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コペンハーゲンのおすすめ観光スポット11選!定番から穴場まで紹介
コペンハーゲンは、デンマークの首都として知られる魅力的な観光地です。カラフルな建物が立ち並ぶニューハウンや、楽しい遊園地チボリ公園など、見どころが豊富にあります。歴史ある建造物と現代的なデザインが融合した街並みは、訪れる人々を魅了します。本記事では、コペンハーゲンを訪れる際に外せない定番スポットから、知る人ぞ知る穴場まで、11のおすすめ観光スポットをご紹介します。初めての方はもちろん、リピーターの方にも楽しんでいただける内容となっています。北欧の魅力が凝縮されたこの街で、忘れられない思い出を作りましょう。
2024年09月17日更新
コペンハーゲンの魅力とは?
コペンハーゲンは、北欧デザインの洗練された美しさと歴史的な魅力が融合した「北欧のパリ」と称される街で、カラフルな建物が立ち並ぶニューハウンやアンデルセンの童話を彷彿とさせる風景が楽しめます。自転車文化が充実し、「世界一の自転車都市」として知られる一方、2021年には「世界一安全な都市」に選ばれるなど高い生活の質も誇ります。また、街中には洗練された北欧デザインの建築やインテリアが見られ、温かな「ヒュッゲ」の文化が根付いています。コペンハーゲンの基本情報
項目 | 情報 |
---|---|
正式名称 | Copenhagen |
面積 | 88.25 km² |
人口 | 約62万人 |
首都 | デンマーク |
時差 | 日本より-8時間 |
フライト時間 | 約11時間(直行便の場合) |
公用語 | デンマーク語 |
通貨 | デンマーク・クローネ (DKK) |
物価 | 日本より高い |
電源プラグ | タイプK(230V、50Hz) |
コペンハーゲンへのアクセス方法・行き方
コペンハーゲンへのアクセスは、主に空路を利用し、コペンハーゲン空港は市内から約8km南東に位置しています。空港から市内中心部へのアクセスは非常に便利で、鉄道(デンマーク国鉄)では約15分、24時間運行、メトロでも約15分、タクシーで約30分、バスも利用可能です。これにより、短時間で多くの観光スポットを巡ることができ、乗り継ぎ時間を活用した観光にも適しています。コペンハーゲンの人気の観光エリア
コペンハーゲンには、多くの魅力的な観光スポットがあります。ニューハウンはカラフルな建物が立ち並ぶ運河沿いの風光明媚な地区で、コペンハーゲンの象徴的な景観を提供します。チボリ公園は1843年に開園した歴史ある遊園地で、人気の観光地です。ストロイエはショッピングに最適な歩行者天国の通りで、アマリエンボー宮殿ではデンマーク王室の居城と衛兵交代式が見られます。コペンハーゲン市庁舎の塔からの眺望や、17世紀に建てられた美しいローゼンボー城、アンデルセン童話にちなんだ人魚姫の像も見どころです。これらのスポットは近距離にあり、徒歩や公共交通機関で効率よく回ることができ、コペンハーゲン・カードを利用すると、多くの施設に無料または割引で入場できるのでおすすめです。コペンハーゲンのおすすめ観光スポット11選
カラフルな建物が並ぶ絵本の世界「ニューハウン」
ニューハウンは、コペンハーゲンを代表する観光スポットで、17世紀に建設された運河沿いの地区です。カラフルな建物が立ち並び、まるで絵本の世界から飛び出してきたような魅力的な景観を提供しています。かつては船乗りたちで賑わっていた港町が、現在は観光客に人気のエリアとなり、運河沿いにはカフェやレストランが軒を連ねています。童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンが愛した場所で、彼が住んでいた赤い家も残っています。また、運河ツアーの発着点として、人魚姫の像やオペラハウスなどを巡るクルーズを楽しむことができます。近年、観光客の増加により、持続可能な観光への取り組みも進められています。夜景が美しい北欧最古の遊園地「チボリ公園」
チボリ公園は1843年に開園した世界最古級の遊園地で、コペンハーゲン中央駅の隣に位置しています。昼間は多彩なアトラクションを楽しめますが、特に夜のライトアップが幻想的で美しいことで有名です。園内には10万個以上のイルミネーションが施され、「チボリクーペル」と呼ばれる独特の照明が優しく暖かい光を放ち、まるで童話の世界に迷い込んだかのような雰囲気を作り出しています。営業期間は主に4月から9月で、ハロウィンやクリスマスシーズンにも特別営業があります。夏季には夜11時まで(金土は24時まで)営業しており、夜景を楽しむのに最適です。観覧車やメリーゴーラウンド、レストランなどがあり、大人から子供まで楽しめる場所で、ウォルト・ディズニーがディズニーランドの構想を得た場所としても知られています。デンマーク王室の宝物を見学できる「ローゼンボー城」
ローゼンボー城は1606年にクリスチャン4世によって建てられた小さな城で、現在はデンマーク王室の貴重な宝物を展示する博物館として一般公開されています。城内では16世紀から19世紀にかけての王室ゆかりの調度品や美術品を見学でき、特に注目すべきは地下の宝物庫です。ここではデンマークの王冠や王笏、宝飾品などの王室レガリアを間近に見ることができます。最上階にはロイヤルコペンハーゲン社製の「フローラ・ダニカ」など、王室御用達の貴重な食器コレクションが展示されています。城の周囲には「王の庭園」として知られる美しい庭園が広がり、デンマーク最古のルネサンス様式の庭園として人気です。螺旋状の塔に登って絶景を楽しむ「救世主教会」
救世主教会はコペンハーゲンの象徴的な建造物で、その特徴的な螺旋状の塔が街のスカイラインを彩っています。1696年に完成したバロック様式の教会は、約50年後に90メートルの塔が増築されました。塔の上部には150段の屋外螺旋階段があり、頂上からはコペンハーゲンの街を360度のパノラマで楽しむことができます。塔に登るには合計約400段の階段を上る必要があり、狭く急な箇所もあるため体力と勇気が求められます。また、塔は強風で揺れることがあるため、天候にも注意が必要です。入場料は季節や曜日によって35〜45デンマーク・クローネで、特に5月から9月の週末は混雑します。教会内部には豪華な祭壇や三層式パイプオルガンがあり、週末のミサでは美しい音楽演奏も楽しめます。王室の日常に触れる4つの宮殿「アマリエンボー宮殿」
アマリエンボー宮殿はデンマーク王室の冬の宮殿として知られ、4つの同形の建物が広大な広場を囲む独特の構造を持っています。宮殿内部の一部は一般公開されており、王族の私室や会議室を見学できます。最大の見どころは正午に行われる衛兵の交代式で、黒い制服に赤い装飾を施した衛兵たちの厳かな行進が観光客を魅了します。2024年1月14日にはフレデリック10世の即位式がここで行われ、新王妃メアリーがバルコニーに登場しました。また、元旦には近衛兵吹奏楽隊による祝賀演奏が行われ、多くの市民が集まります。宮殿の裏庭には時折野生動物が現れ、衛兵たちが優しく対応する姿も話題を呼んでいます。世界一高い市庁舎時計台がある「コペンハーゲン市庁舎」
コペンハーゲン市庁舎は、ストロイエ通りの西端に位置する重厚なレンガ造りの建物で、105.6メートルの高さを誇る時計塔が特徴的です。この塔は市内で最も高い建物の一つであり、新しい建物をこの塔より高くすることが禁じられています。市庁舎内部には、世界一正確とされるイェンス・オルセンの天文時計があり、金と真鍮で作られた精巧な機構が訪問者を魅了します。平日は朝9時から一般公開され、無料で見学できます。市庁舎ホールは天窓から光が差し込む明るい空間で、2階には結婚式場があります。建物の西側にはアンデルセンの銅像があり、人気の記念撮影スポットとなっています。また、市庁舎前には竜の噴水があり、建物全体がファンタジックな雰囲気を醸し出しています。北欧最長の歩行者天国「ストロイエ」
ストロイエは、コペンハーゲンの中心部を東西に貫く約1.1kmの歩行者天国で、1962年に世界初の歩行者専用通りとして開設されました。この通りは市庁舎前広場からコンゲンス・ニュートー広場までを結び、高級ブティックや地元ブランドショップ、カフェなどが並ぶ北欧最大の繁華街です。ストロイエは5つの通り(Frederiksberggade、Nygade、Vimmelskaftet、Amagertorv、Østergade)で構成され、アマートゥ広場にはロイヤル・コペンハーゲン本店やジョージ・ジェンセンなど、デンマークを代表するブランドの旗艦店があります。歩行者天国ですが、自転車の通行も許可されており、北欧の自転車文化を感じることができます。特に夏季は賑わいを見せ、ストリートパフォーマーや屋外カフェで活気に満ちています。優雅なロココ様式の大聖堂「フレデリック教会」
フレデリック教会、別名「大理石教会」は、コペンハーゲンのアマリエンボー宮殿に隣接する壮麗なロココ様式の建築物で、1749年に建設が始まり、1894年に完成しました。直径31メートルの巨大なドームとノルウェー産の大理石を贅沢に使用したこの教会は、豪華な内部装飾と特に印象的な天井のフレスコ画が特徴です。教会の建設はデンマーク・オルデンブルク朝の王位300年を記念して計画され、入場料は25クローネとコストパフォーマンスが高いと評価されています。ドーム裏側の見学が可能なガイドツアーもあり、人気ですが人数制限があるため早めの予約が推奨されます。営業時間は通常10:00から17:00ですが、曜日によって異なる場合があります。デンマーク議会の本拠地「クリスチャンボー宮殿」
クリスチャンボー宮殿は、デンマークの政治と王室外交の中心地として機能する壮大なバロック様式の建物で、国会議事堂、首相官邸、最高裁判所、王室の迎賓館が一堂に集まっています。宮殿内部の一部は一般公開されており、豪華な王室レセプションルームや12世紀の遺跡が残る地下部分を見ることができます。また、106メートルの高さを誇る塔はコペンハーゲンで最も高い展望台として無料で開放され、市内を一望できる絶景スポットです。コペンハーゲンカードを所持していれば、主要施設に無料で入場できるため、観光客にとって非常に魅力的な選択肢となっています。アンデルセン童話の象徴「人魚姫の像」
コペンハーゲンの象徴「人魚姫の像」は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』をモチーフにした高さ1.25メートル、重さ約175キログラムのブロンズ像で、1913年に彫刻家エドヴァルド・エリクセンによって制作されました。ランゲリニエ埠頭に設置され、岩の上に腰掛けた姿が特徴です。年間約100万人の観光客が訪れる人気スポットで、像のモデルはバレエダンサーのエレン・プリースとエリクセンの妻エリーネです。設置以来、落書きや切断、爆破などの被害に遭っており、2020年には「人種差別主義的な魚」という落書きが見つかりました。観光名所として有名ですが、そのサイズに驚く観光客も多いようです。現代建築の傑作「グルントヴィークス教会」
グルントヴィークス教会は、コペンハーゲン北部のビスペビアグ地区に位置する表現主義建築の傑作で、1940年にデンマークの建築家ペーダー・ヴィルヘルム・イェンセン=クリントによって設計されました。教会の西正面には、高さ49メートルの鐘楼があり、オルガンの外観を連想させる独特な形状が特徴です。600万個の黄色いレンガを用いたこの建物は、ゴシック建築の垂直性と現代幾何学様式を融合させた斬新なデザインを持ち、内部は長さ76メートル、幅35メートル、高さ22メートルで1800人を収容可能です。教会周辺には、イェンセン=クリントが設計した黄色いレンガの住宅群があり、バロック風の景観を演出しています。その独創的な外観から、コペンハーゲンで最も有名な教会の一つとして知られています。コペンハーゲン観光に必要な日数
コペンハーゲン観光に必要な日数は、主な観光地を効率よく巡る場合は1~2日が目安ですが、ニューハウンやチボリ公園、アマリエンボー宮殿、ローゼンボー城などの主要なスポットをじっくり楽しむには3~4日が適しています。さらに、ストロイエ通りでのショッピングや、フレデリック教会、グルントヴィークス教会などの建築物を見学しながら、地元の文化やカフェも体験する場合は5日以上の滞在が望ましいです。コペンハーゲン旅行費用の目安は3泊5日で約19万円、5泊7日で約26万円
コペンハーゲン旅行費用の一覧表。1泊2日~4泊5日まで一覧でチェック
項目 | 3泊5日 | 4泊6日 | 5泊7日 |
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往復航空券 | ¥100,000 | ¥100,000 | ¥100,000 |
宿泊代 | ¥60,000 | ¥80,000 | ¥100,000 |
食費代 | ¥18,000 | ¥24,000 | ¥30,000 |
Wi-Fi・通信費 | ¥5,000 | ¥6,000 | ¥7,000 |
お土産代 | ¥15,000 | ¥20,000 | ¥25,000 |
合計 | ¥198,000 | ¥230,000 | ¥269,000 |
コペンハーゲン観光のベストシーズン
コペンハーゲン観光のベストシーズンは、主に春から秋にかけての時期です。具体的には、5月から9月が最も快適で観光に適した時期とされています。この期間は、天候が温暖で日照時間も長く、観光地や公園、カフェなどが活気に満ち、屋外イベントやフェスティバルも多く開催されます。特に7月と8月は観光のピークシーズンで、多くの観光客で賑わいますが、その分、観光施設も充実しており、アクティビティが豊富です。ただし、冬のコペンハーゲンも魅力的です。クリスマスマーケットやイルミネーションが街を彩り、特に11月から12月にかけてのホリデーシーズンは独特の雰囲気が楽しめます。寒さが気になる場合は、暖かい服装を持参することをおすすめします。
コペンハーゲン観光のモデルコース
コペンハーゲンの1泊2日観光モデルコースをご紹介します。1日目
時間 | スポット名 | 楽しむこと |
---|---|---|
9:00-10:30 | コペンハーゲン市庁舎 | 市庁舎の建築美を鑑賞し、広場で写真撮影 |
11:00-12:30 | ニューハウン | カラフルな建物と運河の景色を楽しみ、カフェでくつろぐ |
13:00-15:00 | アマリエンボー宮殿 | 衛兵交代式を見学し、王室の歴史を学ぶ |
15:30-17:30 | ローゼンボー城 | 王室のコレクションと美しい庭園を鑑賞 |
18:00-20:00 | チボリ公園 | 夜のイルミネーションとアトラクションを楽しむ |
2日目
時間 | スポット名 | 楽しむこと |
---|---|---|
9:00-11:00 | 国立美術館 | デンマークの芸術作品を鑑賞 |
11:30-13:00 | ストロイエ通り | ショッピングを楽しみ、カフェでランチ |
13:30-15:00 | 人魚姫の像 | コペンハーゲンのシンボルを見学し、写真撮影 |
15:30-17:00 | クリスチャンスボー宮殿 | 宮殿内部を見学し、デンマークの政治の中心地を体感 |