ニュージーランドは、豊かな自然と新鮮な乳製品で知られる国ですが、その魅力はスイーツにも存分に活かされています。伝統的なデザートから現代的なお菓子まで、ニュージー…

ニュージーランドの世界遺産は3カ所!絶対に見ておきたい有名な世界遺産を厳選して紹介
ニュージーランドには、ユネスコ世界遺産に登録された3つの貴重な遺産があります。これらの遺産は、壮大な自然景観と豊かな文化遺産を融合させ、訪れる人々に深い感動を与えています。南島の広大な自然地帯「テ・ワヒポウナム」、希少な生態系を有する「亜南極諸島」、そしてマオリの文化と火山地形が融合した「トンガリロ国立公園」は、それぞれがニュージーランドの魅力を凝縮したような存在です。本記事では、これら3つの世界遺産の特徴と見どころを詳しく紹介し、ニュージーランド旅行の際に絶対に訪れるべき理由を探ります。
2024年07月26日更新
ニュージーランドの世界遺産は全部で3カ所登録されている!
ニュージーランドには、豊かな自然環境と文化的価値を持つ3つの世界遺産が登録されています。これらは、北島のトンガリロ国立公園(複合遺産)、南島のテ・ワヒポウナム(自然遺産)、そして亜南極諸島(自然遺産)です。トンガリロ国立公園は、1990年に世界で4番目の国立公園として登録され、活火山や独特な火山湖を含む壮大な景観が特徴です。テ・ワヒポウナムは、南島南西部の4つの国立公園を含む広大な地域で、フィヨルドや氷河地形、固有の生態系が評価されています。亜南極諸島は、独特な生態系を持つ5つの島々からなり、固有の植物や鳥類が生息する貴重な自然環境を有しています。これらの世界遺産は、ニュージーランドの自然の豊かさと多様性を象徴する存在として、国際的に高く評価されています。ニュージーランドの世界遺産一覧表
| 世界遺産登録名 | 登録年 | 種別 |
|---|---|---|
| テ・ワヒポウナム – 南西ニュージーランド | 1990 | 自然遺産 |
| トンガリロ国立公園 | 1990 | 複合遺産 |
| 亜南極諸島 | 1998 | 自然遺産 |
ニュージーランドでおすすめの世界遺産3選
火山と氷河が織りなす壮大な景観「トンガリロ国立公園」
トンガリロ国立公園は、ニュージーランド北島中央部に位置する総面積約8万ヘクタールの国立公園で、1887年に国内初の国立公園として指定されました。マオリ族の聖地として古くから崇められ、1990年にユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。公園内には活火山のルアペフ山、トンガリロ山、ナウルホエ山が存在し、エメラルドブルーの火口湖や温泉など、火山活動による特徴的な自然景観が見られます。また、公園は56種類の鳥類を含む多様な生態系を有しており、絶滅危惧種のキタジマキーウィやアオヤマガモなどが生息しています。氷河が刻んだ絶景の宝庫「テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド」
テ・ワヒポウナムは、マオリ語で「グリーンストーン(翡翠)の産地」を意味し、ニュージーランド南島南西部に位置する広大な世界自然遺産です。この地域は、フィヨルドランド、ウエストランド・タイ・ポウティニ、アオラキ/マウント・クック、マウント・アスパイアリングの4つの国立公園を含み、総面積約2600km²に及びます。氷河期からほとんど変化していない固有の生態系を有し、世界最小の針葉樹や高山性オウム、飛べない鳥のタカヘなど、ゴンドワナ大陸の古代生物相の残存固有種が生息しています。また、フランツ・ジョセフ氷河やフォックス氷河、ミルフォード・サウンドなどの氷河地形や深い谷が特徴的で、その荒々しい自然美は訪れる人々を魅了しています。手つかずの自然が息づく秘境「ニュージーランドの亜南極諸島」
ニュージーランドの亜南極諸島は、南島から約200km以上南に位置する5つの島々からなる世界自然遺産です。1998年に登録されたこの遺産は、オークランド諸島、キャンベル諸島、アンティポデス諸島、バウンティ諸島、スネアーズ諸島で構成されています。南極からの寒流の影響を受けるこの地域は、固有の生物種が豊富に生息する「南極海のガラパゴス」とも呼ばれ、アホウドリやペンギン、アシカ、ゾウアザラシなどの海洋哺乳類の重要な生息地となっています。荒涼とした美しさと独特の生態系を持つこれらの島々は、地球上で最もユニークな野生生物の楽園の一つとして認識されています。
























