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ドイツのお菓子・スイーツおすすめ人気14選!お土産や日本で買えるものなども紹介
ドイツは、その豊かな文化と歴史に裏打ちされた美味しいお菓子やスイーツが数多く存在する国です。クリスマスの時期に特に人気のある伝統的なスイーツから、地元で愛される定番のお菓子まで、多種多様な味わいを楽しむことができます。今回は、ドイツを訪れた際にぜひ試してほしいおすすめのスイーツ14選を紹介します。それぞれのお菓子の特徴や魅力を知り、美味しいドイツのスイーツの世界を堪能してみてください。
2024年06月25日更新
ドイツのお菓子・スイーツの特徴は?
ドイツのお菓子・スイーツの特徴は、素朴で親しみやすい味わいにあります。一般的に、ドイツ菓子はフランス菓子と製法が似ていますが、サイズが大きく、甘さは控えめなのが特徴です。 主な種類としては、比較的シンプルな焼き菓子の「クーヘン」や、生クリームやフルーツを使った「トルテ」などがあります。また、シナモンやナツメグなどの香辛料を使ったクッキー「レープクーヘン」は、チョコレートや砂糖でコーティングされ、日持ちすることからクリスマス菓子として親しまれています。 ドイツ菓子の中でも圧倒的人気を誇るのが「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」で、シュヴァルツヴァルト地方の特産品であるさくらんぼの洋酒を使って作られています。
ドイツのお菓子・スイーツの魅力は?
ドイツのお菓子・スイーツの魅力は、素材へのこだわりと季節感にあります。ドイツのお菓子作りでは、できるだけ自然由来の素材を使用することを重視しており、近年の自然志向・健康志向から人気が高まっています。 また、旬の素材を活かすことにも力を入れており、夏にはチェリーのケーキ、秋にはりんごのケーキなど、季節に合わせて様々なケーキがお店に並びます。 さらに、シュヴァルツヴァルト地方の黒い森とさくらんぼを使った「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」や、フランクフルトの銘菓「フランクフルタークランツ」など、地域の特色を象徴するお菓子も魅力の一つです。ドイツのお菓子・スイーツおすすめ人気14選
伝統的クリスマス菓子「シュトレン」
シュトレンは、ドイツの伝統的なクリスマス菓子で、ドライフルーツやナッツなどを練り込んだ発酵菓子パンです。 小麦粉の生地にバターや牛乳、砂糖を加えて発酵させ、そこにラム酒などの洋酒に漬けたドライフルーツ、ナッツ、マジパンなどを混ぜ込んで焼き上げ、仕上げに粉砂糖を全体にまぶします。ドイツでは、クリスマス前の4週間のアドベントの期間に、シュトレンを少しずつスライスして食べる習慣があります。 日が経つにつれて、洋酒に漬けたドライフルーツなどの味が生地になじみ、しっとりと味わい深く変化していくのが特徴です。 シュトレンを食べながら、クリスマスへの期待感を高めていくのです。
日本でも、クリスマスシーズンになるとパン屋さんや洋菓子店でシュトレンが販売されるようになりました。 お店ごとにオリジナリティあふれる味わいがあり、大人も楽しめるクリスマス菓子として人気を集めています。
香ばしい「焼きアーモンド」
焼きアーモンドは、ドイツの伝統的なお菓子の一つで、アーモンドを砂糖でコーティングして香ばしく焼き上げたものです。 温かいうちは表面がカリッとしていて、中のアーモンドの食感と甘さが絶妙なバランスを生み出します。 ドイツのクリスマスマーケットでは定番の人気商品で、香ばしい香りが会場に漂います。焼きアーモンドには、シンプルな砂糖味の他にもシナモンやバニラ、チョコレートなど様々なフレーバーがあります。 また、アーモンドの代わりにカシューナッツやマカダミアナッツを使ったバリエーションも存在します。 日本でも、ドイツ菓子専門店やオンラインショップで本場の味を楽しむことができます。 素朴でありながら奥深い味わいが魅力の焼きアーモンドは、ドイツのお菓子文化を代表する一品と言えるでしょう。
ドイツの伝統菓子「レープクーヘン」
レープクーヘンは、蜂蜜やスパイス、ナッツ類などを使って作られるドイツの伝統的なクッキーの一種です。 特にクリスマスシーズンに人気があり、クリスマスマーケットでは色とりどりのレープクーヘンが販売されています。 ハート型や星型など様々な形があり、大きさも小さいものから「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家を思わせる大きなものまで幅広いのが特徴です。 味はシナモンやクローブなどのスパイスとハチミツの風味が効いており、アーモンドなどのナッツ類も加えられています。 食感はしっとりしたものからかなり硬いものまで種類が豊富です。 ドイツ国内のパン屋やカフェ、専門店のほか、日本でもドイツ菓子専門店やオンラインショップで購入することができます。黒い森のチョコレートケーキ「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」
シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテは、ドイツのシュヴァルツヴァルト地方に伝わる伝統的なチョコレートケーキです。 特徴は、シュヴァルツヴァルト(黒い森)を模したチョコレートスポンジ生地に、シュヴァルツヴァルトの特産品であるサクランボのブランデー(キルシュヴァッサー)をたっぷりと染み込ませ、生クリームでデコレーションすることです。チョコレートスポンジとサクランボ、生クリームの組み合わせが絶妙で、キルシュヴァッサーの風味が全体を引き立てています。 見た目も美しく、ケーキの側面にはチョコレートを削ったものを森の落ち葉に見立てて飾り付け、上にはサクランボを飾るのが定番です。 ドイツ国内だけでなく、世界中で愛されているチョコレートケーキの一つと言えるでしょう。
フランクフルトの伝統菓子「フランクフルタークランツ」
フランクフルタークランツは、ドイツ西部のフランクフルト・アム・マインの伝統的な菓子で、バタークリームをサンドしたスポンジ生地にバタークリームを塗り、周りにローストしたアーモンドスライスとマジパンの飾りをつけたリング状のケーキです。 見た目の華やかさと、スポンジとクリームの絶妙なバランスが特徴で、フランクフルトの銘菓として知られています。 日本でも、ドイツ菓子専門店やオンラインショップで購入することができます。例えば、パティシエエスコヤマでは、15cm(4~5人分)のサイズを1,890円で販売しており、予約または通販で入手可能です。スパゲティ風アイスクリーム「スパゲティアイス」
スパゲティアイスは、ドイツ発祥のユニークなアイスクリームデザートです。 見た目はスパゲティのように細長く絞り出したバニラアイスクリームに、イチゴソースをかけてトマトソースに見立て、ホワイトチョコレートを削ってチーズに見立てています。1969年にドイツ人シェフのダリオ・フォンターナ氏が考案したとされ、当初は子供向けのメニューとして提供されていましたが、現在では大人にも人気のデザートとなっています。 ドイツのアイスクリーム店では定番メニューとして提供されており、日本でもSNSで話題になったことで知名度が上がりました。
ユーモラスな見た目とアイスクリームならではの美味しさが魅力のスパゲティアイスは、ドイツならではのクリエイティビティを感じさせるデザートです。 味の組み合わせは定番のものから、抹茶やチョコレートを使ったバリエーションまで様々です。
ドレスデンの伝統菓子「アイアーシェッケ」
アイアーシェッケは、ドイツ東部ザクセン州の州都ドレスデンで生まれた伝統的なお菓子です。 薄く焼き上げたワッフル生地で、バニラアイスクリームとホイップクリームをサンドし、両端をチョコレートでコーティングしているのが特徴です。アイアーシェッケの歴史は古く、1900年代初頭にドレスデンのカフェで誕生したと言われています。 当時は主に夏の間のみ提供される季節限定のお菓子でしたが、現在では年間を通して食べることができます。 アイアーシェッケという名前は、ドレスデン弁で「少しのもの」を意味する「e Schegge」が語源とされています。
ドレスデンの街中にはアイアーシェッケの専門店が複数あり、観光客にも人気のお土産となっています。 日本でも、ドイツ菓子専門店などで食べることができます。アイスクリームとホイップクリーム、チョコレートの組み合わせが絶妙で、ドイツの夏の風物詩とも言えるアイアーシェッケは、ぜひ一度は味わってみたいお菓子です。
バイエルンの王室ケーキ「プリンツレゲンテントルテ」
プリンツレゲンテントルテは、ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンの伝統的なケーキです。 薄いビスケット生地を7~8層重ね、その間にバタークリームとチョコレートクリームを交互に塗り、表面にはチョコレートでコーティングするのが特徴です。ケーキの名前は、バイエルン王国時代の摂政を務めたルートヴィヒ王子(プリンツ・レーゲント)に由来しており、王子の大好物だったと言われています。 層になったビスケット生地とクリームが織りなす食感と、チョコレートの濃厚な味わいが魅力のケーキです。
ミュンヘンのカフェや洋菓子店では定番のメニューとして提供されており、お土産としても人気があります。 日本でも、ドイツ菓子専門店などで味わうことができます。
オーストリアのアップルパイ「アプフェルシュトゥルーデル」
アプフェルシュトゥルーデルは、オーストリア発祥の伝統的なデザートで、薄く伸ばした生地にスライスしたリンゴ、レーズン、シナモン、砂糖を詰めて巻き、オーブンで焼き上げたものです。 外はパリッとした食感で、中はしっとりとしたリンゴの甘さが特徴です。 日本でも、秋から冬にかけての季節限定で販売されることが多く、例えば「ウィーン菓子シュトラウス」では2,600円で購入できます。 また、「リリエンベルグ」では2,750円で提供されています。 そのまま食べるのはもちろん、バニラアイスクリームやホイップクリームを添えて楽しむのもおすすめです。ドイツ発祥のケーキ「バウムクーヘン」
バウムクーヘンは、ドイツ発祥のケーキで、中心に穴があり、断面に樹木の年輪のような同心円状の模様が特徴です。 日本では「バウムクーヘン」として親しまれ、結婚式や祝い事の引き出物としても人気があります。 その製法は非常に特殊で、専用のオーブンを使用し、生地を芯に巻きつけて直火で焼き上げるため、一般的なオーブンでは作れません。 生地は小麦粉、バター、全卵を基本とし、砂糖、蜂蜜、バニラ、ラム酒などが加えられます。 一層一層丁寧に焼き上げることで、精密な年輪模様が形成されます。 日本では、クラブハリエやせんねんの木などの専門店があり、ふわふわでしっとりとした食感が特徴のバウムクーヘンを提供しています。
ドイツのスノーボール「シュネーバル」
シュネーバルは、ドイツの伝統的な菓子で、特にバイエルン地方で親しまれています。名前の由来は「雪玉」を意味し、その形状から名付けられました。シュネーバルは、ひも状にした生地を球状にまとめ、油で揚げた後に粉砂糖をまぶして仕上げます。外はカリッとした食感で、中はしっとりとしています。 直径は約10cmほどで、見た目のインパクトも大きいです。 シュネーバルは、バニラやシナモン、チョコレートなど様々なフレーバーがあり、観光客にも人気の高いお土産となっています。ドイツ国内のパン屋やカフェ、専門店で購入できるほか、日本でもドイツ菓子専門店やオンラインショップで手に入れることができます。天獄組のキルシュトルテ「キルシュトルテ」
キルシュトルテは、ドイツの伝統的なケーキで、特にシュヴァルツヴァルト地方で親しまれています。正式名称は「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」で、黒い森を意味するシュヴァルツヴァルトに由来します。特徴は、チョコレートスポンジケーキにサクランボのブランデー(キルシュヴァッサー)をたっぷりと染み込ませ、生クリームとサクランボでデコレーションすることです。ケーキの側面にはチョコレートを削ったものを飾り、上にはサクランボを載せるのが定番です。チョコレートの濃厚な味わいとサクランボの酸味、生クリームの滑らかさが絶妙に調和し、見た目も美しいケーキです。ドイツ国内だけでなく、世界中で愛されているこのケーキは、特別な日のデザートとしても人気があります。オーストリアの皇帝パンケーキ「カイザーシュマレン」
カイザーシュマレンは、オーストリアの伝統的なデザートで、オーストリア=ハンガリー帝国時代から人気があります。ドイツのバイエルン州でも広く親しまれているこのデザートは、シュマーンと呼ばれるパンケーキの一種です。カイザーシュマレンは、ふわふわの生地を細かくちぎり、砂糖を振りかけてキャラメル化させるのが特徴です。オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世のお気に入りだったことから「皇帝のパンケーキ」とも呼ばれています。作り方は簡単で、卵、牛乳、小麦粉、砂糖を混ぜて焼き、仕上げにグラニュー糖を振りかけてオーブンでキャラメル化させます。カイザーシュマレンは、プラムやリンゴのコンポートと一緒に提供されることが多く、その甘さとふわふわの食感が魅力です。ドイツのバターケーキ 「ブッタークーヘン」
ブッタークーヘンは、ドイツの伝統的な発酵菓子で、「バターケーキ」を意味します。イースト生地をオーブンプレートに敷き、バター、砂糖、アーモンドスライスなどをトッピングして焼き上げるのが特徴です。そのシンプルで素朴な味わいが家庭的な雰囲気を醸し出し、ドイツでは日常的に親しまれています。日本では菓子パンとして紹介されることも多く、リッチな生地とスイートなトッピングが人気です。
ドイツのお菓子・スイーツはどこで買える?
ドイツのお菓子・スイーツは、現地のパン屋やカフェ、専門店などで購入することができます。特に、クリスマスマーケットでは、シュトレンやレープクーヘン、焼きアーモンドなどの伝統的なお菓子が販売されており、ドイツの菓子文化を体験するのに最適です。また、日本国内でもドイツ菓子専門店やオンラインショップで購入可能です。例えば、「ドイツ菓子ホーゲル」では、ドイツから直輸入したお菓子を取り扱っており、配送サービスも提供しています。 百貨店や輸入食品店でも、ドイツのチョコレートやクッキーなどを見つけることができるでしょう。
ドイツのお菓子は、素朴で親しみやすい味わいが魅力ですが、素材へのこだわりも人気の理由の一つです。 現地のパン屋やカフェで、出来立ての香りと共に味わうのが一番おすすめですが、日本でもドイツの菓子文化に触れることができる機会が増えています。
ドイツのお菓子・スイーツを通販で購入するときは「送料」や「出荷元」をチェック!
海外のお菓子を通販で購入する際には、商品の価格だけでなく送料にも注意が必要であり、注文を確定する前に送料の有無と金額を確認することが大切です。また、異なる販売店から複数の商品を購入するとそれぞれの出荷元から発送されるため送料が複数回かかることがあるため、同一の出荷元からまとめて購入することで送料を節約できます。さらに、楽天や他の通販サイトでは「2000円以上の注文で送料無料」などのキャンペーンを実施している場合があるため、複数の商品を購入する際にはこのようなキャンペーンを活用し、品揃えの豊富な販売店で一括して購入することをおすすめします。また、海外からの商品には関税や輸入税がかかる場合があり、これらの追加費用が発生するかどうかを購入前に確認しておくことも重要です。さらに、他の購入者のレビューを参考にして商品の質や味、梱包状態などについて事前に知ることで、満足のいく買い物ができるでしょう。