、まるで屋外美術館のよう。ポーランドの数ある旧市街の中でも、グダニスクのそれはきわだつ美しさで、眺めているだけで幸せな気分になる景色です。

#9 世界でも最大級かつ歴史の長い岩塩坑「ヴィエリチカ岩塩坑」

ポーランドの旧都クラクフの南東15kmにある「ヴィエリチカ岩塩坑」 。700年以上にわたって塩の採掘が続き、全長300Kmに及ぶ地下採掘場として歴史に名を残しています。入口から長い階段を下るとそこには広大な地下空間が広がり、採掘場の歴史や塩で作られた礼拝堂や彫刻などを目にすることができます。階段から足もとのタイルや天井に輝くシャンデリア、中央の祭壇から周囲の壁の彫刻まですべて岩塩で造られており、見事な装飾が施されています。

#10 カラフルで豪華な「聖マリア教会」

ポーランドのクラクフ中央広場に隣接するブリック・ゴシック様式の教会建築「聖マリア教会」。「ポーランドで最も美しい教会」とも言われており、教会の内部は、想像を絶するほどの豪華絢爛でカラフルな景観が広がっています。
壁や天井一面を彩る文様や装飾の数々が、小宇宙を思わせる独自の美的空間をつくりあげ、その圧倒的な存在感に、しばし時間を忘れてただただこの空間に身を置いていたくなります。

       

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