赤道の近く、アジア大陸の南端に延びるマレー半島と海を隔てて浮かぶボルネオ島の北西部からなる国「マレーシア」。マレーシアは、国土の約65%が熱帯雨林のジャングルに…
マレーシアのコンセントはBFタイプ!変圧器や変換プラグは必要?
マレーシアを訪れる際、電化製品の使用に関する重要な情報があります。マレーシアのコンセントは日本とは異なるBFタイプ(別名Gタイプ)が主流で、3つの穴がある形状をしています。このため、日本の電化製品をそのまま使用することはできず、変換プラグが必要となります。また、電圧も日本の100Vに対し、マレーシアは220-230Vと大きく異なります。多くの現代の電子機器は100-240Vに対応していますが、一部の機器では変圧器が必要になる場合があります。この記事では、マレーシアでの電化製品の使用に関する重要な情報や、必要な準備について詳しく解説していきます。
2024年08月02日更新
マレーシアのコンセントはBFタイプ
マレーシアのコンセントは主にBF(ブリティッシュ・フラット)タイプで、3つの穴を持つ特徴的な形状をしています。これはイギリス統治時代の名残であり、カンボジアやシンガポールなど他の東南アジア諸国でも見られます。マレーシアのコンセントには安全性を考慮した特徴があり、多くの場合ON-OFFスイッチが付いています。また、感電防止のため差し込み口にシャッターが設けられていることもあります。電圧は220-240Vで周波数は50Hzであり、日本の電化製品を使用する際は注意が必要です。マレーシアのコンセントには変換プラグは必要?
マレーシアのコンセントは日本とは異なるBFタイプのため、日本の電化製品を使用する際には変換プラグが必要です。変換プラグは、日本の2ピンプラグをマレーシアの3ピンコンセントに適合させる役割を果たします。ただし、変換プラグは形状の変換のみを行い、電圧の変換は行わないため、電圧に対応していない機器の場合は別途変圧器が必要となります。スマートフォンやノートパソコンなど、100V〜240Vの幅広い電圧に対応している機器であれば、変換プラグのみで使用可能です。旅行や長期滞在の際は、マルチタイプの変換プラグを用意すると、マレーシア国内で見られる複数のコンセント形状に対応できて便利です。変換プラグはどこで購入できる?
変換プラグは、家電量販店やダイソー、セリアなどの100円ショップで購入できます。家電量販店では多様なプラグが揃っており、店員に相談も可能です。簡易型は300円程度から入手可能で、手頃な価格です。ただし、100円ショップの製品は品質が劣る可能性があるため、注意が必要です。空港のショップでも購入できますが、通常より高価なため、事前に準備することをおすすめします。旅行好きの方には、複数の国で使用可能なUSB付きマルチタイプの変換プラグが便利です。なお、マレーシアで使用する変換プラグはダイソーでは購入できないため、注意が必要です。あると便利なマルチUSBポート充電器
全世界180ヶ国以上通用のマルチ変換トラベルアダプター
この「トラベルアダプター」は、旅行や出張に最適な万能変換プラグです。世界210ヶ国以上で使用可能で、A、C、O、BFの4タイプのプラグに対応。100-240Vの広範囲な入力に対応し、最大8Aのヒューズで安全性も確保されています。4つのUSBポートと1つのType-Cポートを備え、最大6台のデバイスを同時に高速充電可能。インテリジェントな保護システムには、過熱・過電流・短絡防止など7重のセキュリティ保護が搭載されています。コンパクトで持ち運びやすく、専用ケース付きで収納も簡単。正規品でアフターサービスも充実しており、安心してお使いいただけます。これ一つで、どんな国でもスムーズに充電をサポートします。
マレーシアの電圧は220V!変圧器が必要な場合も
マレーシアの電圧は220-230Vで、日本の100Vとは大きく異なります。多くの現代の電子機器(スマートフォン、ノートパソコン、デジカメなど)は100-240Vの幅広い電圧に対応しているため、変圧器なしで使用できます。しかし、ヘアドライヤーや電気シェーバーなど、日本仕様の電化製品を使用する場合は変圧器が必要となります。変圧器の容量は使用する機器の消費電力に応じて選ぶ必要があり、3000〜5000円程度で購入可能です。長期滞在の場合は、現地で220V対応の電化製品を購入するのも一案です。変圧器を購入・使用するめに消費電力を確認
主な電気製品の消費電力の目安
電化製品 | 消費電力 |
---|---|
デジカメ充電 | 3~6W |
電子タバコ充電 | 5~10W |
電気シェーバー | 10W |
スマートフォン・タブレット充電 | 10~15W |
ノートパソコン | 50~120W |
ヘアアイロン | 150~850W |
ドライヤー | 600~1200W |
スマートフォン・パソコンは変圧器は必要?
スマートフォンやパソコンなどの多くの現代的な電子機器は、通常100V〜240Vの幅広い電圧に対応しているため、マレーシアで使用する際に変圧器は必要ありません。これらのデバイスの充電器やアダプターの表記を確認すると、対応電圧範囲が記載されています。ただし、変換プラグは必要となります。マレーシアの電圧(220-230V)は日本(100V)より高いため、長期使用によってパソコンの故障リスクが高まる可能性があります。長期滞在の場合は、現地で購入したパソコンを使用することで、このリスクを軽減できる場合があります。ドライヤー・ヘアアイロンは変圧器は必要?
ドライヤーやヘアアイロンなどの高消費電力機器は、マレーシアで使用する際に変圧器が必要となる場合が多いです。日本製の100V専用の製品を220-240Vのマレーシアの電圧で使用すると、故障や火災の危険があります。ただし、海外対応モデル(100-240V対応)であれば変圧器なしで使用可能です。長期滞在の場合は、現地で220V対応の製品を購入するか、変圧器を使用するよりも、海外対応のヘアアイロンを日本から持参することをおすすめします。これにより、荷物を軽減し、変圧器購入の費用も節約できます。デジタルカメラなどの撮影機器は変圧器は必要?
デジタルカメラなどの撮影機器は、一般的に変圧器を必要としません。多くのデジタルカメラのバッテリーチャージャーは100V〜240Vの幅広い電圧に対応しているため、マレーシアの220-240Vの電圧でも安全に使用できます。ただし、日本と異なるコンセント形状に対応するため、変換プラグは必要となります。長期滞在の場合は、予備のバッテリーやモバイルバッテリーを持参すると便利です。なお、古い機種や特殊な撮影機器の場合は、製品の仕様を確認し、必要に応じて変圧器を用意することをおすすめします。マレーシアの外出先で電源を使う
空港で電源を使う場合
マレーシアの空港で電源を使用する場合、いくつかの選択肢があります。クアラルンプール国際空港(KLIA)とKLIA2の両ターミナルには、マクドナルドやスターバックスなどの飲食店があり、これらの店舗にはほぼ全てコンセントが設置されています。少額の飲食をすることで、これらの電源を利用できます。また、KLIA2のレベル2出口付近にあるファミリーマートのイートインスペースでは、無料で電源を使用できる可能性があります。ただし、空港内のコンセントもマレーシアの標準的なBFタイプであるため、日本の電化製品を使用する際は変換プラグが必要です。長時間の待ち時間や乗り継ぎの際には、これらの場所で機器を充電しておくと便利です。駅で電源を使う場合
マレーシアの駅で電源を使用する場合、一般的に公共の充電スポットは限られています。多くの駅では飲食が禁止されているため、飲食店での充電も難しい場合があります。ただし、一部の大型駅や商業施設が併設された駅では、有料の充電ロッカーや充電スポットが設置されていることがあります。長時間の移動や待ち合わせの際は、携帯用バッテリーを持参するのが賢明です。また、スマートフォンの電源確保は重要で、グラブ(配車アプリ)の利用にも必要となります。駅での充電が困難な場合は、近くのカフェやショッピングモールなど、より充電しやすい場所を探すことをおすすめします。カフェで電源を使う場合
マレーシアのカフェでは、電源を提供しているところが増えています。特に、スターバックスやコメダ珈琲店などのチェーン店では、多くの場合電源コンセントが利用可能です。ただし、混雑時や長時間の利用は避け、他の客への配慮が必要です。一部のカフェでは、電源使用可能な席を設けたり、使用料を徴収したりする場合もあります。リモートワーカーや学生にとって、これらの電源カフェは集中して作業ができる理想的な場所となっています。観光客にとっても、スマートフォンの充電やデジタルデバイスの利用に便利です。ただし、マレーシアのコンセントはBFタイプなので、日本の機器を使用する際は変換プラグが必要となります。ホテルで電源を使う場合
マレーシアのホテルでは、一般的に客室内で電源を使用することができます。多くのホテルは、国際的な旅行者に対応するため、複数のコンセントタイプを備えています。BFタイプ(3穴式)が主流ですが、日本やアメリカの2ピンプラグに対応したコンセントも設置されていることがあります。ただし、電圧は220-230Vのままなので、日本の100V専用機器を使用する場合は変圧器が必要です。短期滞在の場合、変換プラグや変圧器をフロントで借りられることもあるため、事前に確認しておくと便利です。長期滞在の際は、マルチタイプの変換プラグを持参するか、現地で220V対応の電化製品を購入することをおすすめします。電車で電源を使う場合
マレーシアの電車内での電源使用については、車両によって状況が異なります。近年の新型車両では、乗客用の電源コンセントが設置されている場合があります。例えば、クアラルンプールとシンガポールを結ぶKTM ETS(Electric Train Service)の一部の車両では、座席付近に電源コンセントが用意されています。ただし、すべての車両や路線で電源が利用可能というわけではありません。電源コンセントが設置されている場合でも、マレーシアの標準的なBFタイプ(3穴式)が使用されているため、日本の電化製品を使用する際は変換プラグが必要となります。また、電圧は220-240Vであるため、電圧に対応していない機器の使用には注意が必要です。
長距離移動の際は、モバイルバッテリーを持参するなど、代替の電源確保手段を用意しておくことをおすすめします。電車内での電源使用については、各鉄道会社のウェブサイトや駅の案内で最新情報を確認するのが賢明です。
マレーシアのコンセントを利用する際のポイント・注意点
マレーシアで利用する電化製品の対応電圧の調べ方
マレーシアで電化製品を使用する際は、対応電圧を確認することが重要です。多くの現代的な電子機器は100V〜240Vの幅広い電圧に対応していますが、確認方法は製品のラベルやアダプター部分をチェックすることです。電圧、入力、INPUTなどと書かれている箇所に注目し、100V〜240Vと記載されていれば国際利用に対応しています。スマートフォンやパソコンは通常この範囲に対応していますが、ドライヤーなどの家電製品は対応していない場合があるため、特に注意が必要です。対応電圧が220V以上でない場合は、変圧器の使用を検討する必要があります。マレーシアで電圧器を使用する際は消費電力もチェック!
マレーシアで変圧器を使用する際は、電化製品の消費電力と変圧器の容量を確認することが重要です。変圧器の容量は使用する電化製品の消費電力よりも大きくなければなりません。一般的な電化製品の消費電力の目安は、スマートフォンが10~15W、ヘアアイロンが150W~240W、ドライヤーが600~1200Wです。複数の機器を同時に使用する場合は、総消費電力量が変圧器の容量を超えないよう注意が必要です。容量を超えると、電気ショートや電化製品の故障の原因となる可能性があります。高消費電力の家電製品については、変圧器の使用を避け、マレーシアで220V対応の製品を購入することをおすすめします。マレーシア旅行で変換プラグや変圧器を忘れた場合は?
マレーシア旅行で変換プラグや変圧器を忘れた場合でも、心配する必要はありません。クアラルンプール国際空港(KLIA)や主要なショッピングモールには、電気製品を扱う店舗があり、そこで必要なアイテムを購入できます。大型のショッピングモールでは、MR.DIYやベスト電器(Best Denki)、ノジマ(Nojima)などの店舗で変換プラグや変圧器を見つけることができます。また、一部のホテルではフロントで変換プラグを借りられる場合もあるので、チェックインの際に確認してみるのも良いでしょう。ただし、現地での購入は割高になる可能性があるため、可能な限り事前に準備することをおすすめします。マレーシアのコンセント事情をチェックして快適な旅行を
マレーシアでの電化製品使用には、主にBFタイプ(Gタイプ)の変換プラグが必要です。電圧も220-240Vと高いため、機器によっては変圧器も必要になります。ただし、多くのスマートフォンやパソコンは100-240V対応なので変圧器は不要です。変換プラグは100円ショップでも入手可能で、USBポート付きのものが便利です。旅行前に機器の対応電圧を確認し、必要な準備をすることで、マレーシアでも安心して電化製品を使用できます。適切な準備で、快適な旅行をお楽しみください。この記事の商品一覧
全世界180ヶ国以上通用のマルチ変換トラベルアダプター
¥3,538 税込