ドイツで訪れるべき10の絶景！可愛らしい街並みから中世の古城など紹介
芸術や文学を担った偉人を多数輩出し、世界に冠たる美の殿堂を有する「ドイツ」。中世にタイムスリップしたような景観の町々、近代的な大都市、賑やかなオクトーバーフェストやクリスマスマーケットなど、ドイツには様々な魅力があります。なかでもフランクフルトやミュンヘンなどの旧市街に残る歴史的建造物の見学や、ロマンチック街道の名所を巡るツアーなど、ドイツ旅行での歴史探訪は外せません。今回は、そんな魅力溢れるドイツの絶景スポットをご紹介いたします。
2023年02月20日更新
目次
1.ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになった古城「ノイシュヴァンシュタイン城」
ドイツ南部のバイエルン州にある雄大な自然の中に佇む美しい白亜の古城「ノイシュヴァンシュタイン城」。このお城は、言わずと知れたディズニーランドのシンデレラ城のモデルとして世界中から観光客が訪れる人気スポットとなっています。1868年第4代バイエルン国王であるルードヴィッヒ2世が23歳のときに、フランスのヴェルサイユ宮殿を見て、ドイツにも同じように「夢の城」を築くことを決意し作られたそうで、豪華な内装で彩られた王座の間、オペラ「パルジファル」の内容が描かれた壁画のある歌人の間など贅をつくした内装が見どころです。
2.世界最大規模のゴシック建築の大聖堂「ケルン大聖堂」
ドイツ四番目の都市であるケルンにあるゴシック様式の大聖堂「ケルン大聖堂」。ゴシック様式の建築物では世界最大級で、このドイツが誇るゴシック建築の巨大建造物を一目見ようと、世界中から年間600万もの人々がこの場所を訪れます。中世ゴシックの最高傑作と称される「ケルン大聖堂」は、1248年から1880年まで600年以上の歳月をかけて建設されました。見どころは、世界でも数少ないゴシック様式に統一された大きな建物と荘厳さ。美しい2つの塔をもつ建物の正面は、幅61m、高さ157mもあり、圧巻の大きさです。
3.中世の宝石箱と称されたドイツで一番美しい街「ローテンブルク」
ドイツ南部、バイエルン州北西部の都市「ローテンブルク」。ロマンチック街道の最終点で中世の宝石箱と称されるこの街は、中世の街並みがほぼ完璧に残り、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような景観が広がっています。城壁に囲まれたこの街は、ここだけ中世の世界にタイムスリップをしたかのようにかわいらしく、絵本を切り抜いたようなきれいな街並みが続きます。石畳の道を歩いて散策すると「中世の宝石箱」と称されるのが納得できる雰囲気が漂っています。
4.牧草地に佇む”奇跡の教会”「ヴィースの巡礼教会」
ドイツバイエルン州南部、ヴィースにあるキリスト教教会「ヴィースの巡礼教会」。このヴィースの巡礼教会はロマンティック街道沿いの草原にぽつんと佇む白亜の教会で、「鞭打たれるキリスト」の木像を、マリアという農婦がもらい受け祈りを捧げたところ、1738年6月14日、キリストの像が涙を流したという伝説が残されています。1歩中に入るとスタッコと呼ばれる化粧しっくいで装飾され、教会内部の至る所に天使や聖人、キリストのモチーフが描かれています。素晴らしく細やかな装飾は圧巻の一言に尽きるでしょう。
5.雲海の上に浮かぶ”天空の城”「ホーエンツォレルン城」
ドイツ南部の街、シュトゥットガルトを一望できる山の上にそびえたつ重厚な古城「ホーエンツォレルン城」。ノイシュバンシュタイン城、ハイデルベルク城と並びドイツ三大名城の一つに数えられます。かつてドイツ皇帝を輩出したプロイセンのホーエンツォレルン家の居城として11世紀に建てられ、外観は中世の物語に出てくるお城そのまま。
雲海の上に浮かぶ姿から「天空の城」とも呼ばれています。
6.ドイツ最古のクリスマスマーケットがある「ドレスデン」
エルベ川に沿って広がるドイツきっての古都「ドレスデン」。バロック様式の壮麗な宮殿や教会が建ち並ぶ旧市街とエルベ川の眺めが美しく、あの文豪ゲーテをして”エルベ川のフィレンツェ”と言わしめたほど。平和のシンボルとなっているフラウエン教会、ザクセン王の財宝コレクションが並ぶ2つの宝物館があるドレスデン城、建築家ペッペルマンの最高傑作とされるバロック建築ツヴィンガー宮殿など見所もたくさんあります。
ドイツ最古のクリスマスマーケットがあることでも有名です。
7.ドイツ最古の大学がある歴史の街「ハイデルベルク」
ドイツ南西部、フランクフルトより電車で約1時間半の距離にある街「ハイデルベルク」。街を流れる美しいネッカー川や旧市街を見下ろす丘に建つプファルツ選帝侯の居城ハイデルベルク城、そしてドイツ最古の大学ハイデルベルク大学など、ハイデルベルクには、訪れる人を魅了させるスポットがたくさんあります。
8.魔女伝説で知られる美しい街「ヴェルニゲローデ」
ドイツ北東部の街「ヴェルニゲローデ」。魔女が棲んでいたという伝説が残るハルツ地方は、今もどこかミステリアスな雰囲気を残す土地ですが、ハルツ地方のなかでも、特に古い町並みを残していることで知られるのがこのヴェルニゲローデです。個性豊かで可愛らしい木組みの家々や、町を見下ろすヴェルニゲローデ城は、その美しさや独特の雰囲気から、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」で一躍有名になった、ラプンツェルが過ごした城のモデルではないかともいわれています。
9.ドイツ屈指の経済都市「デュッセルドルフ」
ドイツ屈指の経済都市である「デュッセルドルフ」。国内外のアーティストが多く集まる街でもあり、美術館やシアターをはじめ、さまざまジャンルの芸術スポットがあることも魅力の一つです。陸路、水路、空路の交通インフラが充実し、理想的なビジネス環境が整ったこの街には約400社の日系企業があり、8000人以上の日本人が在住。欧州最大の日本コミュニティーがあることでも有名です。
10.ドイツの首都・国内最大の都市「ベルリン」
ベルリンの壁が築かれ、東西分断という類まれな歴史を歩んできたドイツの首都「ベルリン」。ドイツ民主共和国時代の建築物が今なお残るアレクサンダー広場から、19 世紀のドイツ帝国の遺産である国会議事堂まで、ベルリンでは大いに歴史の息吹を感じられます。
