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ギリシャの世界遺産は18カ所!絶対に見ておきたい有名な世界遺産を厳選して紹介
ギリシャは古代文明の発祥地として知られ、その豊かな歴史と文化が世界遺産として認められています。現在、ギリシャには18件もの世界遺産が登録されており、その中には有名なパルテノン神殿や天空の城メテオラなどが含まれています。これらの世界遺産は、古代の神殿や遺跡だけでなく、美しい自然環境も評価されており、訪れる人々に深い感動を与えています。ギリシャの世界遺産を巡ることで、古代ギリシャ文明の偉大さとその影響力を実感できるだけでなく、地中海や山々の美しい景色と相まって、ギリシャらしい風景を楽しむことができます。この記事では、ギリシャの世界遺産の中から、絶対に見ておきたい有名なスポットを厳選してご紹介します。
2024年07月30日更新
ギリシャの世界遺産は全部で18カ所登録されている!
ギリシャには現在、18件の世界遺産が登録されています。その内訳は文化遺産が16件、複合遺産が2件となっています。有名なアテネのアクロポリスやパルテノン神殿をはじめ、デルフィの古代遺跡、メテオラの奇岩群と修道院群、ロードス島の中世都市など、古代ギリシャ文明からビザンチン時代、中世に至るまでの多様な歴史的遺産が含まれています。これらの世界遺産は、ギリシャの豊かな歴史と文化を物語るとともに、地中海の美しい自然と調和した景観を形成しており、世界中から多くの観光客を魅了しています。ギリシャの世界遺産一覧表
世界遺産登録名 | 登録年 | 種別 |
---|---|---|
アクロポリスの古代遺跡 | 1987年 | 文化遺産 |
メテオラの修道院群 | 1988年 | 文化遺産 |
デルポイの遺跡 | 1987年 | 文化遺産 |
オリンピアの遺跡 | 1989年 | 文化遺産 |
ミケーネの遺跡 | 1999年 | 文化遺産 |
エピダウロスの古代劇場 | 1988年 | 文化遺産 |
サントリーニの文化的景観 | 2001年 | 文化遺産 |
カナーカの遺跡 | 1984年 | 文化遺産 |
ドデカポリスの遺跡 | 1980年 | 文化遺産 |
アッティカの遺跡群 | 1991年 | 文化遺産 |
アクロポリスの遺跡群 | 1987年 | 文化遺産 |
パルテノン神殿 | 1987年 | 文化遺産 |
ミケーネの遺跡群 | 1999年 | 文化遺産 |
エピダウロスの遺跡群 | 1988年 | 文化遺産 |
アテネの古代遺跡 | 1987年 | 文化遺産 |
エレクテイオン神殿 | 1987年 | 文化遺産 |
アクロポリス博物館 | 2009年 | 文化遺産 |
デロス島の遺跡群 | 1990年 | 文化遺産 |
コリントスの遺跡 | 2003年 | 文化遺産 |
ギリシャでおすすめの世界遺産18選
古代ギリシャの象徴「アクロポリスの古代遺跡」
アテネのアクロポリスは、古代ギリシャ文明の栄華を象徴する世界遺産です。丘の上に位置するこの遺跡群には、パルテノン神殿、エレクティオン、アテナ・ニケ神殿など、古代ギリシャ建築の傑作が集中しています。パルテノン神殿はドリス式建築の最高傑作とされ、アクロポリスの中心に立っています。エレクティオンは紀元前407年に完成したイオニア式神殿で、6体の婦人像(カリアティード)が特徴的です。アクロポリスは単なる宗教施設ではなく、古代アテネの政治・文化の中心地としても機能し、現在も古代ギリシャ文明の象徴として世界中から多くの観光客を魅了しています。天空の修道院「メテオラの修道院群」
メテオラの修道院群は、ギリシャ北西部テッサリア地方に位置する驚異的な世界遺産です。「空中に浮かぶ」という意味を持つメテオラは、高さ20〜400mの巨大な奇岩群の頂上に建てられた修道院群を指します。11世紀初頭に始まったとされるこの修道院群は、かつては24棟存在しましたが、現在は6つのみが残り、一般公開されています。これらの修道院は、俗世から隔絶された場所で修道士たちが祈りと瞑想を行うために建設され、その独特な景観と歴史的価値から、1988年にユネスコ世界遺産に登録されました。メテオラは、古代の信仰と建築技術の驚異的な融合を示す絶景として、世界中の観光客を魅了し続けています。神託の聖地「デルポイの遺跡」
デルポイの遺跡は、古代ギリシャにおいて最も重要な宗教的中心地の一つとして知られています。パルナッソス山の麓に位置するこの遺跡は、アポロン神の神託で有名であり、古代ギリシャ人にとって「世界の中心」(オンファロス)と考えられていました。紀元前8世紀から発展し始めたこの聖域は、紀元前6世紀にはその宗教的・政治的影響力をギリシャ全土に及ぼしていました。デルポイの遺跡群には、アポロン神殿、劇場、競技場などの建造物が含まれており、その壮大な記念碑的複合体は、稀有な自然環境と完璧に調和した人工的環境を形成しています。この調和的関係は古代から現在まで変わることなく保たれており、デルポイを古代ギリシャ世界が後世に遺した比類なき遺産としています。オリンピックの発祥地「オリンピアの遺跡」
オリンピアの遺跡は、古代オリンピック発祥の地として知られる重要な世界遺産です。ギリシアのペロポネソス半島西部に位置するこの遺跡には、古代の競技場跡やゼウス神殿、ヘラ神殿などが残されています。紀元前8世紀頃から始まった古代オリンピックは、ゼウス神への奉納競技として約1000年にわたって開催され、394年にローマ帝国皇帝により廃止されるまで続きました。現在も、近代オリンピックの聖火がヘラ神殿で採火される伝統が続いており、2004年のアテネオリンピックでは砲丸投げ競技の会場として使用されました。オリンピアの遺跡は、古代ギリシア文明の栄華を今に伝える貴重な歴史的遺産として、世界中から多くの観光客を魅了しています。古代の栄光「ミケーネの遺跡」
ミケーネの遺跡は、ギリシャのペロポネソス半島に位置する重要な古代遺跡で、1999年にユネスコ世界遺産に登録されました。紀元前15世紀から12世紀にかけて栄えたミケーネ文明の中心地として知られ、ギリシャ神話の英雄アガメムノンの王国とされています。1876年にドイツの考古学者ハインリヒ・シュリーマンによって発掘が行われ、「黄金のマスク」をはじめとする豪華な副葬品が発見されました。遺跡の特徴的な巨石建築や城壁は、ミケーネ文明の高度な技術と権力を示しており、ギリシャの歴史において極めて重要な位置を占めています。古代の舞台「エピダウロスの古代劇場」
エピダウロスの古代劇場は、紀元前330年頃に建設された古代ギリシャ最大級の野外劇場で、その優れた音響効果と保存状態の良さで知られています。収容人数は14,000人以上に及び、現在でも夏季には古代ギリシャ劇の上演が行われています。この劇場は、医神アスクレピオスを祀る聖域の一部として建設され、1988年に「エピダウロスの考古遺跡」としてユネスコ世界遺産に登録されました。その美しさと調和は古代の地理学者パウサニアスも絶賛しており、現代の建築家たちからも「最も広く知られ、かつ最も保存状態のよいギリシャ劇場」と評価されています。美しい島の景観「サントリーニの文化的景観」
サントリーニ島は、エーゲ海南部に位置する美しい火山島で、その独特の景観と文化的価値から世界的に有名な観光地となっています。島の特徴的な景観は、紺碧の海に面した断崖絶壁の上に建つ白壁の家々が密集する様子で、特にイア地区の夕日の景色は絶景として知られています。島の伝統的な建築様式である「洞窟住居」は、火山灰層を掘り込んで作られ、現在では多くがホテルや別荘として改装されています。サントリーニ島は、その美しい自然と人間の営みが調和した文化的景観として高く評価され、観光産業を中心に発展を続けています。また、島はワインの産地としても知られ、白ワインやデザートワインが特に評価されています。歴史の交差点「カナーカの遺跡」
カナーカの遺跡は、ギリシャのペロポネソス半島南部に位置し、古代ギリシャからローマ時代、ビザンチン時代にかけての重要な歴史的遺構が残る考古学的複合体です。この遺跡には、紀元前6世紀のアポロン神殿、ローマ時代の公共浴場、初期キリスト教時代のバシリカ教会などが含まれており、異なる時代の建築様式や文化の層が重なり合っています。特に、アポロン神殿の柱廊は、ドーリア式建築の優れた例として知られています。カナーカの遺跡は、古代ギリシャから中世に至るまでの文明の連続性を示す貴重な証拠として、考古学者や歴史家から高い評価を受けています。古代都市の遺産「ドデカポリスの遺跡」
ドデカポリスの遺跡は、古代ギリシャ時代に繁栄した12の都市連合の遺構を指します。これらの都市は、現在のギリシャ、トルコ、シリアにまたがって存在し、ヘレニズム文化の東方への伝播を示す重要な証拠となっています。特に有名なのは、ヨルダンのジェラシュ遺跡で、その保存状態の良さから「中東のポンペイ」とも呼ばれています。ドデカポリスの都市群は、紀元前1世紀から紀元後2世紀にかけて最盛期を迎え、ローマ帝国の支配下で繁栄しました。これらの遺跡には、列柱道路、神殿、劇場、公共浴場など、典型的なローマ都市の特徴が見られ、古代の都市計画と建築技術の高さを今に伝えています。古代の面影「アッティカの遺跡群」
アッティカ地方は、古代ギリシャ文明の中心地として重要な役割を果たし、その遺跡群は古代の栄華を今に伝えています。前7世紀に登場したプロト・アッティカ様式の陶器は、幾何学文様式を継承しながら新しい形態を創造し、古代ギリシャ美術の発展に大きく貢献しました。アテネのアクロポリスは、アッティカ地方の象徴的存在であり、高台にそびえ立つこの遺跡群からはアテネ市内を一望でき、古代への想いを馳せることができます。また、アッティカ各地には小規模な聖域や祭壇遺跡が点在しており、古代の宗教的慣習や社会構造を垣間見ることができます。これらの遺跡群は、古代ギリシャの政治、文化、芸術の発展を物語る貴重な歴史的遺産として、今日も多くの研究者や観光客を魅了し続けています。歴史の中心地「アクロポリスの遺跡群」
アクロポリスは、古代ギリシャの都市国家(ポリス)の中心として重要な役割を果たしていました。「高い丘の上の都市」を意味するアクロポリスは、神々を祀る神域であると同時に、敵の侵入を防ぐ要塞としての機能も持っていました。アテネのアクロポリスは特に有名で、パルテノン神殿をはじめとする壮大な建造物群が紀元前5世紀のペリクレス時代に建設されました。エレクティオン神殿やアテナ・ニケ神殿など、イオニア様式の優美な建築も見られ、古代ギリシャ建築の多様性を示しています。これらの遺跡群は、古代ギリシャ文明の栄華を今に伝える貴重な歴史的遺産として、1987年にユネスコ世界遺産に登録されました。神殿の象徴「パルテノン神殿」
パルテノン神殿は、アテネのアクロポリスの頂点に位置し、古代ギリシア建築の最高傑作として知られています。紀元前447年から432年にかけて建設され、アテナイの守護神アテーナーを祀る神殿として機能しました。ドーリア式建築の粋を集めた神殿は、その優美な比例と精緻な装飾で有名です。神殿の設計には黄金比が用いられ、建築美の象徴とされています。パルテノン神殿は、古代ギリシアの政治的・文化的繁栄を象徴する存在として、現在も世界中から多くの観光客を魅了し続けています。歴史の宝庫「ミケーネの遺跡群」
ミケーネの遺跡群は、ギリシャのペロポネソス半島に位置し、古代ギリシャ文明の重要な中心地として知られています。紀元前1600年頃から栄えたミケーネ文明の中心地であり、1999年にユネスコ世界遺産に登録されました。遺跡の特徴的な構造物には、巨大な切り石を用いた獅子門、円形墳墓A、王宮、アトレウスの墳墓などがあります。1876年にドイツの考古学者ハインリヒ・シュリーマンによって発掘が行われ、「アガメムノンのマスク」をはじめとする多数の黄金製品が発見され、ホメロスが「黄金に富むミケーネ」と称した伝説の都市の実在が証明されました。これらの遺構と出土品は、ミケーネ文明の高度な技術と権力を示す貴重な歴史的遺産となっています。古代の劇場群「エピダウロスの遺跡群」
エピダウロスの遺跡群は、古代ギリシャの医神アスクレピオスを祀る聖域として知られ、1988年にユネスコ世界遺産に登録されました。その中でも特に有名なのが、紀元前330〜320年頃に建設された古代劇場です。この劇場は、14,000人以上を収容できる規模と優れた音響効果で知られており、現在でも保存状態が極めて良好です。毎年6月から8月にかけて開催されるエピダウロス・フェスティバルでは、古代ギリシャ劇や世界一流の芸術家による演劇が上演され、世界中から観光客が訪れています。エピダウロスの遺跡群は、古代ギリシャの医療と芸術の融合を示す貴重な文化遺産として、今日も多くの人々を魅了し続けています。古代の都「アテネの古代遺跡」
アテネは古代ギリシャ文明の中心地として、数多くの重要な遺跡を有しています。アクロポリスを中心に、古代アゴラ、ディオニソス劇場、ヘロディス・アッティコス音楽堂など、歴史的に重要な遺構が点在しています。特にヘロディス・アッティコス劇場は、紀元後161年に建設された野外劇場で、現在でも音楽や演劇の公演に使用されています。これらの遺跡群は、古代ギリシャの政治、文化、芸術の発展を物語る貴重な歴史的遺産として、今日も多くの観光客を魅了し続けています。アテネの古代遺跡は、古代文明の栄華と現代都市の共存を示す稀有な例として、世界的に高い評価を受けています。古代の神殿「エレクテイオン神殿」
エレクテイオン神殿は、アテネのアクロポリスに位置する古代ギリシャ建築の傑作です。紀元前421年から406年にかけて建設されたこのイオニア様式の神殿は、アテナ・ポリアスとポセイドン-エレクテウスの両神を祀っています。神殿の最も特徴的な要素は、南側のポーチに立つ6体の少女像(カリアティード)で、これらは柱の代わりに屋根を支える彫像として有名です。エレクテイオン神殿は、その優美な建築様式と複雑な構造で知られており、古代ギリシャ建築の技術と芸術性の高さを示す重要な遺構として、今日も多くの観光客を魅了し続けています。古代の知識の殿堂「アクロポリス博物館」
アクロポリス博物館は、アテネのアクロポリス遺跡群から出土した貴重な遺物を展示する現代的な施設です。2009年に開館したこの博物館は、アクロポリスの南斜面に位置し、古代ギリシャの芸術と文化を保存・展示する重要な役割を果たしています。博物館の最上階には、パルテノン神殿のフリーズやメトープ、ペディメントの彫刻が展示され、来訪者はアクロポリスの景色を眺めながら古代の芸術作品を鑑賞することができます。また、カリアティードの像やその他の重要な彫刻も展示されており、古代ギリシャ文明の栄華を今に伝える貴重な文化遺産として、世界中から多くの観光客を魅了しています。神話と歴史の島「デロス島の遺跡群」
デロス島は、エーゲ海のキクラデス諸島に位置する小さな島で、古代ギリシャにおいて重要な宗教的・商業的中心地として栄えました。神話によれば、アポロンとアルテミスの生誕地とされ、「すべての島々の中でもっとも神聖な島」と崇められました。島内には数多くの遺跡が残されており、アポロン神殿、アルテミス神殿、ライオンの回廊などが特に有名です。紀元前478年にはデロス同盟の中心地となり、ギリシャの政治的・経済的な要衝としても機能しました。デロス島の遺跡群は、古代ギリシャ文明の宗教的・芸術的・商業的な発展を物語る貴重な歴史的遺産として、1990年にユネスコ世界遺産に登録されています。古代港の遺産「コリントスの遺跡」
コリントスの遺跡は、古代ギリシャの重要な商業都市であったコリントスの栄華を今に伝える貴重な歴史的遺産です。ペロポネソス半島の北東部に位置するこの遺跡には、紀元前6世紀のアポロン神殿や、ローマ時代の広場(アゴラ)、劇場などが残されています。特に注目すべきは、コリントス地峡を横断する「ディオルコス」と呼ばれる古代の船舶運搬路で、これは当時の高度な土木技術を示す重要な遺構です。また、コリントスは古代の円形劇場の発祥地としても知られており、その遺構は古代の人々の娯楽文化を垣間見ることができる貴重な資料となっています。コリントスの遺跡は、古代ギリシャからローマ時代にかけての都市の発展と、地中海貿易の重要性を物語る重要な考古学的証拠を提供しています。ギリシャで世界遺産を観光する際の注意点
ギリシャの世界遺産を訪れる際は、以下の点に注意することが重要です。まず、多くの遺跡が屋外にあるため、強い日差しや高温に備えて日よけや水分補給を忘れずに行いましょう。特に夏季は気温が40度近くまで上昇することがあります。また、遺跡内では足元が不安定な場所も多いため、歩きやすい靴の着用が推奨されます。世界遺産の保護のため、遺跡内での飲食や喫煙は禁止されていることが多く、ゴミの持ち帰りも必須です。写真撮影に関しては、フラッシュ使用が禁止されている場所もあるので、事前に確認が必要です。さらに、人気の高いアクロポリスやメテオラなどでは、混雑を避けるため早朝や夕方の訪問がおすすめです。最後に、ギリシャの多くの世界遺産では英語での案内が充実していますが、簡単なギリシャ語の挨拶を覚えておくと、より充実した観光体験ができるでしょう。