ベトナムの空港を徹底解説!定番のホーチミン・ハノイの空港やアクセス方法・行き方なども紹介

ベトナムを訪れる際、最初に足を踏み入れるのが空港です。本記事では、ベトナムの主要な空港、特にホーチミン市のタンソンニャット国際空港とハノイのノイバイ国際空港に焦点を当てます。これらの空港の特徴、市内へのアクセス方法、そして空港から目的地までの効率的な移動手段を詳しく解説します。さらに、空港での注意点や便利な情報も盛り込み、初めてベトナムを訪れる方でも安心して旅を始められるよう、実用的なガイドを提供します。ベトナム旅行の計画に役立つ情報が満載ですので、ぜひ参考にしてください。

2024年09月10日更新


ベトナムには22の空港がある!

ベトナムには現在、22の民間空港が存在し、そのうち14が国際空港として機能しています。主要な国際空港には、ホーチミン市のタンソンニャット国際空港、ハノイのノイバイ国際空港、ダナンのダナン国際空港が含まれます。その他にも、カントー国際空港、リエンクオン国際空港(ダラット)、カットビ国際空港(ハイフォン)、フバイ国際空港(フエ)、カムラン国際空港(ニャチャン)、フーコック国際空港などが重要な役割を果たしています。ベトナム政府は2030年までに空港数を30に増やす計画を発表しており、航空産業の更なる発展が期待されています。

ベトナムで定番の空港3つ

ノイバイ国際空港(ハノイ)

ノイバイ国際空港はベトナムの首都ハノイにある主要な国際空港で、ハノイ市中心部から北に約45km離れた場所に位置しています。2つのターミナルを持ち、ターミナル2は国際線専用で、2014年12月31日に運用を開始しました。空港からハノイ市内へのアクセス方法には、タクシー、86番のエアポートバス、ホテルの送迎車などがあります。タクシーは約350,000〜450,000ドン(約2,143〜2,756円)で利用でき、配車アプリ「Grab」も便利です。86番のエアポートバスは45,000ドン(約276円)で、ハノイ駅まで約1時間かかります。空港内には、ラウンジ、レストラン、免税店などの施設も充実しています。

ノイバイ国際空港のターミナルは2つ

ノイバイ国際空港には2つのターミナルがあり、ターミナル1が国内線、ターミナル2が国際線専用となっています。2012年に開業したターミナル2は、増大する旅客需要に対応するために建設された4階建ての近代的な施設です。両ターミナル間は約850m離れており、無料のシャトルバスが午前6時から午前1時まで10〜15分間隔で運行しています。ターミナル2には、入国審査、荷物受け取り、税関、搭乗手続き、出国審査、保安検査などの施設が整っており、ANAやJALなどの国際線が発着します。また、ビジネスクラスラウンジや免税店、レストランなども充実しており、旅行者のニーズに応えています。

ノイバイ国際空港から市内までの交通手段

ノイバイ国際空港から市内までの主な交通手段は、タクシー、バス、空港送迎サービスの3つです。タクシーは最も一般的な選択肢で、市内中心部までの料金は約350,000〜450,000ドン(約2,190〜2,820円)です。メーター制のタクシーを利用し、空港の公式タクシースタンドから乗車するのが安全です。86番のエアポートバスは最も経済的な選択肢で、料金は45,000ドン(約280円)ですが、所要時間は約1時間かかります。事前予約可能な空港送迎サービスも便利で、料金は約2,080円〜7,320円程度です。また、配車アプリ「Grab」の利用も増えており、料金はタクシーとほぼ同等です。どの交通手段を選ぶにせよ、所要時間は交通状況にもよりますが、約45分〜1時間程度を見込む必要があります。

タンソンニャット国際空港(ホーチミン市)

タンソンニャット国際空港は、ベトナム最大の経済都市ホーチミン市の玄関口として機能する重要な国際空港です。市街中心部から北西約8kmに位置し、アクセスが非常に便利です。空港には国際線用のターミナル2と国内線用のターミナル1があり、日本からの直行便はターミナル2に到着します。市内へのアクセス手段は多様で、メーター制タクシー、配車アプリGrab、空港バスなどがあります。タクシーやGrabを利用する場合、市内中心部までの料金は約150,000〜200,000ドン(約950〜1,265円)に空港入場料10,000ドン(約63円)が加算されます。2025年には、より大規模なロンタイン国際空港が市内から約40km東方に開港予定で、ベトナムの航空需要の更なる拡大に対応する計画です。

タンソンニャット国際空港のターミナルは2つ

タンソンニャット国際空港には2つのターミナルがあり、ターミナル1が国内線、ターミナル2が国際線専用となっています。両ターミナルは約500m離れており、徒歩で2分ほどの距離にあります。ターミナル2は4階建ての近代的な施設で、日本航空(JAL)、全日空(ANA)、ベトナム航空などの国際線が発着します。ターミナル内には免税店やお土産店、レストラン、カフェなどが充実しており、3階にはフードコートもあります。国際線から国内線への乗り継ぎの際は、一度ターミナル2を出て、徒歩でターミナル1に移動する必要があります。

タンソンニャット国際空港から市内までの交通手段

タンソンニャット国際空港から市内への主な交通手段は、メーター制タクシー、配車アプリGrab、空港バス、チケット制タクシーです。メーター制タクシーは最も一般的で、市内中心部までの料金は約150,000〜200,000ドン(約900〜1,200円)に空港入場料10,000ドン(約60円)が加算されます。信頼できる会社としてVinasunやMai Linhが挙げられます。Grabも同程度の料金で利用可能です。空港バスは最も経済的で、料金は約32〜95円程度です。チケット制タクシーは事前に料金が決まっているため安心ですが、やや割高になります。2023年4月からタクシーの空港利用料が値上げされたため、料金の確認が重要です。いずれの方法でも、ぼったくり被害を避けるため、正規のサービスを利用することが推奨されます。

ダナン国際空港(ダナン)

ダナン国際空港は、ベトナム中部の主要都市ダナンに位置する重要な国際空港です。市中心部から約2km、車で約15分という便利な立地にあり、ベトナム国内で3番目に大きな空港として知られています。2つのターミナルを持ち、国内線と国際線に分かれています。
空港からダナン市内へのアクセスは非常に便利で、タクシー、配車サービス(Grab)、ローカルバス、空港送迎チャーター、レンタカーなどの選択肢があります。タクシーの料金は約50,000〜60,000ドン(約316円〜379円)程度で、短時間で市内に到着できます。空港内には両替所、飲食店、お土産店なども充実しており、2024年にはスカイトラックスの「世界の空港トップ100」で94位にランクインするなど、その利便性と快適性が評価されています。

ダナン国際空港のターミナルは2つ

ダナン国際空港には2つのターミナルがあり、第1ターミナルが国内線、第2ターミナルが国際線専用となっています。両ターミナルは徒歩約5分で移動可能な距離に位置しており、アーケードを介して接続されています。
第1ターミナル(国内線)は主にベトナム航空をはじめとする国内線の発着に使用され、到着・出発ロビーにはカフェやレストランなどの施設が充実しています。第2ターミナル(国際線)は2017年に開業した近代的な施設で、広々としたチェックインカウンターや出国審査ブースを備えています。両ターミナルとも、ラウンジ、お土産店、飲食店などの施設が整っており、旅行者のニーズに応えています。

ダナン国際空港から市内までの交通手段

ダナン国際空港から市内へのアクセスは、タクシー、配車アプリGrab、空港バス、チャーターサービスなど複数の選択肢があります。タクシーは最も一般的で、市内中心部までの料金は約50,000〜60,000ドン(約285〜340円)程度です。メーター制のタクシーを利用するのが安全で、初乗り料金は9,500〜12,000ドン(約50〜65円)です。Grabを利用すると、通常のタクシーよりもやや安く、4人乗り車で約47,000ドン(約270円)程度です。空港バスは最も経済的で、料金は約6,000ドン(約37円)ですが、所要時間は長くなります。チャーターサービスは事前予約が必要ですが、安心して利用できます。いずれの方法でも、ぼったくり被害を避けるため、正規のサービスを利用し、料金をよく確認することが重要です。

ベトナムのその他の主要空港2つ

フーコック国際空港

フーコック国際空港は、ベトナム南部のキエンザン省フーコック島に位置する国際空港です。2012年12月2日に開業し、旧フーコック空港に代わって島の主要な空の玄関口となりました。空港は島の中心部ズオンドンから南に約7km離れた場所に900ヘクタールの敷地で建設され、1本の滑走路と1つのターミナルを有しています。
ターミナルビルは国内線と国際線が一体となっており、建物を正面に見て左側が国内線、右側が国際線エリアとなっています。就航航空会社には、ベトナム航空、ベトジェットエア、バンブー・エアウェイズなどがあり、ホーチミン、ハノイ、ハイフォンなどの国内線や、バンコク、クアラルンプールなどの国際線が運航されています。空港内には免税店やお土産店、レストランなどの施設が整っていますが、到着ロビーには両替所がないため、ハノイやホーチミンの国際空港、またはフーコック島の街中での両替が推奨されています。

カムラン国際空港(ニャチャン)

カムラン国際空港は、ベトナムのリゾート地ニャチャンに最も近い国際空港で、カインホア省カムランに位置しています。2009年に旅客ターミナルが開業し、2018年には国際線専用のターミナル2が開設されました。空港はニャチャン市中心部から約26km離れており、タクシーで約40分かかります。就航航空会社には、ベトナム航空、ベトジェットエア、バンブー・エアウェイズなどがあり、ハノイ、ホーチミン、ソウル、北京など国内外の主要都市と結ばれています。空港内には、ラウンジやレストラン、免税店などの施設が充実しており、国際的な旅行者のニーズに対応しています。

ベトナムの空港の注意点

ベトナムの空港を利用する際には、いくつかの重要な注意点があります。まず、入国審査や手荷物検査に時間がかかることが多いため、特にハノイのノイバイ国際空港では3時間前の到着が推奨されています。また、空港内の両替所はレートが悪いことが多いため、街中での両替が賢明です。
 
タクシー利用時は、空港の公式タクシースタンドから乗車し、メーター制のタクシーを選ぶことが重要です。VINASUN、MILINH、Taxi groupなどの信頼できる会社を利用しましょう。配車アプリGrabも便利な選択肢です。
 
空港内では、無料Wi-Fi、給水機、両替センター、免税店、喫煙ラウンジなどの設備が利用可能です。国内線利用時は、預け荷物タグを必ず保管し、ターミナルを出る際の確認に備えましょう。また、5,000USD以上の現金または同額相当の外貨、あるいは1,500万ベトナムドン以上を持ち込む場合は申告が必要です。これらの点に注意を払うことで、ベトナムの空港をより快適に利用できるでしょう。

ベトナムの空港を活用してベトナム旅行を楽しもう!

ベトナムには、国際線と国内線を含む多くの空港があり、特にホーチミンのタンソンニャット国際空港とハノイのノイバイ国際空港は主要なハブ空港として利用されています。各空港は市内からのアクセスが良く、タクシーやバス、シャトルサービスなどが利用可能です。訪れる際には、事前に交通手段を確認しておくとスムーズに移動できます。観光やビジネスで訪れる人々にとって、ベトナムの空港は利便性が高く、快適な旅の出発点となるでしょう。

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