

【体験レポート】本栖湖のSUPが想像以上だった!8月に家族でマイSUPを持ち込んで漕いだ感想と、関東から行けるSUPスポット
本州でトップクラスの透明度を誇る本栖湖で、家族とSUP(スタンドアップパドルボード)をしてきました。訪れたのは8月。湖畔の「本栖湖 SUMIKA CAMP FIELD」に泊まりながら、マイSUPを車に積んでの持ち込みスタイルです。富士五湖のなかでも本栖湖は観光地化されていないぶん湖面が静かで、ボードの上から真下をのぞくと底が透けて見えるほど。正直、ここまでとは思っていませんでした。この記事では、本…
2026年09月24日更新
目次
本栖湖はSUPの穴場だった|8月に家族でマイSUPを持ち込んだ感想
本栖湖は富士五湖のいちばん西にある湖で、山中湖や河口湖に比べると訪れる人が圧倒的に少ないエリアです。遊覧船やモーターボートが行き交うこともなく、湖面はいつも静か。実際にSUPで漕ぎ出してみると、まず驚いたのが水の透明度でした。ボードの上から真下を見ると湖底の石がはっきり見え、浅場では自分の影が底に落ちているのが分かるほど。富士山の伏流水が湧き出す湖なので、水がとにかく澄んでいます。8月の平日午前でしたが、視界に入るSUPは数えるほど。観光地の喧騒とは無縁の水面を独り占めできる感覚は、本栖湖でSUPをやる最大の価値だと感じました。

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本栖湖SUPのリアル|時間帯・風・水温で分かったこと
SUPは午前が勝負|午後は風が上がりやすい
本栖湖でSUPをするなら、とにかく午前中です。朝のうちは湖面が鏡のように凪いでいて、パドルを止めるとボードがその場にぴたりと止まるほど。ところが昼を回ったあたりから風が入りはじめ、午後には水面にはっきりと波が立ちました。本栖湖はウインドサーフィンの適地として知られるくらい風が通る湖なので、これは構造的なもの。実際、午後に漕いだときは戻りの一漕ぎが明らかに重くなりました。本栖湖SUPのベストタイムは早朝〜午前中で、遅くとも昼過ぎには上がる前提で計画を組むのがおすすめです。風が出たら無理に沖へ出ず、岸沿いを漕ぐだけでも十分楽しめます。
透明度と水の冷たさ|8月でも足元はひんやり
本栖湖は富士山の伏流水に涵養されている湖で、8月でも水はしっかり冷たいです。真夏の日差しのなかで足を入れると、思わず声が出るくらいひんやり。日中は気持ちいいのですが、落水したあと風に当たるとあっという間に体温が奪われます。長時間漕ぐならラッシュガードや薄手のウェットを1枚持っていくと安心でした。一方で、この冷たさこそが透明度の高さを支えている要素でもあります。水草やプランクトンが少なく、光が深くまで届くので、水面の色が場所によって青から深い群青へと変化していく。漕いでいるだけで景色が変わっていくのは、透明度の高い湖ならではの楽しさでした。
子連れSUPの注意点|本栖湖は遊泳禁止、ライフジャケットは必須
子どもと一緒に漕ぐなら、押さえておくべきルールがあります。本栖湖は基本的に遊泳が禁止されている湖です。SUPやカヤックといった「水面を移動するアクティビティ」は可能ですが、泳いで遊ぶことは想定されていません。水深が急に深くなる地形で、しかも水温が低い。この2つが重なると大人でも危険なので、ライフジャケットは全員着用が前提です。キャンプ場でもライフジャケットのレンタルが用意されており、小学生以上を対象に1人3時間300円ほどで借りられます。子連れの場合は、風のない午前中に岸沿いだけを漕ぐ——これがいちばん安全で、かつ十分に楽しい遊び方でした。

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拠点は「本栖湖 SUMIKA CAMP FIELD」|湖まで徒歩20秒がSUPに効く
今回の拠点は湖畔の「本栖湖 SUMIKA CAMP FIELD」。山梨県南都留郡富士河口湖町本栖210にあるキャンプ場で、湖まで最短徒歩20秒という立地です。これが持ち込みSUPには効きました。空気を入れたボードをそのまま担いで湖へ運べるので、車への積み下ろしが1往復で済む。朝起きて、凪いでいるのを見てから支度を始められるのも湖畔キャンプならではです。サイトは開放感のある高原サイトと、木々に囲まれた森林サイトから選べるバリエーション。シャワー、炊事棟、売店・自販機、ゴミ捨て場が揃っていて、ペットOK・花火OKと自由度も高め。水遊び利用者向けにライフジャケットのレンタルやシャワーのサポートも用意されています。
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マイSUP持ち込み派の準備|本栖湖で「持ってきてよかった」もの
マイSUPを持ち込む場合、本栖湖は湖畔まで車を近づけられるポイントが限られる点を意識しておくと動きやすくなります。湖岸に沿った駐車スペースは無料で使える場所もありますが、キャンプ場の駐車場を日帰りで使う場合は有料(1台2,000円程度)になるケースもあるので、事前に確認しておくと安心です。持ち物で活躍したのは、電動ポンプ(手押しだと夏場は本当にしんどい)、ボードを担ぐキャリーベルト、防水スマホケース、サンダルではなくかかとが固定されるマリンシューズ、そしてタオルと上着。湖底が石なので、素足でのエントリーは避けたほうが快適でした。日差しを遮るものが湖上には一切ないので、日焼け対策も必須です。
SUPの前後に寄りたい本栖湖の絶景|中ノ倉峠展望台の「逆さ富士」
SUPを上がったあとに立ち寄りたいのが、中ノ倉峠展望台です。ここは旧千円札の裏面に描かれた「逆さ富士」の元になった風景が見られる場所で、写真家・岡田紅陽の作品『湖畔の春』の舞台としても知られています。湖の南岸にある登山口から片道約680m、歩いて30分ほどの登り。展望デッキは階段状に5段設けられていて、本栖湖の湖面と富士山を一枚の絵として見下ろせます。風が凪いだ朝なら、湖面に映り込んだ逆さ富士まで狙えます。SUPで水面から見上げた富士山を、今度は上から俯瞰で眺める——同じ本栖湖を2つの視点で味わえるのが、この組み合わせの面白さでした。

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本栖湖まで足を伸ばすのは少しハードルが高い、という人のために、関東から日帰りでも行けるSUPスポットをまとめました。SUPは「湖でやるか、海でやるか」で体験がまったく別物になります。風の影響を受けにくく水面が穏やかな湖は初心者や子連れ向き、うねりのある海はある程度慣れてからが安心。マイSUPの持ち込み可否やルールもスポットごとに違い、届出が必要な場所や、利用できる曜日・時間が決められている場所もあるので、出発前の確認は必須です。以下は湖・川・海それぞれから選んだ代表的なスポットで、いずれも都心から日帰り圏に収まります。
| スポット | エリア | 水域 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 本栖湖 | 山梨・富士五湖 | 湖 | 本州トップクラスの透明度/人が少なく静か/午後は風が上がる |
| 白丸湖 | 東京・奥多摩 | 湖 | エメラルドグリーンの水面/蛇行地形で風の影響を受けにくい/JR川井駅から徒歩3分 |
| 山中湖 | 山梨・富士五湖 | 湖 | 富士山ビュー/ツアーやスクールが豊富で初心者向き |
| 河口湖 | 山梨・富士五湖 | 湖 | 富士五湖で最もアクセスが良い/施設・宿が充実 |
| 四万湖・奥四万湖 | 群馬・中之条 | 湖 | 「四万ブルー」の水色/奥四万湖は届出必須で曜日・時間の制限あり |
| 逗子海岸・葉山 | 神奈川・湘南 | 海 | 初心者向けスクールが多い/都心から電車でも行ける |
| 江の島周辺 | 神奈川・湘南 | 海 | 稲村ヶ崎や江ノ島を望む/晴天時は富士山も見える |
| 小網代湾 | 神奈川・三浦 | 海 | 透明度が高く波風が穏やか/入り江地形で安心感がある |
| 勝浦湾 | 千葉・外房 | 海 | リアス式海岸と高い透明度/海中鳥居などの見どころ |

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本栖湖SUPのアクセス・基本情報
最後に、本栖湖SUPを計画するうえでの基本情報をまとめておきます。本栖湖は富士五湖の最西端に位置し、中央自動車道の河口湖ICから約30分、東名高速の富士ICから約40分。都心からは車でおよそ2時間弱の道のりです。SUPのシーズンはおおむね初夏から9月下旬ごろまで。ベストタイムは風が落ち着いている早朝〜午前中です。手ぶらで行きたい場合は湖周辺でSUPのレンタルやガイド付きツアーが用意されており、初心者やファミリー向けのプランも選べます。宿泊とセットにするなら湖畔のキャンプ場が便利で、朝いちばんの凪いだ湖面を狙えるのは泊まった人だけの特権です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 本栖湖(山梨県南都留郡富士河口湖町・身延町) |
| SUPのシーズン | 初夏〜9月下旬ごろ/ベストタイムは早朝〜午前中 |
| ルール | 湖は基本的に遊泳禁止/SUP・カヤックはライフジャケット着用が前提 |
| 水温・水質 | 富士山の伏流水で夏でも冷たい/本州トップクラスの透明度 |
| 今回の宿泊地 | 本栖湖 SUMIKA CAMP FIELD(山梨県南都留郡富士河口湖町本栖210) |
| キャンプ場の特徴 | 湖まで最短徒歩20秒/高原サイト・森林サイト/シャワー・売店・炊事棟あり/ペットOK |
| ライフジャケット | キャンプ場でレンタルあり(小学生以上・1人3時間300円ほど) |
| 車でのアクセス | 中央道 河口湖ICから約30分/東名 富士ICから約40分/都心から約2時間 |
| 公共交通 | 河口湖駅または新富士駅から富士急行バス |
| 合わせて寄りたい | 中ノ倉峠展望台(登山口から片道約680m・徒歩約30分) |
本栖湖のSUPは「静かさ」と「透明度」で選ぶ価値があった
8月に家族で漕いだ本栖湖のSUPは、透明度の高さと湖面の静けさという2点で、期待をはっきり上回る体験でした。観光地として整備されすぎていないぶん、レンタル拠点や駐車場の情報は事前に調べる必要がありますが、その手間を払う価値は十分あります。SUMIKA CAMP FIELDに泊まって朝の凪を狙う、風が上がる前に切り上げる、ライフジャケットを全員分そろえる——この3つを守れば、子連れでも安心して楽しめました。まずは奥多摩の白丸湖や湘南の海で感覚をつかみ、次のステップとして本栖湖へ。関東から行けるSUPスポットを組み合わせながら、自分に合った水面を見つけてみてください。
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