コロンビアの治安は?危険な場所や知っておきたい準備事項と注意点

コロンビアの治安は過去数十年で大幅に改善されてきましたが、一部の地域ではまだリスクが残っています。主要都市は比較的安全ですが、スリや置き引きには注意が必要です。麻薬取引やゲリラ活動の影響を受けている地域もあるため、渡航前に最新の治安情報を確認し、危険な場所は避けることが重要です。都市部から離れるほど治安当局の影響力が弱まるため、犯罪に巻き込まれる危険性が高まります。安全に旅行するためには、貴重品の管理や夜間の一人歩きを控えるなど、適切な防犯対策を講じることが大切です。

2024年10月07日更新


コロンビアの治安状況

コロンビアの治安状況は過去20年で大幅に改善されましたが、依然として注意が必要です。主要都市では比較的安定していますが、スリや強盗などの一般犯罪が多発しているため、特に夜間の一人歩きは避け、貴重品の管理に気をつけることが重要です。また、人気のない場所や貧困地区には立ち入らず、信頼できる交通手段を利用し、最新の治安情報を確認することが推奨されます。なお、一部の地域では麻薬取引やゲリラ活動の影響が残っており、外国人旅行者が巻き込まれるリスクもありますので、プトゥマヨ県やカリの貧困地区など、危険とされる地域への立ち入りは避けるべきです。しかし、適切な注意を払えば、コロンビアの魅力を安全に楽しむことができるでしょう。

コロンビア旅行前に準備したいポイント

コロンビア旅行を安全に楽しむためには、以下の点に注意して準備することが重要です。まず、パスポートの有効期限が入国時から3ヶ月以上あることを確認し、貴重品は目立たない場所に収納し、ホテルの金庫を利用するようにしましょう。また、現地の服装に合わせた目立たない服装を心がけ、信頼できるタクシー会社を事前に調べておくことも大切です。さらに、「たびレジ」に登録して最新の安全情報を入手できるようにし、必要最小限の現金とパスポートのコピーのみを持ち歩くよう心がけてください。飲料水はミネラルウォーターを購入し、衛生面にも注意を払いましょう。これらの準備をしっかり行うことで、コロンビアの魅力的な文化や自然をより安全に楽しむことができます。特に治安面での注意は重要ですが、適切な対策を講じれば、素晴らしい旅行体験が待っています。

コロンビアの犯罪の特徴

コロンビアでは、スリや置き引きなどの軽犯罪が最も一般的ですが、強盗や誘拐などの重大犯罪にも注意が必要です。特に、スマートフォンを狙った路上強盗が多発しており、麻薬「Devil’s breath」を使用した犯罪が報告されています。また、タクシーを利用した詐欺や強盗、偽警官による詐欺被害も存在し、犯罪者は特にアジア人観光客を標的にすることがあります。都市部では警察の存在感が強く、一定の抑止力となっていますが、夜間や人気のない場所では注意が必要です。万が一犯罪に巻き込まれた場合は、抵抗せず、身の安全を最優先にすることが重要です。

コロンビアでの犯罪対策

コロンビアでの犯罪対策として、以下の点に特に注意を払うことが重要です。まず、貴重品は分散して保管し、ホテルの金庫を積極的に利用することが推奨されます。公共の場では常に荷物から目を離さず、特にバスや地下鉄では警戒を怠らないよう心がけましょう。夜間の一人歩きは避け、特に人気のない場所や貧困地区には立ち入らないことが大切です。また、タクシーは信頼できる会社や配車アプリを利用し、流しのタクシーには乗らないようにしてください。見知らぬ人から飲み物や食べ物を受け取らない(麻薬「Devil’s breath」対策)ことや、偽警官に注意し、身分証明書の提示を求められても安易に応じないことも重要です。これらの対策を徹底することで、犯罪被害のリスクを大幅に減らすことができます。また、常に周囲の状況に注意を払い、危険を感じたらすぐにその場を離れることが大切です。適切な対策を講じれば、コロンビアの魅力を安全に楽しむことができるでしょう。

コロンビアで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

プトゥマヨ県

プトゥマヨ県は、コロンビア南西部に位置し、エクアドルとの国境に接する地域で、治安上の懸念が高いエリアとして知られています。主な治安リスクとして、麻薬取引の主要ルートとなっており、ブラジルやエクアドルへの密輸の拠点として利用されている点が挙げられます。また、反政府武装組織や武装犯罪組織の活動が活発で、テロや誘拐のリスクも高いです。さらに、コカの栽培地が多く存在し、違法作物栽培に依存する農村が多いことも懸念材料です。外務省の危険情報では、プトゥマヨ県には「レベル3:渡航は止めてください」に指定されている地域もあります。そのため、プトゥマヨ県への旅行は極力避けるべきですが、やむを得ず訪れる場合は、現地の最新情報を入手し、十分な安全対策を講じることが不可欠です。信頼できる現地ガイドや旅行会社を利用することもお勧めします。

カリの貧困地区

カリ市の貧困地区、特にアグア・ブランカやディストリート・デ・アグアブランカは、コロンビアで最も危険な地域の一つとして知られています。これらの地域では、麻薬取引やギャング活動が活発で、殺人事件や爆破テロが発生するなど、治安リスクが高まっています。また、強盗や誘拐のリスクも高く、旅行者が標的になる可能性があります。さらに、警察の影響力が弱く、犯罪組織の支配下にある地域も存在しており、貧困と失業率の高さが犯罪の温床となっています。これらの地域への立ち入りは極力避けるべきですが、やむを得ず近づく場合は、現地の信頼できる案内人と同行し、夜間の外出は絶対に避けてください。カリ市内の他の地域でも、スリや強盗などの一般犯罪に注意が必要です。

ボゴタのエジプト地区

ボゴタの中心部に位置するエジプト地区は、コロンビアの首都で最も危険な地域の一つとして知られています。この地区の主な治安リスクには、売春や麻薬取引が横行し、組織犯罪の温床となっていることが挙げられます。また、旅行者を狙った強盗事件が多発しており、特に夜間は危険度が高くなっています。さらに、貧困率が高く、失業者や路上生活者が多いため、犯罪発生率が高い状況です。警察の影響力が弱く、犯罪組織の支配下にある地域もあります。そのため、エジプト地区への立ち入りは極力避けるべきですが、やむを得ず近づく場合は、現地の信頼できる案内人と同行し、貴重品を持ち歩かないなどの対策が必要です。また、ホテルの予約やツアーの申し込み時には、エジプト地区を避けるよう明確に伝えることが重要です。

もしコロンビアで犯罪の被害にあってしまった時の対応方法

コロンビアで犯罪の被害に遭った場合は、まず安全な場所に移動し、警察(緊急電話番号は123)や日本の大使館・領事館に連絡して支援を求め、事件の詳細や証拠をメモ・収集し、怪我がある場合は医療機関を受診、旅行保険に加入しているなら保険会社にも連絡し、必要な手続きを進め、精神的なサポートを受けることも考慮し、次回の旅行に向けて安全対策を見直すことが重要です。

治安情報をチェックしてコロンビア旅行を楽しもう!

コロンビアの治安状況は地域によって異なりますが、特に大都市や観光地ではスリや強盗の被害が多発しています。危険な場所としては、特定の地区や夜間の外出を避けるべきです。旅行前には現地の治安情報を十分に確認し、海外旅行保険に加入しておくことが大切です。また、貴重品は分散して管理し、人混みや公共交通機関では特に注意を払うことが求められます。安全な旅行を楽しむために、地元の習慣や文化を理解し、周囲の状況に敏感になることが重要です。

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