トルコの玄関口として知られるイスタンブール空港は、2019年に全面開港した世界最大級の国際空港です。広大な敷地に最新の設備を誇り、年間9000万人以上の旅客を扱…

トルコの治安は?危険な場所や知っておきたい準備事項と注意点
トルコは魅力的な観光地として人気がありますが、治安面での懸念も存在します。全体的には安全な国ですが、一部の地域では注意が必要です。イスタンブールなどの主要観光地では、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意が必要です。また、シリアとの国境付近など、一部の地域では渡航中止勧告が出ています。トルコを安全に楽しむためには、現地の文化や習慣を理解し、適切な準備をすることが重要です。服装や行動に気を付け、最新の治安情報を確認しましょう。この記事では、トルコの治安状況、危険な場所、そして旅行前に知っておくべき注意点について詳しく解説していきます。
2024年09月13日更新
トルコの治安状況

トルコ旅行前に準備したいポイント

High angled view of Istanbul. Aerial view
トルコ旅行を計画する際には、以下の準備ポイントに注意を払うことが重要です。まず、季節に応じた適切な服装を用意しましょう。夏は暑くなるため軽装で構いませんが、冬は寒さ対策が必要です。また、イスラム教の国であることを考慮し、宗教施設を訪れる際は肌の露出を控えめにする服装を準備しましょう。次に、電源アダプターは必須アイテムです。トルコではCタイプのコンセントが主流で、電圧も220Vと日本より高いため、変換プラグと変圧器の準備が必要です。通信面では、Wi-FiルーターやSIMカードの準備も検討しましょう。さらに、現地通貨(トルコリラ)の用意も忘れずに。空港での両替がおすすめですが、クレジットカードも併用すると便利です。最後に、パスポートの残存有効期間が入国時に150日以上あることを確認し、必要に応じて海外旅行保険への加入も検討しましょう。これらの準備を整えることで、より安全で快適なトルコ旅行を楽しむことができます。
トルコの犯罪の特徴
トルコでは、観光客を狙った軽犯罪が主な懸念事項となっています。特にイスタンブールなどの主要観光地では、スリ、置き引き、ひったくりなどの窃盗犯罪に注意が必要です。また、ぼったくりバーでの高額請求や絨毯店での詐欺など、観光客を狙った悪質な商法も横行しています。これらの犯罪は、親しげに話しかけてきて信頼関係を築いた後に実行されることが多いため、見知らぬ人からの誘いには慎重に対応することが重要です。一方で、殺人や強盗などの凶悪犯罪の発生率は日本と比べて高めですが、観光客が被害に遭うケースは比較的稀です。トルコ旅行を楽しむためには、これらの犯罪特性を理解し、適切な防犯対策を講じることが不可欠です。トルコでの犯罪対策

トルコで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

イスタンブールのドラップデレ
イスタンブールの中でも特に治安が悪いとされているのがドラップデレ地区です。この地域はイスティクラル通りから金角湾方向に降りていく途中に位置し、犯罪の温床となっています。ドラップデレでは殺人、強盗、麻薬密売などの重犯罪が多発しており、トルコ人でさえ警戒して近づかない危険な場所です。観光客が誤って立ち入らないよう、この地区の存在を認識し、絶対に近づかないことが重要です。イスタンブールを訪れる際は、主要な観光地に留まり、ドラップデレのような危険地域を避けることで、より安全な旅行を楽しむことができます。シリア国境付近にある観光地
シリア国境付近のトルコ南東部には、マルディンやアンタキヤ(古代アンティオキア)など歴史的に重要な観光地がありますが、治安上の懸念から訪問には細心の注意が必要です。外務省は、シリアとの国境地帯全般に対して危険レベル4(退避勧告)を発出しており、テロや武力衝突のリスクが高いとしています。マルディンは石灰岩でつくられた美しい家屋が並ぶ古都として知られていますが、アンタキヤはアラブ系住民が多く、アラビア語とトルコ語が入り混じる独特の雰囲気を持つ都市です。これらの地域は文化的・歴史的に魅力的ですが、現在の情勢を考慮すると、観光目的であっても渡航は避けるべきでしょう。代わりに、イスタンブールやカッパドキアなど、より安全な主要観光地を訪れることをお勧めします。もしトルコで犯罪の被害にあってしまった時の対応方法
