12世紀前半に、カンボジア王朝の象徴としてスーリヤヴァルマン2世によって建てられたヒンドゥー教最大の寺院「アンコールワット」。アンコールワットは、密林の大地に広…
エキゾチックなアジアであなたが訪れるべき10の絶景
個性豊かな国々が集まり、しかも国によっては渡航の費用や時間もそれほどかからないため、手軽に行ける海外旅行先として人気の「アジア」。美しいビーチや秘境、仏教やイスラム教の歴史ある建造物など観光スポットも多彩です。今回は、そんなアジアで一度は訪れたい絶景スポットをご紹介いたします。
2023年02月20日更新
#1 中国最後の秘境「九塞溝」(中国)
中国四川省の奥地にある透き通った水が流れる美しい峡谷「九塞溝」。原生林の生い茂る峡谷に大小100以上の湖沼や瀑布が点在しています。渓谷にチベット族の暮す村が9つあることから、この名が付いたと言われおり、チベット族の間には、昔、山の女神が天界から落とした鏡が108つに砕け散って湖になったという伝説が残されています。伝説に彩られた湖面は、雪を頂き白く輝く峰や色鮮やかな樹林、澄み渡る青空など周囲の風景を鏡のように映し出し、まるで一枚の絵画のような景観が広がっています。
#2 神秘の青い炎「イジェン火山」(インドネシア)
インドネシア、ジャワ島東部にある火山「イジェン火山」。イジェン火山は、硫黄ガスが燃焼する際に発生する光が青い炎のように見え、今までに見たことのない驚きの光景を作り出しています。またイジェン山火口湖のカワ・イジェンは、『緑のクレーター』という意味があり、大量の硫黄ガスが溶け込み塩酸濃度が高いため、美しく輝くコバルトブルーを作り出しています。
#3 ノスタルジックな台湾一の人気観光地「九份」(台湾)
台北北部の山間に位置し、海を一望できる風光明媚な街並みが広がる「九份」。かつては金鉱発掘の街としてゴールドラッシュを迎えていましたが、現在では石段や狭い路地、赤い提灯が特徴的なレトロな雰囲気を醸し出す街として知られています。
ノスタルジックな街並みが人気映画「千と千尋の神隠し」の世界観に似ていることや、台湾映画「悲情城市」の舞台となったことで、近年は多くの観光客が殺到する台湾屈指の名所となっています。
#4 クメール文明が残した神秘的な遺跡「アンコールワット」(カンボジア)
カンボジア北西部のシェムリアップに位置する世界遺産「アンコールワット」。アンコールワットは、カンボジア王朝の象徴としてスーリヤヴァルマン2世によって建てられたヒンドゥー教最大の寺院で、シンメトリーに造られた神聖な遺跡は、数百年を経た今なお、神秘的な美しさを誇ります。生き生きとした躍動感あふれる緻密なレリーフが施され、クメール美術の最高傑作とうたわれる美しさは、まさに天空の芸術と称されています。
#5 世界三大仏教遺跡「ボロブドゥール遺跡」(インドネシア)
インドネシアのジャワ島中部、世界最大にして最古の仏教遺跡であり世界遺産にも登録されている遺跡「ボロブドゥール遺跡」。8世紀後半から9世紀前半にかけて建立されたと言われており、仏教の世界観を体現した壮大なスケールの石造建築は、多くの謎を秘めつつ、かつてこの地に花開いた高度な文明の存在を静かに伝えています。#6 落ちそうで落ちない不思議な岩「ゴールデンロック」(ミャンマー)
ミャンマーのヤンゴンの北東約210kmに位置するチャイティーヨー山の頂上にある人気のパワースポット「ゴールデンロック」。岩にはお参りに来た人々によって金箔が貼られ、黄金に輝いていることから、こう呼ばれるようになったそうです。高さは6.7m、周囲は25.6mあり、その石の上には約11mの仏塔が建てられています。
なんとも不思議な景色と、落ちそうで決して落ちないこの岩のパワーにあやかりたいと、多くの人が参拝しにきています。
#7 天空に浮かぶ古代宮殿遺跡跡「シギリヤロック」(スリランカ)
スリランカの中部州のマータレーにある遺跡「シギリヤロック」。シギリヤロックはスリランカの代表的な世界遺産で、高さ200mの断崖の上に築かれた王宮跡です。アジア最古と言われる水を利用した美しい庭園や色鮮やかなフレスコ壁画など、5世紀とは思えない見事な建設技術と芸術を今に残しています。崖の頂上からは大パノラマの密林を展望でき、悠久の時の流れを感じさせる神秘的なスポットとなっています。
#8 地上最後の秘境「エルニド」(フィリピン)
フィリピン、パラワン島北西部にある地上最後の秘境と言われている楽園「エルニド」。17世紀にこの地を訪れたスペイン人がこのただならぬ美しさに圧倒され、何もせずに立ち去ったというのはこの地に語り継がれる有名な話です。
エメラルド・グリーンやコバルト・ブルーに輝く海は、フィリピン の7000以上ある島々の中でも、その透明度、美しさはフィリピン随一です。
500m級の岩山と、紺碧の海、白砂のビーチ、ココナッツ林と熱帯雨林が混在するその景観は、人々の心を捉えて離しません。
#9 エメラルドグリーンの神秘的な滝「クアンシーの滝」(ラオス)
ラオスのルアンプラバーン市街から南に約29キロメートルにある3層からなる滝「クアンシーの滝」。緑豊かな森林の中にあるクアンシーの滝は、上流の大滝から下流に向かって階段状に滝の層が形成されていて、エメラルドグリーンに輝く水が美しい景観を作り上げています。ルアンパバーンを訪れる旅行客の定番のレジャースポットとして人気があり、滝つぼでは、飛び込みをしたり、泳いだりして水遊びを楽しむことができます。
#10 美しすぎる青の世界「サマルカンド」(ウズベキスタン)
紀元前よりシルクロードの要所として様々な民族、そして文化が交差したウズベキスタンの古都「サマルカンド」。「地球上で最も美しい」と謳われたこの街は、13世紀チンギス・ハン率いるモンゴル軍に破壊された後に、ウズベキスタンの英雄ティムールが築いた都としても知られています。その時代に造成された巨大な歴史的建造物が多く残っており、モスクを飾る「サマルカン ド・ブルー」と呼ばれる青色タイルは、中国の陶磁器とペルシアの顔料が出合っ て誕生した文化の融合で多くの観光客を魅了しています。