フランスの空港を徹底解説!定番のパリの空港やアクセス方法・行き方なども紹介

フランスの空の玄関口として知られる空港について、詳しく解説します。パリには2つの主要な国際空港があり、シャルル・ド・ゴール空港とオルリー空港が代表的です。特に日本からの直行便が到着するシャルル・ド・ゴール空港は、ヨーロッパ有数の規模を誇ります。本記事では、これらの空港の特徴や、パリ市内へのアクセス方法を徹底的に紹介します。電車、バス、タクシーなど、様々な交通手段の利点や注意点を解説し、旅行者が最適な移動方法を選べるようサポートします。フランスの空港を知り尽くすことで、よりスムーズで快適な旅行プランを立てることができるでしょう。

2024年09月10日更新


フランスには約130ヶ所の空港がある!

フランスには約130の空港があり、その中には国際空港から小規模な地方空港まで様々な規模のものが含まれています。主要な国際空港としては、パリのシャルル・ド・ゴール空港とオルリー空港、ニース・コート・ダジュール空港、マルセイユ・プロヴァンス空港、リヨン・サン・テグジュペリ空港などが挙げられます。これらの空港は、フランス国内外からの旅行者に広範なアクセスを提供し、国内の各地域や都市への直接的な接続を可能にしています。多数の空港を有することで、フランスは効率的な航空ネットワークを構築し、観光やビジネスの需要に応えています。

フランスで定番の空港3つ

フランス最大規模の「パリ・シャルル・ド・ゴール空港」

パリ・シャルル・ド・ゴール空港は、フランス最大かつ世界最大級の国際空港として知られています。2023年には約7,200万人の利用者を記録し、ヨーロッパの主要なハブ空港としての地位を確立しています。空港はパリ市街から約23km離れたロワシー・アン・フランスに位置し、3つの主要ターミナル(1、2、3)を有しています。ターミナル2はさらにA~Gのサブターミナルに分かれており、特定の目的地や航空会社に特化しています。シャルル・ド・ゴール空港は、充実したショッピングエリアやレストラン、ラウンジ施設を備え、パリの華やかな雰囲気を体験できる空間となっています。また、2024年のパリオリンピックに向けて改装工事が進行中であり、施設の一部が変更される可能性があるため、最新情報の確認が推奨されます。

パリ・シャルル・ド・ゴール空港のターミナルは3つ

パリ・シャルル・ド・ゴール空港は3つの主要ターミナルで構成されています。ターミナル1は独特のドーナツ型デザインが特徴で、主にアジアやアフリカの航空会社が利用しています。ターミナル2は空港最大のターミナルで、2Aから2Gまでの複数のセクションに分かれており、主にヨーロッパ圏内の路線が利用しています。日本航空(JAL)はターミナル2Eから発着します。ターミナル3は主に格安航空会社(LCC)が利用しています。各ターミナルはシャトルバスや自動電車で結ばれており、乗り継ぎもスムーズに行えるよう設計されています。

市内までの交通手段

シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内へのアクセスには複数の選択肢があります。タクシーは定額制で、パリ右岸まで50ユーロ、左岸まで55ユーロです。所要時間は約50分ですが、交通状況により変動します。公共交通機関では、ロワシーバスがオペラ座まで約40~80分で運行し、料金は11.5ユーロです。RER B線は市内の主要駅まで運行していますが、早朝や夜間は治安に注意が必要です。また、「ル・ビュス・ディレクト」というシャトルバスもエッフェル塔やモンパルナス駅方面へ運行しています。空港送迎サービスも利用可能で、特に初めての訪問者や言語に不安がある方におすすめです。各交通手段には長所短所があるため、予算、時間、荷物の量、目的地などを考慮して最適な方法を選択するとよいでしょう。

パリ南部にある「オルリー空港」

オルリー空港は、パリ中心部から南に約14kmに位置する、パリで2番目に大きな国際空港です。かつてはパリ唯一の国際空港でしたが、現在でも多くの政府専用機が利用しています。2つのターミナル(南と西)を持ち、パリ市内へのアクセスには複数の選択肢があります。2024年6月からは、新しく延伸された地下鉄14番線でオルリー空港に直接アクセスできるようになり、より便利になる予定です。空港からパリ市内への移動には、タクシー(約40分、30-35ユーロ)、バス(オルリーバスやル・ビュス・ディレクト)、電車(オルリーヴァル)などがあり、所要時間や料金は交通手段によって異なります。

オルリー空港のターミナルは2つ

オルリー空港は2つの主要ターミナルで構成されています。西ターミナル(Orly Ouest)と南ターミナル(Orly Sud)があり、それぞれ特定の航空会社や目的地に対応しています。以前は4つのターミナルがありましたが、現在は2つに統合されています。ターミナル間の移動には、無料のOrlyval自動制御ライトメトロが利用可能で、約6〜8分で移動できます。両ターミナルには、レストランや免税店、ラウンジなどの施設が充実しており、旅行者のニーズに応えています。2024年6月からは、新しく延伸される地下鉄14番線によってパリ市内からオルリー空港への直接アクセスが可能になる予定で、さらに利便性が向上します。

市内までの交通手段

オルリー空港からパリ市内へのアクセスには複数の選択肢があります。タクシーを利用すると、約40分で市内に到着し、料金は右岸まで35ユーロ、左岸まで30ユーロです。公共交通機関では、オルリーバスが空港からダンフェール・ロシュロー駅まで約30分で運行し、料金は8ユーロです。また、オルリーヴァルという自動制御ライトメトロを利用すると、アントニー駅まで約6分で到着し、そこからRER B線でパリ市内に向かうことができます。料金はパリ市内までの乗り継ぎを含めて12.5ユーロです。2024年6月からは、新しく延伸される地下鉄14号線で直接オルリー空港にアクセスできるようになり、さらに便利になる予定です。

フランス第2の都市「リヨン・サンテグジュペリ空港」

リヨン・サンテグジュペリ空港は、フランス第3の都市リヨンの主要な国際空港です。「星の王子さま」の著者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリにちなんで名付けられました。空港には2つのターミナルがあり、世界各国の航空会社が就航しています。空港からリヨン市内へは、ローヌエクスプレスと呼ばれる高速トラムで約30分、料金は片道15.70ユーロです。空港内には免税店やレストラン、ラウンジなどの施設が充実しており、サンティアゴ・カラトラヴァ設計の印象的な駅舎も特徴的です。日本からの直行便はないため、ヨーロッパの主要都市で乗り継ぐ必要があります。

リヨン・サンテグジュペリ空港のターミナルは3つ

リヨン・サンテグジュペリ空港には3つのターミナルがあります。第1ターミナルは主要な国際線が発着し、ブリティッシュ・エアウェイズやルフトハンザ航空、エミレーツ航空などの世界各国の航空会社が利用しています。第2ターミナルは主に国内線や短距離国際線に使用されています。第3ターミナルは低コスト航空会社(LCC)専用となっています。各ターミナルには、レストランやショップ、バーなどの施設が充実しており、特に第1ターミナルには多くの商業施設が集中しています。ターミナル間の移動は無料のシャトルバスで可能で、空港全体でスマートフォンの充電ステーションも完備されています。

市内までの交通手段

リヨン・サンテグジュペリ空港から市内へのメインアクセス手段は、ローヌエクスプレスと呼ばれる高速トラムです。このトラムはリヨン市内のパールデュー駅まで約30分で到着し、運行間隔は日中15分、早朝と夜間は30分です。料金は片道16.10ユーロ(25歳以上)ですが、インターネットで事前予約すると割引があります。タクシーも利用可能ですが、ローヌエクスプレスが最も一般的な移動手段となっています。2023年時点で、空港と市内を結ぶ公共バスや電車の直行便はありません。

フランスのその他の主要空港2つ

ニース・コートダジュール空港

ニース・コートダジュール空港は、フランス南部の主要な国際空港で、パリに次いで国内で3番目に利用客の多い空港です。空港はニース中心部から西に約10kmの海岸部に位置し、2つのターミナルを有しています。市内へのアクセスは非常に便利で、2019年6月からはトラム2号線が開通し、約30分でニース中心部のジャン・メドサン駅まで直接アクセスできるようになりました。
 
空港には多数の航空会社が就航しており、エールフランス、ルフトハンザ、イージージェットなどの主要航空会社や格安航空会社が国内外の多くの都市へ運航しています。施設面では、両替所やATM、レストラン、ショップなどが充実しており、旅行者のニーズに応えています。ただし、空港内や公共交通機関でのスリ被害に注意が必要で、多額の現金を持ち歩くことは避けるべきです。

マルセイユ・プロヴァンス空港

マルセイユ・プロヴァンス空港は、フランス南部の主要な国際空港で、南仏を訪れる旅行者の重要な玄関口となっています。空港はマルセイユ市内から約27km北西に位置し、2つのターミナルを有しています。マルセイユ市内へのアクセスは、空港シャトルバス、電車、タクシーなど複数の選択肢があります。空港シャトルバスは約25分でマルセイユ・サン・シャルル駅に到着し、料金は大人10ユーロです。空港には、レストランや免税店などの施設が充実しており、南フランスの雰囲気を味わえる空間となっています。また、ニースやアヴィニョンなどの周辺都市からもアクセスしやすい立地が特徴で、南フランス観光の拠点として利用されています。

モンペリエ・メディテラネ空港

モンペリエ・メディテラネ空港は、フランス南部の都市モンペリエ近郊に位置する国際空港です。 この空港は、国内線9路線と国際線19路線を含む計28都市への就航を誇り、フランス南部の重要な航空拠点となっています。 空港はモンペリエ市中心部から約2km離れた場所にあり、市内へのアクセスが非常に便利です。 空港周辺には、無料の空港シャトルサービスや屋外プールを備えたホテルがあり、旅行者に快適な滞在を提供しています。 Kiwi.comなどの航空券予約サイトを利用すれば、モンペリエ・メディテラネ空港発の格安航空券を比較・予約することができ、旅行の計画を立てやすくなっています。

フランスの空港の注意点

フランスの空港を利用する際には、いくつかの重要な注意点があります。まず、出発時刻の2時間前までに空港に到着することが推奨されています。これにより、余裕を持って搭乗手続きを済ませ、セキュリティチェックを通過し、出発ロビーでの最後のショッピングを楽しむことができます。また、液体物や危険物の持ち込み制限があるため、手荷物の内容には注意が必要です。特に、シャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港などの大規模な空港では、ターミナル間の移動に時間がかかる場合があるため、十分な余裕を持って行動することが重要です。さらに、空港内や公共交通機関でのスリ被害にも注意が必要で、多額の現金を持ち歩くことは避けるべきです。これらの点に注意を払うことで、フランスの空港をより安全かつ快適に利用することができます。

フランスの空港を活用してフランス旅行を楽しもう!

フランスの空港は多様で、パリのシャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港が国際線の主要なハブとして機能しています。ニース、マルセイユ、リヨンなどの地方空港もフランスの美しい地域へのアクセスを提供し、旅行の利便性を高めています。各空港のアクセス方法や交通手段も充実しており、フランス旅行を快適にするための情報をしっかりと把握しておきましょう。これらの空港を利用して、フランス各地の魅力的な観光地への旅をお楽しみください。

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