手つかずの大自然、豊かな文化が育まれている国「ニュージーランド」。ニュージーランドは、南北2つの主要な島と小さな島々からなる南太平洋の国で、日本とは季節が真逆で…

ニュージーランドの代表的な料理11選!定番料理・伝統料理からスイーツまで
ニュージーランドは、その美しい自然風景や多様な文化で知られていますが、料理の世界でも魅力的な一面を持っています。この国の料理は、先住民族マオリの伝統と、英国、アジア、太平洋諸島などからの移民がもたらした多文化が融合したユニークなものです。本記事では、ニュージーランドの定番料理や伝統料理、そして心温まるスイーツまで、代表的な料理を11選ご紹介します。観光で訪れる際や、自宅でニュージーランドの味を再現したい方々にとって、役立つ情報が満載です。新しい食の発見に出かけましょう!
2024年06月25日更新
ニュージーランドの食文化
ニュージーランドの食文化は、マオリ族の伝統と、ヨーロッパからの移民の影響を受けて形成されてきました。マオリ族は、ハンギと呼ばれる地中で蒸し焼きにする伝統的な調理法を用いて、肉や野菜を調理してきました。 一方、ヨーロッパからの移民は、ラムやシーフードなどの新鮮な食材を活用し、イギリスの食文化を基盤としつつも、各国の料理を取り入れた多彩な食文化を発展させてきました。 このように、ニュージーランドの食文化は、マオリ族の伝統とヨーロッパからの影響が融合した、ユニークで豊かなものとなっています。ニュージーランドのおすすめ料理11選
さくさくジューシー「パイ」
ニュージーランドの国民的グルメとして知られるのが「パイ」です。 パイはニュージーランド人が大好きな料理で、年に一度国内でパイのコンテストが開催されるほどの人気ぶりです。 ニュージーランドのパイは、日本のスイーツとは異なり、ミートパイなどの惣菜系が一般的です。 具材には、ラム肉や鹿肉などのニュージーランドならではの食材が使われることも。 サクサクのパイ生地とジューシーな具材の組み合わせが絶妙で、ニュージーランドを訪れた際は、ぜひ一度は味わってみたい名物料理の一つです。マオリの伝統の味「ハンギ」
ハンギは、ニュージーランドの先住民族マオリの伝統的な料理です。 肉や野菜などの食材を、地面に掘った穴の中で、焼けた石の上に置いて蒸し焼きにします。 食材は、かつては魚や鶏肉、サツマイモなどが中心でしたが、現在では豚肉や羊肉、ジャガイモ、カボチャなども使われます。 ゆっくりと時間をかけて調理することで、肉は柔らかく、野菜は風味豊かに仕上がり、燻製のような土と煙の香りが加わるのが特徴です。 ハンギは、マオリの人々にとって、食を通じて交流を深める大切な料理であり、現在でもお祝いの席などで振る舞われています。カリッと黄金「フィッシュ・アンド・チップス」
フィッシュ・アンド・チップスは、ニュージーランドで最も人気のある料理の1つです。白身魚のフライとフライドポテトを組み合わせたシンプルな料理ですが、ニュージーランドの人々に愛され続けている庶民の味です。 新鮮な魚を使うことでサクサクの衣とふっくらとした身が楽しめ、熱々のうちに食べるのがおすすめです。
好みでレモンを絞ったり、トマトソースをかけたりして味を変化させるのも魅力の1つ。
ニュージーランドを訪れた際は、ビーチで景色を楽しみながらフィッシュ・アンド・チップスを味わってみてはいかがでしょうか。
海の贈り物「クレイフィッシュ」
ニュージーランド産のクレイフィッシュは、イセエビの一種で、ロブスターに似ていますが、頭部がゴツゴツとしていて大きなハサミはありません。 岩場や水深のある海底を好むクレイフィッシュは、ニュージーランド各地の沿岸部に生息していますが、特にカイコウラ付近は水揚げが多いことで知られています。 クリーミーで濃厚な風味のクレイフィッシュは、地元でも珍重されていて、クリスマスの休暇や特別なイベントの際に食卓に上ることが多い食材です。 味わい深いクレイフィッシュは、ニュージーランドにいる間に必ず食べたいシーフードの一つと言えるでしょう。とろける美味しさ「キングサーモン」
キングサーモンは、ニュージーランドを代表する高級魚の一つです。 大型のサケ科の魚で、脂がのっていてとろけるような食感が特徴です。 ニュージーランドの清浄な海で育ったキングサーモンは、身が引き締まり、濃厚な旨味が詰まっています。 刺身やカルパッチョ、ムニエルなど、様々な調理法で味わえますが、何より生で食べるのがおすすめ。 口の中でとろけていくキングサーモンの美味しさは、ニュージーランドの豊かな自然が育んだ贈り物と言えるでしょう。海の宝石「ブラフ・オイスター」
ニュージーランド南島の最南端にある港町ブラフ周辺の海でしか採れない希少な牡蠣「ブラフ・オイスター」は、世界最高レベルの味と評判の逸品です。 3月から8月の秋冬シーズンが旬で、この時期にしか味わえない貴重な食材です。 一般的な牡蠣と比べて海のにおいや生臭さがなく、クリーミーでまろやかな味わいが特徴です。 身が大きくぷりっとしていて、濃厚な旨味が詰まっています。 生で食べるのが一番おいしい食べ方ですが、ソテーやグラタンなどでも絶品です。 ニュージーランドを訪れた際は、ぜひ一度は味わってみたい海の宝石と言えるでしょう。旨味たっぷり「ラム肉」
ニュージーランドを代表する食材の一つが、ラム肉です。 広大な牧草地で育てられたラムは、柔らかくジューシーな肉質が特徴で、クセが少なく食べやすいのが魅力です。 ラム肉は、ロースト、グリル、BBQなど様々な調理法で楽しめ、ハーブと相性抜群。 特にローズマリーやタイムを合わせることで、ラム肉の旨味を引き立てます。 ジンギスカン鍋で野菜と一緒に焼くのもおすすめの食べ方です。 ニュージーランドに旅行した際は、新鮮なラム肉料理を味わってみてはいかがでしょうか。栄養満点「グリーンマッスル」
グリーンマッスルは、ニュージーランド沿岸に生息するムール貝の一種で、鮮やかな緑色をしているのが特徴です。 通常のムール貝と比べて、より濃厚な味わいとプリプリの食感が楽しめます。 グリーンマッスルには、良質なタンパク質やミネラル、ビタミンが豊富に含まれており、健康や美容に良いとされています。 貝のエキスが出るスープ料理や、バターソテーなどでシンプルに味わうのがおすすめです。 ニュージーランドの豊かな海が育んだ栄養満点の逸品を、現地で味わってみてはいかがでしょうか。ふわふわ絶品「ホワイトベイト・フリッター」
ホワイトベイト・フリッターは、ニュージーランドの名物料理の一つで、シラスのようなホワイトベイトを卵と小麦粉の衣で包んでフライパンで焼いた料理です。 ホワイトベイトの旬は8月下旬から11月までと短いため、この時期の限定メニューとしてカフェやレストランに登場します。 卵白を軽く泡立てることで、ふわふわの食感に仕上がるのが特徴です。 塩コショウとレモンを絞ってそのまま食べたり、パンに挟んだりするのが一般的な食べ方です。 ニュージーランドの豊かな海の恵みを感じられる絶品料理と言えるでしょう。軽やかスイーツ「パブロバ」
パブロバは、ニュージーランドとオーストラリアが起源と言われる、メレンゲをベースにしたスイーツです。 卵白と砂糖を泡立てて焼いたメレンゲの上に、ホイップクリームと季節のフルーツを豪快にトッピングするのが特徴です。 外側はサクサクと焼き上げられ、中はふんわりとマシュマロのような食感が楽しめます。 甘酸っぱいフルーツとクリームのハーモニーが絶妙で、見た目も華やかなパブロバは、ニュージーランドの人々に愛されるナショナルデザートと言えるでしょう。甘さはじける「ホーキーポーキー」
ホーキーポーキーは、ニュージーランドで人気のアイスクリームです。 キャラメル風味のアイスクリームに、バター・砂糖・水あめを主成分とするサクサクのキャラメル粒が混ぜ込まれているのが特徴です。 「ホーキーポーキー」という名称は、19世紀から20世紀にかけてニューヨークやイギリスなどで、露天商人が販売していたアイスクリームに由来しています。 口の中ではじけるキャラメルの食感と、濃厚なキャラメル風味のアイスクリームが絶妙にマッチした、ニュージーランドならではのスイーツです。
























