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仙台おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介
東北地方最大の都市・仙台は、伊達政宗が築いた城下町として知られ、豊かな歴史と文化が息づく魅力的な観光地です。仙台城跡や瑞鳳殿などの歴史的建造物、定禅寺通のケヤキ並木に代表される「杜の都」の風景、そして仙台うみの杜水族館や八木山動物公園など、家族で楽しめる施設も充実しています。また、秋保温泉や作並温泉といった名湯や、秋保大滝などの自然スポットも市内から気軽にアクセスできます。さらに、牛タンやずんだなど、仙台ならではのグルメも観光の大きな魅力となっています。そこで今回はそんな仙台のおすすめ観光スポットをご紹介します。
2024年11月08日更新
仙台には魅力的な観光スポットがたくさん!
仙台は「杜の都」として知られ、豊かな自然と歴史的な文化が調和した魅力的な観光地です。青葉通りや定禅寺通りに並ぶケヤキの木々が、緑豊かな街並みを形成し、訪れる人々に癒しを提供します。また、仙台城跡や瑞鳳殿など、伊達政宗ゆかりの史跡や文化遺産が点在しており、仙台の歴史を感じることができます。仙台観光の見どころは多岐にわたり、家族連れやカップルで楽しめるスポットが充実しています。仙台うみの杜水族館や自然豊かな秋保大滝など、自然と動物に触れ合える場所も人気です。また、市内から30分ほどでアクセスできる作並温泉や秋保温泉など、日帰り温泉旅行にも最適なロケーションが揃っています。
季節ごとに開催されるイベントも魅力的です。夏の「仙台七夕まつり」や冬の「SENDAI光のページェント」など、四季折々のイベントが訪れる人々を楽しませます。そして、仙台といえば牛タンや笹かまぼこ、ずんだ餅といった名物グルメも外せません。歴史、自然、グルメ、そして温泉が楽しめる仙台で、特別な旅行体験をぜひ味わってみてください。
仙台のおすすめ人気観光スポット10選
伊達政宗公の永眠の地、桃山文化が息づく荘厳な霊廟「瑞鳳殿」
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瑞鳳殿は、仙台藩初代藩主・伊達政宗の霊廟として1637年に建立された、豪華絢爛な建造物です。政宗の遺言に従い、経ヶ峯に造営されたこの霊廟は、桃山文化の粋を集めた装飾が特徴で、黒漆塗りの建物に金箔や極彩色の彫刻が施され、その威厳と華やかさが東北の王者にふさわしい雰囲気を放っています。周辺には2代藩主・忠宗の霊廟「感仙殿」、3代藩主・綱宗の霊廟「善応殿」があり、一帯は「経ヶ峯伊達家墓所」として仙台市指定史跡に認定されています。瑞鳳殿は、1945年の戦災で焼失しましたが、1979年に創建当時の姿を忠実に再現して再建されました。現在も仙台の歴史と文化を今に伝える貴重な観光スポットとして、多くの訪問者に親しまれています。
仙台の街を一望する天空の城、伊達氏の威風を今に伝える「仙台城跡」
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仙台城跡は、1600年に伊達政宗が築城を始めた仙台藩62万石の居城跡で、標高約130メートルの青葉山に位置し「青葉城」とも呼ばれています。現在は石垣と復元された脇櫓のみが残っていますが、本丸跡からは仙台市街地や太平洋まで一望できる絶景スポットとして多くの観光客に人気です。仙台城跡の主な見どころとして、天守台に立つ威風堂々とした「伊達政宗騎馬像」が挙げられます。この像は日没から23時までライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。また、本丸北壁には高さ最大約17メートル、全長約179メートルの圧巻の石垣があり、その歴史の重みを感じさせます。さらに「青葉城資料展示館」では、城の歴史や復元CGの展示を通じて仙台城の過去を知ることができ、「仙台城見聞館」では発掘調査の成果や城の歴史を詳しく学べます。
仙台城跡は四季折々の美しい景色や夜景も楽しめるスポットで、仙台観光の中心的存在となっています。
禅の心と四季の庭園が織りなす癒しの空間「曹洞宗金剛宝山 輪王寺」
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輪王寺は、仙台市青葉区北山に位置する曹洞宗の寺院で、東北有数の美しさを誇る禅庭園が魅力です。この回遊式日本庭園は、四季折々の風情を楽しむことができ、春の桜やツツジ、夏のアヤメやアジサイ、秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れるたびに異なる美しさが広がります。輪王寺の見どころとして、庭園内にそびえ立つ三重塔が挙げられます。この塔には仙台市指定有形文化財である釈迦如来坐像が安置され、荘厳な雰囲気を醸し出しています。また、自然石で建立された五重塔には、戦死者の慰霊のために般若心経2,600巻が埋蔵されており、歴史と祈りが感じられる場所です。さらに、毎週土曜日には一般参加可能な無料の坐禅会が坐禅堂で開催され、禅の静寂を体験できます。江戸時代中期の建築様式を今に伝える仁王門も貴重な見どころのひとつです。
輪王寺は、静寂な禅の雰囲気と美しい庭園が調和し、訪れる人の心を癒す仙台の隠れた名所としておすすめのスポットです。
国宝に指定された絢爛豪華な建築美「大崎八幡宮」
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大崎八幡宮は、仙台藩初代藩主・伊達政宗の命により1607年に完成した、仙台を代表する神社です。その社殿は国内最古の権現造り建築として1952年に国宝に指定され、仙台の歴史と文化を象徴する貴重な存在となっています。大崎八幡宮の社殿は総漆塗りの建物で、極彩色の彫刻や金箔が施されており、黒漆をベースにしたデザインが華やかな装飾を一層際立たせています。鳳凰や天女、獅子などの精巧な彫刻が施され、豪華絢爛な雰囲気が漂い、訪れる人々を魅了します。この建築には政宗の美意識が色濃く反映されており、瑞鳳殿と共通するデザイン要素が見られるのも特徴です。
豊臣家に仕えていた当代随一の名工たちによって造営されたこの社殿は、桃山文化の粋を集めた傑作として知られ、仙台観光の際にぜひ訪れたいスポットです。
千年の歴史と桜が彩る、陸奥国一之宮「鹽竈神社」
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鹽竈神社は、宮城県塩竈市に位置する陸奥国一之宮で、東北地方全体の守護神として長い歴史を誇る神社です。主祭神は塩土老翁神で、伝承ではこの神が人々に製塩法を伝えたとされています。そのため、製塩業の神としても崇敬されています。神社の特徴的な社殿群は国の重要文化財に指定されており、本殿、拝殿、四足門など、計14棟の建造物が美しい景観を形成しています。また、境内には国の天然記念物である「鹽竈桜」が27本植えられており、4月下旬から5月上旬には美しい桜の花が境内を彩ります。参道も特徴的で、急勾配の表参道(男坂)、裏手の東参道(裏坂)、風情ある七曲り坂の3つがあり、訪れる人に多様な景色を楽しませます。
鹽竈神社は、海上安全や大漁満足、武運長久などさまざまなご利益があるとして親しまれ、平安時代には奥州藤原氏、江戸時代には仙台藩伊達家からの厚い信仰を受けてきました。歴史的・文化的に重要なこの神社は、今も地域の人々に愛され、観光客にもおすすめのスポットとなっています。
100メートルの慈悲、仙台のランドマーク「大観密寺」
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大観密寺は、仙台市泉区に位置する真言宗智山派の寺院で、そのシンボルである高さ100メートルの仙台大観音像が特に有名です。この白衣観音像は仙台市制100周年を記念して1991年に建立され、仙台のランドマークとして市民や観光客に親しまれています。仙台大観音像の内部は12層に分かれており、エレベーターで上層階まで登ることができます。各層には三十三観音や十二神将、百八体仏が安置されており、参拝者は胎内巡りをしながら仏像を拝観できます。最上階の展望室からは仙台市街地を一望でき、天気が良い日には太平洋まで見渡せる絶景スポットです。この大観音像は仙台駅の方角に向かって立ち、まるで市民を見守っているような姿が印象的です。
大観密寺は、仙台の街並みを見渡せる観音像とともに、訪れる人々に平和と安らぎを与える存在として、観光にもおすすめのスポットです。
ご利益と歴史が息づく、願いが叶う古刹「西方寺」
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西方寺は、仙台市青葉区大倉に位置する浄土宗の寺院で、地元では「定義さん」の愛称で親しまれています。縁結び、子宝、安産のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れる人気のスポットです。この寺院には、平安時代の「平家落人伝説」が伝わっており、平貞能が壇ノ浦の戦い後にこの地に隠れ住んだとされています。また、境内には安徳天皇の遺品が埋葬されたとされる「天皇塚」があり、縁結びのパワースポットとして知られています。総青森ヒバで作られた五重塔も見どころの一つで、その美しい佇まいが訪れる人々を魅了します。さらに、御祈祷では願掛けをしながら祈祷を受けるのが習わしで、多くの人が祈りを捧げに訪れます。
西方寺は、仙台の歴史と文化を今に伝える重要な寺院であり、静寂な雰囲気と豊かな自然に包まれた環境が、訪れる人々に心の安らぎを与える場所として親しまれています。
江戸の粋と技が結実した、荘厳なる社「仙台東照宮」
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仙台東照宮は、1654年に仙台藩2代藩主・伊達忠宗によって創建された、徳川家康を祀る神社です。仙台城の正確な北東に位置し、伊達家と仙台城下町の守護神として鎮座しています。社殿は本殿、唐門、随身門など15棟以上から構成され、80万人の人手と2万両の費用をかけて5年の歳月をかけて造営されました。建築を担当したのは梅村氏で、大崎八幡宮本殿や瑞巌寺本堂と並ぶ技術の高さが評価されています。この神社の建築には、拝殿と本殿が別々に配置され、その間に唐門を置く独特の構造が取り入れられており、華やかさというよりも気品ある荘厳さが特徴です。江戸時代の技術と美意識が結集した建築は、見る人に深い印象を与えます。
仙台東照宮は、仙台藩の歴史と徳川家への感謝の念を今に伝える重要な文化遺産であり、仙台の歴史を探る上で欠かせない観光スポットです。
海の生き物たちとの出会いが待つ、体験型水族館「仙台うみの杜水族館」
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仙台うみの杜水族館は、2015年にオープンした体験型水族館で、三陸の海を再現した大水槽や多彩な体験プログラムが魅力です。特に、約2万5000尾のマイワシが群れ泳ぐ「いのちきらめくうみ」大水槽で行われるプレミアムショー「Sparkling of Life」は、迫力満点で訪れる人々を魅了します。水族館の人気プログラムには、イルカやアシカ、鳥たちが繰り広げるパフォーマンスショー「STADIUM LIVE」、ペンギンとの記念撮影や餌やり体験、バンドウイルカとのタッチ体験があります。また、普段見られないバックヤードを見学できるツアーも開催されており、特別な体験が楽しめます。
さらに、仙台うみの杜水族館は環境保全や持続可能性に関する教育プログラムにも力を入れており、訪問者が海の生態系と環境保護の重要性について学べる場としても注目されています。季節ごとに特別展示やイベントも開催され、家族連れやカップルにも人気のスポットです。
千年の歴史が紡ぐ、自然と癒しの名湯「秋保温泉」
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秋保温泉は、仙台市太白区に位置する歴史ある温泉地で、その起源は第29代欽明天皇の時代にまでさかのぼります。天皇が皮膚病を患った際、秋保の湯で治癒したという伝説があり、「御湯」の称号を賜り、「日本三御湯」の一つとして広く知られるようになりました。秋保温泉の泉質は塩化物泉で、湯冷めしにくく保温効果が高いのが特徴です。また、秋保大滝や磊々峡といった美しい景勝地に囲まれており、自然豊かな環境も魅力です。戦国大名である伊達政宗もこの地を愛し、藩政時代には伊達家専用の入浴場が設置されていたと伝えられています。
現在では、老舗旅館や高級ホテルが立ち並び、仙台市民や観光客の憩いの場として親しまれています。千年以上の歴史を誇る秋保温泉は、豊かな自然と共に癒しと保養の名湯として、今も多くの人々に愛され続けています。
仙台観光のベストシーズンは?
仙台観光のベストシーズンは、イベントの豊富さと気候の快適さから、特に5月、8月、そして12月がおすすめです。5月には、新緑が美しく、「仙台・青葉まつり」が開催され、快適な気温の中で観光を楽しめます。8月には、仙台最大のイベント「仙台七夕まつり」が行われ、200万人以上の観光客が訪れる活気に満ちたシーズンです。12月は「SENDAI光のページェント」で街が幻想的なイルミネーションに包まれ、冬の仙台ならではの風情が味わえます。
仙台は四季を通じて楽しめる都市で、夏は比較的涼しく、冬は降雪が少ないため、年間を通じて観光しやすいのが特徴です。ただし、冬季(12月〜3月)は寒さが厳しいため、防寒対策が必要です。また、10月下旬から11月中旬の紅葉シーズンも人気があり、秋の景色を堪能できる良い時期です。
仙台観光のモデルコース
時間 | スポット名 | 楽しむこと |
---|---|---|
9:00 – 10:00 | 仙台駅 | 牛たん朝食でエネルギーチャージ |
10:30 – 11:30 | 仙台城跡(青葉城址) | 伊達政宗像や仙台市の展望を楽しむ |
12:00 – 13:00 | 定義如来 西方寺 | 荘厳な本堂を参拝し、名物「三角油揚げ」を味わう |
13:30 – 14:30 | 秋保大滝 | 自然豊かな滝の景観を堪能し、リフレッシュ |
15:00 – 16:00 | 瑞鳳殿 | 伊達政宗公の霊廟を見学し、歴史を感じる |
16:30 – 17:30 | 仙台うみの杜水族館 | 多彩な海の生物やショーを楽しむ |
18:00 – 19:00 | 仙台駅周辺 | 仙台名物の海鮮料理や牛たんディナーを満喫 |
仙台観光は雨の日どうする?
仙台には、雨の日でも楽しめる観光スポットが豊富にあります。まず「仙台うみの杜水族館」では、三陸の海を再現した大水槽やイルカショーを楽しみながら、屋内で海の生き物たちと触れ合えます。また、「スリーエム仙台市科学館」では、自然史、理工系、生活系の展示が充実しており、子供から大人まで科学の魅力を楽しく学べます。さらに、「地底の森ミュージアム」では、約2万年前の遺跡が保存されていて、旧石器時代の森の様子を体感できる貴重な体験が可能です。
ショッピングを楽しむのもおすすめで、仙台駅周辺の商業施設や「三井アウトレットパーク仙台港」での買い物も、雨の日にはぴったりです。また、仙台名物の牛タンや笹かまぼこを味わうグルメ体験も、雨の日にゆっくりと堪能できる楽しみ方の一つです。
雨の日だからこそ、ゆったりと室内で仙台の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。