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鎌倉おすすめ観光スポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介
古都鎌倉は、豊かな自然と歴史的建造物が調和する魅力的な観光地として、国内外から多くの観光客が訪れています13。鎌倉大仏や鶴岡八幡宮などの由緒ある神社仏閣、四季折々の美しい景色、そして江ノ電や由比ヶ浜といった風情ある観光スポットが点在しています。都心から電車で約1時間とアクセスも良く、おしゃれなカフェや美食を堪能できる飲食店も充実しているため、日帰り観光にも最適なエリアです。特に初夏には長谷寺の紫陽花、秋には紅葉など、季節ごとに異なる表情を見せてくれる魅力的な街並みが人々を魅了し続けています1。そこで今回はそんな鎌倉のおすすめ観光スポットをご紹介いたします。
2024年11月29日更新
鎌倉には魅力的な観光スポットがたくさん!
鎌倉は、豊かな自然と深い歴史が調和した日本有数の観光地です。四季折々の美しい花々が彩る寺社仏閣や、海と山が織りなす壮麗な景観、そして武家文化が育んだ独特の伝統が息づいています。特に紫陽花が咲き誇る初夏や紅葉が美しい秋は、鎌倉の魅力がさらに輝く季節として多くの観光客を惹きつけています。鎌倉の見どころは多岐にわたり、鶴岡八幡宮や鎌倉大仏といった歴史的建造物は必見です。また、由比ガ浜や稲村ヶ崎の海岸線、自然豊かなハイキングコースでは、都会では味わえない癒しを体験できます。さらに、伝統文化を体験できる座禅や写経も人気のアクティビティです。鎌倉ならではのグルメも見逃せません。鳩サブレーや新鮮な海産物などの名物料理が、旅の楽しみをさらに広げてくれるでしょう。
東京からわずか1時間というアクセスの良さも鎌倉の大きな魅力の一つ。古都の風情と現代的な魅力が共存するこの街は、初めての訪問でも何度目でも新しい発見がある、特別な観光地です。鎌倉で、心に残る旅のひとときをぜひお楽しみください。
鎌倉のおすすめ人気観光スポット10選
鎌倉の歴史と文化が息づく「鶴岡八幡宮」
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鶴岡八幡宮は、鎌倉の歴史と文化の中心としてその名を知られる、日本を代表する神社の一つです。1063年、源頼義によって創建され、1180年に源頼朝が現在の地へ遷座しました。この神社は、鎌倉幕府の宗教政策の中心地としての役割を果たし、武家文化の精神的支柱ともなりました。壮麗な社殿群は江戸時代の神社建築の代表例であり、本殿、幣殿、拝殿は重要文化財に指定されています。舞殿や大石段といった建築美は、訪れる人々の目を引きつけます。また、参道に立つ大銀杏や、源平池に咲く季節の花々が織りなす自然景観も、鶴岡八幡宮の大きな魅力です。
さらに、流鏑馬や伝統的な祭事が現在も受け継がれており、歴史や文化の息吹を感じられる場となっています。武運長久や必勝祈願といったご利益を求め、多くの参拝者が訪れる精神的シンボルでもあります。
鎌倉観光を語るうえで欠かせない鶴岡八幡宮。歴史、文化、自然が融合したこの特別な場所で、鎌倉の魅力を存分に感じてみてはいかがでしょうか。
美しい明月院ブルーに魅せられる「明月院」
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明月院は、「あじさい寺」として全国的に知られる鎌倉の名所です。6月中旬から下旬にかけて、境内には約2,500株の青いあじさいが咲き誇り、「明月院ブルー」と称される幻想的な風景を楽しむことができます。この青色は、日本原産の「姫アジサイ」によるもので、日を追うごとに色の深みを増していくのが特徴です。明月院の魅力はあじさいだけではありません。参道を彩る「あじさいのトンネル」は、訪れる人を非日常の空間へ誘います。また、本堂にある「悟りの窓」と呼ばれる丸窓から望む庭園の景色は、四季折々の美しさを映し出し、心を落ち着ける特別な時間を提供してくれます。さらに、6月上旬に見頃を迎えるハナショウブの特別公開も見逃せません。
季節ごとの花々も明月院の魅力の一つで、沙羅双樹やノウゼンカズラなど、訪れるたびに異なる風景が楽しめます。また、鎌倉最大の規模を誇る「明月院やぐら」など、歴史的見どころも充実しています。
あじさいのシーズンは混雑が予想されるため、早朝の訪問や平日を狙うなど、時間帯を工夫するのがおすすめです。歴史と自然が織りなす明月院で、心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
日本が誇る国宝の巨大仏像「鎌倉大仏」
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鎌倉大仏は、鎌倉のシンボルとして広く知られ、訪れる人々を圧倒する存在感を誇ります。高徳院に鎮座するこの巨大な銅造阿弥陀如来坐像は、国宝に指定されており、高さ約11.3メートル、重量約121トンという圧倒的なスケールを誇ります。1252年に鋳造が開始され、当初は大仏殿に安置されていましたが、現在は屋外に露座の姿で安置され、参拝者を迎えています。鎌倉大仏の魅力はその美しさにもあります。中国宋の様式と日本の慶派の影響が融合した姿は、見る者に深い印象を与えます。また、大仏の胎内を拝観することができ、高度な鋳造技術を間近で見学できる貴重な体験も楽しめます。境内に残る大仏殿の礎石は、かつての規模を偲ばせ、歴史的な価値を物語っています。
さらに、鎌倉大仏は文学作品にも度々登場し、与謝野晶子の歌碑が境内に建立されていることでも有名です。圧倒的な存在感と歴史的背景を持つこの大仏は、鎌倉を代表する観光名所として、今なお多くの人々に愛され続けています。
四季折々の花と眺望を楽しむ「長谷寺」
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長谷寺は、鎌倉の名刹であり、「花の寺」として広く知られています。四季折々の美しい花々と絶景を楽しめる場所として、特に人気の高い観光地です。毎年6月中旬から7月上旬には、境内を彩る約2,500株のあじさいが見頃を迎え、「あじさい寺」としても親しまれています。この時期の訪問は、色とりどりの花々に囲まれた心安らぐひとときを提供してくれます。長谷寺の魅力は、何と言っても四季折々の花々の美しさにあります。梅や桜、牡丹、あじさい、紅葉と、どの季節に訪れても見逃せない風景が広がります。特に、由比ヶ浜と鎌倉市街を一望できる絶景ポイントに位置する眺望散策路は、訪れる人々を魅了してやみません。
また、長谷寺は736年に創建された歴史ある寺院で、鎌倉で2番目に古い寺としても知られています。国宝に指定された高さ9.18メートルの十一面観音菩薩像は圧巻で、仏教文化の深さを感じることができます。さらに、梅や紅葉のシーズンには花のライトアップイベントも開催され、幻想的な風景を楽しむことができます。
自然と仏教文化が融合した長谷寺は、鎌倉観光の中でも特におすすめのスポットです。どの季節に訪れても新たな発見があり、訪れるたびに異なる魅力を感じることができる場所です。
神秘的な竹林が広がる「報国寺」
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報国寺は、鎌倉の名刹として知られ、約2,000本の孟宗竹が生い茂る「竹の庭」が有名な禅寺です。1334年に創建された臨済宗の寺院で、「竹の寺」としても親しまれています。竹林の中を歩くと、木漏れ日が美しく差し込み、風に揺れる竹の葉の音が心地よく響き渡ります。この幻想的な竹林は、訪れる人々に深い癒しの空間を提供します。報国寺の見どころには、他にも魅力的なポイントが多くあります。枯山水庭園は、禅の精神を体現した静かな美しさを誇り、心を落ち着ける場所です。また、休耕庵では抹茶を楽しむことができ、竹林の景色を眺めながらひとときを過ごすことができます。紅葉シーズンには、竹林と紅葉が織りなす美しい景色が広がり、特に見応えがあります。
さらに、報国寺では毎週日曜日に座禅会が開催され、禅の修行を体験できる貴重な機会も提供されています。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星を獲得した報国寺は、その美しい景観と静寂な空間が国内外の観光客に人気のスポットとなっています。自然と禅の深さを感じながら、心を落ち着けるひとときを過ごすことができる報国寺は、鎌倉観光の中でも必見の場所です。
紅葉のトンネルが彩る秋の絶景「光明寺」
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光明寺は、京都府長岡京市に位置する西山浄土宗の総本山で、秋には特に美しい紅葉景観で知られています。中でも「もみじ参道」と呼ばれる約200メートルの参道は、両側に並ぶ約250本のカエデが作り出す紅葉のトンネルが圧巻で、訪れる人々を魅了します。この幻想的な光景は、まさに息をのむ美しさです。光明寺の見どころは、もみじ参道だけではありません。散り紅葉が石畳を覆う「敷きもみじ」や、阿弥陀堂・御影堂と紅葉のコントラストが美しい景色を生み出しています。また、信楽庭では静寂に包まれた紅葉の庭園を楽しむことができ、禅の精神を感じることができます。
紅葉の見頃は例年11月中旬から12月上旬で、2024年は11月16日から12月8日までの特別入山期間が予定されています。この期間中は駐車場がないため、公共交通機関を利用するのがおすすめです。早朝に訪れると、混雑を避けてゆっくりと紅葉を楽しむことができるでしょう。光明寺の紅葉は、その美しさと静けさで、秋の京都を代表する絶景スポットの一つです。
サーファーズパラダイスと富士山の絶景「七里ヶ浜」
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七里ヶ浜は、鎌倉市南西部に位置する約4kmの美しい海岸線で、サーフィンのメッカとして知られるとともに、富士山の絶景ポイントとしても多くの観光客に親しまれています。リーフブレイクが特徴の海では、メローな波質がロングボーダーに好まれ、年間を通じてサーフィン観戦を楽しむことができます。このエリアの魅力は、なんと言ってもその美しい景色です。海岸からは、晴れた日には富士山、江ノ島、相模湾が一望でき、特に夕暮れ時にはその絶景に圧倒されます。撮影スポットとしても人気で、富士山と相模湾のコントラストが美しい瞬間をカメラに収めることができます。また、海を眺めながらくつろげるおしゃれなカフェが点在しており、リラックスしたひとときを楽しむのに最適です。
さらに、海岸沿いを走る江ノ電の車窓からも、七里ヶ浜の美しい景色を楽しむことができ、特に海と山の調和が魅力的です。ただし、七里ヶ浜は遊泳禁止の海岸であるため、海水浴には適していない点に注意が必要です。
サーフィンと絶景を満喫したい方には、七里ヶ浜は絶好のスポットです。
由比ヶ浜を一望する恋愛成就の寺「成就院」
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成就院は、鎌倉の極楽寺坂切通しに位置する真言宗大覚寺派の寺院で、恋愛成就のパワースポットとして広く知られています。1219年に鎌倉幕府第3代執権、北条泰時によって創建され、由比ヶ浜と材木座海岸を一望できる絶景の場所としても有名です。この寺院の主な魅力は、縁結び不動明王にあります。本堂に祀られる縁結び不動明王は、恋愛や仕事など、様々な縁結びに効果があるとされ、多くの参拝者がそのご利益を求めて訪れます。また、山門前からは由比ヶ浜と材木座海岸の美しい景色を楽しむことができ、自然と歴史の調和が感じられます。
成就院の参道沿いには、かつてアジサイが植えられていましたが、現在は一部がハギに植え替えられており、季節の花々が訪れる人々を迎えてくれます。さらに、縁結び不動明王の写真を撮影し、それをスマートフォンの待ち受け画面に設定することで、さらなるご利益が得られるとも言われています。
成就院は、鎌倉の歴史と自然、そして現代的な恋愛祈願が融合した特別な観光スポットで、恋愛成就を願う人々にとって訪れる価値のある場所です。
湘南の夕景を360度のパノラマで「江の島シーキャンドル」
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江の島シーキャンドルは、湘南の絶景を360度のパノラマで楽しめる展望灯台です。海抜101.56メートルの高さに位置し、ガラス張りの展望フロアからは相模湾や富士山、三浦半島までの広大な眺望が広がります。特に夕暮れ時には、富士山のシルエットと沈む夕日が織りなす美しい景色が圧巻で、訪れる人々を魅了します。シーキャンドルの魅力は、季節や時間帯によってさまざまに変化します。夕景では、湘南の海に沈む夕日と富士山のコントラストが見どころです。また、冬のイルミネーションシーズンには「湘南の宝石」と称される美しい夜景が楽しめます。屋外展望台では、開放感たっぷりの空間で海風を感じながら、広がる景色を堪能できます。
さらに、展望台に併設された「THE SUNSET TERRACE」では、テラス席で食事を楽しみながら、絶景の夕日を鑑賞することができます。江ノ島駅から徒歩約20分というアクセスの良さも魅力で、湘南エリア観光の中心的なスポットとして、多くの人々に親しまれています。
相模湾に沈む夕日の絶景スポット「稲村ヶ崎」
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稲村ヶ崎は、鎌倉市西部に位置する絶景スポットで、相模湾に沈む夕日と富士山のシルエットが織りなす美しい風景で広く知られています。この場所は「かながわの景勝50選」や「関東の富士見百景」にも選ばれており、江の島と富士山を一望できる贅沢な眺めが魅力です。特に夕暮れ時には、オレンジ色に染まる空と海が幻想的な雰囲気を作り出し、訪れる人々を魅了します。歴史的にも意義深い場所で、1333年に新田義貞が鎌倉幕府攻略の突破口とした地としても知られています。稲村ヶ崎海浜公園からの眺望が特に人気で、絶景ポイントとして多くの観光客や写真愛好家に愛されています。また、6月中旬頃にはあじさいの穴場スポットとしても楽しめ、季節ごとの魅力が訪れる人々を迎えます。
アクセスも便利で、江ノ電稲村ヶ崎駅から徒歩約7分と、鎌倉観光の途中に立ち寄りやすいスポットです。鎌倉の歴史と自然が融合した稲村ヶ崎は、訪れる価値がある魅力的な場所です。
鎌倉観光のベストシーズンは?
鎌倉は四季折々の魅力を楽しめる観光地で、特に人気が高いのは6月と11月から12月にかけての時期です。6月は紫陽花の季節で、明月院や長谷寺などで色とりどりの美しい花々を楽しむことができます。特に「明月院ブルー」と呼ばれる青い紫陽花が、訪れる人々を魅了します。一方、11月下旬から12月中旬にかけては紅葉の見頃を迎え、円覚寺や明月院、建長寺などで鮮やかな秋の風景を堪能できます。紅葉が作り出す美しい景観は、秋の鎌倉を象徴するものとなっています。
春(3月下旬〜4月上旬)は桜の季節で、鶴岡八幡宮や建長寺が人気スポットとなります。夏(7月〜8月)は海水浴やサーフィンを楽しむことができ、特に由比ヶ浜海岸がおすすめです。冬(1月〜2月)は比較的静かな季節で、鶴岡八幡宮の冬牡丹が魅力的です。
ただし、観光客が多く訪れる1月、6月、8月、11月は混雑が予想されるため、早朝の訪問や平日の観光を検討することをおすすめします。鎌倉の四季の変化を存分に楽しむために、訪れる時期を考慮しながら計画を立てるとよいでしょう。
鎌倉観光のモデルコース
時間 | スポット名 | 楽しむこと |
---|---|---|
9:00 | 鶴岡八幡宮 | 参拝と境内散策、源氏池や舞殿の見学 |
10:00 | 小町通り | お土産探しや名物グルメの食べ歩き |
11:30 | 長谷寺 | 観音堂や庭園の見学、絶景の眺望を楽しむ |
12:30 | 鎌倉大仏(高徳院) | 鎌倉大仏を間近で見学、歴史を感じる |
13:30 | 稲村ヶ崎 | 海辺でのんびり、江ノ島を望む風景を堪能 |
15:00 | 報国寺 | 竹林庭園で静寂を楽しみ、抹茶をいただく |
16:30 | 由比ガ浜 | 夕暮れの海辺を散策、写真撮影 |
鎌倉観光は雨の日どうする?
鎌倉は、雨の日でもその魅力を存分に楽しむことができる観光地です。むしろ、雨が作り出す独特の雰囲気が、普段とは異なる風情を楽しませてくれます。例えば、長谷寺や鶴岡八幡宮などの寺社仏閣は雨の日も参拝可能で、雨に濡れた石畳や庭園の景色が一層美しく、静寂に包まれた空間が広がります。特に雨の日の参拝は、他の観光客が少ないため、より落ち着いた雰囲気で心を落ち着けることができます。
また、鎌倉には室内で鎌倉の文化を楽しめる美術館や博物館も充実しています。鎌倉市鏑木清方記念美術館や北鎌倉古民家ミュージアムでは、雨の日にじっくりと作品を鑑賞し、鎌倉の歴史や文化に触れることができます。
雨の日はカフェ巡りにも最適です。小町通りには雨宿りにぴったりなカフェが数多くあり、温かい飲み物を楽しみながら、地元の雰囲気を味わうことができます。さらに、江の島アイランドスパでは、温泉やプールを楽しむことができ、雨の日でもリラックスした時間を過ごせます。
雨の日は観光客も少ないため、ゆったりと鎌倉の魅力を堪能できるチャンスです。傘や雨具を準備し、雨ならではの風情を楽しむ心構えで出かけてみましょう。