

【体験レポート】御殿場「木の花の湯」は富士山サウナの当たり施設!深さ130cmの立ち湯とアウトレット直結の日帰り温泉
富士山を眺めながらサウナでととのいたい——それだけの理由で、静岡県御殿場市の日帰り温泉「木の花の湯(このはなのゆ)」へ行ってきました。サウナ旅の行き先として気になっていたこの施設、実際に訪れてみると想像以上に懐が深い。深さ約130cmの立ち湯から見上げる富士山、正面に富士山が抜けるサウナ室、そしてマンガが約2,500冊並ぶ休息房。さらに御殿場プレミアム・アウトレットの敷地内にあるため、買い物のつい…
2026年09月24日更新
目次
木の花の湯はどんな施設?御殿場プレミアム・アウトレット直結の日帰り温泉
木の花の湯は、静岡県御殿場市深沢にある日帰り温泉・スパです。最大の特徴は立地で、御殿場プレミアム・アウトレットの敷地内に建っており、ブランドショップが並ぶ「HILL SIDE」エリアから歩いて行ける距離にあります。東名高速の御殿場ICからは約2〜3km、車で約5分。都内から日帰りで往復できる距離感です。暖簾をくぐると、そこはアウトレットの喧騒とは別世界。古い日本家屋にお邪魔したような和の設えで、館内には組子細工や寄木細工、信楽焼の湯船などがちりばめられています。自家源泉を持ち、富士山ビューの大浴場、19室の貸切個室露天風呂、広大な休息房を備えた、かなり本格派の温浴施設でした。

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木の花の湯の大浴場:富士山を望む深さ130cmの立ち湯がとにかくすごい
立ち湯:立ったまま肩まで浸かって富士山と正対できる
露天エリアに出た瞬間、視界いっぱいに富士山が広がります。そして木の花の湯の名物が、この深さ約130cmの「立ち湯」。その名の通り立った姿勢で肩まで浸かる湯船で、座って入る露天風呂よりも視線が高くなるぶん、富士山との距離感が一気に縮まります。使われている石は富士山の大沢崩れから採石された大沢石で、なかには重さ2トンのものも組まれているとのこと。深い湯船は水圧で下半身に負荷がかかるため、血行促進の効果も期待できます。実際、足のむくみがすっと抜ける感覚がありました。「深い露天風呂から富士山を見る」という体験は、ここでしか味わえない贅沢です。
展望風呂:幅約10mのワイドな湯船で富士山を独り占め
立ち湯と並んでもうひとつの主役が、幅約10mある「展望風呂」。こちらは寝そべるように浸かりながら、富士山のパノラマをゆったり眺められます。立ち湯がアクティブに景色と向き合う湯だとすれば、展望風呂は力を抜いて長く浸かる湯。この2つを行き来するだけで、かなりの時間が溶けていきます。男女どちらの浴場にも立ち湯と展望風呂の両方が用意されているのも、同行者と体験を共有できるという意味でうれしいポイントでした。富士山は午後になると雲がかかりやすいので、景色重視なら午前から昼過ぎの入館が有利です。この日は午前中に入ったおかげで、山頂までくっきり見えました。
内湯:高濃度炭酸風呂と座湯、深さ90cmの浴槽
内湯も手を抜いていません。地下水を使った深さ90cmの浴槽、細かい気泡が肌を覆う高濃度炭酸風呂、流れるお湯に腰かけて浸かる座湯の3種類が揃っています。特に炭酸風呂はサウナの合間に入ると体の温まり方が変わるので、サウナ目的の人ほど使う価値があります。シャワーブースは男女ともに約30台と数が多く、混雑時でも待たされる場面はありませんでした。泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・弱アルカリ性)で、源泉名は「御殿場木の花温泉」。美肌成分として知られるメタケイ酸を含み、湯上がりの肌がしっとりする、ぬるっとした肌当たりが印象的でした。
木の花の湯のサウナ:富士山を眺めながらととのうサウナ旅の本命
サウナ室:正面に富士山が抜ける大きな窓
今回のサウナ旅の本命が、このサウナです。サウナ室には富士山方向に大きな窓が取られていて、座って汗をかきながら正面に富士山を眺められます。「サウナから富士山が見える」施設はそう多くないので、これだけで御殿場まで足を運ぶ価値がありました。室内は広くて清潔感があり、窓のおかげで圧迫感もありません。目の前の景色が良いと、体感時間の進み方がまるで違う。時計を気にせず、富士山のかたちを眺めているうちに自然と汗が出てくる感覚は、木の花の湯のサウナならではでした。窓際のポジションは人気なので、混む時間帯は少し待つこともあります。
アウフグースロウリュウは1日4回:時間を狙って入るのが正解
もうひとつの名物が、ドイツの「アウフグース」を取り入れたロウリュウサービスです。スタッフが熱したサウナストーンに水をかけ、大きなうちわで熱波を循環させてくれる本格派。実施時間は12:30/15:30/18:30/20:30の1日4回と決まっており、アロマは回ごとに替わります。グレープフルーツや茶、ラベンダー、梅など、香りのバリエーションが用意されているのも楽しいところ。うちわであおがれた瞬間に体感温度が跳ね上がり、一気に汗が噴き出します。木の花の湯を訪れるなら、この4回のどれかに合わせて入館時間を組み立てるのがおすすめです。

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水風呂と外気浴:富士山を見ながらととのう
サウナのあとは水風呂へ。温度は15℃前後で、腰までしっかり浸かる深さがあります。水のまわりも良く、キンと締まる冷たさ。そして木の花の湯の真骨頂が、そのあとの外気浴です。露天エリアで風に当たりながら、目の前には富士山。御殿場は標高があるぶん空気が澄んでいて、外気浴の心地よさが段違いでした。サウナ→水風呂→富士山を眺めながら外気浴、という流れを繰り返せるのは、サウナ旅の目的地としてこれ以上ない環境です。途中で高濃度炭酸風呂を挟むと温まり方が加速するので、3セット目以降はこの組み合わせがおすすめでした。
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マンガ約2,500冊の休息房:1日いても、だらだらしていてもOK
木の花の湯が「1日いられる施設」である最大の理由が、この休息房です。約350㎡という広大なスペースに畳敷きのくつろぎエリアが広がり、マンガが約2,500冊、書籍が約700冊並んでいます。棚は「富士山」「トラベル」などテーマごとに編集されていて、漫画喫茶をそのまま移植しただけではない作り込み。ごろんと寝転べる畳スペース、こもれる半個室のボックス席、さらに照明を落とした「うたたね房」まであるので、本当に何もしない時間を過ごせます。しかもこれらは入館料に含まれていて追加料金なし。サウナ→水風呂→外気浴→マンガ→またサウナ、という無限ループを気づけば何周もしていました。

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食事処・リラクゼーション・貸切個室露天風呂も充実
館内で食事まで完結できるのも木の花の湯の強みです。お食事処「ダイニング花衣(はなごろも)」は大きな窓が印象的な開放感のある空間で、湯上がりに館内着のまま食事ができます。サウナ後にわざわざ着替えて外へ出なくていいのは、長居するうえでかなり重要でした。リラクゼーションは「体いやし処 夢がたり」とあかすりエステを併設。ロウリュウでしっかり汗をかいたあとにボディケアで締める、という流れも作れます。さらに貸切個室露天風呂「花伝」が19室あり、人目を気にせず富士山を独占したいカップルや家族連れにはこちらもおすすめ。料金は平日5,500円〜7,500円(土日祝は各500円増)です。
アウトレットとセットで楽しむ/併設のHOTEL CLADに泊まることもできる
御殿場プレミアム・アウトレットと地続きという立地は、やはり反則級です。「買い物の続きで温泉」「温泉の続きで買い物」がどちらの順番でも成立するので、同行者の目的がバラバラでも全員が満足できます。荷物が増えても一度クルマに置きに戻ればいいだけ。木の花の湯は10:30オープンなので、10:00開店のアウトレットから流れる動線もきれいに組めます。また、併設の「HOTEL CLAD(ホテル クラッド)」に宿泊すれば、滞在中は木の花の湯を無料で利用可能。全182室のうち半数以上が富士山ビューで、6:00〜9:00と22:30〜23:00は宿泊者専用時間になります。今回は日帰りでしたが、朝いちばんの静かな時間に富士山を独占できると考えると、次は泊まりで来たいと思わせる設計でした。
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キャンプ後の温泉サウナとしての木の花の湯がかなり優秀
今回あらためて感じたのが、キャンプ帰りの立ち寄り湯としての使い勝手の良さです。御殿場・富士山麓はキャンプ場の一大エリアで、御殿場市内の乙女森林公園キャンプ場からなら車で10分ほど、朝霧高原やふもとっぱら方面からでも車で1時間前後。東名御殿場ICから約5分なので、撤収してそのまま高速に乗る前に立ち寄る動線がきれいに引けます。焚き火の煙の匂いがついた体をサウナでリセットして、休息房でマンガを読みながら渋滞のピークをやり過ごし、道が空いてから帰る——これは実際かなり合理的でした。キャンプで疲れた体には、深さ130cmの立ち湯と高濃度炭酸風呂がよく効きます。

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木の花の湯の料金・営業時間・アクセスと、利用のコツ
実際に利用して分かった、木の花の湯を最大限楽しむためのポイントをまとめます。まず富士山を見たいなら午前中から昼過ぎ。午後は雲が出やすく、せっかくの立ち湯とサウナの絶景が惜しいことになります。料金は下表の通りで、13時までの入館なら大人400円引き。タオル類はレンタル込みなので水着もタオルも不要、手ぶらで行けます。館内着だけは300円を払って借りるのが正解です。ロウリュウは1日4回と時間が決まっているので、到着時刻から逆算して予定を立てましょう。駐車場は施設の利用時間分は無料ですが、アウトレットの駐車場は閉店30分後に施錠される点にも注意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 御殿場 日帰り温泉・スパ 木の花の湯 |
| 住所 | 静岡県御殿場市深沢2839-1(御殿場プレミアム・アウトレット敷地内) |
| 大湯入館料(平日) | 大人1,800円/子ども950円 |
| 大湯入館料(土日祝) | 大人2,200円/子ども1,150円 |
| 早い時間の割引 | 13時までの入館で大人400円引き・子ども200円引き |
| 貸切個室露天風呂「花伝」 | 全19室/平日5,500円〜7,500円(土日祝は各500円増) |
| 館内着レンタル | 300円(フェイスタオル・バスタオルは入館料に込み) |
| 営業時間 | 10:30〜最終受付21:00(22:00終了)/不定期メンテナンス休館あり |
| ロウリュウ | 12:30/15:30/18:30/20:30の1日4回 |
| 車でのアクセス | 東名御殿場IC・足柄スマートICから約2〜3km(約5分) |
| 駐車場 | 320台(HOTEL CLAD兼用)/利用時間分は無料、超過は30分300円 |
| 電車・バス | JR御殿場駅から無料シャトルバスで約15分/新宿から高速バス約125分 |
木の花の湯は富士山サウナ目当てで行く価値のある日帰り温泉だった
御殿場の木の花の湯は、「富士山が見えるサウナ」「深さ130cmの立ち湯」「マンガ約2,500冊の休息房」「アウトレット直結」という要素が1か所に集まった、かなり特殊な日帰り温泉でした。サウナ旅の行き先として狙って行く価値は十分にありますし、ロウリュウの時間に合わせて入館すれば満足度はさらに上がります。買い物が目的で来た人が温泉に癒され、サウナが目的で来た人が買い物まで楽しめる——同行者の目的がバラバラでも成立するのは、この施設ならではの強みです。空気が澄んで富士山がくっきり見える冬はもちろん、キャンプシーズンの帰り道の立ち寄り湯としても、また訪れたいと思える場所でした。
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