アドリア海の真珠と称され、アドリア海の紺碧を背景に白壁とオレンジ色の屋根が連なるクロアチアの美しい街「ドゥブロヴニク」。ドゥブロヴニクは、ジブリ作品の「紅の豚」…
クロアチアの物価事情を徹底解説!日本より高い?安い?実際の物価や節約術なども紹介
クロアチアは美しいアドリア海沿岸の景色や歴史的な街並みで人気の観光地ですが、その物価事情は多くの旅行者にとって気になるポイントです。一般的に西欧諸国よりは安いとされるクロアチアですが、実際のところはどうなのでしょうか。本記事では、クロアチアの物価の実態に迫ります。日本と比較してどの程度の差があるのか、地域や季節による変動、食事や宿泊、交通費などの具体的な価格帯を詳しく解説します。また、旅行中に活用できる節約術もご紹介。クロアチア旅行を計画中の方はもちろん、物価事情に興味がある方にも参考になる情報をお届けします。
2024年08月24日更新
クロアチアの物価は日本と比べて高い?安い?
クロアチアの物価は全体的に日本と同程度か若干安い水準にありますが、品目や地域によって大きな差があります。食料品、特に野菜や果物は比較的安価で、日用品やタクシー代も日本より安い傾向にあります。一方、レストランでの食事は日本より高額になることが多く、特に観光地では西欧並みの価格設定が見られます。首都ザグレブの平均月収は約10万円程度で、日本より低いにもかかわらず物価が高めなのが特徴です。また、ドブロヴニクやスプリットなどの人気観光地では物価が上昇しており、全般的に高くなっています。クロアチアを旅行する際は、地域や季節による物価の変動を考慮し、予算を立てることが重要です。クロアチアの物価は都市によっても異なる
クロアチアの物価は都市によって大きく異なります。首都ザグレブは比較的物価が安く、低予算で旅行を楽しめる一方、アドリア海沿岸の人気観光都市では物価が高くなります。特にドブロヴニクとスプリットは物価が高く、滞在中の費用がかさむ傾向があります。イストラ半島やクヴァルネル地方の観光地も比較的高めです。一方、内陸部の小都市や農村地域では物価が低めです。また、夏のハイシーズン(6〜9月)には、特に観光地でホテルやレストランの価格が大幅に上昇します。旅行者は目的地や時期に応じて予算を調整する必要があります。日本とクロアチアの物価を実際の商品で価格比較
日本とクロアチアの物価比較表
項目 | 商品 | クロアチア | 日本 |
---|---|---|---|
日用品 | ペットボトルの水 (500ml) | 約50円 | 約100円 |
シャンプー (1リットル) | 約700円 | 約1000円 | |
洗剤 | 約400円 | 約500円 | |
トイレットペーパー (4ロール) | 約250円 | 約300円 | |
ティッシュペーパー (一箱) | 約150円 | 約200円 | |
生鮮食品 | パン (1斤) | 約120円 | 約200円 |
卵 (10個) | 約200円 | 約250円 | |
牛乳 (1リットル) | 約120円 | 約180円 | |
肉 (1kg) | 約1200円 | 約1500円 | |
スターバックス | ホットコーヒー (グランデ) | 約450円 | 約450円 |
フラぺチーノ (グランデ) | 約600円 | 約590円 | |
キャラメルマキアート (グランデ) | 約650円 | 約550円 | |
カフェラテ (グランデ) | 約500円 | 約470円 | |
マクドナルド | ハンバーガー | 約150円 | 約120円 |
コーラ (Mサイズ) | 約150円 | 約140円 | |
ビッグマック | 約450円 | 約410円 | |
チキンマックナゲット (5ピース) | 約250円 | 約240円 | |
マックフライポテト (Mサイズ) | 約250円 | 約290円 |
日本とクロアチアの日用品の価格比較
クロアチアの日用品の価格は、全般的に日本より安価です。例えば、チーズ1キロが約280円、アイロンやヘアドライヤーが約1,700円で購入できます。一方、シャンプーや洗顔料などの化粧品類は、外国産品の場合日本と同程度か若干高めになることがあります。トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品は日本より若干高い傾向にあります。ただし、これらの価格は都市や店舗によって変動があり、特に観光地では高くなる可能性があります。クロアチアでは質の良い食材が手頃な価格で手に入るため、自炊をすることで生活費を抑えられる利点があります。日本とクロアチアの生鮮食品(パン・卵・牛乳・水・肉など)の価格比較
クロアチアの生鮮食品の価格は、全般的に日本より安価です。パンは1kg当たり約200円、卵は10個入りで約150円、牛乳は1リットル約100円、ミネラルウォーター1.5リットルは約50円程度で購入できます。肉類も比較的安く、鶏肉1kgが約600円、豚肉1kgが約800円程度です。一方、魚介類は日本と同程度か若干高めの傾向があります。ただし、これらの価格は都市や店舗、季節によって変動し、特に観光地では高くなる可能性があります。クロアチアでは質の良い食材が手頃な価格で入手できるため、自炊をすることで生活費を抑えられる利点があります。日本とクロアチアのマクドナルドの価格比較
クロアチアのマクドナルドの価格は、日本と比較してやや安い傾向にあります。2020年のデータによると、クロアチアのビッグマックの価格は22.00クーナ(約3.32ドル)で、日本円に換算すると約390円程度になります。一方、日本のビッグマックの価格は390円となっており、両国の価格はほぼ同等です。ただし、クロアチアの物価は地域によって大きく異なり、観光地であるドブロヴニクなどでは価格が上昇する可能性があります。また、マクドナルドのメニュー全体の価格比較や、セットメニューの価格差などの詳細な情報は提供されていないため、一概に全ての商品が同じ価格傾向にあるとは言えません。日本とクロアチアのスターバックスの価格比較
クロアチアのスターバックスの価格は、日本と比較してやや高い傾向にあります。例えば、クロアチアのスターバックスでカフェラテ(グランデサイズ)を注文すると約4.5ユーロ(約600円)かかりますが、日本では同サイズで440円程度です。一方、日本のスターバックスの価格は世界的に見ると比較的安価で、例えばスイスではラテ(トールサイズ)が約850円、アメリカのニューヨーク州では約616円となっています。ただし、クロアチア国内でも地域や店舗によって価格が異なる可能性があり、特に観光地では高くなる傾向があります。日本とクロアチアのランチの価格比較
クロアチアのランチ価格は、地域や店舗のタイプによって大きく異なります。一般的に、クロアチアの中級クラスのレストランでは、1人あたり約1,500円(約10ユーロ)でランチを楽しむことができます。一方、観光地であるドブロブニクでは、ランチの価格が2,000円以上になることも珍しくありません。日本と比較すると、クロアチアのランチ価格は同程度か若干高めの傾向にあります。クロアチアでは、昼食を主要な食事とする文化があり、量も多めです。一方、日本では昼食を軽めに済ませる傾向があります。このような食文化の違いも、ランチの価格や内容に影響を与えています。また、クロアチアでは高級レストランも増えており、2024年のミシュラン一つ星レストランでは、3品コースで約150ユーロ(約24,000円)から8品コースで約185ユーロ(約30,000円)のランチメニューを提供しているところもあります。