ベトナムという国名を漢字で表記すると「越南」となります。この漢字表記には深い歴史と由来があり、それぞれの漢字には特別な意味が込められています。「越」は古代のベト…
スリランカのおすすめ観光スポット10選!定番人気から穴場まで厳選して紹介
インドの先端からすぐ南、インド洋に浮かぶ小さな神秘の島国「スリランカ」。スリランカは、美しい自然と豊かな歴史を併せ持つ魅力的な観光地で、古代遺跡や壮大な寺院、美しいビーチや国立公園など、訪れるべきスポットがたくさんあります。また、スリランカはフレンドリーな現地の人々や美味しい料理でも知られており、訪れるたびに新しい発見があります。そこで今回は、そんなスリランカのおすすめ観光スポットをご紹介します。
2024年06月28日更新
スリランカの魅力とは?
スリランカは、豊かな自然、多彩な文化遺産、そして温かい人々に恵まれた魅力的な国です。北海道より小さな国土に8つの世界遺産が点在し、「小さくて大きな国」「輝きの島」と称されています。観光面では、手つかずの美しい自然、白い砂浜と透明な海、緑豊かな山々が魅力的です。また、スリランカは比較的安価な旅行先として知られており、4〜5つ星ホテルに3000〜5000円程度で宿泊できるなど、コストパフォーマンスの高さも特徴です。さらに、スリランカ人の温かさと親切さも魅力の一つで、観光客に対して笑顔で接してくれる人々の姿が印象的です。加えて、セイロンティーやスパイシーなカレー、新鮮なフルーツなど、食の魅力も豊富です。これらの要素が相まって、特に20代〜40代の日本人女性旅行者の間で人気が高まっています。スリランカの基本情報
項目 | 情報 |
---|---|
正式名称 | スリランカ民主社会主義共和国 |
面積 | 65,610 km² |
人口 | 約2,100万人 |
首都 | スリ ジャヤワルダナプラ コッテ |
時差 | 日本より-3.5時間 |
フライト時間 | 直行便で約9時間 |
公用語 | シンハラ語、タミル語 |
通貨 | スリランカルピー (LKR) |
物価 | 日本より低い |
電源プラグ | タイプD、M、G |
スリランカへのアクセス方法・行き方
スリランカへのアクセス方法は主に2つあります。成田空港からコロンボのバンダラナイケ国際空港への直行便が週3〜4便運航されており、フライト時間は約9時間です。直行便以外では、タイ(バンコク)、シンガポール、マレーシア(クアラルンプール)などを経由する方法が一般的です。経由便を利用すると直行便よりも安価になる場合があり、特にLCCを利用すればさらにコストを抑えられます。ただし、経由便の場合はフライト時間が12時間以上になることもあるため、旅程に余裕を持つことが重要です。スリランカの人気の観光エリア
スリランカの人気観光エリアには、シーギリヤ、コロンボ、キャンディ、ゴール、ヌワラエリヤなどがあります。シーギリヤはシーギリヤロックで有名で、古代の宮殿跡や美しいフレスコ画が見どころです。コロンボは商業都市で、ガンガーラーマヤ寺院やコロンボ国立博物館などの観光スポットが豊富です。キャンディは仏歯寺があり、仏教の聖地として知られています。ゴールは歴史的な要塞都市で、オランダ植民地時代の建築が残る旧市街が魅力です。ヌワラエリヤは紅茶の産地として有名で、美しい茶畑や涼しい気候が特徴です。これらのエリアはそれぞれ異なる魅力を持ち、訪れる価値があります。スリランカのおすすめ観光スポット10選
王宮の歴史を感じる「キャンディ王宮」
キャンディ王宮は、16世紀末にウィマラ・ダルマ・スリヤ1世によって建設されたスリランカの歴史的な宮殿です。キャンディ王国の首都キャンディに位置し、同王国の最後の王朝の中心地として機能しました。この宮殿は、ヨーロッパ調の建築様式が取り入れられており、ポルトガルやオランダの影響を受けたデザインが特徴です。1815年にイギリスによってキャンディ王国が滅亡するまで、キャンディ王宮は政治と文化の中心地として重要な役割を果たしました。現在では、観光名所として多くの訪問者を魅了し、その歴史的価値と美しい建築が評価されています。絶景のアーチ「ナインアーチブリッジ」
ナインアーチブリッジは、エッラ駅とデモダーラ駅の間に位置する長さ91.44m、高さ24.38mのレンガ造りの鉄道橋です。1921年にイギリス植民地時代に建設され、9つの美しいアーチが特徴です。橋の下には茶畑が広がり、緑豊かな景観が広がります。観光客は橋の上や線路を歩くことができ、列車が走り抜ける様子を間近で楽しむことができます。エッラからのアクセスは、エッラ駅から線路沿いを歩くか、スリーウィラーを利用する方法が一般的です。ナインアーチブリッジはインスタグラムでも人気のスポットで、絶景写真を撮るために多くの観光客が訪れます。自然の息吹を感じる「ディヤルマの滝」
ディヤルマの滝は、スリランカで3番目に高い滝で、その高さは171mに達します。この滝は、ゴールやウェリガマからの日帰りツアーで訪れることができ、幹線道路に面しているためアクセスも良好です。滝の周辺には豊かな自然が広がり、訪れる人々にリフレッシュの場を提供します。滝の下流には自然のプールがあり、泳ぐことも可能です。ディヤルマの滝は、その壮大な景観と自然の美しさで、多くの観光客を魅了しています。野生動物の楽園「ミンネリア国立公園」
ミンネリア国立公園は、スリランカのシーギリヤ近郊に位置し、特に野生の象が集まることで有名です。毎年5月から9月の乾季には、150〜300頭のスリランカ象が公園内の貯水池周辺に集まり、その壮観な光景は「象の集会」として知られています。この時期には、ジープサファリツアーが人気で、象だけでなく多様な野鳥や水鳥も観察できます。また、公園内には豊かな草地が広がり、自然の湖のような貯水池が生態系を支えています。ミンネリア国立公園は、スリランカの自然と野生動物を満喫できる絶好のスポットです。壮大なイスラム建築「ジャミ ウル アルファー モスク」
ジャミ・ウル・アルファー・モスクは、スリランカのコロンボに位置する壮大なイスラム建築です。1908年に建設されたこのモスクは、赤と白のストライプ模様が特徴的で、ザクロのような形状のドームとアーチが目を引きます。ペター地区の商店街にあり、イスラム教徒の祈りの場として多くの人々が訪れます。その美しい外観と独特のデザインは、コロンボの都市景観において一際目立つ存在です。観光客にも人気が高く、訪れる人々はその建築美に感嘆します。天空の城「シーギリヤロック」
シーギリヤロックは、スリランカ中央部に位置する高さ約200mの巨大な岩山で、「天空の城」とも称される壮大な遺跡です。5世紀にカッサパ1世によって建設され、わずか11年間王都として機能しました。頂上には王宮の遺跡が残り、1200段の階段を登ると絶景が広がります。また、岩肌には「シーギリヤ・レディ」と呼ばれる美女のフレスコ画が描かれており、現在はシーギリヤ博物館でそのレプリカを鑑賞できます。庭園や灌漑システムも見どころで、当時の高度な技術を感じることができます。シーギリヤロックは、スリランカを訪れるなら必見の観光スポットです。絶景を望む「ピドゥランガラ・ロック」
ピドゥランガラ・ロックは、シーギリヤロックの北側に位置する高さ約200mの岩山で、絶景を楽しむことができる人気の観光スポットです。頂上からはシーギリヤロックを一望でき、その美しい景色は訪れる人々を魅了します。登山ルートは比較的短く、約30〜40分で頂上に到達できますが、最後の部分は少し険しいため、適切な装備が必要です。また、頂上には仏像が安置されており、静かな雰囲気の中でリラックスすることができます。ピドゥランガラ・ロックは、シーギリヤロックと合わせて訪れることで、スリランカの自然と歴史をより深く楽しむことができるスポットです。仏教遺跡の宝庫「ダンブッラ石窟寺院」
ダンブッラ石窟寺院は、スリランカ中部のダンブッラに位置し、1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。紀元前3世紀に修行の場として開かれ、紀元前1世紀にシンハラ朝のワッタガーマニー・アバヤ王によって寺院として整備されました。寺院は5つの主要な石窟から成り、それぞれに153体の釈迦像、3体のスリランカ王の像、4体のヒンドゥー教の神像が祀られています。また、2100平方メートルに及ぶ壁画が釈迦の生涯やスリランカの歴史を描いており、訪れる人々を魅了します。アクセスはコロンボからバスで約4時間半、キャンディからは約2時間です。古代の円形建築「ワタダーゲ」
ワタダーゲは、スリランカの古代都市ポロンナルワに位置する円形の仏教建築物です。12世紀にパラカラマバーフ1世によって建設され、仏塔を中心に四方に仏像が配置されています。ワタダーゲは、仏教の聖地として重要な役割を果たし、当時の建築技術の高さを示しています。円形の構造は、古代ローマの円形闘技場と同様に、宗教的儀式や集会の場として利用されました。都会のオアシス「ガンガラーマ寺院」
ガンガラーマ寺院は、スリランカの首都コロンボに位置する仏教寺院で、都会の喧騒から離れたオアシスのような存在です。1885年に建立され、現在はスリランカ仏教の重要な拠点となっています。寺院内には、仏像や仏教遺物が数多く展示されており、特に黄金の仏像が訪れる人々を魅了します。また、寺院の周囲には美しい庭園や池が広がり、静かな環境で瞑想や散策を楽しむことができます。ガンガラーマ寺院は、毎年2月に開催されるペラヘラ祭りでも有名で、色とりどりの衣装をまとった象や踊り手たちが街を練り歩く様子は圧巻です。観光客にとっては、スリランカの仏教文化を深く理解するための必見スポットです。スリランカ観光は必要な日数
スリランカ観光に必要な日数は、訪れるエリアや目的によって異なります。一般的には、主要な観光地を巡るためには最低でも3泊5日が推奨されますが、できれば6泊8日程度の余裕を持った日程が理想的です。スリランカは主要観光地が点在しており、移動に時間がかかるため、効率よく観光するためには専用車のチャーターが便利です。また、スリランカの魅力を十分に堪能するためには、10日間程度の滞在が理想とされています。短期間の旅行では、コロンボ、シーギリヤ、キャンディなどの主要都市を中心に観光するのがおすすめです。スリランカ旅行費用の目安は2泊4日で約8.7万円、4泊6日で約11万円
スリランカ旅行費用の一覧表。2泊4日~4泊6日まで一覧でチェック
項目 | 2泊4日 | 3泊5日 | 4泊6日 |
---|---|---|---|
往復航空券 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 |
宿泊代 | 20,000円 | 30,000円 | 40,000円 |
食費代 | 10,000円 | 15,000円 | 20,000円 |
Wi-Fi・通信費 | 2,000円 | 2,500円 | 3,000円 |
お土産代 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
合計 | 87,000円 | 102,500円 | 118,000円 |
スリランカ観光のベストシーズン
スリランカ観光のベストシーズンは地域によって異なります。南西部のコロンボやゴールなどは12月から3月が乾季で、観光に最適な時期です。一方、北東部のジャフナやトリンコマリーは5月から10月が乾季となります。この時期は青い空と海を楽しむことができます。内陸部の文化三角地帯は通年観光が可能で、特に乾燥地帯のため雨の影響を受けにくいです。雨季には夕方にスコールが降ることが多いですが、ホテル代やチケット代が安くなるメリットもあります。月 | 降水量 (mm) | 平均気温 (℃) |
---|---|---|
1月 | 76 | 27 |
2月 | 63 | 27 |
3月 | 130 | 28 |
4月 | 254 | 28 |
5月 | 382 | 28 |
6月 | 180 | 27 |
7月 | 125 | 27 |
8月 | 114 | 27 |
9月 | 236 | 27 |
10月 | 329 | 27 |
11月 | 310 | 27 |
12月 | 168 | 27 |
スリランカ観光のモデルコース(3泊5日)
スリランカ観光のモデルコースとして、3泊5日のプランを提案します。コロンボに到着したら、市内観光を楽しみましょう。ガンガラーマ寺院を訪れ、その後、ゴールフェイスグリーンでのんびりとした時間を過ごします。初日はコロンボに泊まり、翌朝シーギリヤへ移動します。シーギリヤロックに登り、その壮大な景色を堪能した後、ダンブッラ石窟寺院を見学します。この日はシーギリヤで宿泊します。3日目はキャンディへ移動し、キャンディ王宮を見学します。その後、ヌワラエリヤへ向かい、紅茶プランテーションを見学し、さらにナインアーチブリッジの美しい景色を楽しみます。この日はヌワラエリヤで泊まります。4日目はエラへ移動し、ディヤルマの滝を訪れた後、ピドゥランガラ・ロックに登りその絶景を楽しみます。その後、コロンボへ戻り、コロンボで一晩過ごします。最終日は帰国の準備を整え、コロンボを出発します。日程 | スケジュール |
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1日目 |
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2日目 |
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3日目 |
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4日目 |
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5日目 |
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