セルビアってどんな国?基本情報からおすすめ観光スポット・物価・気候・治安まで解説

セルビアは、バルカン半島の中心に位置する内陸国で、豊かな歴史と文化を持つ魅力的な国です。首都ベオグラードは、ドナウ川とサバ川の合流点に位置し、活気あふれる都市生活と歴史的建造物が共存しています。国内には美しい自然や中世の街並みが残り、観光客を魅了しています6。セルビア人は社交的で温かく、伝統音楽や食文化も豊かです。近年は経済発展と共に物価が上昇傾向にありますが、治安は比較的良好で観光に適しています。この記事では、セルビアの基本情報から、おすすめの観光スポット、物価事情、気候、治安まで詳しく解説していきます。

2024年10月18日更新


セルビアってどんな国?

セルビアは、バルカン半島の中央に位置し、8カ国に囲まれた内陸国で、豊かな自然と中世の街並みが特徴です。首都ベオグラードを中心に、多様な民族が共存し、セルビア語が公用語とされています。経済は農業と工業が中心で、特に小麦やラズベリーの栽培、亜炭や褐炭の生産が盛んです。気候は四季のある穏やかな大陸性気候で、自然や歴史的な観光スポットが多く、観光地としても魅力的な国です。

セルビアの基本情報

項目 情報
公用語 セルビア語
首都 ベオグラード
宗教 セルビア正教(85%)、カトリック(5%)、イスラム教(3%)
通貨 セルビア・ディナール
ビザ 90日以内の滞在の場合(観光目的)ビザ不要
日本との時差 -8時間(サマータイム時は-7時間)
気候 大陸性気候
治安 比較的良好だが、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意
物価 日本と比べて安い
交通手段 バス、トラム、トロリーバス、タクシー
インターネット環境 主要都市ではWi-Fiスポットが多い
電源プラグ・コンセント Cタイプ・Fタイプ(230V/50Hz)
飲水 水道水は飲用可能だが、ミネラルウォーターの利用を推奨
トイレ 洋式トイレが一般的

セルビアへの日本からのアクセス方法・行き方

日本からセルビアへの直行便はなく、必ず1回以上の乗り継ぎが必要です。一般的な経由地としては、中東のアブダビやドバイ、ヨーロッパのフランクフルト、ウィーン、イスタンブール、アジアのモスクワが挙げられます。飛行時間は乗り継ぎを除いて約15時間30分から20時間30分で、エティハド航空、ルフトハンザ航空、オーストリア航空などが利用可能です。旅行者は、飛行時間や乗り継ぎ、費用を考慮して最適なルートを選ぶと良いでしょう。

セルビアの歴史

セルビア人は7世紀頃にバルカン半島に移住し、9世紀にキリスト教を受容しました。1217年にセルビア王国が成立し、1346年にはセルビア帝国として最盛期を迎えましたが、1389年のコソボの戦いでオスマン帝国に敗れ、1459年には完全に支配下に入りました。19世紀には独立運動を進め、1817年に自治権を獲得し、1878年に完全独立を達成しました。その後、ユーゴスラビアの一員となり、2006年にセルビア共和国として独立を果たしました。

セルビアの気候と旅行中の服装は?

セルビアは四季がはっきりした大陸性気候を持ち、旅行者は季節に応じた服装の準備が必要です。現在のクラグイェヴァツの気温は9°Cで、湿度は57%となっています。春は気温が変動するため重ね着がおすすめで、夏は日差し対策をしつつ軽装で過ごせます。秋には涼しさが増すためジャケットやセーターが必要です。冬は厳しい寒さが続くため、コートや手袋など十分な防寒具を準備しましょう。季節ごとの準備が快適な旅行の鍵となります。
季節 平均気温
1月 (冬) 0°C
2月 (冬) 2°C
3月 (春) 7°C
4月 (春) 12°C
5月 (春) 17°C
6月 (夏) 21°C
7月 (夏) 24°C
8月 (夏) 23°C
9月 (秋) 19°C
10月 (秋) 13°C
11月 (秋) 7°C
12月 (冬) 2°C

セルビアの旅行費用

セルビアは東欧の中でもリーズナブルな旅行先として知られ、首都ベオグラードでの1日の予算は、節約型で約2,500ディナール(約2,600円)、快適に過ごしたい場合で約5,200ディナール(約5,400円)程度です。宿泊はホステルが800〜1,200ディナール、ホテルが2,100ディナール以上で、食事は地元の食堂で1食500〜1,000ディナール、交通費は1日300〜500ディナールほど。日本からの往復航空券は8万円〜15万円で、2泊3日の旅行では総費用が約20万円〜33万円となります。現地の物価は日本より安いため、滞在費を抑えることができ、ユーロやUSドルを持参すると両替が便利です。

セルビアの治安・住みやすさ

セルビアの治安は全体的に良好で、特に首都ベオグラードは東欧の主要都市の中でも安全な部類に入りますが、観光客はスリや置き引きに注意し、夜間の一人歩きや人気のない場所は避けることが推奨されます。歩行時には車の運転マナーにも注意が必要です。セルビア人は社交的で温かく、外国人に対しても友好的で、物価が安いため住みやすい環境ですが、最近は物価が上昇しています。セルビアは親日国としても知られ、文化交流が盛んですが、言語や行政手続きの面での課題もあります。

セルビアの物価

セルビアの物価は東欧諸国の中でも比較的安く、旅行者にとって魅力的な目的地です。首都ベオグラードでは、レストランでの食事は約800〜1,500ディナール(約1,080〜2,025円)、カフェでのコーヒーは約200〜300ディナール(約270〜405円)です。宿泊費はホステルで1泊800〜1,200ディナール、エコノミーホテルで2,100ディナールからとリーズナブルです。公共交通機関やタクシーも手頃な価格ですが、近年の燃料高騰やコロナ禍の影響で物価が上昇しており、消費者物価指数は2023年7月に前年比12.5%上昇しています。ローカルな場所を利用することで、さらに費用を抑えられる可能性があります。

セルビアの見どこころ・観光スポット

セルビアには、豊かな歴史と文化を反映した観光スポットが数多くあります。首都ベオグラードでは、ドナウ川とサヴァ川の合流点に位置するカレメグダン要塞からの美しい眺めや、バルカン半島最大の正教会建築である聖サヴァ大聖堂が必見です。ノヴィ・サドの旧市街やスカダルリヤ通りでは歴史的な街並みを楽しむことができ、フルスカ・ゴラ国立公園はハイキングや野生動物観察に最適です。また、南東部の「悪魔の町」ジャヴォリャ・ヴァロシュでは、奇岩群が織りなす幻想的な景観が魅力です。これらのスポットは、セルビアの多様な魅力を体感できる場所です。

セルビアの名物・有名なもの

セルビアの名物料理の中で最も有名なのは「チェヴァピ」で、グリルした挽肉をフラットブレッドと一緒に提供する、国民的なソーセージ風料理です。また、セルビアの蒸留酒「ラキヤ」、特にプラムブランデー「シュリヴォヴィツァ」も広く親しまれています。他の名物料理には、大きな肉のパティを使った「プリェスカヴィツァ」、赤パプリカのペースト「アイヴァル」、濃厚な発酵クリーム「カイマク」、チーズを使った層状のパイ「ギバニツァ」などがあります。セルビアは、豊かな食文化に加えて、テニス選手ノバク・ジョコビッチや科学者ニコラ・テスラなどの世界的に有名な人物も輩出しています。

セルビアのことを知って旅行しよう!

セルビアは、豊かな歴史と自然美を誇る魅力的な国です。観光スポットとしては、ベオグラードの要塞やノヴィ・サドのペトロヴァラディン要塞、ドナウ川沿いの美しい風景が有名です。物価は比較的安く、旅行者にとって手頃な価格で食事や宿泊が楽しめます。気候は四季があり、夏は温暖で冬は寒冷ですが、観光には年間を通じて訪れやすいです。治安も比較的良好で、安心して旅行ができる国です。歴史と文化を体験したい方におすすめの旅行先です。

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