ブルネイのおすすめ観光スポット10選!定番人気から穴場まで厳選して紹介

ブルネイは、東南アジアの中でも特に魅力的な観光地のひとつです。豊かな自然、美しい建築物、そしてユニークな文化が融合するこの国は、訪れる人々に忘れられない体験を提供します。スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクやカンポンアイールのような定番の観光スポットから、キアンゲマーケットやガドン・ナイトマーケットといった地元の人々の日常を垣間見ることができる穴場スポットまで、多様な魅力に溢れています。そこで今回はそんなブルネイのおすすめ観光スポットをご紹介いたします。

2024年06月28日更新


ブルネイの魅力とは?

ブルネイの魅力は、その豊かな自然と文化にあります。ボルネオ島に位置するブルネイ・ダルサラームは、広大な熱帯雨林や世界最大の水上集落「カンポン・アイール」を誇ります。また、ブルネイは治安が良く、観光客にとって安心して訪れることができる国です。さらに、ブルネイの伝統工芸品や文化体験も魅力の一つで、シルバーや木彫り、機織りなどの工芸品を手作りする体験ができます。イスラム文化が色濃く反映されたモスクや博物館も見どころで、特に黄金に輝くモスクや、王室の宝物が展示されているロイヤル・レガリア博物館は必見です。

ブルネイの基本情報

正式名称 ブルネイ・ダルサラーム国
面積 5,765平方キロメートル
人口 約43万人
首都 バンダルスリブガワン
時差 日本より1時間遅れ
フライト時間 約6時間
公用語 マレー語
通貨 ブルネイドル
物価 日本とほぼ同じかやや高め
電源プラグ タイプG(イギリス式、3つの角型ピン)

ブルネイへのアクセス方法・行き方

ブルネイへのアクセス方法は、空路、海路、陸路の3つがあります。空路では、成田空港からロイヤルブルネイ航空の直行便が利用可能です(2022年8月現在、コロナの影響で運休中)。海路では、コタキナバルからラブアン島経由でフェリーを利用する方法が一般的で、所要時間は約4時間です。陸路では、マレーシアのサラワク州からバスや車での移動が可能です。ブルネイ国内の移動手段としては、公共バスが最も予算に優しく、主要な観光地をカバーしています。タクシーやカーシェアリングアプリ「ダーツ」も利用できますが、タクシーは捕まえにくいので事前予約が推奨されます。

ブルネイの人気の観光エリア

ブルネイの人気観光エリアには、バンダル・スリ・ブガワンの中心部が挙げられます。ここには、スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールドモスク)があり、1958年に建てられたこのモスクは、ブルネイのランドマークとして知られています。また、ジャミ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク(ニューモスク)も見逃せません。現国王の即位25周年を記念して建設され、昼夜で異なる美しさを楽しむことができます。さらに、カンポン・アイールと呼ばれる世界最大の水上集落も人気の観光地で、伝統的な生活様式を垣間見ることができます。

ブルネイのおすすめ観光スポット10選

壮麗な建築と神聖な雰囲気「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンに位置する王立のイスラム寺院で、1958年に第28代スルターンによって建設されました。このモスクは、イタリアの大理石、中国の御影石、英国のステンドグラスやシャンデリアなど、世界各地から取り寄せた高級素材を使用しており、その壮麗な建築が特徴です。高さ50メートルの尖塔(ミナレット)や金色のドームが目を引き、人工の潟湖に面しているため、その美しさが水面に映し出されます。ブルネイのシンボルとして知られ、観光客にとって必見のスポットです。

現代と伝統の融合「ジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク」

ジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスクは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンに位置する王立のイスラム寺院で、1994年に第29代スルターンの在位25周年を記念して建設されました。通称「ニューモスク」と呼ばれるこのモスクは、現代的なデザインと伝統的なイスラム建築が見事に融合しており、24金で装飾されたドームが特徴です。内部は豪華な装飾が施されており、訪れる人々を魅了します。入場料は無料で、観光客も少ないため、ゆっくりと見学することができます。また、夜にはライトアップされ、その美しさが一層際立ちます。

水上の伝統的な暮らし「カンポンアイール」

カンポン・アイールは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンに位置する世界最大級の水上集落で、1000年以上の歴史を持ちます。この集落には、電気や水道などのインフラが整備され、学校やモスク、消防署なども完備されています。住民は漁業や伝統工芸品の制作で生計を立てており、現在も約9000人が生活しています。観光客は水上タクシーを利用して訪れることができ、カンポン・アイール カルチュラル ツーリズムギャラリーでは、昔の写真や伝統工芸品を見学することができます。

ブルネイの歴史と文化を学ぶ「ロイヤル・レガリア」

ロイヤル・レガリア博物館は、ブルネイの歴史と文化を学ぶのに最適な場所です。首都バンダルスリブガワンに位置し、1984年の独立を記念して建設されました。館内には、ブルネイ王室の宝物や歴代スルタンの即位式で使用された豪華な装飾品、衣装、武器などが展示されています。特に、現スルタンのハサナル・ボルキアの即位25周年を祝う展示が見どころです。また、ブルネイの歴史を紹介するパネルや映像もあり、訪問者はブルネイの豊かな文化と歴史を深く理解することができます。入場料は無料で、観光客にとって必見のスポットです。

家族で楽しむテーマパーク「ジュルドンパーク」

ジュルドンパークは、ブルネイの家族連れに最適なテーマパークで、1994年にブルネイ国王が国民に贈る目的で建設されました。このパークは、ウォーターパークとプレイグラウンドの2つの主要エリアに分かれており、特に子連れ家族に人気があります。開業当初は6年間無料で開放されていたこともあり、多くの地元住民に愛されています。現在も多彩なアトラクションが揃っており、訪れる人々に楽しさと冒険を提供しています。

自然愛好家の楽園「ウル・テンブロン国立公園」

ウル・テンブロン国立公園は、ブルネイの自然愛好家にとって必見のスポットです。テンブロン地区の東部に位置し、50,000ヘクタール以上の広大な熱帯雨林が広がっています。この公園は、世界で最も多様な生態系の一つとされ、数多くの希少な動植物が生息しています。訪問者は、ジャングルトレッキングやロングボートライドを通じて、手つかずの自然を体験することができます。特に、キャノピーウォークウェイからの眺望は圧巻で、熱帯雨林の壮大な景色を一望できます。

地元の味と活気「キアンゲマーケット」

キアンゲマーケットは、ブルネイの地元の味と活気を体験できる場所として人気があります。ここでは、地元の軽食や料理が豊富に揃っており、特にグリルしたシーフードや伝統的なデザートが有名です。マーケットは「パサール・マラム」とも呼ばれ、午後2時から営業を開始し、夜遅くまで賑わいます。訪問者は、様々な屋台を探索しながら、ブルネイの多彩な料理を楽しむことができます。ケルピスやナシ・カトクなどの伝統的な料理も味わうことができ、地元の文化に触れる絶好の機会です。

ブルネイの技術と科学を探求「マレーテクノロジーミュージアム」

マレーテクノロジーミュージアムは、ブルネイの技術と科学の進歩を探求するための重要な施設です。首都バンダルスリブガワンに位置し、伝統的なマレー文化と現代技術の融合をテーマにしています。展示内容には、伝統的なマレーの工芸技術や農業技術、漁業技術などが含まれ、訪問者はブルネイの歴史的な技術革新を学ぶことができます。また、現代の科学技術に関する展示も充実しており、特にブルネイのエネルギー産業に関する展示が見どころです。このミュージアムは、教育的な価値が高く、地元の学生や研究者にとっても貴重な学びの場となっています。

ショッピングと食事を楽しむ「ヤヤサン・コンプレックス」

ヤヤサン・コンプレックスは、ブルネイの首都バンダルスリブガワンに位置するショッピングと食事を楽しむための主要なスポットです。この複合施設は、地元の人々や観光客に人気があり、さまざまな店舗やレストランが集まっています。ショッピングモール内には、ファッション、アクセサリー、電子機器などの多様な商品が揃っており、訪れる人々は最新のトレンドを楽しむことができます。また、フードコートやレストランでは、ブルネイの伝統料理や国際的な料理を味わうことができ、特にナシカトクやケルピスなどの地元の名物料理が人気です。ヤヤサン・コンプレックスは、観光の合間にリラックスしながらショッピングと食事を楽しむのに最適な場所です。

夜の賑わいを感じる「ガドン・ナイトマーケット」

ガドン・ナイトマーケットは、ブルネイの夜を彩る活気あふれるスポットです。毎日16時から開催され、100店舗近い屋台が並び、地元料理や東南アジア料理を楽しむことができます。屋根付きで雨天でも安心して訪れることができ、衛生面も厳しく管理されています。ナシアヤムやミーゴレン、サティなどのローカルフードがリーズナブルな価格で提供されており、現金のみの取引が一般的です。シンガポールドル(紙幣のみ)やブルネイドルが使用可能で、1~2ブルネイドル程度で多様な料理を楽しむことができます。

ブルネイ観光に必要な日数

ブルネイ観光に必要な日数は、旅行の内容やアクティビティーの充実度によって異なります。市内観光を主体に楽しむ場合、1泊2日で主要な観光地を訪れることが可能です。エンパイアホテルに宿泊したり、マングローブツアーを体験したりする場合は、さらに1日以上の追加日数が必要です。効率的に観光を楽しむためには、週末を利用した2泊3日のプランが推奨されており、金曜日の朝に出発し、月曜日の朝に帰国することで充実した観光を楽しむことができます。また、ナイトマーケットや自然を満喫するためには、2泊4日程度の滞在が理想的です。

ブルネイ旅行費用の目安は2泊3日で約8.8万円、3泊4日で約10万円

ブルネイ旅行費用の一覧表。2泊3日~4泊5日まで一覧でチェック

項目 2泊3日 3泊4日 4泊5日
往復航空券 50,000円 50,000円 50,000円
宿泊代 20,000円 30,000円 40,000円
食費代 10,000円 15,000円 20,000円
Wi-Fi・通信費 3,000円 4,000円 5,000円
お土産代 5,000円 5,000円 5,000円
合計 88,000円 104,000円 120,000円

ブルネイ観光のベストシーズン

ブルネイ観光のベストシーズンは、雨が少なく比較的過ごしやすい2月から4月の乾季です。この時期は、熱帯特有の高温多湿な気候が和らぎ、観光に最適な環境が整います。一方、10月から1月は雨季にあたり、降雨量が多くなるため、観光には不向きです。ただし、雨季でも短時間のスコールが多く、観光を楽しむことは可能です。観光客はこの時期を避け、乾季に訪れることをおすすめします。

平均気温(℃) 降水量(mm)
1月 27 290
2月 27 210
3月 28 180
4月 28 200
5月 28 210
6月 28 220
7月 28 230
8月 28 250
9月 28 270
10月 28 290
11月 27 300
12月 27 320

ブルネイ観光のモデルコース(2泊3日)

ブルネイでの2泊3日の旅行モデルコースをご紹介します。初日は午前中にブルネイに到着し、午後には壮麗なスルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクを見学します。その後、カンポンアイールの水上村を訪れ、現地の伝統的な生活を垣間見ることができます。夕方にはホテルにチェックインし、夕食を楽しみます。
 
2日目の午前中は、ウル・テンブロン国立公園で自然の美しさを堪能するツアーに参加します。午後にはロイヤル・レガリア博物館を見学し、ブルネイの歴史と文化に触れます。夕方にはヤヤサン・コンプレックスでショッピングを楽しみ、夜にはガドン・ナイトマーケットで地元の美味しい料理を味わいます。
 
最終日の3日目は、午前中にジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスクを訪れ、その美しい建築に感動します。午後にはマレーテクノロジーミュージアムを見学し、ブルネイの技術と科学に触れます。夕方にはブルネイを出発し、旅の思い出を胸に帰路に就きます。このモデルコースで、ブルネイの魅力を存分に楽しんでください。

日程 予定
1日目 ・午前: ブルネイ到着

・午後: スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク見学

・夕方: カンポンアイール水上村訪問

・夜: ホテルチェックイン・夕食
2日目 ・午前: ウル・テンブロン国立公園ツアー

・午後: ロイヤル・レガリア博物館見学

・夕方: ヤヤサン・コンプレックスでショッピング

・夜: ガドン・ナイトマーケットで夕食
3日目 ・午前: ジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク見学

・午後: マレーテクノロジーミュージアム訪問

・夕方: ブルネイ出発

ブルネイ旅行の治安・観光時の注意点

ブルネイは治安が非常に良好で、女性一人でも安心して旅行できる国として知られています。国民の多くが敬虔なイスラム教徒であり、犯罪発生率が低いことがその理由の一つです。ただし、スリやひったくり、置き引きには注意が必要です。特にATMや銀行周辺、ホテルやレストランなど人が多く集まる場所では、貴重品を肌身離さず持ち歩くことが推奨されます。また、夜間の移動時には街灯が少ない場所もあるため、車の通行に注意が必要です。観光客は公共交通機関が少ないため徒歩で移動することが多いですが、夜間の移動には特に注意が必要です。

ブルネイの人気の観光スポットを満喫しよう!

ブルネイのおすすめ観光スポット10選をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ブルネイには、美しいモスクや自然豊かな国立公園、地元の文化や生活を感じられる場所など、さまざまな魅力があります。初めて訪れる方も、リピーターの方も、この記事を参考にして、ブルネイの新たな魅力を発見してみてください。心に残る素晴らしい旅行になることを願っています。次の休暇には、ぜひブルネイを訪れて、その魅力を体感してみてください。

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